伝統空手の勝利鈴木信達ウェルター級王者~3・14『One FC 14 – War of Nations』

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(C)One FC
2014年3月14日にマレーシア・クアラルンプールでアジア最大のMMA団体『One FC 14 – War of Nations』が開催された。世界各国のファイターが揃った国際色豊かな大会となった。
メインではONE-FC世界ウェルター級王者決定戦。ATT所属のブロック・ラーソンと日本の鈴木信達で争う事になった。典型的なレスリングベースのラーソンを相手に試合序盤はテイクダウンを奪われた鈴木だが、やがてタックルを切って膝蹴りを入れる展開にもっていった。ラーソンもスタンドでは距離をとってこつこつパンチを当てる戦法に切り替えてきて、ポイントは稼いでいるものの、後ろに下がって逃げる戦法なので印象が非常に悪い。消極的なラーソンに注意が与えられ、直後に鈴木が蹴りでダウンを奪う。スタンド勝負を避けたいラーソンは自分から寝るものの鈴木は付き合わない。試合は、このペースで続き、判定で鈴木が勝利。見事に新王者に輝いた。
しかし、この勝者は、元ベラトール王者である、同階級最強の呼び声も高い、鳴り物入りでONE-FC入りしたベン・アスクレンと対戦が予定されている。鈴木は次戦はアスクレンという強敵を迎える事になりそうだ。
また、この大会は、日本選手が4人も参戦し、漆谷康宏は、アドリアーノ・モライシュの電光石火バックをとってのチョークで仕留められ一本負け。BJは、アンドリュー・レオーネに寝かされてグランドで押さえつけられ判定負け。ただし、BJに関しては、相手のレオーネが減量失敗でキャッチウエイトとなった為、そういうハンデもあった。朴光哲は人気者アルナウド・ルポンにボディを決めてTKO勝利となった。

■ One FC 14 – War of Nations
日時:2014年3月14日
場所:マレーシア・クアラルンプール
<ONE-FC世界ウェルター級王座決定戦>
○鈴木信達
 判定 3-0
●ブロック・ラーソン
※鈴木が新王者

<バンタム級>
○キム・デフォン
 1R 4分39秒 チョークスリーパー
●ケビン・ベリンゴン

<フライ級>
○アドリアーノ・モライシュ
 2R 3分48秒チョークスリーパー
●漆谷康宏

<ライト級>
○カマル・シャロルス
 判定 3-0
●アリエル・セクストン

<キャッチウエイト>
○アンドリュー・レオーネ
 判定 3-0
●BJ

<ライト級>
○朴光哲
 1R 4分06秒 TKO
●アルナウド・ルポン

<ライト級>
○ピーター・デイビス
 2R 3分07秒 TKO
●ワカー・アマール

電子書籍版はマット界舞台裏3月27日号大スポ50年APW引退ラッシュBJW広島熱狂DマードックHEAT-UPに掲載されました。

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