11/26(日) カルペディエム広尾にて、第2回 巌流島トライアウト が行われた。今回も、空手、柔術、相撲、合気、レスリング、ボクシング、剣道、ニャンニャン拳法など、様々なバックボーンを持つ選手が集結。ルールは「アマチュアルール」「ポイント&KOルール」「フルコンルール」「小学生以下」の4つが設けられたアマチュア大会ではあるが、前回の第1回トライアウトに出場者の中から、4名が1月3日の「巌流島」本戦への出場が決まっている。
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前回のカルペディエム三田は縦長のスペースで、場外は確保する事ができなかった。その為「壁に当たる=場外」と言う判定の仕方でジャッジされる事となったが、分かり難さは否めなかった。今回の会場となったカルペディエム広尾は、三田よりも倍くらいのスペースがあり、かつ正方形のスペースなのでより巌流島の闘技場に近くなった。
試合開始前に、菊野は「巌流島の未来はここにある。巌流島に求める一番の志は、親が子供に見せたくなる格闘技。そうじゃない選手には、ご遠慮を願いたいというか、どんなに強くても親が子供に見せたくなくなる様な格闘技をやってしまったら「巌流島」ではなくなってしまう。」と、改めて巌流島の世界観と理念を強調した。
第1試合には、菊野克紀の長男である菊野克輝(5歳)が登場。フルフェイスのヘッドギア装着で安全が配慮されていた。試合はポイント3-0で克輝が勝利。この日2試合目となる第3試合にも出場したが、こちらはポイント差で判定敗けに終わった。
第4試合には前回のトライアウトで存在感を示した大ももちが登場。前回に続き、今回も2試合。第10試合には、シュートボクシング女子バンタム級2位の実力者、櫻井未奈と対戦。大ももちは第4試合がドロー、第10試合はポイント敗けに終わったが、前回のトライアウトからの成長が見られた。現在はスネークピットジャパンで、練習していると言う。こうして参加者の成長が見られるのはトライアウトの醍醐味となって来るだろう。
第15試合の岩崎徳正(数見空手)vs小林啓吾(キックボクシング/K-1アマチュア優勝)の試合はポイント同点によるドロー裁定となったが、審判団の判定で勝敗を決めても良いのではないか、など試合後に話し合われていた。
全17試合の白熱の試合が続き、大会は無事終了。
「巌流島」プロデューサー谷川貞治氏は、総括として
「大ももち選手が予想以上に強くなっていた。前回のへなちょこぶりから、今回はボコボコにやられるんじゃないかと思っていたけど・・」
と会場の笑いを誘うと
「非常に流派の技を特徴を持って闘おうとした選手もいれば、ちょっと巌流島ルールに慣れずに物足りなかった選手もいたかもしれません。良い選手もたくさんいたので、また本戦の方でも声を掛けさせて頂きたいなと思います。」
と参加者にエールを送った。実際に第一回のトライアウトから出場の左禅丸選手(日本拳法)は、試合に敗けたにも関わらず本戦出場が決まっている。
続いて菊野克紀からは「本戦を目指した選手もいますし、自己の成長の為に出てくれた方もいると思います。僕は本戦を目指してくれることも嬉しいですけど、出て挑戦して下さったことが凄く嬉しいです」と参加者の心の成長を重視した。
このアマチュア大会によって、今後新たな逸材の発掘と未来のスター選手の育成が期待される。
■第2回 巌流島トライアウト
日時:2017年11月26日 15:30~
会場:カルペディエム広尾
【試合結果】
<第1試合 巌流島小学生ルール 2分1R>
○菊野克輝(沖縄拳法空手/5歳)
判定 ポイント3-0
●家村享佑(実践空手/6歳)
<第2試合 巌流島小学生ルール 2分1R>
○野澤エディ(空手/8歳)
判定 ポイン2-0
●金子蒼空(柔術/7歳)
<第3試合 巌流島小学生ルール 2分1R>
○細野維心(柔術/6歳)
ポイント 3-0
●菊野克輝(沖縄拳法空手/5歳)
<第4試合 巌流島フルコンルール 2分1R>
△大ももち(ニャンニャン拳法)
ポイント1-1 引き分け
△廣末高明(合気柔術)
<第5試合 巌流島ポイント&KOルール 2分1R>
○栗原秀一(ボビナム)
一本 ポイント6-2
●西村虎次郎(伝統空手)
<第6試合 アマチュアルール 3分1R>
○ブルースDATE(インド王族武術)
一本 転落3回
●ハリィ永田(沖縄拳法空手)
<第7試合 アマチュアルール 3分1R>
○樺澤和貴(柔道)
判定 ポイント4-0
●岡野誠(Uスタイル)
<第8試合 アマチュアルール 3分1R>
○寺岡光太郎(剣道)
一本 パウンド3回
●向井正志(沖縄拳法空手)
<第9試合 アマチュアルール 3分1R>
○荒木謙次郎(シュートボクシング)
一本 転落3回
●スピードレーサーDATE(インド王族武術)
<第10試合 アマチュアルール 3分1R>
○櫻井未奈(シュートボクシング)
一本 転落3回
●大ももち(ニャンニャン拳法)
<第11試合 アマチュアルール 3分1R>
○荒木賢太郎(シュートボクシング)
一本 KO
●奥山玲央(実践空手)
<第12試合 アマチュアルール 3分1R>
○四枝英之(柔道)
一本 転落3回
●小池建(キャッチ・アズ・キャッチ・キャン)
<第13試合 アマチュアルール 3分1R>
○喜瀬慎二(ボクシング)
一本 KO
●向井正志(沖縄拳法空手)
<第14試合 アマチュアルール 3分1R>
○小島達也(レスリング)
判定 ポイント4-2
●戸津龍佑(キャッチ・アズ・キャッチ・キャン)
<第15試合 アマチュアルール 3分1R>
△岩崎徳正(数見空手)
ドロー ポイント0-0
△小林啓吾(キックボクシング)
<第16試合 アマチュアルール 3分1R>
○二戸健吾(伝統空手)
一本 転落3回
●柏木彩志(フルコンタクト空手)
<第17試合 アマチュアルール 3分1R>
○本田孝之(沖縄ボクサー)
一本 転落3回
●岩切大地(相撲)
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