武藤敬司が6月13日(水)、クイズ番組に出演した。BSフジの『クイズ!脳ベルSHOW』という番組である。奇しくも武藤敬司のライバル、三沢光晴の命日だ。
この番組は月~金曜まで帯番組として放送されており、午後10時から1時間のクイズ番組だ。40歳以上の解答者が4人、月曜日と火曜日でクイズを競い、上位2名が金曜日に行われる週間チャンピオン大会に進出する。
そして水曜日と木曜日ではメンバーを変えて、やはり40歳以上の解答者4人でクイズを争い、上位2名が金曜日の週間チャンピオン大会に進出するという仕組みだ。金曜日には代表者4名による週間チャンピオン大会が行われ、1位になった人が優勝である。
武藤は水曜日に出場し木曜日(14日)も出場予定。上位2名に入って金曜日(15日)の週間チャンピオン大会への進出を狙う。
実は2月に天龍源一郎、3月には小橋建太とザ・グレート・サスケも同番組に出演しており、結果は残念ながら3人とも週間チャンピオンにはなれなかった。
武藤敬司が、プロレスラーも実はインテリだということを証明できるか?
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司会は漫才コンビ・ますだおかだの岡田と、フジテレビの川野良子アナ。今週の水・木曜日の解答者は武藤敬司(55歳)の他には大石まどか(45歳)、森脇健児(51歳)、伊藤咲子(60歳)の4人。なお、得点は『ノーベル』という単位で示され、基本的には1問正解すると10ノーベルを獲得する。
武藤敬司は大ボケをかますも、なかなかの好スタート
番組冒頭、プロレス好きのますおか岡田は、いきなり武藤をイジる。武藤は今年3月末、両膝に金属製の人工関節を埋め込む手術を行ったが、その話題を切り出した。
「武藤さんはムーンサルト・プレスで両膝が悲鳴をあげて、また手術したそうですね」
「リハビリを頑張ってて、でもまた骨を折っちゃって」
「何をやってるんですか!」
「でも、頭は大丈夫だから。……そうでもねえか」
自分でツッコんでどーする!?
それはともかく、さっそくクイズが始まった。最初のコーナーは『脳ミングアップクイズ』。第1問のしりとりクイズを武藤は見事に正解、幸先よいスタート。しかし、その後は2問続けて不正解。
次のコーナーは『クイズ! 脳みそフル回転!』。まずは『あるなしクイズ』。『ある』側に共通することを当てる、お馴染みのクイズだ。
『黒』『3個』『丹波』『ミノ』『ライブ』
これらの言葉を仮名文字に変換して、頭に共通する1文字が入る。さあ、なんという文字か、わかるかな? ちなみに武藤は、この時点で見事に正解! 答えることができなければ、武藤よりも頭が悪いということになるぞ(ある意味、武藤に失礼)。
正解は『ど』。『黒=ドクロ』『3個=道産子』『丹波=土壇場』『ミノ=ドミノ』『ライブ=ドライブ』となるわけだ。
武藤もなかなか頭の回転が速い。もっとも、この時点で他に2人正解したが。
次はアナグラム問題。『餅も帰国』という言葉を仮名文字に変換して、並び替えるとある有名人の名前になる。しかし、武藤は「こんな短い名前の人、います?」と言ったが、川野良子アナは「武藤さんと同じ6文字ですよ」。
武藤は全くわからない様子だったので、川野アナがスーパー・ヒントを出した。
「モチモキコクです」
と、モノマネをする。これが非常に似ていたので、武藤もピンときた。
正解は『キクチモモコ=菊池桃子』。
さらに次のマッチ棒計算クイズも武藤は正解し、なかなか良い滑り出しとなった。
ここで一旦クイズから離れて、脳エクササイズのコーナー。2人1組になって『ちぐはぐ会話』をするというもの。たとえば「今日の天気は?」と問いかけると「カレーが好きです」などと、質問とは全く違う答えをしなければならない。
武藤は大石まどかと組んで、大石まどかからの「ピンクが好きなんですか?」という問いに「えー、今日は……」と詰まってしまい、武藤の負け。
次も大石まどかの「クマさんは大好きですか?」という問いに「イヌさんが大……」と全くダメ。
しかし、武藤よりもポンコツだったのが森脇健児。武藤が「今日はもう練習してきました?」と訊くと、森脇健児は「グラウンドがジュクジュクなんですよ」とモロに答えてしまう。
どうやら森脇健児は、武藤以上のスポーツ・バカだったようだ。
司会者のことを全く知らない武藤敬司! 初日の結果は……?
次のコーナーは『クイズ! 言われてみれば』。過去の出来事が問題になるという、記憶力が問われるクイズ。まずは『ヒット歌謡』のクイズで、牧村三枝子の『みちずれ』に出て来る歌詞を穴埋めで答える問題。
「『?』『?』おまえと みちづれに」の『?』の部分を当てるクイズで、武藤以外の3人は『決めた』と答えるが、武藤だけは『惚れた』。正解は『決めた』で、武藤だけが不正解。
それでも武藤は「俺、自信あったのに」と未練がましく言う。その根拠のない自信はどこから来たのだ?
しかし、ますおか岡田はフォローの意味で川野アナに問いかける。
「2番か3番に『惚れた』もあるんでしょ?」
「ないんです」
川野アナは冷たく言い放った。結局、武藤は恥の上塗りになるが、武藤はなおも未練がましく「4番にあるんでしょ?」。
次の問題。1984年にロサンゼルス・オリンピックの女子マラソンに出場した、『女瀬古』と呼ばれた選手は? というクイズだったが、正解は『増田明美』。
全くわからない武藤はヒントを要求し、ますおか岡田は「私のコンビ名がヒントです」と言うと、武藤は「コンビ名、なんて言うの?」。
なんと武藤は、司会者のますおか岡田のコンビ名を知らなかったのだ。さらに追い打ちをかけるように「漫才してる姿を見たことないですけど」。ますおか岡田は泣き出してしまった。ますだおかだと言えば第2回M1チャンピオンなのに。
初日、最後のコーナーは『早押し! ペアパネル』。早押しクイズに正解すると、得点が書かれた8枚のパネルのうち2枚をめくり、それが同じ点数だったらその分の点が入る。ただし、8枚のうち2枚は『ガラガラチャンス!!』で、そのパネルを引くとガラガラで出てきた球の得点が入るが、中にはマイナスの球も入っている。
難読漢字クイズで『海象』の読み方を、なんと武藤が答えた! 正解は『セイウチ』だが、武藤はこんなにインテリジェンス溢れるレスラーだったのか!!
実はカラクリがあって、武藤が正解を出す前に、武藤を含む解答者が『トド!』『アザラシ!』『オットセイ!』とさんざん不正解を出していたのだ。さらに、ますおか岡田が『牙の長いヤツ』と大ヒントを出していた。あと、残る動物と言えばセイウチぐらいしかない。
せっかく正解した武藤だったが、ペアパネルで数字を揃えられず、残念ながら無得点。
結局、このコーナーで武藤が答えたのはセイウチだけで、初日は終わった。
①森脇健児=130ノーベル
②大石まどか=110ノーベル
③伊藤咲子=100ノーベル
④武藤敬司=70ノーベル
以上が初日の結果である。武藤はなんと最下位! プロレスラーは、また恥を晒してしまうのか!? いやいや、トップの森脇健児とは僅か60ノーベル差。2日目でまだまだ逆転のチャンスはある(このクイズ番組は、ハッキリ言ってほとんど運で優勝が決まる)。
なお、明日(6月14日)の木曜日も夜10時から、BSフジで『クイズ!脳ベルSHOW』が放送され、武藤敬司も出場します。
明日は武藤がアンドレ・ザ・ジャイアントの思い出話をするようですよ。お楽しみに!
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