10月19日、葉月&コグマがアレナメヒコに再び戻っての第3戦。

この日もイギリスから来墨中のカンジと多国籍軍トリオを結成。今日の相手は新鋭のタバタ、キラ、カンデラ組と対戦。キャプテンは葉月とキラがコールされた。
まずはコグマとカンデラが対峙する。コグマはマッスルポーズを四方向に向けて見せつけ、今日もメキシコファンとのキャッチボールを開始。これに対してカンデラはティヘラでコグマを投げ飛ばす。
コグマと葉月はカンデラ、タバタを呼び込むと、エプロン上でのDDT。そして葉月はタバタにトペ、コグマはカンデラにプランチャのダブルの競演。聖地・アレナメヒコで歓声とブーイングが交差する。
葉月、コグマはタバタにトレイン攻撃。カンデラにはダブルのブレーンバスターで投げ飛ばす。これに対してメキシコ軍がトリプルでのダイビングボディプレスを見せたが、カウント2。さらにタバタは葉月にミサイルキック。

ここでコグマが飛び出し、タバタにスイングスリーパー。何回転もさせ、見たことのない動きにファンがどよめく。その後、タバタ、カンデラがコグマ、カンジを場外へ落とす。ここでタバタ、キラが連続場外トルニージョ弾を敢行。
リングに残ったのは葉月とキラ。キラのムーンサルトをかわした葉月が、アレナメヒコの中心で華麗に舞い、はづロックを完成。完璧な回転とフォームの前にキラはギブアップするしかなく、多国籍軍がメキシコ新世代組から勝利を奪った。
試合後はリング上が大ブーイングに包まれる。最初の二日間はブーイングを声援に変えたFWCだが、この日はファン期待の新世代トリオが相手だったことに加え、いよいよグランプリが近づいてきたことで、メキシコ選手への応援が増してきている。コメントでも二人はそのことに言及した。
コグマ「この前のベテランと違って、超新星と言われているだけあって完全ルーダでしたね」
葉月「そのブーイングが逆に気持ちよかった!」
コグマ「楽しかったよね、今日も充実した一日でした」
葉月「明日も試合だから、4連勝目指します」
コグマ「4連勝、5連勝目指して…」
葉月「全勝目指してがんばります!」

この日のブーイングは、対メキシコの外敵という意味のみならず、「強敵出現」という警戒心が込められていた。なぜなら、これで葉月、コグマは対メキシコ軍に負けなしの3連勝。メキシコのファンがブーイングを送るのも無理はなかった。
FWCはこの後、20日アレナプエブラ、21日アレナグアダラハラとメキシコシティを離れ、地方をサーキットする。初めてFWCを見るファンの反応は果たしてどんなものになるか。そして無傷の4連勝なるか――。