(C)Photo Courtesy of UFC/NAOKI FUKUDA
オクタゴンと呼ばれる金網に囲まれた八角形のフィールドで行なわれる、世界最高峰の総合格闘技大会 UFC。全米を中心に世界各国で開催され、世界中の格闘家たちが”最強”を目指しリアルファイトを繰り広げる!
UFC146では、タイトルマッチを含むメインカードすべてがヘビー級という、最重量級の祭典が実現する!
アリスター・オーフレイムの欠場が決定。王者ジュニオール・ドス・サントスは、初の防衛戦でフランク・ミアを迎えることとなった。挑戦者のミアは、ミルコ・クロコップ、ロイ・ネルソン、アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラなど、強豪を相手に現在3連勝中。勢いのままに2005年以来の正王座を狙う。迎え撃つドス・サントスは、2011年11月に当時無敗の王者ケイン・ベラスケスを強烈な一撃で粉砕し、王座を獲得。破壊力抜群の打撃技術を持ち、絶対的王者となる力は十分。まずは最初の試練を乗り越えられるか。
ほか、Strikeforceでエメリヤーエンコ・ヒョードルにTKO勝ちし今回がUFCデビューとなるアントニオ・シウバが、元王者ベラスケスと対戦。ジ・アルティメット・ファイター(TUF)シーズン10優勝のロイ・ネルソンなど、ヘビー級のトップ選手たちが勢ぞろい。大迫力のヘビー級バトルが堪能できる。
UFC146は、5月27日(日)11時からWOWOW UFC-究極格闘技-で生放送だ。
■ UFC 146: Dos Santos vs. Mir
日時:2012年5月26日
場所:アメリカ ネバダ州ラスベガス
<ヘビー級タイトルマッチ 5分5R>
○ジュニオール・ドス・サントス
2R 3分04秒 TKO
●フランク・ミア
早くも絶対王者の風格が出てきたドス・サントスに対し、アリスター・オーフレイム薬物検査失格で急遽抜擢された元王者のフランク・ミア、全試合ヘビー級大会のメインを飾るのに相応しいカードが用意された。
1R、打撃対決を避けたいミアがタックル、そして足関節狙いの引き込みを見せるがドス・サントスは一切付き合わない。こうなるとドス・サントスの打撃が冴え、顔面、ボディへのパンチを使いわけ、ミアを追いこんでいく。1R終了間際には、ラッシュでミアを滅多打ち、ダウン寸前まで追い込んだ。そして2Rも、苦し紛れに引き込もうとするミアに一切付き合わず、最後は右でダウンを奪い、パウンドでドス・サントスが勝利。あの実力者ミアを相手に難なく勝利したドス・サントスの強さが光った一戦だった。
<ヘビー級 5分3R>
○ケイン・ベラスケス
1R 3分36秒 TKO
●アントニオ・シウバ
前UFCヘビー級王者であり、タイトル奪回に燃えるケイン・ベラスケスに、あのヒョードルを葬った実績があるアントニオ・シウバ。
試合はベラスケスが、シウバのローキックをとって押し倒す形でテイクダウン。そのまま肘打ちでシウバの額が割れ大流血に。その後もベラスケスがパウンド連打、一度ドクターチェックが入るもののシウバが続行を訴える。しかし、その後も同じ様にベラスケスがパウンドで滅多打ち、一方的な展開でレフリーがストップ。ベラスケスが復活の狼煙をあげた。
<ヘビー級 5分3R>
○ロイ・ネルソン
1R 0分51秒 KO
●デイブ・ハーマン
全てのデブの夢、太った太鼓腹なのにUFCで活躍するロイ・ネルソンと、戦極でも活躍した筋骨隆々のデイブ・ハーマンという異色対決。
しかし、試合は1R、ネルソンのオーバーハンドの右フックが見事にハーマンの顎に命中してハーマンを完全KO!ネルソンは金網に登り、自分の大きな腹をさすって「デブは強いんだ」といういつものアピール。異色キャラのネルソンが存在感を見せつけた。
<ヘビー級 5分3R>
○スティーブ・ミオシッチ
2R 3分14秒 TKO
●シェーン・デルロサリオ
共にMMA全勝というキャリアをもつ若い2人。クロアチアからの移民であるスティーブ・ミオシッチと、ストライクフォース、ヘビー級ホープとしてUFCに乗り込んできたデルロサリオ。
1Rがデルロサリオがスタンド打撃でやや押していたが、2Rにミオシッチがテイクダウンすると一方的、グランドで上を取るとパウンド、そして肘打ち連打。ミオシッチの肘がデルロサリオの額を切り裂き大流血になるとレフリーがストップ。全勝対決はミオシッチが勝ち残り連勝を9に伸ばした。
<ヘビー級 5分3R>
○ステファン・シュトルーフ
1R 1分05秒 腕十字
●レイバー・ジョンソン
2メートル11センチという長身でスカイクレーバーの異名をもつステファン・シュトルーフと、2009年に独立記念日のパーティーに参加していた時、拳銃をもった暴漢が乱入し、他のパーティ参加者を庇って重傷を負ったが、奇跡の復帰を遂げるという数奇な経歴をもつレイバー・ジョンソン、共にKO、一本勝ちの山を築いている。
試合は、ジョンソンがシュトルーフを金網に押し込むと、シュトルーフが柔術家の様に引き込み、そのまま下から三角締め狙いから、腕十字狙いに切り替えて仕掛けると見事に極まり一本勝ち。大きな身体に似合わず、下からの攻めを得意とするシュトルーフがオープニングマッチで快勝した。
プレリミナリーカード
<フェザー級 5分3R>
○ダレン・エルキンス
判定 3-0
●ディエゴ・ブランダオ
<ライト級 5分3R>
○ジェイミー・ヴァーナー
1R 3分23秒 TKO
●エジソン・バルボーザ
<ミドル級 5分3R>
○CB・ダラウェイ
判定 3-0
●ジェイソン”メイヘム”ミラー
<ウェルター級 5分3R>
○ダン・ハーディ
1R 3分51秒 KO
●ドゥエイン・ラドウィック
<ライト級 5分3R>
○ポール・サス
1R1分54秒 三角締め
●ジェイコブ・ヴォルクマン
<ライトヘビー級 5分3R>
○グローヴァー・テイシェイラ
1R1分53秒 肩固め
●カイル・キングスバリー
<フェザー級 5分3R>
○マイク・ブラウン
判定 3-0
●ダニエル・ピネダ
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