週刊マット界舞台裏’11年6月02日号 マッチョマン追悼 武道掣圏 WWE

 先週号でもお伝えしたが、ノアのKENTAと仲田龍GMが互いにあまりにも痛烈に批判し合ったために、一部のファンはガチンコじゃないかと思ったという。
 だが、ノア5・25後楽園で5・8有明コロシアムの“続編”(KENTAが再び仲田GMを罵バ倒)があったことで、彼らもようやくアングルであることに気づき始めたようだ。とはいえ、このKENTAVS仲田GMの場外バトルは最高に面白い! 元『週刊ファイト』編集長の井上譲二記者が、「ファイトが存続していたら毎週1面で派手に書き立てていた」というほど。
 それにしてもレスラーと背広組のケンカでは決着の方法が見つからない……。プロレス記者やファンがそんな疑問を持つなか、井上記者はノアに思い切った提言を行うとともに、仲田GMに関する「意外な事実」を明かした! その意外な事実があるからこそ、KENTAとのケンカは最高の決着の付け方があるのだ。

 5月19日号でお伝えしたメジャー3団体のオールスター戦『ALL TOGETHER』(8・27日本武道館)VSIGF8・26両国国技館の8月興行戦争。
 参加団体の関係者などがIGFの動向を窺うなか、井上記者は「(IGFの8・26両国は)暗礁に乗り上げる可能性が高い」との情報をキャッチした!
 東京スポーツが主催し、東日本大震災への復興支援を目的としたチャリティプロレスにも関わらず、『ALL TOGETHER』から声が掛からなかったことにヘソを曲げた猪木が、前日にIGFの両国大会をぶつけるらしいと言われていた。いかにも猪木ならやりそうなことだったが、一体、どのような障害が出てきたのか!?

 新日本プロレスと犬猿関係にあるIGFのエグゼクティブ・プロデューサーに就任した時点(昨年暮れ)で新日マット復帰が完全消滅した蝶野正洋。nWo時代から蝶野を応援してきたファンにしてみれば、それなら全日本プロレスなどのリングで健在ぶりをアピールしてもらいたいはずだが、蝶野の選手としての活動はいっこうに本格化しない。
 古傷である首の具合が思わしくないのか? それとは別にリングに上がれない事情があるのか? 井上記者が蝶野に近い関係者を直撃し、その事情を探ってみた。

 1年前の5月24日に亡くなったラッシャー木村さんについての秘蔵エピソードは、もちろん『マット界舞台裏』でも特集が組まれたが、別冊ミルホンネットでも追悼号を発売しているため、2010年のバックナンバーを振り返る『マット界舞台裏アーカイブス2010』では、小島聡が新日プロの引き抜き工作によって移籍を決意したかどうかを検証した記事を紹介している。
 そういえば8・27『ALL TOGETHER』では小島が、全日プロ勢と再び同じリングに上がる可能性もあるが、全日プロ退団直前の小島が諏訪魔と対立していたことを気にするファンも多いだろう。井上記者はこの記事の中で、小島と諏訪魔の対立はアングルだったのか否かも検証している。一読の価値は十分あるだろう。
 

 今号のファイト!ミルホンネット編集部担当ページは、まずは、先日、早すぎる死となった、ハルク・ホーガンと並ぶアメリカン・プロレス最大のスーパースター、“マッチョマン”ランディ・サベージの追悼企画を巻頭にもってきた。真のジャーナリストにして、アメリカ生活が長かったタダシ☆タナカより、日本に住んでいる者にはわからない、北米でマッチョマンが、どう捉えられていたか?から、その経歴、私生活、評価まであますとろこなく記事にして追悼している。どうして、マッチョマンがアメリカン・プロレス最大のスター、ハルク・ホーガンと並び立っているのか?これを読めば全て分かるというものだ。

 そして、ランディ・サベージ追悼大会と銘打ったWWE PPV『Over The Limit』もレポート。ジョン・シナとザ・ミズがあまりにも壮絶な決着戦。“キング”ジェリー・ローラーと悪のアナウンサー、マイケル・コールには、あの“ヒットマン”ブレット・ハートが登場で大声援。名勝負数え唄になったランディ・オートンとクリスチャンのベビーフェイス対決など見所沢山の大会を網羅。反面、マニアからは不満の声も高かったのだが、それを元に現在のWWEマットの閉塞感も論じている。でも一番びっくりは、あのカルマ(アメージング・コング)の妊娠騒動だ。

 佐山サトル創建『武道 掣圏』第一回武術大会もレポート。「武士道800年の歴史を背負う男・佐山サトル総監の新生武士道「真陰」の実践的側面として、武道「掣圏」の展開を通して、武士道精神、プリンシプルを持つ人物を増やしていくことを目的とする」という大会趣旨の元、行われた、天才佐山サトルの新しい試み。既存の大会とはまったく違う独自の世界観、武士道と大相撲の対決と、話題沸騰のこの大会を網羅している。勿論、佐藤光留×長谷川秀彦の因縁対決もしっかり別枠でレポートしている。

 『FRIDAY』のグラビアを飾り、話題になっている中井りんに関して、その真意を掴んだ本誌はそちらも記事に。
 また、It's Showtime日本法人設立の報を受けたが、ただのリリース紹介で終わらせず、K-1との関係も絡めて分析情報を公開。秘密なのでこれ以上、ここでは触れないでおく。

 バックナンバーも売上急上昇! この機会に是非ダウンロードしてお読みください。

<今週の見出し>
▼仲田GMには“意外な事実”があるのだから、KENTAとのケンカはこう決着をつけろ!
▼『ALL TOGETHER』との興行戦争回避か。IGF8・26両国が暗礁に乗り上げる!?
▼なぜ蝶野は選手としての活動を本格化させないのか?

<アーカイブス2010>
▼小島聡のクリーンイメージを壊しかねない2つの疑惑

<ファイト!ミルホンネット編集部>
▼英雄に「威風堂々」"マッチョマン"ランディ・サベージ追悼
 Text by タダシ☆タナカ Photos by A-rex
・Slim Jim広告露出:ずっとテレビに出続けていたトップ中のトップ
・不幸な交通事故だったというのがやるせない
・再婚を機についに年貢の納め時が来た
・メジャーのスポーツ雑誌である『Sports Illustrated』がさっそく追悼特集
・○○君のママだって名前を知っているレスラー、WWEとは絶縁の事情
・モノマネ猿人ジェィ・リーサルが、本家に捧げる詩を発表

▼5・22 WWE PPV『Over The Limit』カルマ妊娠!? ヒットマン登場
・ジョン・シナ×ザ・ミズ壮絶決着メインも客はおいてきぼり
・え?ヒットマン登場 マイケル・コールにキツイお仕置き
・名勝負 Rオートン×クリスチャンは魅せてくれたが…
・ロッカールム孤立:不調 顔無しシン・カラのテンポ合わず
・カルマ(アメージング・コング)妊娠!? ECWよ永遠なれ!
・マニア・スマートからは不評?その理由をひも解く

▼5・24 佐山サトル創建『武道 掣圏』第一回武術大会 後楽園ホール
 
・日本精神復活とは?
・桜木裕司×若翔洋なんと9秒決着という壮絶なKO
・太鼓と三味線が大会開始の合図だ
・真樹日佐夫先生も祝辞 「自分自身に勝つ」佐山総監挨拶
・一試合ごとに日本刀で場を清め、選手全員が礼節をもって試合に臨む
・佐藤光留×長谷川秀彦因縁決着 8年越しリマッチの行方と競技規則
・佐藤の体は場内に残っていたため、これにより佐藤が一本を先制する

▼エロツヨ中井りんFRIDAY手ぶらヌード 次に上がる団体にギャラUP
・どうやら中井りん嬢の事務所(道場)はギャラ釣り上げに必死のようだ

▼It's Showtime日本法人設立 K-1はようやく6・25に63kg級MAX初戦
・K-1が大会すら組めない状況を横目に、選手たちにも活躍の場を提供
・7・18Showtime+Rebels 2つのイベントが1枚のチケットで両方観戦
・FEGからの支援のないまま見切り発車したDREAM名義の別部隊
・MAXなんとか開催にこぎつけたことの方が賞賛だが…

▼タブー満載企画「海外情報局.90」
UFC130迫る 名義変更TNAレスリング? ポーランドKSW躍進裏
・UFC130狂犬ランペイジ登場 フランク・ミアxロイ・ネルソン注目戦
・NY州MMA合法化法案が賛成多数 UFCカナダPPV80万件記録
・スマート層を手玉に取る? TNA番組名インパクト・レスリング真意
・ベラトールFC シーズン4大成功 次回マルロン・サンドロも登場
・「PRIDE後継者」ポーランドKSW怪力世界一空前絶後の派手演出
・ブラジルPフィリオ連敗 Dスバーン100勝お預け Mニンジャ引退
・全米第3のプロレス団体ROHをTV配信SBGが買収勢力拡大へ

★合わせて読めばさらに楽しめる!
KENTAと仲田GMの場外バトルはガチか?パフォーマンスか?
容易に勝敗予想が出来てしまうビッグマッチのメーンに警鐘を鳴らす!
『ALL TOGETHER』というタイトルとは裏腹にすべてが一緒にならないマット界
GW特別企画特大号
新日プロの菅林社長が断固交流を拒否するIGFが崩壊の危機?

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猪木が仕掛けた興行戦争が暗礁に乗り上げるかもという情報を検証

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週刊マット界舞台裏'11年6月02日号 マッチョマン追悼 武道掣圏 WWE

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