衝撃!WWEがチャボ・ゲレロ解雇 本人は「他人を輝かせる任務ばかりに飽き飽きした」

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 衝撃のニュースが飛び込んできた。WWEがチャボ・ゲレロをリリースしたのだ。長年のベテランであるだけに波紋は大きい。
 『マット界舞台裏』では海外情報局のコーナーで、せっかくトリプルHスカウト部長が獲得した旧名ミスティコことシン・カラが、なかなか良い試合を魅せることが出来ず、週刊マット界舞台裏’11年6月09日号どこにもない平井暴行事件の深淵でも、もっともシン・カラを光らせることの出来るアベルノを呼び寄せる事態になっている。
 現地時間5月22日に敢行されたPPV大会『Over The Limit』では、スペイン語の意思の疎通に期待されてチャボvs.シン・カラ戦が組まれた訳だが、「メキシコ出身同志の対決」などと煽られたものの、チャボはテキサス州エル・パソに生まれ育っており、決してルチャの選手ではないことからリズムが噛み合わず凡戦になってしまっている。この模様は週刊マット界舞台裏6月02日号に、詳細した通りなのだ。
 ゲレロは、自分を正しく活用していないWWEに不満を爆発させており、「自分から願い出た。他人を輝かせる任務ばかりに飽き飽きしていた。エディーがチャンピオンになった時だって、依然として兄貴を中堅どころのポジションで使うなど、WWEはゲレロ家の起用法を間違っていた。ようやく笑顔が戻ってきたぜ」と、twitterで呟いている。
 恐らくは、TNAでスペイン語放送の解説を担当しているへクター・ゲレロと合流するものと考えられている。TNAはAAAとの提携で、メキシコ進出を加速することになろう。それにしても、シン・カラの合流以降、WWEはぎくしゃくしていることがついに表にも露呈したことになろう。
 ちなみに、そのシン・カラ関係でも問題が起こっている。なんとメキシコで“シン・カラ”の商標登録をWWEが済ませていなかったのだ。そこでシン・カラに続きアベルノまでも横取りされる形となったメキシコCMLLが先に“シン・カラ”の商標登録を取ってしまった。勿論、WWE側は所属選手でもない選手の名称を取るのはただの業務妨害として法的手段も考えているという事だが、一昔前のWWEであれば、こうした不手際はありえなかっただろう。
 他にも『SUPERSTARS』で、マーク・ヘンリーが入場したが、対戦相手が現れずリング上で20分放置されるという事や、ヨシ・タツがエージェントから試合予定、伝達ミスがあり、控室で休んでいる時にいきなり自分の入場曲が流れ、あわててリングに向かったなどの不手際が多発している。もっとも、これらは、リリースの可能性のある選手へわざと間違った指示を出し、どう対処するか見る、一種のテストでもあるとも言われてはいるが、真相はいかに・・・という感じだ。
詳細は金曜日発売の『マット界舞台裏』に掲載予定です。
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