アイスリボン693「世羅りさ生誕祭興行」再度円陣で生誕祭を締めた!

■ アイスリボン693「世羅りさ生誕祭興行」
日時:11月21日(土)
開始 18時00分 /開場 17時30分
観衆 99人
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【オープニング】
大会に先立ち、世羅からのデスマッチに関する発表会見が行われた。リング上の席に着いた世羅は「かねてより実施を模索しておりました、世羅りさプロデュース・デスマッチ第2弾『心霊デスマッチ』なんですが、先日、埼玉県某所にて大会開催の候補地を下見に行ってまいりました。その時に心霊現象と思われる状態に陥りました。これ心霊現象、えっ…えっ…(と花道奥を見つける世羅)。今、いましたよね? こういう事なんですが、今のでわかったと思うのですが、ついてきちゃうんです。これにより、選手のみならずスタッフやご来場いただく観客の安全確保が出来ないという事で心霊デスマッチの実施は中止とさせて頂くことが決定いたしました。下見に同行した選手が体調不良を訴えたり、怪奇現象に襲われまして、その模様は同行いたしましたカメラマンが映像を残しております。そちらは、11月27日金曜日23時からのサムライTV『別冊!バトル☆メン』にて放送されます。是非こちらをご覧いただけたらと思います。心霊デスマッチ中止を発表させて頂く事となってしまいましたが、次の案として『春夏秋冬デスマッチ』をやらせていただく事をご報告させていただきます。試合形式は60分アイアンウーマンマッチとし、勝敗がついても(世羅は)60分間は試合を行います。
世羅りさプロデュース・デスマッチ興行第2弾『春夏秋冬デスマッチ』。日時は12月28日月曜日19時試合開始。場所は新木場1stリングにて行います。対戦カードは『春夏秋冬デスマッチ 60分アイアンウーマン・ルール』世羅りさvsX。Xは後日発表させていただきたいと思います。その他、数試合を予定しております。チケットは11月23日横浜リボンから発売となります」
当初予定していた心霊デスマッチが中止となり、代わって行われるのが60分アイアンウーマンルールによる春夏秋冬デスマッチ。果たして何が春夏秋冬なのか?対戦相手は誰になるのか?詳細発表が注目される。

<第1試合 ハンディキャップマッチ15分1本勝負>
○Pantera☆Rosa
 4分46秒 ギブアップ
235、●弓李
※アングロレクト
前回の道場マッチで藤田あかねから勝利を奪ったパンテラ・ロサは、試合後あかねに対して再戦のチャンスを与えると共に、あかねのセコンドにいた235&弓李に対して「あかねの前に、そこの小さいの2人の相手をしてやる」と名指しで挑発。その発言を受け世羅が組んだカードが1対2のハンディキャップマッチ。開始と同時に2人がかりでパンテラ・ロサに襲い掛かる235と弓李。しかし攻め込まれる前に2人の攻撃をいなし、自身のペースに持っていく。あかね戦ではラフファイトが目立ったパンテラ・ロサだが、きっちりと戦局を見極める試合運びの上手さを持ち合わせている。さらに手錠、ムチ、場外では椅子を使ってのラフ攻撃で2人を分断し、最後は弓李を捉え、あかね戦同様、肩と腕を決めるアングロレクトでフィニッシュ。二人がかりでも圧勝してパンテラ・ロサは試合後は何のアクションもないままに引き上げていった。横浜で再度パンテラ・ロサに挑むあかねに勝機はあるか!?

<第2試合 タッグマッチ15分1本勝負>
藤本つかさ、○松本都
 9分43秒 みやここクラッチ
●つくし、優華
8月22日アイスリボン673以来の藤本と都が同期(三十路)タッグを結成。対するはつくしと優華のティーンズタッグ。と同時に藤本と優華にとっては11月23日横浜リボンのメインで行われるREINA世界戦の前哨戦となった。ゴングと同時に奇襲攻撃を仕掛けたティーンズタッグは、勢いに乗って攻撃を仕掛けていく。対する藤本はティーンズ相手に「30代をなめるな!」と喧嘩腰の反撃に出るが、パートナーの都が攻め込まれてしまい、試合ペースはティーンズが握った。終盤は両チームが入り乱れる乱戦模様となり、試合の権利はつくしと都。つくしがでんでんむしを仕掛け、勝負ありかと思われたが、これをエビ固めで切り返した都が、そのまま一気にみやここクラッチを決め逆転フォール勝ち。試合後タイトルマッチに勝ったかのような歓喜のリアクションをみせた都。一瞬の逆転負けにつくしもぼう然とするばかりだった。

<第3試合 シングルマッチ10分1本勝負>
○新田猫子
 5分33秒 ネ・コヒストラル
●長崎まる子
猫子から逆指名され初のタイトル戦(=トライアングルリボン王座、もう1人の挑戦者はつくし)に挑むことになったまる子。本番を前に、猫子とのシングルでの前哨戦となった。いきなり猫子のしっぽを引っ張り、丸め込みで秒殺を狙ったまる子だが、これは猫子がキックアウト。さらに逆エビ固めで猫子が踏ん張ると、猫子のしっぽを齧り反転させるなど、まる子の勝利への執念が随所に見られた。ドロップキックの連打からまる投げを決めたまる子。勢いは十分に感じられたが、一瞬の切り返しからバッククラッカーを決めた猫子は猫入り式十字固めへ。なんとか反転したまる子だが、直後のネ・コヒストラルに惜敗。前哨戦では敗れたものの、この日見せた勝利への執念があれば、トライアングルならではの乱戦になれば、まる子にも必ずチャンスは巡ってくる。まる子のタイトル初挑戦、初戴冠も十分にあり得ると感じた一戦だった。

<第4試合 タッグマッチ20分1本勝負>
○星ハム子、宮城もち
 11分43 片エビ固め
●世羅りさ、雪妃真矢
※ダイビングボディプレス
前回の道場マッチで雪妃とのタッグ継続を希望した世羅。そのスタートラインの相手として選んだのがハム子&もちのらぶりーぶっちゃーず。タッグチームとしてのキャリア十分の相手に、世羅&雪妃がどこまで迫れるか?タッグチームとしての力量が問われる一戦。大会の主役である世羅はスタートから絶好調の動きをみせ、ハム子のセクシーポーズにも同じポーズで応戦。雪妃も世羅のアシストを受けながら、気合の入った攻めを仕掛けるなど、らぶっちゃ相手に序盤は互角の攻防をみせた世羅&雪妃だが、試合が進むにつれて、らぶっちゃの連係、タッチワークが試合を支配していく。世羅&雪妃も連係を何度か成功させるも、この日のらぶっちゃはいつも以上にタッグとしての戦いを意識。世羅&雪妃に見せつけるかのように、タッグとして攻撃で勝負に出る。最後もらぶっちゃがチャンスを逃さずに一気にラッシュ。ハム子が世羅にラリアット2連打を決め、カットに入った雪妃をもちとのダブルタックルで場外に吹っ飛ばすと、もちが世羅をコーナーから雪崩式メタボリックサンド、そしてフィニッシュはハム子のダイビングトッププレス。完璧な連係で世羅を沈めてみせた。試合後マイクを持った世羅は「まだまだ、らぶりーぶっちゃーずには敵わないと実感しました。1人で勝とうなんて思ってなかったし、ユキちゃんとのタッグだから、らぶっちゃに挑戦したいって思えた。それにもっとどんどん上を狙っていくべきだと私は思ってます。今まで引っ張る立場にあまり立ってなかった私が、今後ユキちゃんとのタッグでは、引っ張っていかなきゃいけないなっていう自覚はあります。だから、今後私と一緒に上を目指していってくれませんか?」と改めて雪妃にタッグ継続を申し出た。これを受けて雪妃は「自分はデビューしてケガが続いて、まだ自分から固定のタッグパートナーが欲しいとか、そういうこと言える立場じゃなかったんですけど、まさか先輩の世羅さんから声を掛けて頂けるとは思いませんでした。ふつつかな娘ですが、今後タッグパートナーとしてよろしくお願いいたします」と世羅に深々と頭を下げた。試合には負けたものの、今後に向けて手応えを感じ、最後は世羅も笑顔で「今後2人で活動していくという事で、チーム名は考えましょう。このままハッピーに終わりたいけど、このあとも皆さんお待ちかねの試合が待っているので。この後は世羅りさロリ○○祭りです」と締めリングを降りた。

<スペシャルマッチ 世羅より年下限定参加バトルロイヤル>
※世羅より年上の選手は、場外にてリングに出た選手に攻撃を行うランバージャックマッチ形式
○世羅りさ
 8分11秒 片エビ固め
●長崎まる子
※ダイビングダブルニードロップ
ティーンズ大好きな世羅にとって、自身の生誕祭でどうしても実現したかったというのが、世羅と世羅より年下の選手によるバトルロイヤル。リング上は世羅にとってはハーレムとなる図式が出来かがった。またリング下には試合から漏れた世羅より年上の選手がランバージャックとして陣取る。通常リング下に落ちた選手をリングに素早く戻すのがランバージャックの役目だが、この日はリング下に落ちた選手をボコボコにするという特別ルール。リング下の選手はグローブやバケツ、ボールなどの”アイテム”を手に選手の落下を待つ。また通常はオーバー・ザ・トップロープルールが用いられるが、この日はアンダー・ザ・サードロープルール(=ボトムロープから落ちたら失格)が採用された。
バトルロイヤル参加選手はつくし、弓李、優華、まる子、そして世羅の5選手。試合前からニヤ気顔を隠せない世羅だが、ティーンズの4人は当然、世羅に集中攻撃。開始早々リング下の選手も呼び込み世羅を袋叩きにする。その輪から選手が離れると、真ん中に残った世羅はピンクのフリフリワンピを着せられた。そのピンクワンピのまま試合を続ける世羅。リング下を含めて、選手が入り乱れる混戦は、弓李、つくし、優華の順に失格となり、残ったのはまる子と世羅。ここで世羅が大人げない本気ラッシュ!コーナーにまる子を飛ばしての串刺しダブルニー、セラリズムを決めてフォールに入るも、カウント2でまる子を持ち上げると、仕上げはコーナーからのダイビングダブルニー。まる子にキックアウトの余力はなく最後は大会の主役である世羅が圧勝する形でバトルロイヤルを制した。

(退場順)
弓李(3分43秒 体固め)
※参加全選手による

つくし(5分29秒 アンダーザ・サードロープ)
※場外に落ちそうになり、藤本にキャッチされるも、優華に蹴られ床に着く

優華(6分03秒 アンダーザ・サードロープ)
※ロープに掴まるも、つくしに足を引かれ、まる子に蹴られ床に着く

【エンディング】
バトルロイヤル優勝を果たした世羅は「やりたい放題でしたけど、すごい楽しかったです。ありがとうございました。なんだこの格好は?まさかこんな格好になるとは思ってなかったんですが。本日出場した全選手、リングに上がってください。(選手がリングに上がると)なんでティーンズ(メンバー)遠ざかってんだろう?ちょっと、つくしさん!(とつくしに近づくが”キモい”と後ずさるつくし)。とても幸せな誕生日ありがとうございます。じゃあ、選手の皆さん輪になってください」と円陣の体勢で世羅が締めに入ろうとしたところで、あおいがバースデーケーキを持って入場。火を吹き消した世羅は「24歳はシングルのベルトを戴冠したいと思います。次の誕生日は腰にベルトが輝いた状態で迎えられたらなと思いますので、皆さん応援よろしくお願いします」と語り、再度円陣で生誕祭を締めた。

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