アレキサンダー・シェレメンコが一本勝ちで優勝!『M-1チャレンジ68』

(C)M-1

 6月16日(現地時間)にロシア・サンクトペテルブルクで『M-1 Challenge 68: Shlemenko vs. Vasilevsky II』が開催された。
 ロシア最大のメジャーMMA団体となっているM-1だが、ベラトールを離脱したアレキサンダー・ヴォルコフ、アレキサンダー・シェレメンコという大物が相次いで復帰し、勢いを増している。
 今大会は、そのシュレメンコが決勝まで進んだM-1グランプリ2016の決勝戦がメインで行なわれた。決勝まで勝ちあがってきたのは、シュレメンコとラマザン・エミーフであったが、エミーフが怪我で欠場した為、急遽、このトーナメントでシュレメンコに敗れているヴァシュスラフ・ヴァシレフスキーが繰り上げで決勝戦進出となり、なんと決勝戦が再戦となってしまった。試合は、ヴァシレフスキーのパンチを顔面で受けてしまったシュレメンコが鼻血を出し流血する荒れた展開となった。出血の影響でラウンドが進むにつれ疲れが見えるシュレメンコをヴァシレフスキーがテイクダウンするなど、下馬評を覆すヴァシレフスキーの善戦を見せる。しかし、グランドでシュレメンコが逆転のギロチンを極め見事に一本勝ち。逆転勝ちでシュレメンコが優勝を果たした。

 また、ベラトール離脱し、M-1に復帰、いきなりヘビー級王座決定戦で勝利して新王者となったアレキサンダー・ヴォルコフがアティラ・ベグと王座戦を行った。ベグもベラトールで活躍しており、ライトヘビー級王者にもなっている。元ベラトール王者同士の対戦となった。試合は開始早々、スタンド打撃でヴォルコフがベグからフラッシュダウンを奪う。それでもベグはすぐに立ち上がり真っ向勝負を挑むが、長身のヴォルコフがベグをロープ際に追い込みパンチラッシュ。ベグは前のめりに崩れ落ち、ヴォルコフの追撃パウンドをレフェリーが止め、ヴォルコフが見事に王座防衛を果たした。

■ M-1 Challenge 68: Shlemenko vs. Vasilevsky II
日時:2016年6月16日(現地時間)
場所:ロシア・サンクトペテルブルク

<M-1 Grand Prix 2016 Final>
○アレキサンダー・シェレメンコ (ロシア)
 3R 2分09秒 ギロチンチョーク
●ヴァシュスラフ・ヴァシレフスキー(ロシア)

<ヘビー級王座タイトルマッチ>
○アレキサンダー・ヴォルコフ(ロシア/王者)
 1R 2分38秒 TKO
●アティラ・ベグ(スロバキア/挑戦者)

<ウェルター級>
○セルゲイ・ロマノフ(ロシア)
 1R 2分55秒 TKO
●アンドレアス・ビルゲルス(ドイツ)

<80キロ契約>
○アブカル・ヤンデエフ(ロシア)
 1R 1分23秒 キーロック
●アンソニー・クリストドロウ(ギリシア)

<ミドル級>
△ヴァレリー・ミャスニコフ(ロシア)
 ドロー
△イノック・ソルブズ・トーレス(スペイン)

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