UFC(145.5)on FOX 3 ネイト・ディアスの野望達成

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(C)NAOKI FUKUDA
 オクタゴンと呼ばれる金網に囲まれた八角形のフィールドで行なわれる、世界最高峰の総合格闘技大会 UFC。全米を中心に世界各国で開催され、世界中の格闘家たちが”最強”を目指しリアルファイトを繰り広げる!
 WOWOWでは、通常のUFCナンバー大会に加えて、この春よりUFCの新しい大会の放送がスタートする!アメリカでは「UFC on FOX」の名称で知られる系列大会。昨年はヘビー級タイトルマッチも行うなど、ナンバー大会に準ずるUFCのこのイベントを、WOWOWでは「UFC○○○.5」というタイトルで放送する。
 UFC145.5は、5月6日(日)夜11時からWOWOW UFC-究極格闘技-で放送だ。

(C)Photo Courtesy of UFC
■ UFC on FOX 3
日時:2012年5月5日(現地時間)
場所:アメリカ ニュージャージー州イーストラザーフォード
<メインイベント ライト級 5分3R>
○ネイト・ディアス
 2R 4分09秒 ギロチンチョーク
●ジム・ミラー
ネイト・ディアスとジム・ミラーが激突。ニック・ディアスの弟ネイトは積極的な攻撃が持ち味で、五味隆典、ドナルド・セラーニを下し好調。一方のミラーは、柔術仕込みの巧みな寝技を武器に勝ち進んできたグラップラー。UFC JAPANでベンソン・ヘンダーソンが王座についた激戦区ライト級、強豪ひしめく階級だけに、負けると王座争いから脱落する。生き残りをかけたスリリングな対戦だ。
スタンド打撃で圧倒するネイト・ディアス。兄貴ニック譲りの両手を広げて挑発も見せる。ミラーも食い下がり、グランドでは切り返してくるが、自力に勝るネイトが2Rにギロチンチョークでミラーを捕え見事な一本勝ち。ネイト・ディアスの野望達成、次はタイトルマッチでほぼ間違いないだろう。
<セミファイナル ウェルター級 5分3R>
○ジョニー・ヘンドリックス
 判定 2-1
●ジョシュ・コスチェック
層の厚いウェルター級では、ジ・アルティメット・ファイター(TUF)シーズン1出身のベテラン、ジョシュ・コスチェックが、ジョニー・ヘンドリックスと激突する。ここで勝ち、王座再挑戦を視野に入れたいコスチェック。UFC141でジョン・フィッチを12秒で仕留めて勢いに乗るヘンドリックスをどう迎え撃つか!?
手数は圧倒的にコスチェックだが、クリーンヒットはヘンドリックスという展開で、お互いにNCAAディビジョン1王者同士だけあって、組んでも倒されず、スタンドの展開が続く。2Rにはコスチェックがばててきてヘンドリックスが有利となるが、3Rに勝負をかけたコスチェックが遂にテイクダウン、そしてパウンドでポイントを稼ぐ。判定は僅差だが、有効打を評価されたのかヘンドリックスが勝利。本当に接戦だった為、勝利をコールされたヘンドリックスは信じられないと興奮し、飛びあがって喜んだ。
<ミドル級 5分3R>
○アラン・ベルチャー
 1R 4分18秒 TKO
●ホジマール・トキーニョ
名門ブラジリアン・トップチームの新鋭、ブスタマンチの一番弟子としてUFCで着実に白星を重ねているホジマール・トキーニョと勝っても負けても完全燃焼、名勝負製造機、網膜はく離で長期欠場から復活したアラン・ベルチャー。激戦区ミドル級でひとつ上に行くにはどちらも負けられない。
タックルでテイクダウンするトキーニョだが、体を入れ替えバックを制したベルチャー、グランドコブラの様な体勢になるが、トキーニョが今度は足関節狙いに。それを凌いだベルチャーがグランドで上をとり、パウンド、肘打ち連打。必死で耐えたトキーニョだが、最後は防戦一方でレフリーがストップ。グランドで目まぐるしく攻守が入れ替わる白熱した名勝負だった。
<ヘビー級 5分3R>
○レイバー・ジョンソン
 1R 4分38秒 TKO
●パット・バリー
ミルコ・クロコップと戦った事で日本でも知名度の高いパット・バリーに、殺人事件に巻き込まれ(パーティに暴漢が乱入してきたので、他の参加者を守る為に犯人の拳銃で撃たれた)重傷を負いながら復帰したという数奇な経験をもつレイバー・ジョンソンのヘビー級戦。
ヘビー級らしい迫力あるぶつかり合い、ジョンソンがバリーを金網際まで追い込み膝蹴り、パンチで攻める。バリーは苦し紛れにタックルにいくもジョンソンが潰すが、上手く隙をついてマウントポジションを制したのはバリー。バリーはそのままアームロック狙いだが、ジョンソンが何とか凌ぎスタンドに戻す。スタンドだとジョンソンが猛ラッシュ、1R終了間際、物凄いラッシュでバリーを金網際に追い詰め滅多打ち、バリーは遂に崩れ落ちレフリーがストップ。ジョンソンが豪快にKOして勝利した。
プレリミナリーカード
<ライト級 5分3R>
○マイケル・ジョンソン
 判定 3-0
●トニー・ファーガソン
<フライ級 5分3R>
○ジョン・ドッドソン
 判定 3-0
●ティム・エリオット
<ウェルター級 5分3R>
○ジョン・ハザウェイ
 判定 3-0
●パスカル・クラウス
<フライ級 5分3R>
○ルイス・ガウディノット
 2R 4分54秒 ギロチンチョーク
●ジョン・リネカー
<ライト級 5分3R>
○ダニー・カスティーリョ
 判定 3-0
●ジョン・チョリッシュ
<フェザー級 5分3R>
○デニス・バミューデス
 判定 3-0
●パブロ・ガーザ
<バンタム級 5分3R>
○ローランド・デローム
 1R 4分59秒 チョークスリーパー
●ニック・デニス
<ミドル級 5分3R>
○カーロス・ヴェモラ
 2R 1分07秒 チョークスリーパー
●マイク・マッセンツィオ
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