■ アイスリボン583
日時:8月23日(土) 14時00分試合開始/13時30分開場
会場:アイスリボン道場 観衆 94人
<エキシビション3分間勝負>
弓李 (0-0) あきば栞
前回に続き、オープニングのエキシビションマッチに登場したあきば。前回はハム子が相手だったこともあり、ハム子が胸を貸す復帰前のエキシという印象だったが、今回はキャリアの近い弓李が相手。エキシというよりも実戦に近い攻防が展開された。序盤は弓李が先手を取ったものの、カウンターのドロップキックを機にあきばが反撃。逆エビ固め、串刺しエルボー、スクールボーイ、ウラカンラナと弓李をカウント3直前まで追い込んでいった。弓李も意地をみせワキ固めで切り返したところで3分終了のゴング。
リングサイドを試合を観ていた藤本から「医師の確認を取ったうえで、8月31日の後楽園で復帰させたいと思います。その前に27日(の道場マッチでも)最終調整のエキシを行います」とGOサイン。
8月31日後楽園ホールでのあきば栞の復帰戦が決定した。
<第1試合 シングルマッチ10分1本勝負>
●235
4分24秒 エンジェル・サンダー(スワンダイブ式エルボー)⇒体固め
○優華
235と優華シングル初対決。1年先輩の235。身体能力だけでなくタイトル挑戦や試合数など経験値も後輩の優華が上回るが、先輩としての意地を見せたい。ゴングと同時に耳を両手で塞ぐ優華。235の大声攻撃をけん制するとロックアップからロープ際に押し込んでのエルボーの先制攻撃を見舞う。さらにグランドコブラ、至近距離でのドロップキックをあごに打ち込んだ優華に対して、235はフライング・ボディアタック、スイング式DDT、ローリング式エビ固めと反撃。しかしスクールガールで235を丸め込んだ優華は、コーナーに上った235をドロップキック、デッドリードライブで叩き落す。さらに強烈なエルボーから、ボディスラム、そしてエンジェル・サンダー(=スワン式ダイビングエルボー)でカウント3を奪取。優華がわずか4分半で235との初シングルを制した。
「中島安里紗戦に向けて順調に仕上がってます」と、試合後に絶好調をアピール優華。藤本からは「夏休みだからって毎日道場にいるので、親からのクレームになっています」。プロレス一色に染まった高校一年生の夏休みの総決算である後楽園ホールまであと1週間。
<第2試合 トライアングルリボン15分1本勝負>
●成宮真希
7分10秒 ネコヒストラル
○新田猫子
※もう一人は、世羅りさ
トライアングル初挑戦の世羅に、未勝利の成宮と、元王者の新田猫子によるトライアングル戦。試合形式はトライアングルながらも、タッグ王者.STAPvs猫子のハンディキャプマッチといってもいい一戦。スタートから2人がかりで猫子に攻撃を仕掛ける.STAP。トライアングルリボン王座を4度戴冠している猫子とはいえ、苦しい展開を強いられたが、途中、世羅が猫子をカバーしたことで、成宮が世羅にクレーム。この辺から.STAPの連係が微妙に狂い始めていった。遂には世羅が猫子との連係で成宮にダブルのブレーンバスターを敢行。成宮も世羅にスピア、猫子、世羅を順番にブレーンバスターで叩きつけるなど、反撃を仕掛けるが、コーナーの世羅にトラースキックを放ったタイミングで、サイドから猫子が成宮の蹴り足を刈りながらの丸め込み、さらにはネ・コヒストラルを決めてのフォール勝ちを奪った。
トライアングル戦の連敗記録を更新することとなった成宮は「トライアングルで、これだけ勝てないのは、私がバカってこと…。」と自虐的に語ったところ、世羅は「たとえバカでも私は成宮さんのタッグパートナーとして、これからもついていきます!」となぐさめにならないコメントで追い打ち。
2対1の戦いを制した猫子は、後楽園でのトライアングル王座挑戦を表明。藤本は「もちろん(OK)です!」と挑戦を受諾。8.31後楽園大会で、渋谷シュウの持つトライアングル王座に、猫子挑戦が決定した。
<第3試合 デビュー6周年記念試合-タッグマッチ20分1本勝負>
藤本つかさ、●松本都
9秒 ハルカゼ
○つくし、くるみ
藤本と都のデビュー6周年記念日のメモリアル試合として行われたメイン。対するは2人よりも2年デビューが遅いつくし&くるみのティーンズ同期タッグ。前説にも登場した藤本と都は、デビュー戦の思い出を語りつつ、メインへの抱負を語っていたが、藤本は「でも、私たちのタッグって勝率悪いし…本当に頑張ってよ」と、都への一抹の不安を隠せずにいた。そして、その悪い予感は見事に的中してしまう。
先発を買って出た都。ゴングと同時につくしは都に、くるみはコーナーの藤本を急襲すると、つくしがいきなりハルカゼを決めて、都からカウント3を奪ってしまった。
<第4試合 デビュー6周年記念試合-タッグマッチ20分1本勝負(再試合)>
藤本つかさ、●松本都
6秒 ラ・マヒストラル
つくし、○くるみ
慌てたのは藤本。「ちょっと待って!私、6周年記念大会で何もやってない…。」とつくしとくるみに再戦を直訴。都と共に頭を下げ再戦へ。しかし、ここでも先発に出た都がくるみに、ラ・マヒストラルで。再び秒殺。つくしとくるみは、そのまま意気揚々とリングを降りた。
<第5試合 デビュー6周年記念試合-タッグマッチ20分1本勝負(再々試合)>
藤本つかさ、○松本都
15分59秒 ナッツドライバーを切り返してミヤココクラッチ
つくし、●くるみ
退場するつくしとくるみを必死に止める藤本。今度はリング下の2人に土下座しながら再々戦を要求。そして3度目のゴング。
懲りずに先発に出た都。再びつくしのハルカゼに丸め込まれそうになるが、今回はこれを踏ん張ると、逆にみやここクラッチで切り返し秒殺はクリアー。ようやく試合に”参加”できた藤本はサッカーキック、ドロップキックとスタートから全開で臨むも、途中で都が捕まってしまう。なんとか巻き返そうとする藤本だが、つくしとのハイスピードな攻防は共に譲らず。くるみに対しては、思わず「お前、怪獣…。」と言葉が出てしまうほど、ブレーンバスターの強烈な当たりや、普段見せないドロップキックに苦しめられる。都が前面に出て、藤本自身がフォローに回る試合展開で進んでいった。
最後は都とくるみの攻防。腕十字、三角絞めと柔道技でスタミナを奪い、プレス攻撃の連打で一気に潰しにかかったくるみ。都もコーナー上での卍固め、シャイニングウイザードと必死に反撃。危ない場面では藤本がカット、アシストに入り、都を蘇生させ、15分過ぎ、くるみがナッツドライバーを狙ったところ、踏ん張った都は、そのままバックからウエイトをかけると、みやここクラッチを完璧に決めてのカウント3。まさに一発逆転勝利を奪った。くるみは「えっ?」という表情でしばし呆然。試合では圧倒していただけに、その驚きもうなずける。
この6年間、どんなに負けようが追い込まれようが、自分を信じて前向きに突き進んできた都。そして、団体力を仲間を信じ、アイスリボンの為の戦いに身を投じる藤本。この日の一戦は、6周年のメモリアルマッチであると同時に、今現在の2人の立ち位置を体現していた。そして都を信じ、アシストすることで記念試合に勝利した藤本は、いよいよ8・31後楽園で、アイスリボンの団体力を信じ、団体の看板を背負った大一番に臨む。
■ アイスリボン584
日時:8月27日(水) 19時30分試合開始/19時00分開場
会場:アイスリボン道場
☆写真撮影可能なシャッターリボン!
<エキシビション3分間勝負>
くるみ vs あきば栞
<第1試合 シングルマッチ10分1本勝負>
くるみ vs 弓李
<第2試合 シングルマッチ10分1本勝負>
星ハム子 vs 内藤メアリ
<第3試合 タッグマッチ15分1本勝負>
成宮真希、紫雷美央 vs シルエタ(CMLL)、松本都(崖のふち)
<第4試合 タッグマッチ20分1本勝負>
藤本つかさ、世羅りさ vs つくし、優華
■ アイスリボン後楽園ホール大会 『不思議の国のアイス2014』
日時:8月31日(日)11時30分開場、12時試合開始
会場:後楽園ホール
<第1試合 あきば栞復帰戦 6人タッグマッチ20分1本勝負>
希月あおい、235、弓李
vs.
ラビット美兎(JWP)、林小雪(信州ガールズ)、あきば栞
<第2試合 タッグマッチ15分1本勝負>
内藤メアリ、藤田あかね
vs.
松本都(崖のふち)、アレックス・リー(REINA女子)
<第3試合 タッグマッチ20分1本勝負>
星ハム子、宮城もち
vs.
怨霊(666)、寿ゆり
<第4試合 シングルマッチ15分1本勝負>
中島安里紗(JWP) vs. 優華
<第5試合 トライアングルリボン選手権試合 15分1本勝負>
【王者】渋谷シュウ(WAVE) vs. 【挑戦者】新田猫子 vs. 【推薦者】LEON(JWP)
<セミファイナル シングルマッチ時間無制限1本勝負>
藤本つかさ vs. ダンプ松本(フリー)
<メインイベント タッグマッチ30分1本勝負>
成宮真希、つくし vs. 世羅りさ、くるみ
【アイスリボン】
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