リアルジャパンプロレス7・21後楽園ホール大会で注目の2カードが決定!

 リアルジャパンプロレス7・21後楽園ホール大会で注目の2カードが決定!
 「アイツは”野生の虎”ではなく、鈴木みのるに飼い慣らされた”動物園にいる虎”」レジェンド王者・長井が挑戦者スーパー・タイガーを痛烈批判!タイガー・シャークは復帰決定の折原に「徹底的にやらせてもらう」と抹殺予告!
 23日、掣圏真陰流・興義館で初代タイガーマスクが記者会見を行い、7月21日(木)に後楽園ホールで開催されるリアルジャパンプロレス『SPACE FLYING TIGER DROP』(スペース・フライング・タイガー・ドロップ)の一部対戦カードを発表した。
 今回発表されたのは、長井満也vsスーパー・タイガーのレジェンド選手権試合とタイガー・シャーク&佐藤光留vs折原昌夫&ヒロ斉藤の2試合。リアルジャパン所属の選手たちの希望に沿った対戦カードとなった。
万全を期していざベルト奪還へ
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 前回の会見で第4代レジェンド選手権王者・長井への挑戦をアピールしたスーパー・タイガーにとっては待望のタイトル戦となる。両者は会見に出席し、現在の心境を語った。
「やっと正式に長井選手とタイトルマッチで戦うことが決まりました。当日は全てのものを発散した上で、結果が出せるように頑張りたいと思います」
 そう感慨深げに語ったのは挑戦者であるスーパー・タイガーだ。2009年3月に当時、同選手権王者だったアレクサンダー大塚に挑戦するも敗退。そこから苦難の道が始まった。同年5月に自分を変えるため、独断で外敵である鈴木みのるとタッグを結成。なかなか結果が伴わず、鈴木から何度も罵声を浴びせられながらも必死に食らいついてきた。
 同時に他団体にも積極的に参戦。その成果もあってか、リング上での動きも目に見えて変化し、自ら勝利を手にすることも増えた。昨年6月にはタッグマッチとはいえ、長井からピンフォール勝ちをしており、満を持してのタイトル挑戦となる。
鈴木みのるの存在を巡って舌戦を展開
 しかし、長井の目にはそのスーパーの歩んできた道こそが間違いに映るようだ。
「俺から見たら、最近のスーパー・タイガーは”野生の虎”じゃなく、鈴木みのるに飼い慣らされた”動物園にいる虎”にしか見えないよ。きっとそつなく試合ができるようになって、巧くなっているんだろうけど、リアルジャパンに俺が出始めた頃のヘタクソだけど、勝ってやろうという気持ちを剥き出しにしているスーパー・タイガーの方が俺は魅力があったぜ!」
 スーパー・タイガーの姿勢をバッサリと切り捨てた長井は、さらに挑発を続けた。
「鈴木みのるから”長井に勝て”と言われたのか、自分で”勝とう”と思って来ているのかは知らないけど、俺とやることで”飼われている虎”じゃなくて、”野生の虎”の本能を目覚めさせてやろうかなと思いますよ」
 そこまで言われたスーパー・タイガーだが、冷静なコメントを返す。
「長井選手やお客さんにそう思われたとしても、僕は何とも思わないです。今回、鈴木みのる選手の手から離れたことによって、自分の中に隠れていた怖い虎の部分を思い切りぶつけられるんじゃないかなと。ある意味、リミッターが外れたという状態を今回の試合でぶつけたいと思います!」
 あくまでも試合で自分の気持ちをぶつけようと考えているのか、感情を出さないスーパー・タイガーだったが、長井はさらにその言動の間違いを指摘していく。
「リミッターなんか最初からないんだよ。できないのに、”いや、リミッターが……”って逃げ言葉にして。俺からしたら笑っちゃうよ。だいたいファンはスーパー・タイガーこそ鈴木みのるに食いついてもらいたかったんじゃないの? ”何でお前はリアルジャパンででかい顔をしてるんだ”って」
 鈴木とタッグを結成した理由は、自分を成長させることでリアルジャパンをより良くしたいと言うスーパー・タイガーの思いがあったからなのは明白だが、「それは果たしてファンが望んだ姿だったのか?」という長井の指摘には説得力がある。
 今回は、スーパー・タイガーにとって独り立ちをアピールするに最適な舞台となる。長井は「手が離れたっていうなら、どれだけ離れたか、楽しみにしてますよ」と不敵な笑みを浮かべていた。リアルジャパンのファンを納得させるためにも、スーパーにはベルト奪取という明確な”形”を見せてもらいたいところだが、果たして……。
折原昌夫の挑発に対し、シャーク&佐藤光留は余裕を崩さず
折原昌夫が7・21リアルジャパン後楽園ホール大会で復帰 医者は「私の注意を守らなかったら、命はないと思ってください」
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 スーパーと同じく前回の会見において、復帰が噂されていた折原との対戦を熱望したタイガー・シャーク。『後縦靭帯骨化症』という難病を乗り越えた折原の復帰が正式に決まったことを受けて、両者のタッグマッチによる対戦が発表された。
 交通事情のため、会見に遅刻してしまったシャークだったが、ふてぶてしい態度は崩さない。
「折原は首の骨を抜いたんでしょ? そんな選手がプロレスにすぐ復帰できると思うなよ、という気持ちがあるんでね。ちょっと懲らしめてやろうかと思って。アイツが誰と組んでも、狙いは1人なんで。徹底的にやらせてもらう!」
 折原は昨年11月から長期欠場に入っていたが、両者の間にはその前から抗争が勃発していた。命に関わるほどの負傷明けとはいえ、シャークの中に躊躇はない。
 そんなシャークの激情を察知してか、折原は先日の会見で「試合中、僕の後頭部を狙ってくるでしょうから、できれば彼以外の選手と身体慣らしをしてみたい」と畏怖の感情を垣間見せていた。その話を伝え聞いたシャークはさらに気持ちを爆発させる。
「そんなこと言われたって、誰と当たっても怖いだろうしね。そう言ってこっちを油断させようとしているのか、牽制しているのか分からないけど、本当に怖いならリングに上がるなということですから」
 折原は「俺が勝ったら、ショッキングピンクのマスクに変えろ」と要求を出していたが、「首の骨がないような選手に、絶対に負けるわけがないから。舐めるなよと言いたいですね。負けたら何でもしてやりますよ」と一蹴。精神面では明らかにシャークが圧倒している状況だ。
 シャークの指名でタッグを組むことになった佐藤光留も、折原の言動には失望しているようだ。
「折原選手の復帰に向けたコメントを見まして、非常に残念に思っています。折原選手はぎらついた出刃包丁のような人だと思っていたんですが、なかなか物が切れないステンレス包丁みたいなコメントでした。今回は自分が上にいくための試合。シャーク選手は会見に遅刻しましたが、当日も遅刻してもらって、1対2でやってもいい。パワーバランス的には1対1だと思いますから」
 シャークと佐藤の言葉から感じられるのは”余裕”以外のなにものでもない。反対に負傷明けで”余裕のない”折原はどう対抗しようというのだろうか。折原自らがパートナーに指名したというヒロ斉藤の存在が鍵になりそうだ。
初代タイガーマスクは復活に向け決意を新たに!
 選手たちの気迫のこもった言葉を聞き、「みんなプロレスのことをしっかり考えているなと感心しました。満足できる試合になりそうです。期待したいと思います」と嬉しそうに語った初代タイガーマスクはこう言葉を続けた。
「プロレス界はギリギリのところに来ていると思うので、しっかりとした意見を言ってくれる本物のプロレスラーたちの責任も重大です。このまま後ろに倒れてしまうのか、それとも前に進んでいくのか。今は岐路に立たされていると思うので、ここで本当に踏ん張ってもらわないと。我々はプロレスを復興させるために絶対に諦めません。その思いをこの2つの試合に懸けていきたい。その分だけの責任を背負っていると思うので、皆さんもその責任を観に来てください。自分も身体が治れば相当なトレーニングをするつもりです」
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 若い世代の言葉を聞いて、初代タイガーマスクも気持ちを新たにした様子。会見後に病院へ直行し、ふくらはぎと膝を回復させるための”最先端の再生医療”(幹細胞)治療に入る。どういう状態まで戻るかはまだ未知数だが、対戦カードの部分を含めて、初代タイガーマスクの動向にも注目したい。
■ 初代タイガーマスク リアルジャパンプロレスリング
『SPACE FLYING TIGER DROP』(スペースフライングタイガードロップ)
日時:7月21日(木) 開場17時30分 試合開始18時30分 
会場:後楽園ホール
7・21『SPACE FLYING TIGER DROP』後楽園ホール大会概要
決定対戦カード
<レジェンド選手権試合』60分1本勝負>
長井満也(第4代王者/ドラディション)
vs.
スーパー・タイガー(挑戦者/RJPW)
<『折原昌夫復帰戦』タッグマッチ30分1本勝負>
タイガー・シャーク(RJPW)、佐藤光留(パンクラスMISSION)
vs.
折原昌夫(メビウス)、ヒロ斉藤(初参戦/ドラディション)
【出場予定選手】
初代タイガーマスク(RJPW)/藤波辰爾(ドラディション)/長州力(リキプロ)/若翔洋(初参戦/フリー)/スーパー・ライダー(RJPW)/ウルティモ・ドラゴン(闘龍門MEXICO)/ザ・グレート・サスケ(みちのくプロレス)/石川雄規(バトラーツ)/グラン浜田(フリー)/アレクサンダー大塚(AODC)/山本裕次郎(チーム太田章)/間下隼人(RJPW)/斎藤彰文(RJPW)/他
チケット料金:VIP席12,000円(特典付き)、RS席8,000円、A席6,000円、B席5,000円
※ご来場者全員に初代タイガーマスク特製ポートレートをプレゼント
チケット発売所:イープラス、チケットぴあ、ローソンチケット、CNプレイガイド、後楽園ホール、闘魂ショップ水道橋店、書泉ブックマート、チケット&トラベルT-1、バトルロイヤル、チャンピオン、掣圏真陰流【初代タイガーマスク】武士道オフィシャルサイト、初代タイガーマスク オフィシャルブログ、武道 掣圏オフィシャルサイト、掣圏真陰流オフィシャルサイト
お問い合わせ:KIAI PROJECT リアルジャパン事務局03-3833-3662
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