週刊マット界舞台裏’11年6月30日号 和田京平讃 猪木長州確執IGF破局

 37年間、王道マットひと筋に生きてきた和田京平レフェリーの全日本プロレス退団は、ファンのみならずマット界関係者にとっても寝耳に水。  しかも功労者である和田氏に敬意を払い、会見を開いて全日プロ側が表向きだけでも円満退社という形で送り出しておけばよかったものの、武藤が電話一本でクビを宣告したことを和田氏が自ら会見を開いて暴露したことで、ファンからは武藤批判も飛び出している。
 一部マスコミは「5・29暴行事件」も退団理由と報じているが、和田レフェリーに近い関係者らは「もともと武藤体制に嫌気が差していた。辞めるタイミングを見計らっていただけ」と話している! ということは、退団が寝耳に水だったのは何も事情を知らないファンや関係者だけで、和田氏には自ら全日プロを去る意思があったのか? 和田氏はいつ頃から全日本プロを辞めようと思っていたのか、井上記者が迫る!


 6月17日に行われたIGFの会見で発表された、長州力の8・27両国国技館参戦がアッサリと消滅した。アントニオ猪木と長州が犬猿関係なのは有名な話だが、藤波辰爾や初代タイガーマスクなど、次々にレジェンドが参戦している最近のIGF。
 IGFのエグゼクティブプロデューサーに就任した蝶野正洋が間に入ることで、猪木と長州が和解して満を持して長州のIGF参戦が決まったのかと思いきややっぱり消滅! やはり猪木と長州が和解するのは不可能なのか?それとも別の原因があったのか?
 調べてみると、別にマッチメークなどに関する交渉が決裂したのではないことが判明。どうやら長州に正式なオファーが届いていなかったというだけの話。ただ、猪木のほうに迷いがあったのは事実だ!

 新日本プロレス6・18大阪府立で行われた5大タイトルマッチのうち、IWGPジュニア・ヘビー級、GHCタッグ、CMLL世界ウェルター級の3つが移動した。
 この王座交代劇の中で誰もが予想したのはGHCタッグの新日プロ(G・バーナード&C・アンダーソン)への流出だが、井上記者は結果がミエミエのIWGPヘビー級とともに同ジュニアも動かないと見ていた。  ところが、フリーのプロレスライターA氏は、井上記者に「IWGPジュニアも必ず移動する!」と断言していたという。井上記者には「新日プロのマッチメーカーがその手を乱発するとは思えないが・・・」という考えがあった。ところが、ピタリと予想を当てたA氏は、もしかしてプリンス・デヴィットvs.飯伏幸太の結果を知ったいたのか!?

 2010年のバックナンバーを振り返る『マット界舞台裏アーカイブス2010』では、何時読んでも色あせないネタの代表格と言ってもいいプロレス記者と団体の癒着ネタだ。癒着といえば、最近65歳にして突如“婚約”を発表して話題になっているターザン山本氏が、いまから約1年前に全日本プロレス、ジャイアント馬場社長から金銭をもらって癒着していた事を暴露した『「金権編集長」ザンゲ録』が発売されプロレス界に激震が走っていた。
 そして、ターザン以外の記者はどうだったのか?というファンが一番知りたかった疑問に答えたのが井上記者だった。当時の一般的な団体と記者との癒着関係から現在ではどう変わったかなどまで書いてあり、この記事こそ業界にいた人間しか分からないスクープと言えるだろう。

 今号のファイト!ミルホンネット編集部担当ページは、まずは、現在、女子プロレス界でもっとも元気のある団体『REINA』が6月19日、新木場で行った『REINA 5』を総力特集。セウシスvs.Rayがメインで屈指の好勝負だと大きな話題になったが、その試合以下全カードを完全網羅。渾身のレポート、豪華な写真集は必見だ。メキシコ修業でレスラーとして大きくなったRayと、逆にかつて、全女で修業したメデューサのように日本に長期滞在して鍛練を積んだセウシスが繰り出す技の数々。また、初来日した、珍しい黒人女子プロレスラー、"小さな巨人"ルーシャス・ラターシャの迫力ある試合なども完全収録した永久保存版だ。

 プロレス・格闘界の御意見番、古吉進一郎からは、現在もSMASHで大活躍しそうな藤原喜明の記事が入稿された。藤原最大の功績とは一体何なのだろうか? 緩急合わせもつ藤原の魅力に迫った驚愕のレポートは必見だ。

 日本の格闘界で話題騒然となっている立ち技最強格闘技、IT'S SHOWTIMEが6月18日にスペインに初上陸した。その大会レポートも掲載されている。K-1でお馴染みのタイロン・スボーンやアルメニア出身のドラゴから、今後、日本でも活躍するだろうアブラハム・ロクエニ、ハヴィエル・エルナンデスなどの活躍をいち早く紹介。日本でも頻繁に大会が開かれるであろうIT'S SHOWTIMEの予習としても読むしかない。

 バックナンバーも売上急上昇! この機会に是非ダウンロードしてお読みください。

<今週の見出し>
▼アッサリ消滅した長州のIGF参戦! その理由は?
▼実は全日プロを辞めるタイミングを計っていた和田京平レフェリー
▼事前に王座移動を断言! デヴィットVS飯伏の結果を知っていた?

<アーカイブス2010>
▼ターザン山本氏だけじゃない!? 70-90年代プロレス記者と団体の癒着は…

<ファイト!ミルホンネット編集部>
▼6・19『REINA 5』新木場1stリング大会”発汗ドキュメント”
セウシスvs.Ray がメインで屈指の名勝負
シルエタ勝利 沖縄から木村響子凱旋 ガンガンやり合えるヘイリー最高
小型黒弾頭ラターシャが戦慄デビュー TLW王者上林愛貴に喰らい付く
石橋葵REINA旗揚げ以来最高の試合 黒木千里は堀田GMに入団直訴
学生プロレス出身アマレス猛者の雫あきがREINA初登場 黒木を極める
華麗REINAの詳細ドキュメントが堪能できるのはミルホンネットだけ

▼藤原喜明62歳の健在ぶりを寿(ことほ)ぐ
 Text by 古吉進一郎
・プロレスの関節技を技術体系として公開した先駆者
・賞賛しても賞賛しきれないほどの功績
・プロレスと格闘技の接点たりえた最も偉大な存在の一人

▼6・18 スペイン初上陸のIT'S SHOWTIME。スペインvs.世界!
・メインはタイロン・スポーン。圧勝に終わった
・セミファイナルのドラゴの入場でスペインファンは熱狂
・アブラハム・ロクエニは上手い。そして素早い。
・ハヴィエル・エルナンデスは一夜でその名を世界に知らしめた
・1週間で2勝。ノリノリのグローエンハートなのだ

▼タブー満載企画「海外情報局.94」
【WWE偽オバマCMパンク謎 Sホール罪と罰 SF世紀の凡戦功罪検証】
・6・19『WWE Capitol Punishment』オバマ大統領のスピン・ルーニー披露
・CMパンクWWE離脱宣言謎RAW 6人タッグマッチ正規軍揃い踏み
・スコット・ホール刑務所へ ただし7月5日から13日までの8日間
・新王者Mr.アンダーソン完敗 TNA勢AAAトリプルマニア殴りこみ
・『Strikeforce GP』裏 "剛"アリスターx"柔"ファブリシオかみ合わず

★合わせて読めばさらに楽しめる!
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TARUのS・ヘイト暴行事件は予測出来たことだった!
仲田GMはKENTAとのケンカにこう決着をつけろ!
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実は前々から全日プロを辞めるタイミングを見計っていたという和田京平レフェリーに迫る!

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週刊マット界舞台裏'11年6月30日号 和田京平讃 猪木長州確執IGF破局

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