« 2008年03月 | メイン | 2008年05月 »

2008年04月 アーカイブ

2008年04月01日

パンクラス 3/31付最新オフィシャルランキング発表

 キング・オブ・パンクラス実行委員会より、先の3月26日(水)後楽園ホール大会の試合結果と内容その他をふまえ、下記の通り最新ランキングが発表された。変更された階級はミドル級・ライト級・フェザー級。

 ミルホン・ネットで既報の通り、身売りで揺れ動くパンクラスだが、先の後楽園大会で勝利を飾ったガジエフ・アワウディン(SKアブソリュート・ロシア)がミドル級4位から3位に、マルロン・サンドロ(ノヴァ・ウニオン)がフェザー級4位から1位に、小路伸亮(KRAZY BEE)がライト級で新たに7位にランクインした。

08.4.1pan2.jpg
渡辺大介にも勝利しているガジエフ・アワウディン

 ミドル級は王者の竹内 出とガジエフ・アワウディンが同じSKアブソリュートであるのと、暫定王者、近藤 有己との統一戦が優先される為、現時点ではタイトル戦線に絡む可能性は少ない。
 フェザー級は王者、前田 吉朗とランクを上げたマルロン・サンドロの対戦が決定しており、前田が返り討ちにするのか?サンドロの連勝が続くのか?注目の一戦だ。
 また4月27日のディファ有明大会ではライト級王者、昇侍(KIBAマーシャルアーツクラブ)にランキング5位、大石幸史(パンクラスism) とのタイトルマッチも決定しており、こちらも興味深いカードである。

08.4.1pan1.jpg
師匠のペテネイラスに肩車され勝ち誇るサンドロ 小路伸亮はランクイン

【無差別級】
※変動無し。
第10代 無差別級キング・オブ・パンクラシスト:ジョシュ・バーネット(フリー)

【ヘビー級/93.0kg〜120.2kg未満】
※変動無し。
第4代ヘビー級キング・オブ・パンクラシスト:空位

【ライトヘビー級/83.9kg〜93.0kg未満】
※変動無し。
第4代ライトヘビー級キング・オブ・パンクラシスト:空位
1位:KEI山宮(GRABAKA)
2位:川村 亮(パンクラスism)
3位:水野竜也(U-FILE CAMP 登戸)

【ミドル級/77.1kg〜83.9kg未満】
※5連勝のガジエフが3位に。
第7代ミドル級キング・オブ・パンクラシスト:竹内 出(SKアブソリュート)
暫定ミドル級キング・オブ・パンクラシスト:近藤 有己(パンクラスism)
1位:−中西裕一(フリー)
2位:−福田 力(GRABAKA) 
3位:↑ガジエフ・アワウディン(SKアブソリュート・ロシア)
4位:↓ファビオ・シウバ(シュート・ボクセ・アカデミー)


【ウェルター級/70.3kg〜77.1kg未満】
※変動なし。
第4代ウェルター級キング・オブ・パンクラシスト:空位
1位:ブライアン・ラフィーク(ジュカオ・アシル・チーム/bodog)
2位:北岡 悟(パンクラスism)
3位:和田拓也(SKアブソリュート)

【ライト級/65.8kg〜70.3kg未満】
※アライに勝利した小路が7位にランクイン。
初代ライト級キング・オブ・パンクラシスト:昇侍(KIBAマーシャルアーツクラブ)
1位:−星野勇二(和術慧舟會GODS)
2位:−井上克也(和術慧舟會RJW)
3位:−ウマハノフ・アルトゥール(SKアブソリュート・ロシア)
4位:−伊藤崇文(パンクラスism)
5位:−大石幸史(パンクラスism)
6位:−松田恵理也(TEAM坂口道場)
7位:↑小路伸亮(KRAZY BEE)

【フェザー級/61.2kg〜65.8kg未満】
※志田に勝利したサンドロが1位に。
初代フェザー級キング・オブ・パンクラシスト:前田 吉朗(パンクラス稲垣組)
1位:↑マルロン・サンドロ(ノヴァ・ウニオン)
2位:↓DJ.taiki(フリー)
3位:↓志田 幹(パンクラスP’s LAB東京)
4位:↓井上 学(U.W.F.スネークピットジャパン)
5位:−吉本光志(AJジム)

【バンタム級/58.0kg〜61.2kg未満】
※変動無し。
初代バンタム級キング・オブ・パンクラシスト:空位
1位:藤原大地(パンクラス稲垣組)
2位:浅野倫久(KRAZY BEE)
3位:曹 竜也(闘心)

【フライ級/58.0kg未満】
※変動無し。
初代フライ級キング・オブ・パンクラシスト:空位
1位:砂辺光久(P’s REAL)

パンクラス集客苦戦のなかでの光明とは?
パンクラス身売りへ 離脱者続出で格闘技ブームに乗れず

ネオブラ準決勝戦4試合・ゲート1試合追加 パンクラス4・27ディファ有明大会全カード決定

近藤 有己 vs KEI山宮で注目の集まるパンクラスディファ有明大会にて、第14回ネオブラッド・トーナメント 準決勝戦4試合、パンクラスゲート1試合を行なう事が決定。
15時15分よりパンクラスゲート、ネオブラッド・トーナメントの順で試合を行ない、終了次第本戦に移る事が決定した。

追加対戦カード
★第四試合 ネオブラッド・トーナメント ライト級準決勝戦/5分2ラウンド★
スティーブ・マグダレノ(TEAM坂口道場)
パク・イルギュ (TeamP.O.M.A./パンクラス コリア)

★第三試合 ネオブラッド・トーナメント フェザー級準決勝戦/5分2ラウンド★
齊藤 裕俊(和術慧舟會GODS/予選優勝)
清水 隼人(アンプラグド国分寺)

★第ニ試合 ネオブラッド・トーナメント フェザー級準決勝戦/5分2ラウンド★
手塚 基伸(総合格闘技道場コブラ会)
田中 康友(SKアブソリュート)

★第一試合 ネオブラッド・トーナメント バンタム級準決勝戦/5分2ラウンド★
江泉 卓哉(総合格闘技道場武門會)
佐々木 亮太(B-CLUB/予選優勝)

★第一試合 パンクラスゲート フライ級戦/5分2ラウンド★
清水 俊裕(宇留野道場/チームZST)
清水 清隆(SKアブソリュート)

尚、試合順は15時15分よりパンクラスゲート、ネオブラッド・トーナメントの順で試合を行ない、終了次第本戦に移る。


IMGP3359.JPG
写真:遂に対決が実現!近藤有己vsKEI山宮はパンクラスファンが待ち望んでいたカード。

既報カード

<メーンイベント ライトヘビー級 5分3R>
近藤有己(ミドル級暫定王者/パンクラスism)               
KEI山宮(同級1位/GRABAKA)

<セミファイナル ライト級 5分3R>
昇侍(初代王者/KIBAマーシャルアーツクラブ)
大石幸史(同級5位/パンクラスism)

<第6試合 第4代ウェルター級キング・オブ・パンクラス決定戦 5分3R>
ブライアン・ラフィーク(同級1位/ジュカオ・アシル・チーム)       
和田拓也(同級3位/SKアブソリュート)

<第5試合 ライト級 5分3R>
井上克也 (同級2位/和術慧舟會RJW)
クラバノフ・ジャマル(初参戦/SKアブソリュート・ロシア)     

<第4試合 ミドル級 5分3R>
久松勇二(和術慧舟會TIGER PLACE)
マッティ・メケレ(初参戦/パンクラス スウェーデン)

08.4.1pan3.jpg
写真:久松先生のピンク軍団は今回は何だろう 昇侍歓喜の瞬間

<第3試合 フェザー級 5分2R>
井上 学(同級3位/U.W.F.スネークピットジャパン)
滝田J太郎(和術慧舟會東京本部)

<第2試合 ミドル級 5分2R>
渡辺大介(パンクラスism) 
大堀竜二(初参戦/TRIAL)
                              
<第1試合 ライト級 5分2R>
坂口征夫(TEAM坂口道場) 
高橋 渉(Laughter7)

開場15:00 本戦開始16:00

2008年04月02日

レッスルマニア24 アンダーテイカーWM16連勝、フレアー引退

 3月30日(現地時間)、WWE年間最大のプロレスの祭典、レッスルマニア24が開催された。
 日本でも大きなニュースとなったリック・フレアーの引退、ボクシングWBCウェルター級現役王者のフロイド・メイウェザーとビック・ショーのNHBマッチと話題盛り沢山の祭典の中、それらを押しのけてメインを張ったのはアンダーテイカーの前人未踏、レッスルマニア16連勝だった。

 アンダーテイカーは1980年代後半にWWE(当時WWF)に初登場し、怪奇派『墓堀人』ギミックで大ブレイク。翌年のレッスルマニア7でのジミー・スヌーカ戦から今回のレッスルマニア24でのエッジ戦まで全て勝利、16連勝とその連勝記録を伸ばした。アメリカン・プロレス、特にWWEでベテランがこれだけ連続して大舞台で勝ち続けるのはある意味奇跡だ。


08.3.30wm1.jpg
フィニッシュ技はMMAをヒントにしたとされる。画像はすべてPPV中継より


 そもそもWWEではチャンピオンは団体で一番強い者、もしくは人気のある者が王者になる訳では無い。基本的に今後、団体を背負っていくだろう若手にベルトを巻かす傾向が強い。圧倒的な観客動員を誇るスーパースターになると、いわゆる“上がり”とされ、王者という付加価値が無くても充分に客を呼べる。よって、王者の肩書はむしろ、そこまで人気・実績の無い若手エース候補の付加価値として利用されているのだ。

 “上がり”になったスーパースターは、次のスターへバトンタッチの意味も込めて、引き立て役に回るケースが多い。
 近年のWWE最大のスター、“ストーン・コールド”スティーブ・オースチンこそ、ブレイクはビンス・マクマホンとの抗争だが、例えばトリプルHはミック・フォーリー、最近まで続いていたジョン・シナはショーン・マイケルズといった“上がり”のスーパースターとの絡みでステップアップしている。

 期間は短いものの、ロックもハルク・ホーガンとの抗争がそうしたアングルで組まれた。(但し、これはホーガンの人気があまりに凄くてシナリオ班の計算通りにいかなかった為、打ち切られた。)
 王者経験もあり知名度の高いフォーリー、マイケルズと言った選手に若手のトリプルH、シナが王座戦で、大きな大会で勝ち続ける事によって、若い彼らに付加価値が付き、次の世代のスターになっていき、団体が続いていくというシステムなのだ。

 ハルク・ホーガンがWCWに転出した理由のひとつもWWEのこのシステムであり、WCWではホーガンをはじめとして大物選手には負けブックを拒否する権限が与えられた契約であった。実際はWWEとの契約切れからの転出に過ぎないが、残って次代のエースの引き立て役になるのを拒否して移籍したとも言えるのである。

 日本はプロレス団体の社長がそのままエース選手であるケースが多く、このシステムが組めない事が多かったが、近年では、新日本プロレスがまだ時期尚早という声の中、中邑、棚橋という若い才能を団体の顔であるIWGP王者にして成功を納めている。
 逆にWWEは経営陣とレスラーがはっきり分かれて、特に社長であるビンス・マクマホンの命令が絶対である為に、レスラーにブックの拒否権は無い。

 そんな中でアンダーテイカーはレスラー人生のほとんどをWWEに在籍しながら、レッスルマニアでは連勝を続けている。まだ若手で売り出し中の時期は当然としても、“上がり”になった近年ですら次代のスター、ランディ・オートン(レッスルマニア21)、バティスタ(レッスルマニア24)にそれぞれピン・フォールで完勝。そして今回もエッジ相手にフット・チョークでタップを奪い、世界ヘビー級王座を奪還している。これはかなり凄い出来事であろう。

 アンダーテイカーはWWEのバックステージでも仕切り役として君臨しており、好き嫌い無く誰に対しても接し、また素行不良な選手には制裁し団体をまとめている。キャリアのほとんどがWWEなこともありビンス・マクマホンの信頼も厚い。しかしアンダーテイカーの連勝は、そうした政治力だけでは無く、レスラーとしての力、存在感、そしてバックステージだけでは無く、観客からも熱狂的に支持されている、まさに“実力”で連勝していると言っても良いだろう。日本では“怪奇派”は低く見られる事が多いが、アンダーテイカーに関してはもっと評価されるべきだ。

 尚、似たケースで去年、TNAの年間最大大会『バウンド・フォー・グローリー』で観客の支持が圧倒的なスティングが王者になったが、「50代の自分がチャンピオンでは団体がまずい」と、スティング本人の希望ですぐに王座を失っている。
 アンダーテイカーの場合は去年、長期王者を続けるシナリオが用意されていたものの、怪我で中止になったと伝え聞くが、今年はこの超ベテラン王者がどれくらいの期間、防衛するのか非常に興味深い。


08.3.30wm2.jpg
フレアーは号泣して感謝。メイウェザーは千両役者だった。

主な試合結果
世界ヘビー級タイトルマッチ
○アンダーテイカー(フットチョークgogoplataでタップ)エッジ×

HNBマッチ
○フロイド・メイウェザー(ブラスナックルの反則パンチ→KO)ビック・ショー×

WWEヘビー級王者タイトルマッチ 
○ランディ・オートン vs トリプルH× vs ジョン・シナ×
(トリプルHのぺディグリーでダウンしたシナをオートンが横取りしてフォール勝ち)

負けたら引退マッチ
○ショーン・マイケルズ(スイート・チン・ミュージック→フォール勝ち)リック・フレアー×

オレッグ・タクタロフ対マーク・ケアー 4・11Yamma Pit Fightingはレジェンド対決に変更

 4月11日にアトランティック・シティで旗揚げする、元UFCオーナーのボブ・マロウィッツがプロモートするYamma Pit Fightingは、メインイベントのスーパーファイトがロシアの最強俳優オレッグ・タクタロフ対、UFC2準優勝のパトリック・スミスから、元「霊長類ヒト科人類最強」と謳われたマーク・ケアーに変更となった。
 これは今もどさ回りのボクサーをやったりしている44歳のパトスミが、またも3月30日午前4時頃にオクラホマにてバイクのスピード違反、警察官との追跡振り切り、薬物所持で逮捕され刑務所に戻ることになったため。

 あわてた主催者は、まず2月23日にストライクフォース大会でリック”ザ・ジェット”ルーファスに総合ルールで秒殺して、キックルール敗戦の借りを返したモーリス・スミスに代打を要請するも、返答はNOであったという。
 最初のアイデアはレジェンドの名にふさわしいドン・フライとオレッグのカードであったが、これはフライが「11月に手術したばかりの肩の故障が完治せず」と断っていた。
 HBOドキュメンタリー映画『Smashing Machine』で知名度のあるマーク・ケアーに白羽の矢が立ったという。特殊な新考案の金網ボウルを使用するというYamma Pit Fightingに注目だ。

08.4.2oleg.jpg

2008年04月03日

国際プロレスとスパイダーマン

国際プロレスとスパイダーマン。この二つに関係があると言ったら驚くだろうか。
と言ってもトビー・マグワイアのスパイダーマンではない。1978年に東映の制作でテレビ放映されていた、日本製実写版スパイダーマンである。

スパイダーマンはスパイダー星人ガリアからスパイダーマンの力を授かり、巨大ロボレオパルドンを駆って父の敵鉄十字軍と戦う。で、このスパイダーマンの第17話「プロレスラーサムソンの涙」に国際プロレス軍団が大挙出演しているのである。

とはいえプロレスラーサムソンを演じるのは俳優の丹古母鬼馬二。力道山やラッシャー木村のような強いレスラーになりたかった彼は道を踏み外して鉄十字軍の改造手術を受けてしまう。スパイダーマンは悲しみながらも彼を巨大ロボで倒すのだった。
スパイダーマンと国際プロレス勢の絡みは特になし。

すぎたとおる 山口敏太郎事務所

3/30 リキオフィスレポート あの頃と、今と、これからと

ドーモ、kabukikid.です。

サル3月30日、osakaはハビキノにある「羽曳野コロセアム」で行われた、リキオフィス羽曳野大会に参戦してきました!
既にココにもpostされているように、mainではチノアメが降る自体に。同じ部分を取り上げても仕方ないので、ここではちょっと違う視点で書いてみようと思います。

リキオフィスは、栗栖ジム〜ジャパンプロレス2000という、大阪の地域密着インディペインデント団体の正統とも言える「泉州力」選手を中心に、羽曳野市内に道場を持ち、栗栖ジム時代からの仲間や兄弟弟子と共に設立されたもの。そこにリキオフィスに形を整えてから加入してきた人々、さらにワタシや石倉正徳、内田祥一、藤澤忠伸といったフリーの在関西レスラーやゲストレスラーが参戦することでshowが行われています。

ワタシが初めて参戦した頃(4年ほど前)は、その道場で不定期に興行を開催、年に1〜2回ほど羽曳野コロセアムで大会を開くといった形式でした。しかしここ1年ほどの間に、リキオフィスは大きな変動と進化を遂げました。「大阪カルチェラタン世界館」での月一回の定期戦の開催したのもそのひとつ。さらに藤原喜明、木戸修、西村修、後藤達俊、大矢剛功といった選手の招へいと、幅広い若手選手の起用。さらに、現在進行中のドラゴンゲートNEX勢との対抗戦。

3月30日に行われた大会は、参戦するレスラーを集めるのに苦労していたあの頃とは大きく異なって、選手が余っているとさえいえる状態でした。そこで行われた「内田祥一 vs. 田村和宏」の試合は、プロレスのファンの人にも、またいわゆる一見客の人にも楽しむことのできる試合だったのではないでしょうか。

レスリングから始まり、田村のフィニッシャーである腕十字に繋ぐための徹底した腕攻め、対して内田の機転を聞かせた脚攻めと好対照な展開。最後は田村の自らの団体のチャンピオンであるという意地が、内田の初戴冠への執念と意識をかき消すハイキックの連打となって防衛に成功しました。お客さんの声援も、終盤に向けて非常にいい雰囲気で盛り上がっていたように思います。

20080330.jpg

泉州力は、4月20日に行われる「カルチェラタン世界館」から、彼の提唱する「ど真ん中のリング」での生き残りを掛けた闘いが始まると言います。独特の世界感を築きつつあるリキオフィスの戦いを、是非ご観戦ください。


後藤達俊が川久保勝をかわいがり リキオフィス主催はびきのプロレス祭り

2008年04月04日

UFC Fight Night13 話題集中 ケニー・フロリアンの魅力とは?

 4月2日(現地時間)、コロラド州ブルームフィールド・イベントセンターにてUFCの登竜門的なイベント、『UFC Fight Night13』が開催された。

 日本でも御馴染み、『PRIDE武士道10』で五味を絞め落としたマーカス・アウレリオが、今大会ではなんと12秒で腕十字勝利し、更にジェームス・アーヴィンがヒューストン・アレキサンダーを右ストレート一発でKO、UFC最短試合記録を作るなど話題の多い大会であったが、メインを飾ったのは、日本でもじわじわと話題になっているケニー・フロリアンだ。

 ケニー・フロリアンは、UFC躍進のきっかけとなった『The Ultimate Fighter 1』の決勝でTUFで人気を誇ったディエゴ・サンチェスと決勝で戦って表舞台でデビューした選手だ。
 サンチェス戦はまだまだ経験不足もあり、敗れているものの、その後、『The Ultimate Fighter』『UFC Fight Night』などで連勝を続け注目を集めてきた。

 日本で一躍知名度がアップしたのはなんと言っても、あの三島☆ド根性ノ助からチョークスリーパーで一本勝ちをした試合だろう。『UFC Fight Night 9』(2007年4月5日)で行われた試合であるが、日本の軽量級においてレスリングと寝技は随一とされている三島相手にテイクダウンを切り、打撃を叩き込み、バックを取ってチョークスリーパーと、日本ではまったく無名のフロリアンがあの実力者三島を子供扱いして完勝したのは我々には衝撃的なニュースだった。

 今回も、あのジェンス・パルヴァーを秒殺KOしている強豪、ジョー・ローゾンを相手にマウントパンチで快勝、今後はタイトル戦線に絡んでくると思われる。


08.4.4ufn.jpg
フロリアンの執拗なエルボー攻撃でジョー・ローゾンの後頭部がざっくり PPV中継より


 ケニー・フロリアンのその止まらない、動き続ける軽量級らしいスピーディーな攻防を格闘技マニアは評価しているが、彼の一番の人気の秘密はなんと言ってもエルボーだろう。とにかく、このフロリアンはUFCの選手の中でも特にエルボーを得意としており、何発も何発も相手に叩き込む。
 今回の試合も1R早々にローゾンの後頭部にエルボーを叩き込み、血だるまにしている(後頭部は反則の為、減点1)。

 これはかつて日本人が本場ブラジルのVTを初めて見た時の衝動に似ており、スポーツ化、競技化の進むUFC、北米の総合格闘技において、危険で野蛮な男の戦いが注目を集めるのは、なんとも皮肉である一方、格闘技にはこうした危険なものを多くの観客が望んでいる現われでもある。

 地上波中継の決まったエリートXCでも人気が爆発してる”ストリート・ファイター”キンボ・スライスもそうだが、こうした危険な戦いをする雰囲気のあるファイターに人気が集まるのは世の常だ。そう考えると日本でも綺麗にまとめようとしてて視聴率も大惨敗だった『DREAM』よりも、前田日明が行った『アウトサイダー』の方が格闘技マニアや評論家から酷評されようが、正しい選択をしているのかもしれない。


主な試合結果
○ケニー・フロリアン(2R3分28秒 TKO)ジョー・ローゾン×

○チアゴ・アウベス(2R34秒 TKO)カロ・パリシャン×

○ジェームス・アーヴィン(1R8秒 KO)ヒューストン・アレキサンダー×

○マーカス・アウレリオ(1R16秒 腕ひしぎ十字固め)ライアン・ロバーツ×

因縁の佐々木有生vs.ジョルジ・サンチアゴ戦が5・18戦極で実現

 因縁のカードが紆余曲折を経て5月18日『戦極』有明コロシアムで実現する。
 ”GRABAKAの匠”佐々木有生対ジョルジ・サンチアゴ戦は、『ストライクフォース』ミドル級トーナメント一回戦(2007年11月16日)のカードとしてリストアップされながら、現地カリフォルニア州のメディアカル・チェックによってもやもや病と診断され、出場ライセンスがおりなかった。 

 佐々木によれば、最初にサンチアゴと出会ったのは3年ほど前のUFC控え室。直観で闘う運命を悟ったというが、ディーン・リスターとも似たような縁を感じて、結局は闘うことになったという。(2006年8月のUFC Fight Night 6で判定負け)
 戦極関係者によれば、「チャンピオンを集めたい」という大会コンセプトにも合致する実績を持つことから、招聘をオファーしたという。

 サンチアゴはリオ出身の柔術家だがこれまで対戦相手をパンチや膝蹴りでKOした戦歴を持ち、佐々木は「打撃、投げ技、寝技とバランスのいいトータルファイターだ」と分析する。前出昨年11月のストライクフォース大会で優勝しているが、決勝の相手はBodog Fightミドル級王座決定戦で近藤有生をを流血させたトレヴァー・プラングリーであった。

 ボスの菊田早苗は「力を発揮するには申し分のない相手、GRABAKAで一番の理論派で、たぶん寝技で仕留める」と示唆。郷野聡寛は「(三崎)和雄を入れた4名がGRABAKAの核、これまでチャンスがなかっただけ。さわやかな佐々木はGRABAKAのイメージを変えて欲しい」とエールを送る。

08.4.4sasaki.jpg
左から福田力、自称DJ GOZMAの郷野聡寛、佐々木有生、菊田早苗、横田一則
福田と横田は5月19日DEEPトーナメント優勝を誓い、「先陣を切ってほしい」

 菊田はまた「佐々木がパンクラスで勝っていた時期は、キックとグラウンドがミックスされたトータルファイターだった」とも評価。一部でGRABAKAのムリーロ・ブスタマンチとの声があるとの記者の質問に、白いスーツにサングラス姿の郷野は「寝技では一番だ」と太鼓判を押す。サンチアゴの所属するアメリカン・トップ・チームへのライバル意識も旺盛で、「ブランドに負けたくない」と、新宿スポーツセンターという公共の体育館で菊田と佐々木が始めたGRABAKAの原点を振り返った。

 佐々木はカリフォルニア州アスレティック・コミッションのもやもや病の診断に関して、「たんぱく質が血管に多すぎると判断されたが、プロティンの飲み過ぎかも。日本に戻って検査したがアジア人に多いというだけで、試合に支障がないことがわかった」と説明。郷野は「悩んでしまうところがある、だからもやもや病なんだ」と記者陣を笑わせ、佐々木の「フィジカルの安定性」を強調していた。

 佐々木は「うっぷんを晴らすというのとも違うが、自分が(ストライクフォースで)優勝していたかもという思いはある」と締めくくり、「形を残したい」と静かな闘志を見せていた。

08.4.4sasaki2.jpg
「フィル・バローニは逃げた。もうやらない」菊田節が爆発。佐々木が珍しくカメラポーズ


【大会概要】
「戦極−第二陣−」
2008年5月18日(日)東京・有明コロシアム
開場14:30 開始16:00

【追加対戦カード】
佐々木有生(日本/GRABAKA)
vs.
ジョルジ・サンチアゴ(ブラジル/アメリカン・トップチーム)

【決定対戦カード】
北岡悟(日本/パンクラスism)
vs.
イアン・シャファー(オーストラリア/ファイブリングスドージョー)

光岡映二(日本/和術慧舟會RJW)
vs.
イ・グァンヒ(韓国/Tuhon Jeongsim Gym)

【出場決定選手】
ホジャー・グレイシー(ブラジル/ホジャー・グレイシー柔術アカデミー)
中尾“KISS”芳広(日本/TEAM TACKLER)
ケビン・ランデルマン(米国/ハンマーハウス)
BIG・ジム・ヨーク(ニュージーランド/ファイブ・リングス・ドージョー)

【チケット料金】
VIP席50,000円(特典:専用入場ゲート・グッズ付) RRS席25,000円
戦極シート(S席)15,000円(特典付)
S席15,000円 A席 7,000円
※全席指定・消費税込

【お問い合わせ】
ワールドビクトリーロード TEL.03-3369-2211

2008年04月07日

新生VKFレッスルなにわ第8回大会は新GM菊タローの采配に注目

 プロレス中毒者による、プロレス中毒者のための、頭のねじれた猛毒プロモーションVKF。前回大会の『ロイヤルランブー』で優勝した菊タローにGMが交代。生まれ変わった第8回大会はRebearedと命名され、4月27日の日曜日、大阪・アゼリア大正にて3時からゴングが鳴る。

08.4.7VKF4.27.jpg

<参加予定選手>
菊タロー(フリー)・マグニチュード岸和田(フリー)・GENTARO(アパッチ)・マスクド・ボルテージ ・矢郷良明(フリー)・ アントーニオ本多(DDT)
KUDO(DDT)・忍(666)・カブキ・キッド ミルク&キャンディー
内田祥一(フリー)・高井憲吾(でら名古屋)・藤澤忠伸(K-DOJO) 
CROWZER(クラウザー)・エルネスト
SUSUMU(レッスル・ゲート)・天狗たけし(レッスル・ゲート)・高智政光(フリー)・永島千佳世(OZアカデミー)・MASADA(大日本)・シーサ.ボーイ(ドラゴンゲート)

14:00開場/15:00開始

前売りチケット発売中!
「チケットぴあ」Pコード:811-771
スーパーシート(最前列のみ)・・・5,000円
指定席・・・4,000円(当日各500円UP)
kabukikid@hotmail.co.jpでも購入できます

2008年04月08日

漫画の世界で人気の“女子プロレス”もの

 プロレス不況と言われて久しい。特に女子プロレスはどこも経営が苦しい。
 そんな中、漫画の世界では逆に女子プロレスものがプレミアが付いているのをご存知だろうか?

 最近、もっとも注目されているのが「失神デスマッチ」(門井文雄/日本文華社・文華コミックス)だ。某漫画専門店で2万円のプレミア価格にもかかわらず、開店と同時に売れた。その後、すぐに再入荷されたが、同じくすぐに売れてしまい、プロレスと同じく絶版漫画のブームも完全に廃れている現在、1冊2万という高価で即売れるのは非常に珍しいケースだ。

08.4.8joshi1.jpg

 この「失神デスマッチ」は一見、ただの成人向けコミックに見えるが、実際は意外にまともな正統派女子プロレス作品でダークな内容だ。「赤き血のマット」というタイトルで雑誌型単行本にもなっており、こちらも同じ位のプレミアが付いている。

 女子プロレスものでほかに「女子レスラー炎の身上書」「令嬢レスラー」(真樹日佐夫・中野喜雄/日本文芸社)など真樹人気で当然としても、他に「くんずほぐれつ」(梶山季之・横山まさみち/芳文社)の様な雑誌型単行本まで発掘され、これもかなり高いプレミアが付いている。


08.4.8joshi2.jpg


 梶原一騎関連では、単行本未収録の「若い貴族たち」の後半部分が女子プロレスものになっており、掲載されている「漫画ゴラク」はプレミアがついているが、その秘密はなんと言っても「女子レスラー紅子」だろう。
 この「女子レスラー紅子」はヤングマガジンに昭和57年7月19日号〜昭和58年6月6日号連載だが、残念ながら梶原一騎が編集者を殴った件で逮捕された為、未完で打ち切り、単行本化はされていない。
 数年前に都市伝説で実は単行本が刷られたが、逮捕の為、市場に流れなかったという噂が流れ「いくらでも買う」というマニアが多く現れたが、実際はあまり詳しくない人が「女子レスラー炎の身上書」の単行本を見て勘違いしたというのが真相らしい。

 漫画の世界では女子プロレスのシーンがあるとプレミアが付くという説もあり、プロレス不況と言えども潜在的にプロレスを好むファンが世間には多いという事だろう。


08.4.8joshi3.jpg

伊藤薫という生き方 5・18新木場大会はDestiny Battle

90年代半ば、女子プロレス界が対抗戦華やかだった頃、私の心を捕らえた一人のレスラーがいた。その名は伊藤薫。全日本女子プロレスの中堅で、フットスタンプを必殺技とする、どちらかというと地味な選手だ。

彼女の魅力は対抗戦、とくに格下の相手をした時に発揮された。逆エビ固めをはじめとする地味な技で他団体の選手たちを痛めつけるシーンばかりが印象に残るのだが、その痛めつけ方が、ただ痛めつけているのではなく、プロレスの厳しさを体で教えているように見えたのだ。

そんな彼女の「教える才能」は団体側も認識していたらしく、2002年にホリプロが中国で発掘した少女たちをプロレスラーに育成するプロジェクトを立ち上げた時には、彼女が指導員として一年間を中国で過ごした。
そして全女解散後の2005年、「伊藤薫プロレス教室」(現在は「伊藤道場」)を立ち上げ、現在も後進の育成に力を注いでいる。

ジャガー横田の言葉「教え子はかわいい」の意味が今はわかるようになったと語る伊藤薫。そんな彼女の本音が詰まった一冊を今日はご紹介したい。

「伊藤道場、団体化へのカウントダウン − 伊藤薫と60分」

プロレスライターの伊藤雅奈子が引き出した彼女の本音が詰まったインタビューである。
itokanakoz005.jpg

伊藤道場の次回自主興行「伊藤道場〜心〜第8章」は、
5月18日(日) 新木場1st RINGにて。

Destiny Battle〜運命の闘い〜
伊藤薫&堀田祐美子 
vs. 
浜田文子&高橋奈苗
※高橋奈苗 伊藤道場初参戦決定!!


すぎたとおる 山口敏太郎事務所

2008年04月09日

格闘技戦一勝一敗のスティング フィニッシュはさそり固め!

 先日の『レッスル・マニア24』でボクシング現役王者、フロイド・メイウェザーがビック・ショーとNHBマッチを行い大きな話題になった。

 こうした格闘技選手とプロレスラーが戦う異種格闘技戦は、“最強”を売り物にしていた新日本プロレスというかアントニオ猪木、そしてその新日の流れを汲むUWFの前田、高田、またはそれに対抗していた大仁田など日本人レスラーの専売特許のように思えるが、意外な選手も異種格闘技戦を行っているのをご存知だろうか?

 古い例ではアンドレ・ザ・ジャイアント。あの伝説の猪木−アリ戦が行われた1976年6月26日にニューヨークで映画『ロッキー』のモデルにもなり、猪木とも戦ったプロボクサー、チャック・ウェップナーと異種格闘技戦を行い快勝している。

 珍しい例では1995年1月4日、新日本プロレス東京ドーム大会('95 闘強導夢 BATTLE7)で行われた、格闘技トーナメント。このトーナメントに何故かアメリカン・プロレスの象徴と言えるスティングが参戦している。
 日本でこそ過小評価されているが、スティングはアメリカにおいて絶大な人気を誇るスーパースターで、現在も“アイコン(象徴)”と呼ばれTNAのトップ選手である。この日米で極端に評価が違うことでも分かるように、プロレスラーの中でももっとも異種格闘技から対極に位置するレスラー。 
 それがどうして”格闘技トーナメント”にエントリーされたのか、当時のファンも唖然としていた。

08.4.8sting.jpg
「nWo仕様」スティングのアクション・フィギュア

 そのスティングの一回戦の相手は、猪木と名勝負を繰り広げたモンスターマンの弟子という触れ込みのトニー・パルモラ。このパルモラ、たるんだ身体でスローなキックを武器に戦う。スティングは2度ダウンするも、4分29秒必殺技サソリ固めを決め快勝。格闘技戦に初挑戦、初勝利を飾った。

 そして決勝戦では一回戦、ゴルドーをチョーク・スリーパーで絞め落とした猪木と対戦。もっともゴルドーは手加減というものを知らず、老体にムチ打って特別参戦していた猪木はボロボロにされ足を引きずった状態でなんとか二試合目に出陣。この時期、猪木が必殺技にしていた”魔性のスリーパー”でアメリカの英雄が絞め落とされるのであった。

 しかし格闘技トーナメントの決勝でどうして猪木vsスティングになるのか??という感じだが、なによりもどうして格闘技トーナメントにスティングがエントリーされたのかも未だにマニアの間では大きな謎になっている。試合はまるで動けない猪木に、なんとかスティングが合わせるという格闘技どころかプロレスにすらなってないお粗末な内容であった。

 一部では「年間最低試合賞が早くも決定した」と断罪されていたものだ。プロレス界ではたまにこういう予測不能な出来事が起こるのも魅力ではあるのだが・・・。

2008年04月11日

エメリヤーエンコ・ヒョードルの米国再登場戦、相手はティム・シルビア

 いったんは新興格闘技プロモーション「M−1グローバル」の所属と発表されながら、ロシア側と米国マネージメントの意見の食い違いから、旗揚げ大会すら開催しないまま離脱した最強皇帝、エメリヤーエンコ・ヒョードルの米国再登場が確実となった。
 
 7月19日にテキサス州ダラスで旗揚げが予定される新興MMA大会、『アフリクション』(Affliction)で元UFCヘビー級王者、ティム・シルビアとの対戦が決定。この『アフリクション』は同名の大手アパレルメーカー主催で北米MMAブームに乗って旗揚げされる大会だ。

 先日も自社のCMにエメリヤーエンコ・ヒョードルとランディー・クートゥアを起用、夢の2ショットが実現して格闘技ファンにも大きな話題となった。この流れでヒョードルvsクートゥアの黄金対決が期待されている。鉄人クートゥアによる「自分より背が高いと思い込んでいた」発言など、CM撮影とはいえマニアはこぼれ話に大興奮であった。

08.4.11affliction.jpg

 さて、ヒョードルは日本でも有名だが、対戦相手のティム・シルビアは日本では馴染みが無い。2メートルを越すキックボクシングベースの大型選手だが、近年はディフェンシブな戦法が多く、本国アメリカでもつまらない試合をすると不人気な選手だ。
 先日、自分のHPで重大発表があると告示し、それは自身のUFC離脱だったのだが、日本ではほとんどニュースになっていないのが現状だ。

 しかし、ここ最近、北米ではにわかに注目を集めているのをご存知だろうか?
 その理由は試合では無く、同じチーム所属であり、元UFCウェルター級王者、マット・ヒューズの自伝本にある。

 ヒューズの自伝本『Made in America』はアメリカでもかなりベストセラーになっている。内容は幼年期からの悪童ぶりを赤裸々に告白するもので、かなり誇張されているとも言われているが、イリノイ州農夫の成功物語は北米のファンの間では大きな反響を呼んでいる。
 格闘技マニア的には『アブダビコンバット2000』で、チームメイトのジェレミー・ホーンとワーク試合を行ったことなど興味深い内容が多いのだが、その中に、同じチームメイトのシルビアに対してもかなり酷いいじめを行い、それを許してくれと懇願してきたシルビアを冷たく突き放すというくだりがあるのだ。

 あれだけ身体も大きいのに、小さいヒューズにいじめを受けて無抵抗で逆に「いじめをやめてくれ、友達になってくれ」と懇願していたギャップに同情が集まり、それまで強いけどつまらない選手という評価だったシルビア株が格闘技マニアの間で急上昇している。

 そうなると、ヒョードルの06年10月PRIDEラスベガス大会以来の北米マット登場は、今、話題の旬な選手との対戦と言えるのであろう。

2008年04月12日

J-NETWORK「Let's Kick with J the 2nd」結果速報

2008年4月11日(金)、東京・後楽園ホールにて開催されたJ-NETWORKの「Let's Kick with J the 2nd」の試合結果をお伝えする。
▼メインイベント ヘビー級タイトルマッチ 3分5R
×ファビアーノ・サイクロン(TARGET/同級王者)
VS
○シング・心・ジャディブ(パワーオブドリーム/同級1位)

▼セミファイナル ウェルター級タイトルマッチ 3分5R
○北山高与志(S.F.K/同級王者)
VS
×渡辺雅和(チームドラゴン/同級1位)

▼スーパーウェルター級王座決定トーナメント決勝 3分5R
○廣野 祐(NPO JEFA/同級1位)
VS
×川端健司(チームドラゴン/同級2位)

▼スーパーフライ級王座次期挑戦者決定トーナメント 準決勝 サバイバルマッチ1
○割澤 誠(全日本・AJ/同級級1位)
VS
×薩摩サザ波(TARGET/同級3位)

▼ライト級 サバイバルマッチ1
○秋山 優(クロスポイント古河/J-NETWORKライト級5位)
VS
×笠原 淳(クレイジージム/J-NETWORKフェザー級9位)

▼ライト級 サバイバルマッチ1
○木村敬明(レグルス池袋/同級6位)
VS
×リョウ・ペタス(ザ・スピリットジム/同級8位)

▼フェザー級 サバイバルマッチ1
○KO-ICHI(新宿レフティ/同級7位)
VS
×安田 慶二郎(Axis-J/同級10位)

▼フライ級 3回戦
○山野寛之(チームドラゴン/同級1位)
VS
×源 リョウ(JTクラブ)

▼60kg契約 3回戦
○青津潤平(NPO JEFA/J-NETWORKライト級11位) 
VS
×高木秀明(サバーイ町田)

▼65kg契約 3回戦
○大鬼(湘南格闘クラブ)
VS
×MIKEY(坂口道場)

後日写真付きのレポートを掲載する。

すぎたとおる 山口敏太郎事務所

直前に切り替えられたレッスルマニアのシナリオ

 大成功を収めた今年の『レッスルマニア24』だが、メインカードのひとつが直前でシナリオ変更があった。
 その切り替えたカードは
WWEヘビー級王者タイトルマッチ 3WAY 
○ランディ・オートン vs トリプルH× vs ジョン・シナ×
(トリプルHのぺディグリーでダウンしたシナをオートンが横取りしてフォール勝ち)
だ。

 『レッスルマニア』という大会はWWEの年間最大興行であると同時に、1年間のWWEのストーリー、大河ドラマの最終回という意味をもっている。
 つまり『レッスルマニア』のメイン級のカードはベビーフェイスが勝利し、ファンは溜飲を下げ、大満足させるのが基本路線である。
 実際に『レッスルマニア』のレコードを見ればほとんどが観客が望む試合結果なのが分かる。


08.4.12hhh.jpg


 その基本路線で行けば現在ヒールであるランディ・オートンの防衛は考えられず、実際に当初の予定ではトリプルHが戴冠だった。ただ今後のスターであるオートンがシングルマッチでベテランのトリプルHに一本負けさせられないのでトリプルスレッド・マッチにして、シングルマッチならまだわからないと含みを持たせる。つまり観客も満足し、選手の価値も落とさない、計算されたマッチメイクだった。

 しかし、近年のビンス・マクマホンとステファニーはシナリオが事前に漏れることを嫌がっており、秘密保持の徹底や直前になってシナリオを入れ替えるという事をやっている。
 近い例では『サマースラム2007』。当初、ここでランディ・オートンがジョン・シナから王者を奪還する予定だったのが、ビンスが直前にシナリオを書き直させてシナの防衛に変わった。

 シナが女・子供のファンに絶対的な人気を確立し、もう王者という付加価値無しでやっていけるようになったことと、映画出演のためツアーから離れるので戴冠の可能性はなかったが、王座戦線に復帰してきたオートン再プッシュのために提案された三つ巴シナリオだった。
 ところが、北米のメディアに完全にばれていると判断され急遽変更したのだそうだ。

08.4.12orton.jpg
すっかり王者の風格と威厳を身につけたランディ・オートン 写真は武道館大会より

 考えてみてほしい。『レッスルマニア24』の他のメインカードが、ゲストであるフロイド・メイウェザーのKO勝利、リック・フレアーの引退、アンダーテイカーの連勝記録になることは端から確定していた。このためWWEヘビー級王者タイトルマッチが祭典には珍しくヒール王者の防衛という形に変更されたのだった。

 団体の大本営発表をそのまま流すだけの日本と違い、レスリング・オブザーバーなど活字メディアは事実の検証もしてしまう。北米ならではのこぼれ話であろう。

『追憶のジャングルファイト』美城丈二・書評の頁“読み手研鑽”

  Act・2
 『鶴田倉朗 前・海外特派員 追憶のジャングルファイト:「世界のスポーツ見聞録」』

 苦労が忍ばれる。
 果ては苦行か安楽か!?
 黄熱病、風土病、狂犬病、マラリア、
 “死に至る病”がその後ろ背に負ぶさってくる。

 鶴田倉朗氏の一文には、実際に現地へと赴かれ取材なされた方が記されたルポルタージュとしての“記録・記述”を超えた何かがあるように感じられた。
 読みやすい、飾りの無い文章の中に隠された、ある“何か!?” 虚飾を感じず、或いは装飾を纏わぬ文体の中に介在する、ひととしての息吹、息遣いのただ中で展開されている、私達が日常、もはや気にもかけぬであろう、とある“何か!?”

 氏が「猪木さんのお陰で」と語る、一時の文明から閉ざされたブラジルはアマゾンの奥地アリアウでの一夜は情景がありありと忍ばれて、だが想像するに心易いものであった。

 筆者は現在、田舎暮らしだが、一文にある文明から閉ざされているなどという感慨は無論無く、遙か国境を越えて進めば未だにそういう“聖地”が広がっているのかと思えば、なんとも心地良い、思いさえ至ってしまうのは何故だろう!? 
 そのことに思いが至っただけでも私は誠に僭越なる物言いとは思われるが、「読んだ甲斐があった」と感じた。

 “ジャングルファイト”は、実際にまず取材する会場までの道程が、いわば“遠き行脚路”なのであって、行き着くまでがいかに“遙かなる旅”であることか。仔細に語られる、経路の実態。船が漕ぎ出されすぐ岸が見えなくなり、四方が海原のようだと錯覚してしまう感覚に誰しもが襲われると伝えられる、大自然が作り出した世界最大の流域面積を持つ大河アマゾン川。

08.4.12amazon10.jpg
アリアウ・ジャングル・タワー(本館) 撮影:鶴田倉朗


 「ネグロ川とソルモンエス川。その二大支流が合流してアマゾン川となるのがアマゾナス州の州都マナウスである。実際にアマゾンの川面を見てみると、見事に黒い川と茶褐色の川に分かれていた。」

 “ジャングルファイト”前夜、氏が一夜の宿を借りられた場所。手製の船着場、材木が並べられているだけの通路。手製の階段に木造建築物。渡り廊下も無論、手製。
 
 「文明のあるもっとも近い場所=マナウスまで船で2〜3時間も要する。」

 見渡す全てが手製なのであり、その地では全てが自給自足であるとも語られておられる。電気は自家発電、飲料水は雨水。魚は川で釣り、野菜は栽培されている。
 ホテルで出されるもの以外、露店が2・3あって「ブラジル通過レアルのほかに独自の通貨“アリアウ・レアル”が使われており、軽食・スナック・土産物」購入の際に使用するのだとも記されておられる。
 
 無論、ひとの手が全く及ばぬという、一点の曇りすら無い未開発の場所では無いが、一歩、間違えば未開の荒野、人食いワニやピラニアがうようよと蠢く土地柄で生息している、そんな現地の人々。それら人々の協力無くしては成しえなかったであろう“ジャングルファイト”。

 そこに私は猪木浪漫うんぬん以前に現地にて育まれてきた、なんとも形容しがたい人としての性善、生まれながらにしての業“温もり”を氏の一文から垣間知ることが出来るのだ。

08.4.12amazon9.jpg
これがピラニア。歯に注目


 「広くはないホールに人がギッシリと入ったため酸欠となり、低い天井から煌々と照らされたテレビ用照明(地元ブラジルではPPV中継された)の直下を受け、しかも当初の話とは違ってリングサイドにカメラマンが寿司詰め状態となったため、ただでさえジメジメした暑さが、サウナと化した。」

 こんな“格闘絵巻”を描けるプロデューサーは確かに現役時代、その生き方そのものが“バーリ・ツゥード=何でもあり”であったと称される元・プロレスラー、アントニオ猪木氏以外、居ないのかも知れぬ。

 「現地で何が一番辛かったかというと、暑さでも蚊対策でも不便さでもなく、湿気である。汗が止まらず、カメラのフレームをのぞいても曇ってしまって、ピントが合わせられない、というかわからない。」

 取材するスタッフもリング上で躍動するファイターと共に“格闘すること”こそ、氏が秘められておられる、もうひとつの我々へのメッセージだったのかも知れない。答えがそれであるかは判らないが、“何でも見てやろう”その精神は秀逸だ。

 
 ⇒『鶴田倉朗 前・海外特派員 追憶のジャングルファイト:「世界のスポーツ見聞録」』

「Let's Kick with J the 2nd」3大タイトルマッチレポート

4月11日に後楽園ホールで開催されたJ-NETWORKの大会「Let's Kick with J the 2nd」では、3つのタイトルマッチ(王座決定戦含む)が開催された。写真付きのレポートをお送りしたい。

▼スーパーウェルター級王座決定トーナメント決勝 3分5R
○廣野 祐(NPO JEFA/同級1位)
VS
×川端健司(チームドラゴン/同級2位)
スーパーウェルター級の王座を決めるトーナメント決勝。千春桃白白をTKOに追い込んだヒジを積極的に狙っていく廣野に体して、川端がローで牽制する展開が続く。3R、狙い通り廣野のヒジが川端を切り、消耗の色濃い川端になおも廣野のヒジが襲いかかる。5R、廣野が3回のダウンを奪って勝利。
08.4.11j-kick01.jpg

▼セミファイナル ウェルター級タイトルマッチ 3分5R
○北山高与志(S.F.K/同級王者)
VS
×渡辺雅和(チームドラゴン/同級1位)
SFK対チームドラゴンの対抗戦の様相を呈したこの試合、序盤から激しく動いてチャンスを狙う北山に対して、冷静にカウンターを狙う渡辺という展開。3R、ついに渡辺を捕らえた北山は、ヒジでTKO勝ちを奪い、防衛を果たした。試合後のインタビューではヒジによるTKOを「狙っていた」と語り、チームドラゴンへの対抗心をむき出しにした。
02.jpg

▼メインイベント ヘビー級タイトルマッチ 3分5R
×ファビアーノ・サイクロン(TARGET/同級王者)
VS
○シング・心・ジャディブ(パワーオブドリーム/同級1位)
外国人同士のタイトルマッチとなってしまったこの対決、昨年12月にRISEのリングで対戦したときにはファビアーノがKO勝ちを収めている。雪辱戦という意味でも注目を集めたカードだったが、期待とは裏腹に両者とも消極的な駆け引きが続き、不完全燃焼の結果となった。判定で勝利を収めたシング自身も、勝利者インタビューで試合内容に対する反省をしきりに口にしていた。
03.jpg

なお、試合の模様はスカパーの「スカイ・A」にて4/18の22:15からと4/21の22:15から放映される。
すぎたとおる 山口敏太郎事務所
03-2.jpg

K-1ワールドグランプリ、前日公開記者会見のキーワードは世代交代!?

 K-1が公開記者会見をフジテレビオフィスタワー1Fロビーにて開催した。一般公開ということもあってか、受付開始の2時半には早くもカメラ位置確保に乗り出すファンも少なくなく、3時には会場は満杯に。

 たまたまお台場に遊びに来ていた方が立ち寄ったというのは少なかったようだ。もっとも熱心なファンが詰めかけたという風でもなく、熱気が感じられなかったのが不安材料であろうか。

08.4.12k-1d.jpg

 大阪のIGFのように、ケビン・ランデルマンがドタキャンすることもなく、出場する全18選手が問題なく顔を揃えた点はK-1の規律のなせる業なのか。
 それにしても、スーパーヘビー級王座が賭けられた王者セーム・シュルトと、挑戦者マーク・ハントの身長差が、目の前で見ると想像以上だったのが印象に残る。また会場人気では、マイティー・モーの登場には声援が飛び、ベテランの貫録か知名度のなせる仕業か、武蔵も大物扱いだったのがおかしい。一般客が混じると、どうしても澤屋敷純一は見劣りしてしまうのだ。

 会見全体では、なぜか「世代交代」の台詞が頻繁に出てきた。フジテレビのプロデューサーまでが「格闘技番組は視聴率が良くないが・・・・」と、弱気だったのが気にかかる。世代交代が必要なのは、執行部のほうなのかも知れない。


08.4.12k-1a.jpg

2008年04月13日

J-NETWORKラウンドガールインタビュー

4月から1年間、J-NETWORKのリングを彩ることになる4人のラウンドガールたちをご紹介したい。

疋田紗也
身長 153cm
サイズ B86 W58 H88
血液型 A型
趣味 カラオケ・プリクラ
特技 水泳・長座体前屈・スピリチュアル能力
blog 「年中無休!Saya World」
hikita.jpg


川奈栞
身長 155cm
サイズ B90 W58 H85
血液型 A型
趣味 冒険・探検・海外の遺跡巡り・スポーツジム通い
特技 英会話・筋トレ・WEBデザイン・フルート・作曲
資格 英検準一級・TOEIC800・国連英検B級・漢字検定三級
blog 「しおりのランジェリーバカ一代」
kawana.jpg


水沢彩
身長 162cm
サイズ B90 W58 H84
血液型 B型
趣味 ネイルアート・陶芸
特技 書道(六段)
blog 「あやめのらぶりぃなお部屋」
mizusawa.jpg


清野紗耶香
身長 163cm
サイズ B88 W59 H85
血液型 O型
趣味 メイク・アイドル研究
特技 ピアノ
資格 英検三級・漢字検定三級・硬筆書写検定三級
blog 「さ〜やのまたまたまったりダイアリー」
seino.jpg


−−まずは今日の感想をお願いします。
清野「格闘技の試合を見るのははじめてで、最初は「痛そう」とか思って見られなかったんですけど、最後は応援してました。楽しかったです」
川奈「体と体のぶつかり合いもあり、心と心のぶつかり合いもあり、すごい激しい戦いで熱心に応援しました。楽しかったです」

疋田「最初は血とか殴るのとかホントだめで、「気持ち悪くなりそう」とか思ってたんですけど、あきらめないで頑張る姿を見ているうちに、凄く格好いいなと思うようになって、感動して、凄く応援して、ハマってしまいました。緊張したけど楽しかったです」
水沢「彩はもともと格闘技が好きだったので、こんなに間近で見られて、凄く感動しました。格好良かったです」

−−皆さんグラビアアイドルが本業ですよね。どうしてグラビアアイドルになろうと思ったのですか?
清野「もともと小さいときからテレビのアイドルとかが好きで、今もDVDとか写真集とか集めてるんです。それで彼女たちと同じ世界に入りたいと思って……かな?」
川奈「小さいときからグラビアアイドルに限らず、エンタテイメント業界に凄く興味があったので、今はステップとしてグラビアアイドルをやっていますが、色々なことにチャレンジしていければいいなと思っています」

疋田「グラビアをはじめたのは3年前くらいで、グラビアをやろうという気は全くなかったんですけど、やってたらだんだん楽しくなってきて、他の子のグラビアとか見ても、見ただけで元気になったりするので、自分もその一人になれればいいなと思って今はやってます」
水沢「スカウトされたからです(笑)」

−−グラビア以外にはどんな芸能活動をなさってますか?
清野「おととしまでレースクイーンをやっていました。これからは演技などを身につけて、バラエティとかコントとか、色々なことにチャレンジしていきたいと思っています」
川奈「英語が得意なので、先日NHKの番組でレポートをするなど、語学を生かした仕事をしています」

疋田「もともと歌が好きでこの仕事をはじめたので、歌とか、あと演技の勉強もしているので映画とか、結構いろいろとやってます」
水沢「最近は水着のお仕事は少なくなってきて、バラエティとかレポーターとか、番組のMCをやったりとかが多いです」

−−ラウンドガールの仕事が来たときどう思いました?
清野「もともと痛そうなのとか血とかは苦手だったんですよ。でも今日皆さんが心から応援しているのを見ていたら、最後は私たちも盛り上がって応援していたので、今後は楽しく見られそうだなと思っています」
川奈「レースクイーンは経験ありましたが、ラウンドガールはやったことがなかったので、正直不安でしたが、今日一回やってちょっと慣れたので、今後も頑張りたいと思っています」

疋田「最初、ラウンドガールといえば「キレイなお姉さん」というイメージがあったので、「私のキャラじゃないだろう」みたいな思いがありました。しかもマットがフワフワしているので、よく転ぶ私には向いてないと思っていたんですが、実際に試合を見てみて、「みんながあきらめないで頑張ってる舞台に自分も立てるんだ」と思ったらすごい気持ちよくなりました。今後も楽しく続けていけると思います」
水沢「もともと格闘技が好きだったので、「ラウンドガールやったら血とか汗とかが飛んでくるくらい間近で見られるよ」と聞いて、凄く楽しみにしてました。」

−−リングに上がったとき、お客さんの視線は感じますか?
清野「感じますね。四方八方からだから、「これは四面楚歌だ」とか思って(笑)、最初はヤバいと思ったんですけど、最後はもう「どこからでも見ろ!」とか思ってた……というとウソで、まだ緊張しますけどね。でも癖になりそうです」
川奈「お客さんが手を振ってくれたりするんですけど、ボード持ってるから自分は振れないわけじゃないですか。でも応援してくれて凄く嬉しかったです」

疋田「最初は人が人に見えなかったんですけど、やってるうちにみんなが笑顔で手を振ってくれてるのがわかってきて、でも振りかえしたらボード落としちゃうから、笑顔でうなずくことしかできなかったんですけど、これからは余裕を持っていけたらいいなと思っています」
水沢「リングの上からはお客さんの顔がよく見えるんですよ。だからはじめは緊張したけど、みんな優しくて、手を振ってくれたりとかしたので、楽しくできました」

−−今日の出場選手の中で、気になった選手とかいますか?
清野「私は福島県出身なので、同郷のリョウ・ペタス選手を応援していこうと思います」
川奈「ファビアーノ選手が迫力ありましたけど、負けてベルトを持って行かれてしまったのが残念でした」

疋田「シング選手の雰囲気が、ちょっとパパに似ているんですよ(笑)。あのいかつい感じが。だからパパみたいと思って、頑張れって応援していました」
水沢「みんな格好良かったです」

−−ちょっと突っ込んだ質問です。格闘家を自分の彼氏とか旦那さんにしたいと思いますか?
清野「うーん、そうなると心配ですね。凄く応援すると思うけど。彼氏だったら料理作ってあげたりとかして」
川奈「そうなったら会場に来て応援します」

疋田「やっぱり心配ですよね。私が野菜嫌いだから、料理食べさせられないし。無理ですね」
水沢「もし彩が彼女だったら、相手の選手に凄くヤキモチを焼くなと思います。絶対に彼女よりも見つめ合ってる時間が長いですよね。しかもお互いにしかわからない会話をしてるんですよ、選手同士で。ずっと見てたら相手の選手にヤキモチ焼いて死んじゃうかもと思いました」

−−ズバリ、選手から口説かれたらどうしますか?
清野「えーと、考えます(笑)」
川奈「一緒にご飯食べに行って、どういう人か知ってからですね」

疋田「仲良くなったらいいんじゃないですか。向いてないとか言ったけど(笑)」
水沢「まずはお友達からじゃないとわかんないと思いますね」

−−では最後の質問です。今後の目標をお願いします。
清野「グラビアに限らず、色々幅を広げて活動していけたらいいなと思っています。このラウンドガールの仕事も頑張ります」
川奈「目の前にある仕事を一生懸命やって、そこから色々広がっていけばいいなと思っています」

疋田「今回はじめてのラウンドガールというお仕事をいただきましたが、これも含め、歌も演技もグラビアも全部頑張っていけたらなと思っています」
水沢「今年の彩の目標は、「めざせさらなる飛躍といい女」なので、新たなジャンルにも色々とチャレンジして、女を磨いていきたいと思います」


zenin.jpg

彼女たちの今後に期待だ。

すぎたとおる 山口敏太郎事務所

K-1速報 世代交代が進む中、意地を見せた武蔵

 約5年ぶりとなるマーク・ハントのK-1復帰、極真現役世界王者、エヴェルトン・テイシェイラのK-1デビュー戦、そして日本人頂上対決、武蔵vs澤屋敷純一と見所満載の大会。

 昨日の記者会見でもしきりに「世代交代」が叫ばれ、選手もそれに応えた中、唯一、意地を見せたのは武蔵だった。

 「うおーーーー、もっとこーいー!」
 試合後、コーナーポストに登った武蔵が絶叫した。
 
 この前の試合、バダ・ハリが一方的に、あのレイ・セフォーを衝撃の1RKO勝利。日本期待の若手、野田貢はピーター・ボンドラチェックと真っ向勝負で打ち合い壮絶なKO勝利。前田慶次郎は足を使い、モーのスタミナ切れを狙う作戦で判定勝利とまさに「世代交代」、会場の雰囲気は澤屋敷が武蔵を破り新しい時代を確立させる事に期待感一色だった。

 その会場の空気を変えたのが武蔵だ。試合が動いたのは2R、武蔵の左ハイキックが炸裂し、澤屋敷が衝撃的なダウンをした時だった!それまでほぼ互角の展開だったが、この一発で完全に試合を決めた。なんとか立ち上がる澤屋敷だが、すでにダメージで立っているのがやっと。
 そこに武蔵が更にラッシュでダウンを奪い、3度のダウンでKO勝利。感極まって雄たけびを上げた。
 
 リングでマイクアピールする武蔵。
 「もう僕は95年にデビューして、突っ走ってきましたけど。あっという間に新しい選手が増えて、まだまだ頑張らないとどんどん追い抜かされて、居る場所が無くなると思い一生懸命練習してきました。まだまだ自分の居場所はあると思ってます。皆さん応援、よろしくお願いします。もう年齢はおっさんかもしれませんけど、おっさんパワー見せるぞ!ありがとうございました!」

 会場は武蔵祝福一色に包まれた。まだ世代交代はさせない、ずっと一人で日本勢を背負ってきたという武蔵の意地が見えた一戦だった。

 メインのハント復帰戦はあまりに厳しい試合結果だった。1Rから離れては前蹴り、近づけば膝蹴りと一方的に攻めるシュルトにハントは防戦一方。1R終盤に後ろ回し蹴りが炸裂。マットに大の字に倒れるハント、KO決着だ。
 もうハントのブランクどうこう以前にあまりにシュルトが強すぎた。この覚醒した怪物を誰が止められるのだろうか?

 また極真世界王者のエヴェルトン・テイシェイラは強烈なローキックなど怪物の片鱗は見せたものの初のK-1ルールに戸惑い、距離を掴めず攻めあぐね、戸惑っていた印象だった。


第9試合 K-1スーパーヘビー級タイトルマッチ 3分3R(最大延長2R)
○セーム・シュルト(1R KO)マーク・ハント×

第8試合 3分3R(最大延長2R)
○エヴェルトン・テイシェイラ(延長2R KO)藤本祐介×

第7試合 3分3R(最大延長2R)
○武蔵(2R KO)澤屋敷純一×

第6試合 3分3R(最大延長2R)
○バダ・ハリ(1R KO)レイ・セフォー×

第5試合 3分3R(最大延長2R)
○グラウベ・フェイトーザ(2R KO)アレックス・ロバーツ×

第4試合 3分3R(最大延長2R)
○前田慶次郎(延長1R 判定)マイティ・モー×

第3試合 3分3R(最大延長2R)
○野田 貢(2R KO)ピーター・ボンドラチェック×

第2試合 3分3R(最大延長2R)
○アレキサンダー・ピチュクノフ(延長2R 判定)ハリッド・“ディ・ファウスト”×

第1試合 3分3R
○榎田洸之(1R KO)立川隆史×

2008年04月14日

バチバチ池田大輔とT−1二見社長の4月23日ガチトーク決定

 “フタ・ミ塾”初の男子選手、池田大輔をゲストに、2時間30分間のフルスロットル全開のガチトークが4月23日、水道橋の喫茶フラミンゴで開催される。T−1二見社長にとっては半年ぶりの待望の“口撃”再開だ。

 今回のトークライブは、一部のレスラーとエセライターたちのファンを欺く対応と不祥事に、T−1二見社長の堪忍袋の緒が切れたことがイベント開催の発端である。
 9回目となる“フタ・ミ塾”にちなんで9人の人物をブッタ斬るのが主旨だという。まず節操のないコンビからは、折原昌夫&金村キンタロー。お山の大将からは、宮本和志&橋本友彦。エセライターからは、須山浩継&小川宏。最後に女子プロのヘタレ連合軍を代表して、木村響子&中島安里紗&GAMIが、マット界の諸悪の根源として断罪されるというから恐ろしい。

 また、池田大輔選手の方からも、9人の断罪者とは別に某男子プロレスラーをブッタ斬るとのとのこと。またしても水道橋の夜は大荒れとなるであろう。


08.4.14t-1.jpg


【トークライブ概要】
イベント名:口撃再開…!!ガチトーク“フタ・ミ塾”vol.9バチバチ池田大輔×T−1二見社長〜断罪の夜〜

日時:4月23日(水)19:30〜22:00まで
場所:フラミンゴ(JR水道橋駅西口&東口下車徒歩2分30秒)
東京都千代田区三崎町2−6−6(T−1の隣のビルの1階)

入場料
会員:1500円※随時会員を募集中!第1回&第2回「T-1GP」DVD購入者の方に会員証を発行
一般:2000円

別途、ソフトドリンク代が必要(最低1品でOK。350円〜450円まで)。他のメニューは、スパゲティ、焼き鳥。アルコール、おつまみはないので、必要な方は持ち込みが可能。

主催&チケット販売所:チケット&トラベルT−1(東京・水道橋) 
住所:東京都千代田区三崎町2-6-7グリーンビル202号
問い合わせ:03−5275−2778

 

広島・ダブプロレスが広・東・阪ツアーのプロモVを公開 「クラブでプロレス」の魅力

当サイトでも既報の、「ダブプロレス」クラブツアーの告知用として、2006年、2007年に広島の「クラブチャイナタウン」で行われたshowの模様が公開されました!!

ダブプロレスがクラブで行うshowの最大の特徴は、ringが無いこと。ロープ、コーナーも無いため、通常のPURORESUで行われる動きが制限され、そのかわりにwrestlerそれぞれの発想が試されるわけです。
しかも、ただringなしでPURORESUを行う、というのではなく、クラブという空間の特徴を利用した戦いが繰り広げられます。音楽が鳴り響く中で、stageや広くそして固い床、設置してある足場やカウンター、お客さんの持っている飲み物、wrestlerが持ち込んだ凶器等が使われることも。それでいて、紛れも無くPURORESUとしてお客さんに見てもらうことを目的とした戦いが行われるのです。

深夜、薄暗い照明、お客さんの手にはお酒、musicやdanceなど他のperformancesとの融合。ここでしか醸し出す事ができないその雰囲気こそ、ダブプロレスのclub showが持つ魅力です。

tokyo、osakaでは初のfull size showとなるこの機会を、是非お見逃し無く!

<ダブプロレス クラブサーキット08’「瀬戸内からの物体X」>

4/28広島 「THE BOYS ARE BACK IN CHINATOWN」
2008年4月28日(月)21時START
atクラブ・チャイナタウン 広島市銀山町
オールスタンディング¥3500 当日¥4000(with1DRINK)

5/1東京 「No Pain No Gain」
2008年05月01日(OPEN18:30 / START19:00)
atBAR非常口 新宿区新宿2−12−16セントフォービル1F
オールスタンディング 前売り¥3500 当日¥4000(with1drink) 

5/3大阪「quarrel underground」
2008年5月03日 20:00open
21:00〜22:00 1st show 24:00〜25:00 2nd show
atコベントガーデン 大阪市西区北堀江2-5-10 1F
オールスタンディング \2,500(1drink付、当日\3,000)

ダブプロレスオフィシャルページ

全showのticketはkabukikid@hotmail.co.jpで受付中。
showの場所、日程、ticketの枚数、お名前、ご連絡先をご明記ください。

DPW バンプバンプ・レボリューション'06 12月17日広島県立産業会館
ダブプロレス〜広島を本拠地とする超マニアック団体
ダブプロレス7・15広島大会「継続は力なり」
ダブプロレス9・23広島大会も詳細ルポ

12・16 「ダブプロレス」が広島を炎上させる!wrestling+music!
12・16「ダブプロレス」レポート 加速するプロレス!
3月23日 広島ダブプロレス「いつかギラギラする日(曜)vol.2」 実験的暴走の狼煙
広島・ダブプロレスがクラブ使用のツアーを決行!【4/28広島 5/1東京 5/3大阪】

2008年04月15日

新たなる道へ ― 初心者の一人語り 其の一

 唐突だが、私はスピードメーカーである。乗り物でも物事でも、なによりもスピードを重要視する。私は、瞬きする間も惜しい程、早く激しく駆け巡る世界が大好きなのだ。
 故に、スピードよりも重量を重視するプロレスは、私の肌に会っていなかった様だ。もちろん燃える試合も沢山会った。だが、三沢選手以上に燃えられる選手を、私は見つけられなくなってしまった。
 探せば、もっと言いいろんな選手に出会えるのかもしれないが、これも何らかの機会と考えて、一度プロレスから離れてみようと思う。

 そういうわけで、私が次に目をつけたのは、総合格闘技とルチャリブレ。
 総合格闘技は、戦極で五味選手の試合を見てからかなり気になっており、一度ゆっくり語ってみたかったのだ。ルチャに関しては、何故かも言う必要はないであろう。

 新たな機会とは時期を選んでやってくる。偶然なのか必然なのか。何れにしても、この流れに乗ってやるというのも面白そうだ。
 そういう訳で、少し方向は変わりますが、これからもお付き合いくださると幸いです。

 次回は早速、五味選手について語ろうと思います。
 それでは。


 山口敏太郎事務所
          梅季 颯

5・8メビウス〜第二章〜対戦カード決定 ジョリー ロジャー メビウスから新しい刺客ヘラクレ登場

 折原昌夫の5月8日「メビウス〜第二章〜」の対戦カードが決定した。発表済みのカードに加え、折原の命を狙うジョリー ロジャー メビウスから新しい刺客として「ヘラクレ」が誕生。このチームを迎え討つのは“燃える情念”石川雄規率いるバトラーツ軍団となった。
 
 バトラーツからは、ランジェリー武藤と若手精鋭2名も出陣する。また、《トンパチマシンガンズペット対決》として、つぼ原人と気仙沼次郎の色物対決カードも決定。セミファイナルでは、《トンパチマシンガンズ美人秘書 対 エスオベーション》として、三田英津子と中川ともかの女子マッチが決まった。
 
 その他、初代タイガーマスク率いるリアルジャパンプロレス、さらにはラム会長も参戦する暗黒プロレス団体666(トリプルシックス)からの提供試合もある。見所満載の大会となるであろう。


【大会概要】
★大会名 :『2008 メビウス〜第二章〜』
★開催日時:2008年5月8日(木)17:30開場・18:30開始
★会 場 :新宿FACE   
★席種・料金:RS席¥6000 、A席¥5000、B席¥4000
※全席指定 ※当日券は500円UP ※別途ドリンク料500円必要。
★チケット販売所:e+(イープラス)パソコン&携帯
メビウス 080‐1351‐9046
★主催:メビウス 
★協賛‐CHIHOMI'S CAKE、natural dog club
★お問い合わせ:メビウス 080‐1351‐9046

08.4.15mobius2.jpg


【4/15付け発表対戦カード】

<第1試合 シングルマッチ 10分1本勝負>
《リアルジャパンプロレス提供試合》
間下隼人(RJPW) VS 斎藤彰文(RJPW) 

<第2試合 6人タッグマッチ 20分1本勝負>
《666提供試合》
怨霊、死神、ラム会長VS宮本裕向、忍、小仲ペールワン

<第3試合 シングルマッチ 20分1本勝負>
《トンパチマシンガンズペット対決》
つぼ原人(みちのくプロレス)VS気仙沼次郎(みちのくプロレス)

<第4試合  6人タッグマッチ 25分1本勝負>
《ジョリー ロジャー メビウス 対 バトラーツ》
月光、ラテテ・デ・モート、へラクレ(ジョリー ロジャー メビウスの新キャラ)
VS
ランジェリー武藤、吉川祐太、矢野啓太

<セミファイナル シングルマッチ 30分1本勝負>
《トンパチマシンガンズ美人秘書 対 エスオベーション》
三田英津子VS中川ともか

【既存発表カード】
<メインイベント 6人タッグマッチ 60分1本勝負>
《エイペックス オブ トライアングル選手権試合》
[王者チーム]折原昌夫(メビウス/第2代レジェンドチャンピオン)
&金村キンタロー(フリー)&ディック東郷(フリー)
VS 
「挑戦者チーム」 【東京愚連隊】
NOSAWA論外、MAZADA,TAKEMURA


08.4.15mobius1.jpg

折原昌夫、ネットに宣戦布告

ミルホンネットでもお伝えしているメビウス第二章の対戦カードが決定したが、このメビウス、折原の発言が問題になっている。

1月20日の大日本・千葉ブルーフィールド大会の開始前、大日本プロレス女子社員にセクハラ行為を行った金村キンタローの事件。
その告発が団体オフィシャルのメルマガを使ったものだったのもあってセンセーショナルな事件となった。そして一般マスコミにも報じられ、また日本プロレス界の隠蔽体質に厳しい批判が及んだのは記憶に新しい。
結果、2月20日、金村本人が謝罪会見を行い、自身の無期限出場停止及びアパッチ軍の活動自粛を発表し、一応の決着をみた。

しかしそれからわずか一ヶ月でリング復帰が発表された『メビウス』3月27日大会での復活戦。
“プロレス村”と揶揄されるほど徹底的に身内に甘い日本プロレス界からも「早すぎるのではないか?」という声が上がる中、『メビウス』代表の折原昌夫は金村復帰を強行させた。

試合前に金原、折原がリングで土下座を行い、大会は無事に終了したが、その試合後、折原のインタビューがネットで問題となっている。

「おい!お前らよく書き込んでおけよ!コラ!
数少ない心無きプロレスファンが、こいつ(金村)の事や、人がたった一回きり、人がたった一回限り失敗したからってな、輪をかけて叩きやがって、てめーらそれでも、同じプロレスを愛するプロレスファンか?

てめーら、いいか、金村キンタローはここにいる、こいつ(金村)はリングに居るべきだ。
まだまだ存在価値の大きいこのレスラーを一般社会には戻さねえ。法律的に一般社会のルールとして和解が成立している。こいつはプロレスラーだ。その成立の後にプロレスを愛する人たちに自分を解ってもらう為にリングに立ったんだ。なにか文句あるか!コラ!

こいつはリングの上でしか自分と言うものを表現できねえ。俺はそんなこいつが大好きなんだよ。
お前らプロレスファンもそういう金村キンタローが好きだろうが!そのうち、こいつのファンはこいつのプロレスを見て納得していくだろう。俺は心からそう願っていて、そしてそう思っている。
今日は有難う」

orihara.jpg
逆キレとも取れる怒声で叫ぶ折原。

記者が記事を書き込む、という表現は無い為、この「書き込む」はネットでのファンの書き込みを批判の対象にしていると思われる。しかし怒声をあげ「こら!おら!」と恫喝する様子は逆ギレと捉えられても仕方なく『2ちゃんねる』『ニコニコ動画』でも取り上げられ批判一色だ。

元々、早すぎる復帰に加えて開き直りとも取れるインタビューでは信者以外からはそっぽを向かれる。プロレス界はますます衰退していくのではないかと不安になるインタビューであった。


08.3.25mobius.jpg
金村キンタローのミルコ・クロコップによる失神事件を検証

2008年04月17日

4・27VKF レッスルなにわ全対戦カード決定

 4月27日(日曜日) 大阪・アゼリア大正大会VKF Vol:8"Rebeared"の全対戦カードが決定した。メインのタッグマッチは60分1本勝負の「マグニチュード岸和田&内田祥一 vs KUDO&忍」戦だ。
 他のカードは以下の通り。


14:00開場/15:00開始

08.4.17vkf4.27.005.jpg
★タッグマッチ45分1本勝負
矢郷良明&マスクド・ボルテージ vs KAZMA&黒影

08.4.17vkf4.27.004.jpg
★ミクスド・タッグマッチ30分1本勝負
菊タロー&永島千佳世 vs アントーニオ本多&ミルク

08.4.17vkf4.27.003.jpg
★シングルマッチ20分1本勝負
GENTARO vs MASADA

08.4.17vkf4.27.002.jpg
★シングルマッチ15分1本勝負
高井憲吾 vs 藤澤忠伸

08.4.17vkf4.27.001.jpg
★タッグマッチ15分1本勝負
SUSUMU&シーサー・ボーイ&ドラゴン・ユウキ
vs
天狗たけし&カブキキッド&高智政光

※試合順未定
kabukikid@hotmail.co.jpでも購入できます


前売りチケット発売中です!
スーパーシート(最前列のみ)・・・5,000円
指定席・・・4,000円(当日各500円UP)
「チケットぴあ」Pコード:811-771

学割料金 指定席のみ3.000円
当日のみ受付で学生証明書を提示してください。

チケットぴあ(0570)02-9977
Rプラニング(075)351-3755/モーニングプロ(06)6648-9513
バディスラム(06)6645-1378    他ポスター掲示店
問い合わせ・・・VKF WRESTLE NANIWA 055-978-5005


VKF ERESTLE NANIWA Vol:9
5月30日金曜日 大阪アゼリア大正 18:00開場/19:00開始

VKF ERESTLE NANIWA Vol:10
6月20日金曜日 大阪アゼリア大正 18:00開場/19:00開始

VKF ERESTLE NANIWA Vol:11
7月26日土曜日 大阪アゼリア大正 18:00開場/19:00開始

チケット発売日 4月30日(水曜日)3大会一斉発売

5月30日大会こちらのアドレスで先行予約受付中
wrestlenaniwa@yahoo.co.jp
席種・枚数・住所.お名前・電話番号を必ず記入してください

前売りチケット
スーパーシート(最前列のみ)・・・5,000円
指定席・・・4,000円(当日各500円UP)

学割料金 指定席のみ3.000円
当日のみ受付で学生証明書を提示してください。

チケットぴあ(0570)02-9977
Rプラニング(075)351-3755/モーニングプロ(06)6648-9513
バディスラム(06)6645-1378    他ポスター掲示店
問い合わせ・・・VKF WRESTLE NANIWA 055-978-5005

乙女半ば〜ミーハーにかじってレスラーを描くの巻〜

今日は誰を描こうかな〜とネットサーフィンをしており、
辿り着いた試合が1987年10月に行われた
ジャンボ鶴田VS天龍源一郎の試合。
以前天龍さんの生試合を初めて見て
「で!でけーーーーー!!生、でけーーーー!!」と興奮してしまい、
よし!今日は天龍様を描かせていただこうかと思いきや!!!!

ちょっと!ちょっと!何よ!ブロディって!!

天龍さんに反則技を使って負けと決まった鶴田さんに向かって大暴れのナイスウェーブヘアーの髭もじゃ巨体が突如現れた。
リング外でジュース缶を潰し、鶴田さんに殴るチョップチョップ!!
リングに戻ったかと思いきや、鶴田さんを投げて2回もキングコング・ニードロップ!!
この技名も実況していた倉持隆夫アナが
「今度からキングコング・ニードロップと名づけましょうか」と解説の竹内宏介に振ったところ
「そうですね!」とあっさり決定と知り、何でもかんでも叫んだモン勝ち!!ヤーーー!!

その名もブルーザ・ブロディ。本名フランク・ドナルド・グーディッシュ。
1946年6月18日〜1988年7月17日同業者に腹部を刺され死去)
彼のニックネームがまたすごい。
キング・コング、超獣、これはまだ解る。

哲学獣、プロレス界のイエス・キリスト、インテリジェント・モンスター!!
私はこのネックネームを知っただけで
「あ、なんか良い人そう。」と安易に思ってしまった。
実際彼の事が書かれている記事を読むと、ものすごくプロフェッショナルで
揺さぶられない芯の持ち主である。マニア、というか日本でいうオタクに当てはまるのだろう。
哲学という名がつくぐらいだ。
なもんで彼の魅せるものは、この初心者の私から見ても「わ!何この人?!」と
一発で惹きつけられてしまうほどの存在感と強さ・華を持っていらっしゃった。
しかし、知った今ではもう亡くなられており。
最高傑作を生み出す人々はどうしてこうも命を狙われるのか。
妬みも渦巻くこの世の中。
亡くなられて20年もたっておりますがご冥福申し上げると共に私の絵を添えて・・・・。

「ファースト・ハンド・イクスペリアンス……何でも自分で失敗し、そして学ぶことだ。」

09.3.7brody.jpg

5月の格闘技はPPV戦争か

ここ数日で『DREAM』『戦極』『修斗』の5月大会のPPV放送がそれぞれ発表された。
特に『DREAM』は地上波放送の予定が無く、ファンも心配していたが『DREAM2』『DREAM3』もPPVでの放送が決定。特に『DREAM』としては初めてのPPVなので関係者・ファン共に期待がもてる。

DREAM.2 ミドル級GP 2008 開幕戦
決定カード
 桜庭和志vsアンドリュー・ナカハラ
 田村潔司vs船木誠勝
 デニス・カーンvsゲガール・武蔵
 青木真也vsJ.Z.カルバン
参戦予定選手
 秋山成勲、ミノワマン、金泰泳
●放送日時
 4月29日(火・祝) 16:00〜21:55 パーフェクト チョイス160 生中継
 4月29日(火・祝) 22:00〜27:55 パーフェクト チョイス179 同日再放送
 4月30日(水) 19:00〜24:55 パーフェクト チョイス173 再放送
 5月1日(木) 20:00〜25:55 パーフェクト チョイス179 再放送
 5月5日(日) 15:00〜20:55 パーフェクト チョイス174 再放送

DREAM.3 ライト級GP 2008 2nd ROUND
決定カード
 永田克彦 vs. 4.29 DREAM.2のJ.Z.カルバン×青木真也の勝者
 宇野 薫 vs. 石田光洋
 川尻達也 vs. ルイス・ブスカペ
 ヨアキム・ハンセン vs. エディ・アルバレス
●放送日時
 5月11日(日) 16:00〜22:00 パーフェクト チョイス181 生中継
 5月11日(日) 22:00〜27:55 パーフェクト チョイス174 同日再放送
 5月12日(月) 20:00〜25:55 パーフェクト チョイス172 再放送
 5月13日(火) 13:00〜18:55 パーフェクト チョイス173 再放送
 5月15日(木) 16:00〜22:00 パーフェクト チョイス185 再放送
 5月17日(土) 14:00〜20:00 パーフェクト チョイス186 再放送
--------------------------------------------------------------------------------
また5月3日の「修斗伝承 1 」もPPV放送が決定。修斗は大きな大会では何度もPPV放送されているが、今回は修斗のカリスマ、佐藤ルミナと桜井“マッハ”速人の揃い踏みで、今の若い選手に修斗魂を伝える記念大会と注目が高い。

主な決定カード
 中蔵隆志vs天突頑丈
 デビッド・バロンvs桜井“マッハ”速人
 田村彰敏vs佐藤ルミナ
●放送日時
 5月3日(土・祝) 17:00〜21:25 パーフェクト チョイス162 生中継
 5月3日(土・祝) 21:30〜25:55 パーフェクト チョイス172 同日再放送
 5月4日(日) 21:00〜25:25 パーフェクト チョイス173 再放送
 5月7日(水) 20:00〜24:25 パーフェクト チョイス176 再放送
 5月13日(火) 20:00〜24:25 パーフェクト チョイス174 再放送
--------------------------------------------------------------------------------
そして5月18日には『戦極-SENGOKU- 第二陣』もPPV放送決定。旗揚げ戦に続いてのPPV放送。ホジャー・グレイシーの日本デビュー戦も予定されている。

「戦極」に関しては、前回に引き続き新潟、千葉、新宿、梅田、広島、鹿児島の全国6会場にてパブリック・ビューイングが行われる。


■「戦極」第二陣 パブリックビューイング実施概要 ■
【日時】5月18日(日)
【開場】15:30
【開始】16:00
【会場】
T・ジョイ新潟万代 
 新潟県新潟市中央区八千代2-5-7「BP2」3
 TEL:025-242-1840
エクスワイジー・シネマズ蘇我 
 千葉県千葉市中央区川崎町51-1
 TEL:043-209-3377
鹿児島ミッテ10 
 鹿児島県鹿児島市中央町1-1アミュプラザ鹿児島6階
 TEL:099-812-6662
新宿バルト9(シアター8)
 東京都新宿区新宿3-1-26 新宿三丁目イーストビル9階
 TEL:03-5369-4955
梅田ブルク7(シアター7)
 大阪府大阪市北区梅田1-12-26 E-MAビル7階
 TEL:06-4795-7602
広島バルト11 
 広島県安芸郡府中町大須2-1-1 イオンモール広島府中ソレイユ4階
 TEL:082-561-0600

■ チケット販売 ■
【価格】 一般:4,500円(税込)※全席指定、1ドリンク付
【販売場所】
各劇場窓口にて4月1日(火)から販売開始。

※販売窓口に関しては随時発表していきます。
※他の会場ではご使用出来ません。
※紛失した場合は入場出来ませんのでご注意下さい。
※劇場チケットカウンターにて、座席指定券と引換えになります。

■ 問い合せ先 ■
ティ・ジョイ「戦極-SENGOKU-」パブリックビューイング上映担当
03−3248−8174

決定カード
 北岡悟vsイアン・シャファー
 光岡映二vsイ・グァンヒ
 佐々木有生vsジョルジ・サンチアゴ
参戦予定選手
 ホジャー・グレイシー、中尾芳広、ビッグ・ジム・ヨーク、ケビン・ランデルマン
●放送日時
 5月18日(日) 16:00〜21:50 パーフェクト チョイス162 生中継
 5月18日(日) 19:00〜24:50 パーフェクト チョイス179 同日再放送
 5月18日(日) 22:00〜27:50 パーフェクト チョイス176 再放送
 5月19日(月) 21:00〜26:50 パーフェクト チョイス172 再放送
 5月20日(火) 20:00〜25:50 パーフェクト チョイス174 再放送
 5月23日(金) 20:00〜25:50 パーフェクト チョイス179 再放送

全てのお問い合わせ
スカパー! カスタマーセンター/TEL.0570−039−888(10:00〜20:00)
e2 by スカパー! カスタマーセンター/TEL.0570−08−1212(10:00〜20:00)

2008年04月18日

衝撃!! インリン様が引退、しかしT-1二見社長は口撃再開

 4・23”フタ・ミ塾”ガチトークvol.9のポスターが公開された。07年12月23日の「T−1スペシャル」浅草大会をもって女子プロレスとの決別宣言を敢行、新たに「ハッスル」に宣戦布告をしたT-1二見社長は、はたしてインリン様の抜けた穴を埋める起爆剤となるのであろうか。


08.4.18t14.23.jpg

 イベント詳細は以下のリンクにて。
バチバチ池田大輔とT−1二見社長の4月23日ガチトーク決定


4月22日(火)19時〜19時45分まで
あっ!おどろく放送局、いちごみるく♪さん&ガッティーさんMCの「魁!いちご塾」に二見社長&池田大輔選手がゲストで生出演。

今回で同番組への出演は、二見社長が5回目、池田大輔選手が2回目。


2008年04月19日

孤高の獅子復活 ― 初心者の一人語り 其の二

 先日行われた戦極で、熱い復活戦を見せてくれた五味隆典選手。前回書いたとおり、今回はこの選手について語らせてもらう。

 彼が気になったのは、試合を見てから・・・と言うわけではない。戦極の記者会見を見てから、であった。男性には失礼かもしれないが、可愛い顔をしていて、穏やかな雰囲気の彼。この人はどんな試合をするのだろうかと興味を持った。試合を見たあと、彼にはまったのは、もう言うまでもない。

 早い打撃攻撃の数々。素早い体の動き。平素とは異なる、猛々しい表情。そのどれもが、私を魅了した。2つの顔を持っている人はモテると言われているが、このとき少し判った気がした。・・・と、いやそういう話ではなかった。
 私が一番惹かれたのは、やはり彼のパンチであった。引き締まった体から繰り出される、強烈で早いパンチ。それが綺麗に決まり、相手がリングに倒れこむ瞬間など、本当に全身の血が沸きあがりそうになったほど興奮した。対石田光洋戦の五味選手は特に良かった。
 
 あの早い試合展開も最高。次の瞬間、試合がどう動いているのか予測できない面白さ。今まで総合格闘技と言うものをあまり見た事がなかったのだが、こちらの方ものめり込んでいきそうな予感である。


    08.4.19gomi.jpg


 話がずれてしまった。少し戻して、最近行われた戦極の対ドゥエイン・ラドウィック戦を。
 一年のブランク後の試合と言うことで、どうなるかと思っていたが、ブランクなど微塵も感じさせない戦いっぷりであった。打撃は全く衰えを見せないどころか、威力を増しており、相手選手をたったの2分半でドクターストップへと追いやった。

 その時の、返り血を浴びながら戦う彼の姿は、獲物を狩る獣、さしづめ孤高の獅子。本当にかっこよすぎて惚れ惚れしてしまった。これからの試合にもかなり期待が持てそうである。
 次の試合はまだ決まっていないようであるが、今から楽しみにしていよう。


 山口敏太郎事務所
          梅季 颯

新たなる道へ ― 初心者の一人語り 其の一
悪夢DREAM 戦極激突!

2008年04月20日

ハッスルってなんぞや? ― 初心者の一人語り 其の三

 少し前ですが、ニュースで「インリン様vsボノちゃん戦決定!ボノちゃん生みの親に牙をむく」と言う記事を見つけてしまいました。なんじゃこらー!!と思ったのと、花魁姿のインリンが綺麗だったのがかなり印象に残っておりまして、今日やっとその例の映像を見てまいりました。

  08.4.20tr182.jpg
闘竜182号

 見た感想の前に、まず一言。川田こんなとこにおった!!・・・です。しかもこんな面白い人だったとは。詳しくは4月16日のハッスル・ハウスをご覧あれ。とまぁ、そこから、ハッスルにはどんな選手が出ているのだろうと興味を持ちまして、ちょいと調べてみました。すると出るわ出るわ。私が知ってる選手だけでも、天龍源一郎にアブドーラ・ザ・ブッチャー、グレート・ムタまでいました。
 さらに、ハッスルのオフィシャルHPの登場人物一覧の中には、2005年にお亡くなりになられた橋本真也選手の名前まで。その名前を見たとき、この人もハッスルに居たんだ・・・と言う思いと、亡くなっても名前を消さないハッスルと言う団体に、かなり好感を持ちました。

 で、話を戻しまして、ハッスルの試合ですが、見て感じたのは、プロレスを完全にエンターテインメントとしてみてるなということ。でも、これが嫌じゃないんですよね。なんと言いますか、中途半端に同じようなショーを繰り広げてるより、ここまではっきりとショー化してしまってるほうが見てて楽しい。割り切っちゃうと、色々やれることも広がりますし。現に、ハッスルはやりたい放題ですし。ここまで出来ると、シナリオ作る人も楽しそうだ。
 
 しかし、かといって全ての試合にお遊びを持ち込むかと言うとそういうわけでもない。遊ぶところは思いっきり遊んで、決めるところはちゃんと決める。と、私には見えました。ハッスルは、プロレスを知ってる人でも知らない人でも楽しめるように、ちゃんと作ってる。どうりで人気があるわけですよ。
 正直、私はお遊びのプロレスが好きではありません。なので、ハッスルも同じように避けていました。しかし、こういうものだとわかった今、今度からは、これも一つのプロレスの形とみてもっと積極的にみていこうと思いました。

 山口敏太郎事務所
          梅季 颯

2008年04月21日

4・27 VKF レッスルなにわ"Rebeared" まで1週間

 今回のマッチメークは新GMに就任した菊タローGMの意向に沿った、若手を中心にしたカードとなった。 見どころを紹介していきたい。

 メインに抜擢されたのはB・B・B「内田祥一」である。内田には”がんばり”だけでなく”結果”が求められている。今後の内田のVKFでのポジションが左右される戦いであろう。
 そして、この「マグニチュード岸和田&内田祥一 vs KUDO&忍」カードのもう1つの注目は岸和田vsKUDOの戦いになる。前回のDDTチャンピオンのHARASIMAに続き、今回はKUDOと初遭遇になる。

 高井憲吾 vs 藤澤忠伸のシングルは新鮮だ。VKFでは内田を加えた「レッスルナニワ三銃士」としてチームを組んできた2人がシングルで初激突する。

08.4.21vkf4698.jpg

 裏メインだとマニアに期待されているのは、「GENTARO vs MASADA」のカードだ。「矢郷さんDX」のリーダーGENTAROと、前回の参戦ではKUDOのパートナーとしてVKF初参戦したMASADAの、これぞ”日米プロフェッショナル・レスリング対決!!”である。
 ちなみにVol:6でのGENTAROvsボルテージの試合はアンケート結果でベストバウトであった。 新たな名勝負が生まれそうな予感が・・・

 そして「矢郷さんDX」の矢郷&ボルテージがKAZMAと激突する。元は「XENA軍」として共闘していた矢郷&ボルテージ&KAZMA。その「XENA軍」を解散に導いた原因の1つが矢郷とKAZMAの仲間割れだった。 そんな因縁がある2人が遂に戦う事に・・・・
 KAZMAのパートナーはラフファイターの「黒影」。再び矢郷とKAZMAの試合度外視の大乱闘が繰り広げられてしまうのか・・・・


08.4.21vkf2.jpg

 前回のハウスショー終了後のバックステージで「ワシの復讐は続くんじゃ!」と言ったきり 消息不明のクラウザー&エルネストの動向は・・・・
 その他にも、今回もドラゴンゲートからシーサー・ボーイ、OZアカデミーから永島千佳世が単独参戦!

 VKF新GM・菊タロー就任第一弾ハウスショーをお楽しみに!!

全対戦カード決定

5・18戦極有明コロシアム大会にジョシュ・バーネット出陣決定

 青い目のケンシロウが帰ってくる。5月18日(日)に有明コロシアムで開催される「戦極〜第二陣〜」に、初陣で吉田秀彦に勝利したジョシュ・バーネットの参戦が決定した。
 相手は初上陸のホジャー・グレイシーになるのか、先日のIGF大阪大会を病気欠場したケビン・ランデルマンなのか、それとも噂のジェフ・モンソンなのか。追加発表が待たれる。

 08.4.21josh.jpg

【既報対戦カード】

北岡 悟(パンクラスism)
vs.
イアン・シャファー(ファイブリングス)

光岡映二(和術慧舟會RJW)
vs.
イ・グァンヒ(Tuhon Jeongsim Gym)

佐々木有生(GRABAKA)
vs.
ジョルジ・サンチアゴ(アメリカントップチーム)

中尾“KISS”芳広(TEAM TACKLER)
vs.
BIG・ジム・ヨーク(ファイブリングス)

マイク・バイル(エクストリーム・クートゥア)
vs.
ダン”ザ・ハンドラー”ホーンバックル(McVicker’s Martial Arts Academy)

有明コロシアム 開場14:30 開始16:00

 なお、川村亮の対戦相手は明日発表される。

2008年04月22日

格闘技・スポーツ都市伝説

 プロレス界にもさまざまな都市伝説がある。特にアントニオ猪木にはその破格のスケールを反映してか、都市伝説が多い。
 この本では猪木の都市伝説をはじめとする、プロレスラーたちの都市伝説が多数紹介されている。また、伝説的な古武道の達人、植芝盛平の伝説も紹介されている。
 プロレス界にくわしくなりたいあなたにお届けする一冊。

yamaguchib006.jpg
格闘技・スポーツ都市伝説 山口敏太郎

すぎたとおる 山口敏太郎事務所

22日付日経新聞夕刊が3時間RAW特番を報道!久々のプロレス記事

 若者層に選挙登録を呼びかけるWWE恒例の投票キャンペーンを、日経新聞夕刊が取り上げた。

08.4.22nikkei-raw.jpg

 バラック・オバマは”Do you smell what Barack is cooking?”
 
 ジョン・マケインは”If you want to be the man, you have to beat the man. Come November, it'll be game over. And whatcha gonna do when John McCain and all his McCainiacs run wild on you?”
 マケインはリック・フレアーとハルク・ホーガンの台詞を使ったが、残念ながらこの両者はオバマ支持を表明済みだ。

 ペンシルべニア州の予備選結果は日本時間の明日昼頃に判明する。

2008年04月23日

話題のターザン山本!『毒を食らわば皿までも』美城丈二・書評の頁“読み手研鑽”

 
 Act・3『ターザン山本!&一揆塾 毒を食らわば皿までも…賁気珪堆澄前羮綉膳嫉瓩判鬼ファイト』
 
 “毒を食らわば皿までも”この場合、一端、プロレス界のとある内面を見知った限りはとことんまで味わいつくしてしまえ、という意味と従えたい。ターザン山本!氏がそう告げれば、その信憑性は俄かに真実を帯びてくるのだ。
 とにもかくにも『週刊ファイト』紙記者から『週刊プロレス』編集長として登りつめ、退職。放浪生活の狭間であらゆる格闘技マスコミにその顔を覗かせ、罵詈雑言、喧々諤々、批難・賞賛・嫌悪・好感の“その時気分”(失礼!!)の巧みな弁舌をもって大いにその存在感を格闘マスコミ間で知らしめた、プロレスマスコミ界で最も著名な“異能”。

 その辺のプロレスラーもどきよりプロレスラーらしい“反則負けすれすれ”のターザン語録はしかし時にえてして真理を貫いており、始末に置けない。「なるほど」と頷かせて次の週にはあっという間も無く落とされる、『週刊プロレス』編集長時代には往々にしてそういう思想的な観念を文章にものされ、感化を受けた識者も数知れない。
 言わば良く捉えるならば「落としどころをわきまえた」業界人と解釈すべきおひとだろう。
 
 そんなターザン山本!氏が唯一の師と仰がれるのが、かの週刊ファイト「井上義啓元編集長」である。井上氏が他界なされ、ターザン山本!氏は堰を切るが如し、愛惜の情を持って、井上氏の「活字プロレスの祖」としての内情を有為の場所で語られ始めた。

 そんな師に対する愛惜の情が累々と綴られてある、これこそは“集大成”とも思しき書が本書、『毒を食らわば皿までも』論と言っても過言では無いかも知れない。

 「マスコミの主流は東京に集中している。その点で関西に本拠地を置くことはこの情報化社会においては大きなハンディである。どうしてもニュ―スが遅れる。ニュースで勝てないとわかった時、井上編集長は二次報道に賭けようとしたのだ。(中略)本当はこうなんだ。真相はこうだとそれを『週刊ファイト』の売りものにしていけばマスコミとして生き残っていけるはずである」

 『週刊ファイト』の成り立ちに始まり、“井上編集長”の虚と実をマスコミ界における『週刊ファイト』の立ち位置を含めた視点から論述なされており、流暢な文筆と相まって非常に読み解きやすい構成はやはり秀逸だと感じる。

 「酒は飲まない。でもヘビースモーカー。女性には興味がない。生涯独身主義。では何があるのかといったら一日24時間ずっとプロレスのことを考え続けていた。(中略)いわゆる井上編集長は“考えるプロレス”をやり続けていたのだ。四六時中、プロレスのことをあれこれ考えているので、どんな時でも原稿はすぐに書けた。早いなんてものではない。井上編集長がハイスピードで原稿を書きあげることができたのは、原稿を書いていない時、プロレスのことをずっと考えていたからだ」

 24時間考えるプロレスこそ“底が丸見えの底無し沼”、活字プロレスの下地を作り上げたのだと解すれば、これはもう誰も敵わない下地、ベースなのかも知れず、ターザン山本!氏の明敏なる推理力がそのような“元祖・プロレス活字界の怪人、井上編集長”の内幕を紐解いてみせてくれてもいる。

 プロレスにおける、これはまさしく世間との“隔絶間”に位置する“八百長論”にもマスコミ関係者としては果敢に挑まれた記述もあって、氏の文章には“不文律”なるものは介在していないのかも知れない。

 onnen1.jpg
表紙イラスト:いしかわじゅん(特別提供)


 ある識者の方がこの書はまさしく“名著”だと記述なされておられたが、今回、ダウンロードさせてもらい読み綴ったところ、誠に僭越なる物言いではあろうが、読み応え十分、ターザン語録はやはりターザン語録として健在であった!!との認識を深める思いを改めて強く抱いた。

 「(中略)そう考えると、井上編集長が、自分が『週刊ファイト』でやっていることを“井上プロレス”と言っていた意味がここにきてやっと理解できた。そうだ、そうだったのだ。井上プロレスというのは井上編集長がプロレス界の錬金術師だったことの称号だったのだ」

 あまりの“一刀両断”解釈付けによって意味無く嫌う方々も数多い氏のひととなりではあろうが、もしやこの書は氏のそんな“非難ぶり”を覆すや知れぬ書となるかも知れず、まさしく“謎解き”に満ち溢れており、読まず嫌いな方こそ読了願いたい、“好書”である!とここにしかと記述させていただこうかと思う。

 “読み手研鑽”読まずに嫌うはどの文筆ジャンルにおいてもただそれだけで「悪」である。
 「“良識”は読了してのち初めてその見識が正される」
 かの柳田國男氏の一言を末筆に添えて、氏に対する“賛辞”として、我が拙文を閉じたいと思う。

 ⇒『ターザン山本!&一揆塾 毒を食らわば皿までも…賁気珪堆澄前羮綉膳嫉瓩判鬼ファイト』

【筆者:美城丈二・プロレス格闘技関連コラム掲載サイト】
 ⇒『Soul storm *a martial art side』

ミルホンネット刊・美城丈二著作

6・1パンクラス後楽園ホール第一弾決定カードは伊藤崇文vs.小路伸亮

 パンクラス6月1日(日)後楽園ホール大会の第一弾決定カードが伊藤崇文vs.小路伸亮だと発表された。レスリングをベースとする両者によるライト級ランキング戦。どちらが先に自分のフィールドに持ち込むか、最初のテイクダウンの攻防が鍵となる。

  08.4.23pan.jpg

 ほかには、AJジムの村山トモキ対、ロデオスタイルの川名蘭輝のバンタム級戦も発表されている。打撃を得意とする村山と、サブミッションが得意のチームZST のホープである川名。注目の一戦である。

 出場予定選手としては金原弘光が登場。パンクラスからはアライケンジと川原誠也、そして第7 代ミドル級王者・竹内出も出陣する。

「息吹」の松本浩代、大畠美咲のサイン会が5月5日水道橋のT−1にて開催

 5月5日(祝)16時から17時まで「チケット&トラベルT−1」にて、エスオベーション所属の松本浩代選手と大畠美咲選手のサイン会&撮影会開催が決定した。

 同日は、後楽園ホールで昼12時から「NEO女子プロレス」が開催されるので観戦&サイン会が楽しめる時間になっている。
 参加する条件は「チケット&トラベルT−1」で、5月25日(日)「息吹」後楽園ホール大会のチケットをお買い上げの方。あるいは、開催当日に販売する、松本浩代選手と大畠美咲選手のグッズをお買い上げの方。なお、カメラやサインを入れてほしいグッズなどは各自持参下とのことだ。

【松本浩代、大畠美咲サイン会&撮影会】
日時:5月5日(祝)16時〜17時
場所:千代田区三崎町2-6-7グリーンビル202号室(JR水道橋駅西口&東口下車徒歩2分30秒)
お問い合わせ:「チケット&トラベルT−1」03-5275-2778

『息吹』がモンゴルと日本の友好の架け橋になる!吉田万里子と60分

2008年04月24日

5・18戦極 ジョシュ・バーネットの対戦相手がジェフ・モンソンに決定

 5月18日(日)、有明コロシアムで行われる「戦極〜第二陣〜」のメインイベントが旗揚げ戦に続く連続参戦となるジョシュ・バーネット対、最後となった「PRIDE.34」大会で藤田和之を仕留めたジェフ・モンソン戦であることが都内のホテルで発表された。

 ジョシュは「戦極からの高い期待を感じた。それに答えたい」と出陣の動機を表明。ジェフ・モンソンは昨年12月にフィリピンで行われた「リング・オブ・ファイアー」ではセコンドを務めたこともある親友であるが、「友情は置いてプロとして戦う」と決意を述べている。

08.4.24josh1.jpg

 ジェフとの出会いは1998年のグラップリング大会に遡るようで、「お互いが弱点を知っている」ため、「吉田秀彦戦のようにジャーマン・スープレックスで投げたりパワーボムを極めることはできないが、彼の知らないフロントネックロック・スープレックスならやれるかも」と、必殺技の予告を敢行。

 お約束の「メインイベントとして最高の試合をお見せする」と、「プロレスリングが最強であることを証明する」の台詞も飛び出している。

 戦極からのオファーは、複数の候補から選ぶといったものではなく、ジェフ・モンソン戦の指名だったようで、今回初参戦を果たすホジャー・グレイシーについては、「まだグリーンボーイで一貫性がない」と切り捨てた。

08.4.24josh3.jpg
「もう死んでいるのポース」とカメラマンが注文すると、すぐに答えるジョシュ
囲み取材では、いくつか記者の日本語の質問にも、理解して通訳なしで答えていた

佐山サトルが「PRINCIPLE(プリンシプル)」講義会を4月26日に開催

 「掣圏真陰流本部 興義館」において4月26日(土)午後3時より、佐山サトルの講義会「プリンシプル」が開催される。

 今回のテーマは「日本武士道の精神基底」だ。「PRINCIPLE〜プリンシプル」とは、「主義・原理・原則」という意味であり、戦後にGHQから、「従順ならざる唯一の日本人」と言われたという白洲次郎氏の口癖である言葉だという。

 これは掣圏真陰流が掲げる武士道の「義」に最も近い意味であり、現代における日本武士道の大切さを見つめなおす絶好の機会であろう。

08.4.24sayama.jpg

【トークライブ開催概要】
☆講演名: 佐山サトル講義会「PRINCIPLE(プリンシプル)」
☆日 時:4月26日(土曜日) 午後3時開始(2時45分開場) 予定1時間半 
☆会 場:「興義館」 (東京都文京区本郷三丁目六番十三号 大平ビル二階)
☆参加定員:50名 
☆参加費 :1500円    
☆ご予約・お問合せ:興義館03-3812-1202

2008年04月25日

6・19リアルジャパン3周年特別興行に4代目タイガーマスク、長井満也が参戦

 リアルジャパンプロレス3周年特別興行に、新日本プロレスから4代目タイガーマスク、ドラディションからは長井満也がそれぞれ初参戦する。

 大会のテーマは『PRINCIPLE!〜佐山原理主義〜』と、原点回帰を打ち出した。4代目タイガーマスクは佐山サトル総監にシューティングの技術を徹底的に叩き込まれた後、1995年にプロレスラーとしてデビュー。みちのくプロレス、新日本プロレスにおいて、ストロングスタイルを追求したファイトを展開している。
 一方の長井満也は、その昔スーパータイガージムに在籍した過去があった。4月のバトラーツ千住大会においては、初代タイガーの愛弟子である2代目スーパー・タイガーと対戦している。いずれも佐山サトル総監との因縁は深い。

 さらには、昨年12月に、初代タイガーマスクと2度目のシングルマッチを行い、惜しくも一敗地にまみれた“世界一性格の悪い男”鈴木みのるが再び、リアルジャパンのリングに来襲。
 また、初代タイガーの高い評価を受けている石川雄規(バトラーツ)、折原昌夫(メビウス/第2代レジェンドチャンピオン)、前大会で衝撃の初来日デビューを飾ったサミー・リー JR. の参戦も決定。“リアル1・2の三四郎”アレクサンダー大塚(AODC)も久々に参戦する。

 “仮面シューター”スーパー・ライダー、2代目スーパー・タイガー、タイガー・シャークをはじめとするリアルジャパン勢も万全の体制で迎撃予定だ! 盛りだくさんの3周年特別興行である。


08.4.25rjpw.jpg
初代タイガーの持つ、ストロングスタイルのプロレス、飛び技、そして格闘技の技術の三拍子を兼ね備えた究極のレスラーである4代目タイガーマスク©NJPW 
大型実力ファイター長井満也©ドラディション

 【大会概要】
初代タイガーマスク リアルジャパンプロレス
第13弾 3周年特別興行 『PRINCIPLE!〜佐山原理主義〜』
■日  時:2008年6月19日(木) 
開場/17時30分 試合開始/18時30分
■会  場:後楽園ホール
■大会内容:“伝説”初代タイガーマスクが設立した「プロレス&格闘技(武道)」のフュージョンベース【リアルジャパンプロレス】の第13弾 3周年記念大会。
■席種・料金: RS席:8.000円 /A席:6.000円 /B席:5.000円
■主  催:リアルジャパンプロレス、掣圏真陰流本部「興義館」
■協  賛:レッドリボン推進実行委員会、螢薀ぅライフ、蠧本ダイエットアカデミー協会、かまだ家、日通トレード蝓▲皀螢寝亜▲▲バ企画蝓▲船Д▲Εーカー快適情報誌WaWaWa、アルファオート蝓▲妊襯皀鵐僖薀瀬ぅ溝勝
■協  力:財団法人エイズ予防財団、武道通信、UPPER、e+(イープラス)、
日本文化チャンネル桜【so-TV】
、スーパータイガージム、KIAI PROJECT
■お問合せ  : KIAI PROJECT 03(3833)3662
■テレビ放映予定:スカイパーフェクTV! 241Ch.「ハッピー241」にて放映予定!
------------------------------------------------------------------------------------------------
【チケット販売】
■一般発売日   :4月26日(土)午前10時00分〜
■チケット販売所:
★e+(イープラス) :(パソコン&携帯) (セブンイレブンにて発券可能)
★チケットぴあ    :0570-02-9999(Pコード:812-005).、チケットぴあのお店及び、ファミリーマート、サークルK・サンクス各店、http://pia.jp/t   
★ローソンチケット :0570-084-003(Lコード:35216 )、ローソン各店、http://l-tike.com/(会員登録必要) 
★CNプレイガイド : 0570-08-9999、am/pm&セーブオン各店、http://www.cnplayguide.com/ 
★後楽園ホール:03-5800-9999、
★闘魂ショップ水道橋店:03-3511-9901、
★書泉ブックマート:03-3294-0011、
★チケット&トラベル T-1:03-5275-2778、
★バトルロイヤル:03-3556-3223、
★チャンピオン:03-3221-6237
★掣圏真陰流【佐山サトル】武士道オフィシャルサイト  
★掣圏真陰流オフィシャルサイト http://www.seikenshinkageryu.com
------------------------------------------------------------------------------------------------
【購入者プレゼント】
★本大会チケット購入者(来場者)全員の方に、3周年記念限定オリジナルポストカードをプレゼント(1名様につき1枚)。プレゼントは大会当日に、会場入口にて配付。
------------------------------------------------------------------------------------------------
【6/19(木)大会 参戦予定選手】

初代タイガーマスク(RJPW)

<初参戦!>
4代目タイガーマスク(新日本プロレス)
長井満也(ドラディション)


鈴木みのる(パンクラスMISSION)
石川雄規(バトラーツ)
折原昌夫(メビウス/第2代レジェンドチャンピオン)
アレクサンダー大塚(AODC)
ケンドー・ナカザキ(国籍不明)
サミー・リー JR. (国籍不明)
“仮面シューター”スーパー・ライダー(RJPW)
2代目スーパー・タイガー(RJPW)
タイガー・シャーク(RJPW)
間下隼人(RJPW)
斎藤彰文(RJPW)
他。

2008年04月26日

昭和プロレス「少年たちとプロレス」1章 4節 みのるの翔けた20年

「本格的に、鈴木みのるがプロレスに帰還する」
こんな話を聞いたのは、ゴング格闘技で仕事をやらせて頂いていた頃であった。その当時、既にフリーライターになっていた筆者は、遊軍として舟木編集長体制のゴング格闘技に一年ばかり草鞋を脱いだ事があった。ちょうど、パンクラスの10周年ムック用のインタビューを行っており、私は日々リアルファイトの話ばかりを聞かされていた。勿論、リアルファイトは好きなのだが、プロレスへの熱い気持ちは持ち続けていた。そういう反動もあってか「みのるプロレスに帰還す」このニュースを感慨深く聞いた記憶がある。

鈴木みのると言えば、更に古い思い出がある。今から20年前、筆者は鈴木みのるのデビュー戦を横浜体育館で観戦している。相手は飯塚で、新日の前座らしいゴツゴツした試合であった。だが、この他愛の無い若手の試合を鮮明に覚えているのは、ある事件があったからだ。

実は二階席(ファイトを熟読していた昭和ファンなら当然ですね(笑))で観戦していた自分の前の席に、鈴木みのるの身内(お母さん?叔母さん?)と思われる二人の中年女性が座っていたのである。懸命に鈴木みのるを応援する二人の女性。だが、観戦にも飽きたのか、試合途中で声を落として、ひそひそと話し始めたのだ。

一人の女性がふとつぶやいた。
「プロレスって、八百長なんだよね」 
すると話しかけられたもう一人の女性が一言、こう言った。
「でも、俺のプロレスは違うって… (みのる)は言ってわよ」
―――この台詞に筆者は、強烈にしびれた。
 俺のプロレスは違う、なかなか言える台詞ではない。
自分の身内にそう言い張る若手レスラー・鈴木みのる。
(なんとも、頼もしい男が新日本プロレスに登場したものだ!)

08.4.26minoru.jpg

筆者は試合後、身内の中年女性たちの元に、挨拶に来た鈴木みのるをみつめながら、嬉しくてたまらなかった。
以来、鈴木みのるはUWF、藤原組、パンクラスと駆け抜けていく。その後、筆者も会社員、ライターを経て、ようやく作家・山口敏太郎として50冊目の著作を達成した。ある意味、私は、鈴木みのるの頑張りに触発され、激しく同じ時代を生き抜いたといえる。

―――そして、今も鈴木みのるは、プロレス界で憎々しげに、性格の悪い男を演じている。
 さぁいよいよ、鈴木みのるの20周年興行だ!
モーリス・スミスとのエキシビションマッチに、盟友・高山とのシングルマッチ。
たまらないラインナップだ!
叶うことなら船木や前田の花束贈呈があれば文句ないのだが…。
久々に観戦に行ってみようか。20年前のあの日のように。 (山口敏太郎)

2008年04月27日

ディファ有明が超満員!KEI山宮vs.近藤有己はドローでは?

 微妙な判定だった。パンクラス4月27日ディファ有明大会のメインイベント、GRABAKAのKEI山宮が、近藤有己を判定で下した。
 ジャッジの判定はわからなくもない。一度も寝技に行くことなく打撃で勝負した両雄の3R15分の闘い。近藤はローキックを当て、山宮は回転の速いフックを命中させた。

 判定の基準がダメージ優先だとするなら、試合後のインタビュー内容は勝者と敗者が逆転したかのようだった。近藤はまず「判定に納得していない」と答え、「効いたパンチはなかった。思うようには行かないものだ」と試合を振り返った。一方の山宮は、「ローキックが効いた」と答え、「圧力があった」と答えた。また「どちらが勝った負けたではなく、パンクラスのリングで対戦が実現できたこと」はともかくとして、結果に関しては「感情で嬉しいという感覚はない」と漏らしている。
 近藤は山宮が納得していないようだと記者の一人から告げられると、「そういうことなんだったらもう一度やりたい」とも答えていた。

08.4.27pan1.jpg

 立ち見客も多かった1850人の超満員となったディファ有明大会であるが、3Rには場内から「ヤマミヤ」コールが起こるなど、場内はむしろ山宮応援の声援のほうが大きかった。ジャブやフックが命中する度に声援が飛ぶから、山宮のほうが印象点を稼いだのかも知れない。もっとも3Rに山宮のマウスピースを吐き出させ、さし歯をふっとばしたのは近藤のパンチのほうだった。
 
 K-1にも挑戦していた山宮だけに、パンチ技術が向上しているのは誰もが知るところ。打撃コーチの古川会長の指示は、「見せるパンチで誘う」戦術だったようだが、近藤をとらえるまでには至らなかった。また、セコンドの声からは近藤の左ミドルに合わせたり、キャッチする練習を積んだようであったが、これも貰うだけでカウンターも、反撃にもつながっていない。
 近藤にしても、打撃勝負になることは「想定内だった」と言うが、飛び膝蹴りまで見せて欲しかった。
 記者らに配られた団体からの公式結果のコピーが、間違ってドローと表記していたのがおかしかった。そっちが正しいと信じたい。

08.4.27pan2.jpg

 山宮は、マイクアピールで「自分もパンクラスを守る力になりたい」と述べている。団体の所属に戻るのかとも受け取れる発言だったが、試合後のインタビューでは「行って戻ってもしょうがない。GRABAKAにはお世話になっている」。「どこのリングで闘ってもパンクラスとGRABAKAの両方を背負う」と述べた。
 リング上では「次は俺だ!」と川村亮が詰め寄っている。山宮がパンクラスに凱旋したことは間違いない。

08.4.27pan3.jpg

2008年04月28日

大阪・枚方の<娯楽格闘技>『石倉道場』 4/29大会開催

大阪府の枚方市には、今年で10周年を迎える格闘技道場があります。その名前は、『石倉道場』。プロレスラーの石倉正徳(いしくらまさのり)選手が設立し、運営する道場です。
ishi1.jpg

枚方市立総合スポーツセンター柔道場で活動し、会費は無く毎週火・金曜日の練習に参加したときに支払う参加費のみ、という気軽さ。学生から壮年世代、女性も混じって、立ち技、寝技、総合格闘技の練習に、それぞれが汗を流しています。ワタシも、時間があるときにはお邪魔して、wrestlingやそのほかの格闘技の練習をさせてもらっています。

道場開設の10年前の1998年10月、当時はアマチュア格闘家として活動していた代表の石倉サンが、自身の練習場所の確保のために開設。設備は上を見たらキリが無いために必要十分な場所を探した、とのこと。当時はまだリングがある練習場を、今ほど簡単に確保できなかったという事情もあったそうです。

石倉道場のコンセプトは「娯楽格闘技」。これは、肩肘はらず気楽に気軽に格闘技を楽しもう、という主旨のもとに名付けられました。
石倉サンはいいます。この道場を続ける楽しさは、とにかく、いろいろな人が来てくれる事、その出会いにある、と。特に、格闘技の未経験者が興味を持ち、体験し、楽しんでくれるという場を持つこと自体が、道場の楽しみだと。
そして、格闘技は特別なものでは無い。草野球やボーリングに行くような気持ちで、誰でも気軽に接し、楽しめるものなのです。必要なのは、興味と、やる気だけなのです。と。

人類の持つ長いスポーツの歴史の中でも、格闘技はその最古のものの一つである、といいます。その格闘技を行うためには、行う場と、対戦相手にも指導者にもなる仲間の存在が不可欠なのではないでしょうか。それを、10年という時間をかけて獲得し、維持してきた石倉道場なのです。

参加は自由。礼儀を守って人と接することができる人ならば、誰でも大歓迎、とのこと。なお、石倉道場では畳の上で行う格闘技イベント「ISHIDO-TATAMI3」を4月29日に開催します。枚方市立総合スポーツセンター柔道場で午前10時開始、入場無料です。
詳しくは.石倉道場ホームページhttp://ishikuradojo.fc2web.com/
をご参照ください。

ishido.jpg

kabukikid

2008年04月29日

日本の格闘技団体の段取りの悪さ

2008年04月28日に『DREAM』前日会見が行われたが、相変わらず日本の格闘技団体の段取りの悪さが印象に残ってしまうものだった。
結局、ミドル級は16人トーナメントにも関わらず1カードは最後まで決まらず、次大会以降で1試合だけ行うとなっているが実際には未定。参戦と発表されたフランク・トリッグは欠場、カードはほぼ直前まで決まらないと日本の格闘技団体の悪い所が今回も出てしまった。

特にトリッグに関しては海外の格闘技関連のニュースサイトにおいてトリッグ本人が契約してない、出場しないと答えているにも関わらずギリギリまで参戦としていた事は時代錯誤も甚だしいだろう。

今回のトリッグ参戦以前にも『やれんのか! 大晦日! 2007』におけるJ.Z.カルバンvs青木真也もかなり前からカルバンが「大晦日は怪我で試合しない」と海外のメディアで答えていたにも関わらずギリギリまで公表しなかった。

これは『DREAM』のライバル団体『戦極』でも同じで『戦極-SENGOKU- 第一陣』で菊田早苗vsフィル・バローニが発表されたが、バローニは参戦しない事を海外で明言。結果、やっぱり欠場となった。

かつての日本のプロレス・格闘技界は専門誌しかメディアが無く、また専門メディアは主催者・団体と親密な関係で大本営発表をそのまま流せたが、近年はネットの普及によって海外から団体に都合の悪いニュースもリアルタイムで入ってくる。今はそういう時代なのだ。

確かに何でも反応すればいい訳では無いだろう。海外の格闘技メディアにおけるマーク・コールマンの高田延彦戦(PRIDE.5)、クイントン・ジャクソンの桜庭和志戦(PRIDE.15)のある種のワーク示唆など、団体的には無視するしか無いものも多い。

しかし後日談としてのワーク告白はともかく、今後の大会で「契約してない」「試合はしない」と選手本人が答えているものまで無視し続けるのはどうなのだろうか? 海外の英語メディアだから日本のファンは気づかないと思っていても、今の時代、ネットでどんどん日本にも入ってくる。

そうなった時にどちらが間違っていたかはっきり結果が出るにも関わらずギリギリまで隠し続ける。“プロレス村”と呼ばれる体質が未だに残ってるのを見ると、つくづく日本の格闘技団体はプロレスから派生したものだと痛感せざる得ない。

村松友視という名の“風”『美城丈二の“80’S・プロレス黄金狂時代』

『美城丈二の“80’S・プロレス黄金狂時代 〜時代の風が男達を濡らしていた頃”』
  
  Act【村松友視という名の“風”、改めての私なりの感慨】
 
 「プロレスというジャンルは極彩色のガラスの破片をちりばめたミラー・ボールの如し。光の当り方、見る角度によって驚くほどさまざまな変化を見せる。」ベースボール・マガジン社刊『男はみんなプロレスラー』拠り。
 リング上、ただ一辺の観客を一瞥する行為にもそのプロレスラーの生き様、背負う業、そんな凄みが内包されており、まさにそれは人間ドラマという壮大なるスペクタクルを一齣として切り取ったかのように映えて見えることだってある。村松友視という一作家が、照射させようとした世界。その切り口は恒にプロレス愛という慈愛に満ちたものだった。
 
 人の一生にたとえるならば悲喜哀感・・・、
 ロープに対戦者をゆっくりと溜めて捻じりあげ飛ばしただけで、さぁ、次の展開は?相手は素直に戻ってくるのか?すかすのか?否、すかした直後にどう、反撃するのか?・・・対戦者の技を敢えて受けて見せる行為によって、凄みとそれらに付随したいくつものドラマが予見される。プロレスというジャンルとはそういうひとの人生をも照射、投影させうることが出来る、大いなる世界なのだと感慨深く見つめ続けて今日までに至ってきた。

 それだけに80年代に世間のまさに“プロレスなんてと言う、邪険な層”をも巻き込むかのように勃興したプロレスブームはいま思い返してみても圧巻でさえあった。
 初代タイガーマスクを軸とする、この壮大なる一大ムーブなるものはそれ以前から多くのプロレスラーたちと接する機会を得てきた筆者としては、どこかほっと肩の荷が下りるかのような安堵感すら覚えるものだったのである。
 幼少期、プロレスなんて野蛮なものさと鼻でフンとあしらわれるかのように邪険に見られていた“格闘ジャンルの鬼っ子”プロレスなるものにスポットがあのB・I共存時代の日プロ末期のち、久方ぶりに当ったのだ。

 ブーム、その当時でさえ様々な識者がそのブームの危うさ自体を揶揄、喚起、批難なされておられたけれど、そんな思いと共に愛すべきリングの“綾”を『プロレス界の“味方”』として果敢に紐解いてくれた識者こそ、村松友視氏でもあったのだと思う。いま、読み返して臨んでも非常に卓越した識見が惜しげもなく披瀝されており、改めて感慨深く感じ留めることができた。

 言わばこれは形を変えた“言葉の真剣勝負”、そう村松氏は文筆分野において世間と真剣勝負を挑んだと解釈して間違いないだろう。こちらの放った一矢が世間という“蔑視”なる層の中核まで深く入り込み突き刺さるや、否や!?まさに真剣そのもの、窮屈、退屈極まりない世間という常識にプロレスという反則4カウントまで許されるという“懐の深さ”なる刃を、“村松流”という「解釈論」で切り開いて見せたのだとも思うのである。

 或る意味、時代の寵児足りえた時代のプロレスというジャンルに“深い、添い寝”が出来た氏を私はいま、殊更に羨ましく思う。
 氏は街頭テレビに映し出された力道山に感性がうごめかされ、のちにかの故・吉行淳之介氏の編集担当者等を経て、執筆の機会が巡り、そんな少年期に感化された力道山の影を追うように、またアントニオ猪木氏の“光と影”をも克明に追われ続けた。その軽やかな、まさに根明な文章体ともいうべき筆致綴りであるにも関わらず、どこか暗く重い質感をも感じることが出来た文章体なるものは、戦後復興期の様々な陰影が氏にもたらした、“負ぶさっていた”、からではないのだろうか?

 ひと、それぞれに思い思いのドラマを空想し、そこに自身の人生、日々哀感を織り込んで読み解こうと計る。これはまさにプロレスというジャンルが持つ特有性に根ざした“擬似体験”、反則4カウントまではOK!!という、懐の深さゆえのものなのだと解釈して私はいま更ながらにプロレスというジャンルを肯定し続けたいものだと思う。

 時代が経過より結果をより性急なくらいに求める時代に入ってプロレスというジャンルも次第にその“時代性”を失い、下降線を辿っていったが、“技を受けて魅せる”という行為に、多種多様化する技の高度化、様々な受身技量の変遷化なるものはあっても、その根底に従えられた“格闘浪漫”なるものは少しも揺るがないものであるはずだと認識してこれからも見続けて参りたい。

 氏の、いまやプロレスというジャンルに対する識見豊かな文章群をリアルタイムで拝読する機会を得られぬ昨今、そのプロレス自体も観客動員不振という、危うい灯の揺らめきを見せてしまっている。

 誠に僭越なる物言いではあろうが、私の書く文章群は氏の識見溢れる文章群とは比するのも恥ずかしいほどの拙文の類、数々ではあろうけれど、私も日々ああでもないこうでもないと空想しつつ、今後も研鑽の心を持って、世間のプロレスに対する蔑視の目に果敢に私なりにささやかなれど抗していきたいと思っている。

 村松友視という名の“風”、それらがプロレスというジャンル自体と共に時代に埋没することが無く、未来永劫において連綿と受け継がれていくものであってほしいと思う、その、もう片方で私もまたその“使命”を持った後世の文筆家なのだという認識を格別身震いしながらも抱きつつ、今後も日々、ふつふつとこの心根に沸きおこるプロレスというジャンルに対する思いの数々をものしてまいりたいと思考して止まない。

 「プロレスとはミラーボールの如し」言いえて妙の、このセンテンスがまた私のいま、今後の後ろ背から温かく、時に優しみを携えて吹き募ってくるようだと信じていたい。「昔は良かった」その繰り言に埋没せぬように。筆者は恒に半歩先を歩んで参りたいと思っている。

 *いつもながらにご支持、ご声援の筆者宛てメール、誠に有難うございます。この場をお借りし、深謝致します。
 ⇒ミルホンネット刊・美城丈二著作

DREAM.2 ミドル級GP2008 開幕戦 速報

FEG「DREAM.2 ミドル級GP2008 開幕戦」
2008年4月29日(火・祝)さいたまスーパーアリーナ


第1試合 ライト級GP 一回戦
○青木真也(判定 3-0)J.Z.カルバン×
前回と違い寝技の展開へ。下から極めを狙う青木に、上を取ってパウンド狙いのカルバン。青木は引き込みで下になってもラバーガードで徹底的に距離を潰しパウンドを打たせない。1RにはカルバンがパウンドでKO寸前まで追い詰めるも、後半には青木得意の相手におぶさる状態からチョーク狙いで優勢に試合をすすめる。2Rも徹底的に引き込みで距離を潰し、寝技を警戒するカルバンは踏み込めない。試合終了直前に青木のオモプラッタのような形で腕をロックで極まったかに見えたがカルバン意地で振りほどく。しかしこれで試合は決まり判定で青木勝利。

第2試合 ミドル級GP 一回戦
○金泰泳(判定 3-0)ミノワマン×
徹底的にテイクダウン狙いのミノワマン。1Rには何度か成功するも上になった後の展開が無い。逆に金の強烈なローキックでミノワマンの太ももはミミズ腫れに。2Rもスタミナの切れたミノワマンのタックルを潰し、亀になるミノワマンに膝を叩き込む金。後半は金もスタミナが切れてくるもダメージを与えているのは圧倒的に金であり、判定もフルマークで金が勝利した。

第3試合 ミドル級GP 一回戦
○ユン・ドンシク(判定 3-0)大山峻護×
共に寝技師なのでグランドの展開がほとんどを占める。ユンがテイクダウンで上を取り、パスガード、マウントといいポジションをキープして攻めたてる。大山も何度か下から攻めるも、試合のほとんどはユン優勢で終わり判定3-0でユンが勝利した。

第4試合 ミドル級GP 一回戦
○ゼルグ弁慶ガレシック(1R1分40秒 腕十字)マゴメド・スルタンアクメドフ×
ヴォルグ・ハン最強の弟子との触れ込みのスルタンアクメドフ。テイクダウンを奪うがすぐに弁慶がスイープ。再びスルタンアクメドフがリバーサルして上になるが、そこに弁慶の腕十字が極まり、見事に一本勝ち。

第5試合 ミドル級GP 一回戦
○ホナウド・ジャカレイ(1R 3分37秒 チョークスリーパー)イアン・マーフィー×
ほぼワンサイドゲーム。ジャカレイが一方的に攻めて腕十字、亀状態に膝蹴り、バックマウントからチョークスリーパーで極めた。

第6試合 ミドル級GP 一回戦
○田村潔司(1R 57秒 TKO)船木誠勝×
お互いに意地を見せる打撃戦でスタート。最初は船木が攻めるも、すぐに田村優勢になり押し倒しパウンドでレフリーが止めて田村勝利。

第7試合 ミドル級GP 一回戦
○ゲガール・ムサシ(1R 3分10秒 三角締め)デニス・カーン×
試合開始直後、デニス・カーンがテイクダウン、そしてアームロックと一方的に攻め立てる。しかし一度離れた瞬間にムサシの三角締めが極まり、カーン痛恨のタップアウト。試合はほとんどカーンが主導権を握っていたので、ムサシ改心の逆転勝利だった。

メインイベント ミドル級GP 一回戦
○桜庭和志(1R 8分29秒 フェイスロック)アンドリュース・ナカハラ×
総合初のナカハラだが、かなり腰が重い。1R6分過ぎまで一度もテイクダウンを許さないでこつこつと打撃を与える展開。ローブローもあったが、桜庭の足を狙うテイクダウンも顔面を殴って凌ぐ大器の片鱗を見せた。しかし後半、テイクダウンを奪われるとやはり寝技に難があるのでそのまま桜庭がフェイスロックを極めた。

正直、桜庭、田村、ジャカレイはシードの様なマッチメイク。反面、ムサシvsカーンなどは一回戦としては厳しすぎるカード。主催者がどうしても人気選手を残したいという気持ちは分かるが、それなら最初から8人トーナメントにすれば良かったのではと思える大会だった。

2008年04月30日

戦極の次のカードが予定されている?ジョシュとモンソン

5月18日に開催される『戦極 〜第二陣〜』。メインはジョシュ・バーネット(米国/フリー/パンクラス無差別級王者)vsジェフ・モンソン(米国/アメリカン・トップチーム)に決まった。

この2人、元々、友人同士、というかずっと同じチーム(AMCパンクレーション)で活動していたチーム・メイトであるのは有名な話。だが、ただ友人というだけでは無く、このメイン2人は揃ってこの『戦極 〜第二陣〜』の次の試合までが噂されているのを知ってるだろうか?

ジョシュ・バーネットは、あのエメリヤーエンコ・ヒョードルvsティム・シルビアが予定されている7月19日にテキサス州ダラスで旗揚げが予定される新興MMA大会、『アフリクション』(Affliction)でペドロ・ヒーゾとの一戦が噂されている。ただし、まだ正式発表では無い。

このペドロ・ヒーゾとジョシュは過去に対戦しており、ヒーゾがジョシュをKOしている。(UFC30 2001年2月23日)
その後、ヒーゾはUFCからPRIDEに移籍し連敗した為、現在ではジョシュと立場が逆転している感があるが、ジョシュからすれば過去にKOされている相手へのリベンジに燃えない訳が無いだろう。
ヒーゾもPRIDE崩壊後、その戦極でジョシュと戦うジェフ・モンソンをTKOしており(UAFC - Art of War 3 2007年9月1日)復調してきているので、現在のジョシュであっても油断出来る相手では無い。

そして、そのジェフ・モンソンも6月14日に予定されているアメリカ新興団体『アドレナリン(Adrenaline)』でマイク・ルソー戦が決定。こちらは正式発表されている。

確かにトラビス・フルトン、ジェレミー・ホーンなど総合格闘技でも連戦を繰り返した選手もいるが、元々、友人同士のマッチメイクで次に大きな大会での試合が予定されているという両者がメイン。なんとも緊張感が抜ける話であろう。

About 2008年04月

2008年04月にブログ「ファイト!ミルホンネット お知らせ」に投稿されたすべてのエントリーです。過去のものから新しいものへ順番に並んでいます。

前のアーカイブは2008年03月です。

次のアーカイブは2008年05月です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。