[ファイトクラブ]全日CC激闘!福岡&広島で波乱続出!斉藤レイ開幕二連敗で赤信号

[週刊ファイト4月24日期間 [ファイトクラブ]公開中

▼全日CC激闘!福岡&広島で波乱続出!斉藤レイ開幕二連敗で赤信号
 photo by 全日本プロレス公式 編集部編
・斉藤ブラザーズ、地元・角田市PR大使に再任!プロレス愛とふるさとへの恩返しが紡ぐ物語
・宮原健斗、地元福岡で真霜拳號を撃破!CC2025初白星と熱狂の健斗コール
・鈴木秀樹、連覇狙う芦野祥太郎を撃破!技巧派対決を制す
・斉藤レイ、まさかの開幕2連敗!マイク・D・ベッキオに沈む福岡の夜
・斉藤ジュン、激闘の末に芦野祥太郎を撃破!三冠王者の貫録
・G馬場の故郷で熱気高まる!青柳優馬が三条市でCC2025をPR


▼2度の万博と2度のプロレス・オールスター戦の共通項

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▼『プロレスの日』に日本プロレスリング連盟の公式サイト開設!

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▼全日CC開幕!鈴木秀樹が宮原健斗に激勝、本田竜輝が斉藤レイ破る波乱の幕開け

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斉藤ブラザーズ、地元・角田市PR大使に再任!プロレス愛とふるさとへの恩返しが紡ぐ物語

 斉藤ジュン、斉藤レイの双子タッグとして全日本プロレスで活躍を続ける「斉藤ブラザーズ」が、宮城県角田市のPR大使に2期目として再任された。2022年に第1期の角田市PR大使に就任して以降、彼らは単なるスポーツ選手の枠を超えて、地域とプロレスを結ぶ架け橋となってきた。今回の再任は、その活動の確かな実績と、ふるさとに寄せる深い想いが評価された結果であり、彼らが地元に根ざしながら全国区の舞台で戦い続ける姿に、角田市民だけでなく、プロレスファンからも厚い支持が集まっている証と言える。

 角田市は、東北地方に位置する自然豊かな街でありながら、都市圏へのアクセスもよく、住みやすい環境が整っている。その魅力を発信するために設けられたPR大使の役割は、イベントや広報紙、SNSなどを通じて角田市の魅力を伝えることにある。斉藤ブラザーズは、ただ肩書きを名乗るのではなく、プロレスの試合会場やメディア出演時にも地元の話題を積極的に取り上げ、角田市の名前を全国に浸透させる努力を続けてきた。実際に全日本プロレスの公式SNSでも、PR大使としての活動報告がなされ、彼らが公式の枠を超えた「地元のヒーロー」として認識されていることがわかる。

 特に印象的だったのは、角田市の広報紙『広報かくだ』2024年12月号での特集である。誌面では、斉藤ブラザーズが角田市長を表敬訪問した様子が取り上げられ、プロレスラーとしての誇りと、地元愛が交差する真摯な姿が紹介された。二人は「角田市出身のプロレスラーとして、ふるさとの魅力を全国に伝えたい」という趣旨のコメントを残しており、その言葉どおり、試合後のマイクパフォーマンスやインタビューなどでもたびたび角田市の名前を口にしてきた。

 また、SNSなどで公開される写真には、角田市の特産品や名所とのコラボレーションも多く、観光促進や地域資源の認知にも貢献している。角田市で行われた地域イベントやPR動画への出演もあり、リングの中だけでなく、街の中でも斉藤ブラザーズは“顔”としての役割を果たしている。単なる人気取りや話題づくりではなく、地元とのつながりを自らの活動に組み込み、プロレスという枠組みを使って地域に恩返しをするという、非常に稀有な取り組みを行っていると言える。

 今回の再任は、2人にとって新たなスタートであると同時に、これまでの歩みの成果を形として示すものである。プロレス界においても、地元との結びつきをこれほど真剣に取り組む選手は少なく、角田市PR大使としての彼らの存在は、今後の地方自治体とスポーツ選手の関係構築においても、一つのモデルケースとなるのではないだろうか。リング上での活躍はもちろん、地域振興という観点でも斉藤ブラザーズの2人は“チャンピオン”であり、今後の活動にも注目が集まるのは間違いない。角田の名を背負い、日本全国へと挑み続ける斉藤ブラザーズの歩みは、まだまだ止まらない。

宮原健斗、地元福岡で真霜拳號を撃破!CC2025初白星と熱狂の健斗コール

 2025年4月12日、福岡アイランドシティフォーラムで開催された全日本プロレス「チャンピオン・カーニバル2025」第2戦のメインイベントで、福岡県福岡市出身の宮原健斗が、2AWの実力者・真霜拳號を相手に激しい一戦を繰り広げた。両者ともに開幕戦で黒星スタートを喫しており、リーグ戦の流れを左右する重要な局面として注目された試合であったが、地元での大歓声を背に受けた宮原が、執念の勝利を収めた。

 試合開始早々から会場には大きな「健斗コール」が巻き起こり、地元ファンの期待が如実に伝わる中、静かな立ち上がりとなった序盤は、真霜が得意のグラウンドでの攻防を展開し、特に宮原の右腕に標的を絞った執拗な攻撃を重ねていく。飛び降り式アームブリーカーや鉄柵・鉄柱への腕攻めといった荒々しい攻撃が繰り出され、宮原は序盤から苦しい立場に立たされることとなった。場外戦での鉄柱への打ち付けによって右腕の自由を奪われた宮原であったが、それでも表情を歪めながらも逃げずに蹴りやエルボーで応戦する姿には、王者の矜持が滲んでいた。

 その後も真霜は変形グラウンド卍固めや無道などの関節技で宮原を追い詰めるが、宮原は根性と執念でこれをしのぎ、カウンターのラリアットから流れを引き戻していく。ここで見せた宮原の底力はまさにスーパースターたるゆえんであり、痛みに顔をしかめながらも自らを奮い立たせ、コーナーへの串刺し攻撃やブラックアウトなどを繰り出す姿は、観客を熱狂の渦に巻き込んだ。終盤には真霜の垂直落下式ブレーンバスターを着地で切り返し、最後はシャットダウン・スープレックスを完璧に決めて、20分を超える熱戦に終止符を打った。

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