(C)Fight Nights
9月25日（現地時間）にロシア/ダゲスタン共和国・マハチカラで『Fight Nights: Dagestan』が開催された。
このファイトナイトはロシアを中心とした東欧で精力的に大会を行なっており、アンドレイ・アルロフスキーなど大物も参戦しているのだが、なんと今大会からUFCファイトパスで生中継も決定（欧州ではテレビ生中継は以前から）。パンクラスに先駆けての配信となる。
今大会のメインは現ベラトールのヘビー級王者ヴィタリー・ミナコフが登場。ベラトールはバイアコム（スパイクTVの親会社）が買収し体制が変わった為、大会数が減った事もあり、契約選手もアメリカ以外では試合する事を許可しているので、地元ロシアでの試合は認められたようだ。しかし、結果的に現役ベラトール王者の試合がUFCファイトパスで生放送されるという不思議な状況になる事になった。対戦相手はブラジルのジェロニモ・ドス・サントスで、UFCと契約を勝ち取るもB型肝炎で健康診断がクリアされず、ネバダ州のアスレチック委員会が試合を許可せず、1試合も行わないままリリースされるという経歴を持つ。IGF参戦予定だったが欠場している。試合は、ミナコフが圧倒。サントスからパンチでダウンを奪い、グランドで上から攻める。少し膠着したものの、最後はマウントポジションから腕十字で見事に一本勝ち。まさしく横綱相撲で勝利、MMA無敗記録を更新した。
また、セミファイナルは、ダゲスタン共和国出身でコマンド・サンボ王者、MMA12戦全勝のラスール・ミルザエフがアメリカのケビン・クロームを迎え撃った。ミルザエフは日本の金原正徳もTKOで下している。試合は、地元という事でミルザエフに大声援。その後押しを受けて、パンチ、バックスピンキックを繰り出し打撃で優位に試合を進めるミルザエフのペース。最後はグランドでパウンド連打でミルザエフが見事にTKO勝利した。
ちなにみ会場には、なんとアンデウソン・シウバとファブリシオ・ヴェウドゥムがリングサイドに招かれており、会場のファンに挨拶していた。
■ Fight Nights: Dagestan
日時：2015年9月25日（現地時間）
場所：ロシア/ダゲスタン共和国・マハチカラ
＜ヘビー級＞
○ヴィタリー・ミナコフ
1R 腕十字
●ジェロニモ・モンドラゴン・ドス・サントス
＜フェザー級＞
○ラスール・ミルザエフ
2R 3分16秒 TKO
●ケビン・クローム
＜ミドル級＞
○アユブ・ギムバトフ
2R 3分16秒 リアネイキドチョーク
●パベル・カトゥノフ
＜ウェルター級＞
○ヴェネレ・ガリエフ
2R 5分00秒 TKO
●アフマド・アリエフ
＜フェザー級＞
○モブリド・ハイブラエフ
1R 2分05秒 TKO
●ウラジミール・エゴヤン
＜ヘビー級＞
○セルゲイ・パブラビッチ
1R 1分00秒 TKO
●スルタン・ムルタザリエフ
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