(C)ROH

　9月18日（現地時間）にテキサス州サンアントニオで『ROH オールスター・エクストラバガンザ7』が開催された。
　今大会は、なんとジェイ・リーサルが１大会で２試合のタイトルマッチを行う事になった。ROH世界ヘビー級王座、TV王座の２冠王となったリーサルに対し、実力を証明したのだから、TV王座を返上するように、ROHを取り仕切っているナイジェル・マッギネスが促したものの、リーサルはこれを拒否。マッギネスは、それなら、両タイトルの王座戦をそれぞれやってもらう、だから１大会で２回試合を行う可能性もあると警告。その警告が遂に実現したのが今大会だった。挑戦者はカイル・オライリー、ボビー・フィッシュというレッドラゴンの２人だ。第1試合でTV王座を丸めこみフォールで守ったリーサルだが、ROH世界ヘビー級王座戦は大苦戦。そこでダイジャックを呼び加勢させるも、オライリー側にアダム・コールが応援に駆け付けたのだった。コールはヒールユニット、ザ・キングダム総帥だが、現在はかつてのオライリーのフューチャー・ショックというコンビを組んでおり、最近、復活させベビーフェイス化していた。しかし、なんとコールがオライリーを攻撃、ベビーフェイス化は騙していただけで、ヒールのキングダム総帥のままだと宣言したのだった。コールの援護もあり、リーサルが最後はリーサル･インジェクションで勝利。コールはキングダムと再び合流し、王座奪取に失敗したオライリーをあざ笑うという衝撃の展開となった。

　また、次期ROH世界ヘビー級王座挑戦権を賭けた4WAYマッチは、元ROH世界ヘビー級王者であるマイケル・エルガン、アダム・コール、ロデリック・ストロングと元TNA世界ヘビー級王者、元IWGPヘビー級王者であるAJスタイルズという大物4人が争った。誰が勝利しても最強の挑戦者となるのは間違いない。試合は、混戦を制したのはAJスタイルズ。コールからスタイルズ・クラッシュでフォール勝ちし、遂にROH世界ヘビー級王座獲りに動き出した。

■　ROH ALL STAR EXTRAVAGANZA VII
日時：2015年9月18日（現地時間）
場所：アメリカ・テキサス州サンアントニオ

＜ROH世界王座タイトルマッチ＞
○ジェイ・リーサル（王者）
　ピンフォール
●カイル・オライリー（挑戦者）

＜ROH世界王座挑戦者決定4WAYマッチ＞
○AJスタイルズ
　ピンフォール
マイケル・エルガン、●アダム・コール、ロデリック・ストロング

＜ROH世界タッグ王座タイトル3WAYマッチ＞
○ザ・キングダム（挑戦者）
　ピンフォール
ジ・アディクション（王者）. ●ヤングバックス（挑戦者）

＜シングルマッチ＞
○ACH
　ピンフォール
●マット・サイダル

＜ノーDQマッチ＞
○ムース
　ピンフォール
●セドリック・アレキサンダー

＜ブリスコ兄弟オープンチャレンジ＞
○オールナイト･エクスプレス
　ピンフォール
●ジェイ＆マーク・ブリスコ

＜シングルマッチ＞
○サイラス・ヤング
　ピンフォール
●ダルトン・キャッスル
※キャッスルが負ければボーイズを失い、ヤングが負ければキャッスルのボーイズとなる

＜ROH世界TV王座タイトルマッチ＞
○ジェイ・リーサル（王者）
　ピンフォール
●ボビー・フィッシュ（挑戦者）

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