[ファイトクラブ]激闘連発!GLEAT新宿大会:未来を切り開く選手たちのドラマが交錯

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[週刊ファイト11月28日]期間 [ファイトクラブ]公開中

▼[ファイトクラブ]激闘連発!GLEAT新宿大会:未来を切り開く選手たちのドラマが交錯
 編集部編
・サイコ・クラウンの輝かしき経歴と彼が築いた伝説
・渡辺壮馬vs.T-Hawk:G-REXへの挑戦権を懸けた新宿FACEメインイベント
・河上〝ファイヤー〟隆一の新宿大会激戦と新戦力予告
・鈴木社長、河上〝ファイヤー〟隆一に非情の「最後通告」
・新宿FACEでの激闘:セミファイナル壮絶6人タッグマッチ


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■ G PROWRESTLING Ver.81
日時:2024年11月13日 (水)
会場:東京・新宿FACE

サイコ・クラウンの輝かしき経歴と彼が築いた伝説

 GLEATのTOKYO DOME CITY大会(12月30日)にメキシコAAAより、サイコ・クラウンとミステル・イグアナの参戦が発表された。特にサイコ・クラウンはAAAの絶対エースであり、ここ半年はメキシコ国外で試合をしてAAAを世界に広めている。

 サイコ・クラウンは、メキシコのプロレス界で圧倒的な存在感を誇るルチャドール(覆面レスラー)であり、そのキャリアは数々の栄光に彩られている。本名は非公開ながらも、彼がメキシコプロレス界を支える象徴的な存在であることは間違いない。

 1985年にメキシコシティで生まれたサイコ・クラウンは、名門レスリング一家「アルバラード家」の一員として育った。彼の父は、伝説的なレスラーであるブラソ・デ・プラタ(通称:スペル・ポルキー)であり、その影響を受けてプロレスの道を志した。彼は父の名を継ぎ、キャリア初期には「ブラソ・デ・プラタ・ジュニア」として活動した。

 しかし、家族の名に依存することなく自身のアイデンティティを確立するため、「サイコ・クラウン」という個性豊かなキャラクターを生み出した。この決断は、彼をルチャリブレ界のトップスターへと押し上げる第一歩となった。

 2007年、サイコ・クラウンは「ロス・サイコ・サーカス」の一員としてAAA(ルチャリブレAAA)に登場。チームメイトのモンスター・クラウン、マーダー・クラウンと共に、観客を魅了するダークでユニークなキャラクターを演じた。彼らは驚異的な無敗記録を誇り、メキシコプロレス界の話題をさらった。

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 特に、数多くのタイトルを獲得し、AAAの象徴的なイベント「トリプレマニア」では複数回メインイベントを務めたことは彼のキャリアをさらに輝かしいものとした。2017年には、メキシコプロレス界の重鎮ドクター・ワグナー・ジュニアを破り、彼のマスクを奪取。この勝利は、ルチャリブレにおいて最も名誉ある瞬間の一つとして語り継がれている。

 2015年以降、サイコ・クラウンはシングルレスラーとしてのキャリアも成功を収めた。AAAラテンアメリカ選手権や複数のトリオタイトルを獲得し、シングルでも団体でもトップの地位を確立した。彼のエネルギッシュな試合スタイルと、観客を巻き込むカリスマ性は、メキシコ国内外のプロレスファンを魅了してやまない。

 サイコ・クラウンは、単なるレスラーにとどまらず、メキシコプロレス界の発展に大きく貢献している。彼の名前は、メキシコ国内の枠を超えて、世界中のルチャリブレファンに知られている。プロレスゲームやメディア出演を通じて、エンターテインメントの世界でもその名を広めている。

 サイコ・クラウンのキャリアは、常に挑戦と革新に満ちている。彼は、父から受け継いだレスリングの伝統を大切にしながらも、自身のスタイルを築き上げ、新たな時代を切り開いてきた。サイコ・クラウンのようなレスラーがいるからこそ、ルチャリブレの未来は明るいと言えるだろう。

渡辺壮馬vs.T-Hawk:G-REXへの挑戦権を懸けた新宿FACEメインイベント

 11月13日、新宿FACEで開催されたGLEAT「G PROWRESTLING Ver.81」のメインイベントで、渡辺壮馬が元G-REX王者T-Hawkを破り、年末の東京ドームシティホール大会でのG-REX王座挑戦を正式に表明した。この試合は渡辺が新ユニット「G-RIZE」のメンバーとして初の大舞台での一騎打ちに挑む形で、若き世代のリーダーとしての覚悟と実力を示す絶好の機会となった。

 試合は開始早々からT-Hawkの強烈な逆水平チョップで渡辺が苦しむ展開となった。リング内外で繰り広げられる激しい攻防の中、渡辺はT-Hawkの重い一撃を耐え抜きながら、自身のスピードとテクニックを駆使して反撃。中盤では起死回生のブレーンバスターを放ち、さらに高い打点のドロップキックやフットスタンプで徐々に流れを引き寄せた。


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