10月15日(日)、マリンメッセ福岡にて『RIZIN FIGHTING WORLD GP2017 バンタム級トーナメント&女子スーパーアトム級トーナメント 1st ROUND -秋の陣- 』が開催。メインイベントに登場したRENAは、アンディ・ウィンを1R KOで葬り会場を沸かせた。那須川天心がセミファイナルでボクシングからの刺客・藤田大和と対戦し、判定勝利を収めた。
第11試合に登板した川尻達也は、第2ラウンドにタックルを狙いにいったところにガブリエル・オリベイラの膝蹴りを顔面にもろにくらって撃沈、レフリーストップとなった。第7試合にジェロム・レ・バンナが登場、地上波ではオープニングの役割を担った。マーク・ハントと見た目が酷似しているロッキー・マルティネスとの対戦だったが、立ち技での争いから一点、マルチネスがテイクダウンに成功すると、最期はレバンナを袈裟固めに仕留めた。
あまりの長時間興行。格ヲタ似顔絵師ケーシーさんは名古屋から遠征したが、10月19日号の四コマ漫画がRENAであるにも関わらず、飛行機の予約があるため泣く泣く途中で退席せざるを得なかった。
※現地取材詳細版は『週刊ファイト10月26日号』に収録されました。
◼︎ RIZIN FIGHTING WORLD GP2017 バンタム級トーナメント&女子スーパーアトム級トーナメント 1st ROUND -秋の陣-
日時:2017年10月15日 開場・12:30 開始・14:00
会場:マリンメッセ福岡 観衆7732人(超満員)
<第16試合 RIZIN 女子MMA トーナメントルール:5分 3R / インターバル60秒(49.0kg)>
○RENA(NIPPONのツヨカワ女王/シーザージム/シュートボクシング世界女子フライ級(51kg)王者)
1R 3分05秒 左ボディーブロー悶絶陥落KO
●アンディ・ウィン(狂乱の金網女王/米国/カラテ・マフィア/元KOTC女子アトム級(47.6kg)王者)
※アンディは49.25kgで計量オーバー
RENA
「まさか今日のメインに選んでいただけるなんて本当に夢にも思いませんでした。勝ち上がることができて本当に嬉しいです。ありがとうございます。年末は絶対に優勝するので、男の中の男たち、女の中の女たちの戦いを“見に来いや!”」
アンディ・ウィン
「大親友でもある、パートナーと一緒にずっとボディショットの練習をしていて、そこは強化してきたつもりなんですけど、RENA選手はコンビネーションが巧みでした。顔からのボディで、1回目はまだ大丈夫で、2回目3回目も対応できたんですけど、4回目で落ちてしまって、そこでレフェリーが止めに入り、ああいう結果になりました。」
<第15試合 RIZIN MMA特別ルール:5分3R / インターバル60秒(57.0kg)>
○那須川天心(神童/TARGET/ISKAオリエンタル世界&RISEバンタム級(-55kg)王者)
判定3-0
●藤田大和(ボクシング界の神童/リバーサルジム新宿Me,We/アマボクシング全日本選手権’11バンタム級優勝)
天心
「5分3Rを初めてやって、なんか、すごい楽しかったです。素晴らしい選手と闘えることができて、ほんとにいい経験になりました。」
「僕はもう言った以上、蹴りで逃げるのとか組んで逃げるのは嫌だったんで、あそこはほとんどパンチばかりで、やっぱりキックの癖が出ましたね。倒して手をあげちゃって「終わった」と思ったら、「あ、ちげえ!」みたいな感じでしたね(笑)。そのまま追撃に行ければ良かったんですけど、ダメですねぇ、あれは。癖なんですよねぇ、もう。」
「(ジャンプしての踏みつけ)あれ、一回もやったことなくて、練習でも。あれは本能だと思います。蹴ってやろうと蹴った、という感じですね。あれは練習もしていなくて、無意識の中で出た技なので。でも、結構入ったと思うので、会場もすごく湧いたので、もっとそういう技をやっていきたいなと思いました。」
<高田劇場>
<第14試合 RIZIN グラップリングルール:10分 1R(84.0kg)>
△桜庭和志(IQレスラー/フリー)
時間切れドロー
△フランク・シャムロック(THE アメリカンレジェンド/米国)
<第13試合 RIZIN MMAルール:1R10分 / 2R5分 / インターバル60秒 (70.0kg)>
○西浦“ウィッキー”聡生(格闘猿/KRAZY BEE)
判定3-0
●アンディ・サワー(立技最高芸術/オランダ/チーム・サワー/シュートボクシング世界スーパーウェルター級(70kg)王者)
<第12試合 RIZIN 女子MMAルール:5分3R / インターバル60秒(75.0kg)>
●KINGレイナ(MUTEKIのビッグマウス/FIGHT CLUB 428)
判定3-0
○クリスタル・ストークス(マッスルソルジャー/米国)
<堀口恭司の挨拶>
<第11試合 RIZIN トーナメントルール:5分3R / インターバル60秒 (63.0kg)>
●川尻達也(クラッシャー/T-BLOOD/62.70kg)
2R 1分00秒 顔面への左膝蹴りKO
○ガブリエル・オリベイラ(南米三冠王者-ブラジル/HEBROM FIGHT MMA)
<第10試合 RIZIN トーナメントルール:5分3R / インターバル60秒 (61.0kg)>
○石渡伸太郎(キング・オブ・パンクラシスト/CAVE/パンクラス・バンタム級王者)
判定3-0
●アクメド・ムサカエフ(ロシアン・リトル・エンペラー/ファイトナイト・グローバル)
<第9試合 RIZIN トーナメントルール:5分3R / インターバル60秒 (61.0kg)>
●ムン・ジェフン(京畿道の殴者-韓国/韓国/オクタゴンジム)
判定1-2
○ケビン・ペッシ(首刈りブラック・アナコンダ-フランス/スウェーデンSuperior Challengeバンタム級王者)
<第8試合 RIZIN トーナメントルール:5分3R / インターバル60秒 (61.0kg)>
〇マネル・ケイプ(アンゴラのクレージーホース/ポルトガル/VSチーム)
1R 1分11秒 左ハイキック⇒右パンチ⇒レフェリーストップTKO
●山本アーセン(格闘一家の最強DNA/KRAZY BEE)
~休憩~
<第7試合 RIZIN MMA特別ルール:1R10分 / 2R5分 / インターバル60秒 (120.0kg)>
●ジェロム・レ・バンナ(ハイパーバトルサイボーグ/フランス)
1R 2分10秒 袈裟固め一本
〇ロッキー・マルティネス(南海の大魔神-米国/スパイク22/DEEPメガトン級(+100kg)王者、元PXCヘビー級王者)
<第6試合 RIZIN 女子MMA トーナメントルール:5分 3R / インターバル60秒(49.0kg)>
●アリーシャ・ガルシア(ジョシュ・バーネットの秘蔵っ子/UWF USA)
判定0-3
〇マリア・オリベイラ(ブラジル戦慄の膝小娘/パラナ・バーリトゥード)
<第5試合 RIZIN 女子MMA トーナメントルール:5分 3R / インターバル60秒(49.0kg)>
〇浅倉カンナ(純情可憐タックル少女/パラエストラ松戸/DEEP JEWELS代表)
判定3-0
●シルビア・ユスケビッチ(ポーランドの蹴撃天女/士魂ロッズ)
<第4試合 RIZIN 女子MMA トーナメントルール:5分 3R / インターバル60秒(49.0kg)>
〇アイリーン・リベラ(情熱の関節セニョリータ-スペイン/セルダニョーラ・ファイトクラブ)
2R 2分26秒 腕ひしぎ十字固め
●山本美憂(FIGHTING QUEEN BEE/KRAZY BEE)
<第3試合 キックボクシングルール:3分3R / インターバル60秒 (51.0kg)>
●石井一成(西の神童/東京KBA/元ムエタイTrue4Uフライ級王者)
判定0-2
〇政所仁(微笑みボンバー/魁塾/DEEP☆KICK -53kg級2位/50.85kg)
<第2試合 キックボクシングルール:3分3R / インターバル60秒 (62.0kg)>
△裕樹(Mr.RISE/ANCHOR GYM/元RISEスーパーライト(-65kg)級・ライト(-63kg)級・スーパーフェザー級(-60kg)王者)
判定1-0
△ダルビッシュ黒木(日向のメジャーリーガー/KING EXCEED/RISEライト級(-63kg)11位)
<第1試合 キックボクシングルール:3分3R / インターバル60秒 (58.5kg)>
○森本“狂犬”義久(RISEの狂犬/BRING IT ONパラエストラ葛西/RISEフェザー級(-57.5kg)1位)
3R 2分00秒 右フック⇒レフェリーストップTKO
●RYOTA・RENSEIGYM(福岡の殴り屋/錬成塾/大和ライト級王者)
【榊原実行委員長インタビュー】
「16試合もやったのはPRIDEも含めて初めてのことでした。
格闘技の魅力がしっかり詰まったいい大会だったんですが、判定が多かったです。もっとテンポよくいけばなと思いました。
期待した以上にハネなかった試合が多かったと思います。格闘技はリアルなものなので求めているようなものになるとは限らないんですが。休憩も取れないところがありました。16試合を組むのはこれを最後にしたいなと思います。
ただ那須川天心とRENAに大会全体としては救われました。あっぱれな試合だったと思います。
魅せるということ結果を出しということに関しては他の選手たちとは運も含めて持っているものが違う、引き寄せるものがあると思います。
僕の中のMVPは藤田大和です。天心の相手を選ぶのは難しいです。藤田に関しては今年の4月あたりからずっと目をつけてきました。村田諒太の活躍もありボクシング界に熱があったのでボクシング界からということもあって、藤田のMMAでの試合を考えていました。
でも天心とやることになるとは思っていませんでした。いい試合というのは格闘技の世界でひとりではできません。好敵手、ライバルというものがあって初めてできます。天心とRENAに関しては誰と闘うのが見たいのか? それを僕らがしっかり供給する。ヒクソンvs髙田のようなことがしっかりしたテーマが見えてくればより良いのかなと思います。
そういう意味では新しい斬新なチャレンジを藤田大和がしてくれました。あとは女子格闘技を引っ張っていくんだというRENAの男気。女ですけどあえて男気と呼ばせてもらいます。アンディ・ウィンの体重オーバーに関して全てを受け入れて闘った。その心意気。
RENAと天心、この2人に助けられたなと思った大会でした。」
公式HPより
【一般公開】
■ RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2017 バンタム級トーナメント 2nd ROUND トーナメント抽選会
日時:10月16日(月) 一般受付17:50 開始18:00
会場:ウェスティン B1F 「楓」
(〒153-8580 東京都目黒区三田1-4-1 (恵比寿ガーデンプレイス内)
http://www.westin-tokyo.co.jp/ )
◎登壇者/バンタム級トーナメント1回戦の勝者
RIZIN実行委員長 榊原信行、RIZIN統括本部長 髙田延彦
※月額999円ファイトクラブで読む(クレジットカード、銀行振込対応)
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