今井良晴リングアナウンサーが本日午後6時永眠 元・全日本女子プロレス、現・大日本プロレス、出身JWA社会人プロレス

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 ショックな訃報が大日本プロレスから飛び込んできた。今井良晴リングアナウンサーが本日午後6時永眠したとの報であった。
 述べるまでもなく、元・全日本女子プロレスでのリングアナウンサーとしての名調子と、裏方スタッフとしての活躍は知る人ぞ知る。近年は、大日本プロレス、特に西日本巡業の際に辣腕をふるっていた姿が印象的だ。
 ちょうど日曜日に筆者(タダシ☆タナカ)のトークライブがあり、関西から福田純也リングアナウンサー(NPWプロレス)が駆けつけてくれたこともあって、NPWの創始者というよりは、我が国独自の文化である社会人プロレス、学生プロレス、そういった類の革新的新ジャンルのパイオニアだったファイター藤本さんの話や、黎明期の学生プロレスの裏事情と黄金期を迎える前夜の新日本プロレスとの関係を話したばかりだ。
 もちろん今井良晴さんは、そのJWA創設期の選手・タイガー今井として、兵庫県伊丹にある体育館のブルーマットを敷いただけの集まりで、鮮やかなドロップキックを悪役陣にお見舞いするベビーフェイス軍の一員だった。ケーフェイという用語すら誰も知らなかった余りににも早すぎる時代に、様々な秘密を共有してプロレスを作り出していった側の同志としての思い出は尽きない。
 2005年には新井薬師にある格闘技ジム、マルプロの代表取締役になったのでお祝いに行ったのを思い出す。K-1のリングに上がったロシアの選手デセボエフ・アスラン、カラエフ・ルスランを預かっていた。
 なお、「葬儀告別式はご家族の強いご希望により、密葬とさせていただきます」と大日本プロレスから配信されている。合掌
追悼特集はマット界舞台裏8月8日号今井良晴追悼G1考BattleAid高野UFC会見川田利明アンドレ秘話に収録されました。


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