[ファイトクラブ]非WWEとWWEの綱引きが生んだ大阪大熱狂! オカダ&内藤は落城

[週刊ファイト6月21日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼非WWEとWWEの綱引きが生んだ大阪大熱狂! オカダ&内藤は落城
  photo & text by TERUZ
・肉体改造エルガン!ショルダーなしコスチュームでNEVER戴冠
・名タッグはヘビーでも王者!ヤングバックスIWGPタッグ奪取
・ついにやって来たミステリオ!棚橋・ライガーと夢トリオ
・オスプレイが空飛んだ!歴史的ダイブ幕開け激闘ヒロム勝利
・ジェリコまさかの戴冠!試合後にEVIL乱入で新日続編を予告
・2年前の大阪城大会からのオカダ連続防衛がついにストップ
・非WWEとWWEの間の駆け引き続く! 革命と綱渡りの間に大阪城

■保険見直し本舗Presents DOMINION 6.9 in OSAKA-JO HALL
日時:2018年6月9日(土)16:00
会場:大阪・大阪城ホール 観衆11,832人(札止め=主催者発表)

 4時間半に及ぶプロレス絵巻に札止め観衆が酔いしれた。6月9日、新日本プロレス上半期集大成の位置づけで行われる大阪城ホール大会は観衆11,832人。

 1年前の60分時間切れ引き分けの“続き”として行われた時間無制限3本勝負のオカダ・カズチカvs.ケニー・オメガは、攻防の読めない死闘となった。ダメージ深い両者を立ち上がらせるのは観衆からのコールであるが、常にケニーへの大合唱が巻き起こる。1本目こそオカダの押さえ込みで3カウントを許したケニーだったが、オカダのラッシュを耐えしのいでの片翼の天使で2・3本目を連取。トータル64分50秒の長丁場となったが、ケニー初戴冠、ヤングバックスおよび飯伏幸太との大同団結との相乗効果で感動の大会ファイナルとなった。

 オカダvs.ケニーと並んでのダブルメイン第1試合は内藤哲也vs.クリス・ジェリコのインターコンチネンタル戦。1試合ごとにWWEビンス・マクマホンの許可を得ているとされる新日本参戦なだけに、ジェリコ戴冠はまずないと思われた。ジェリコは荒れた試合展開でペースを握り、内藤は顔面から出血しながら怒りをにじませる。そのままコードブレイカーで勝利したジェリコがまさかの戴冠! 試合後も痛めつけられる内藤を同ユニットのEVILが救出。この顔合わせのシングルにつながることを示唆した。

 IWGPジュニア戦では、王者ウィル・オスプレイを破った高橋ヒロムが王座奪取。ラスト3試合は全てタイトル移動となる波乱の大会となった。なお、全試合開始前にはハロルド・ジョージ・メイ新社長がリングイン。「大好きなプロレス、大好きな新日本プロレスのために、全てを捧げて頑張ります」とのメッセージを日本語と英語の両方で発信し、歓声を浴びていた。

メイ社長「皆さん、こんにちは! アリーナ! 2階席ー! 今日は皆さん、おいでいただきまして、本当にありがとうございます。私は新日本プロレスリング代表取締役社長のハロルド・メイと申します。中にはですね、私を“ハロルド社長”と呼ぶ方もいますけど、名前がハロルドで、苗字がメイですので、“メイ社長”と覚えといてください。僕は、プロレスが、大好きです。そして、大好きなプロレス、大好きな新日本プロレスのために、すべてを捧げて頑張ります。今日は、楽しんで見ておいてください。私も楽しませていただきます」

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