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2024年6月22日に行われたWWEスマックダウン大会は、多くのプロレスファンに衝撃を与える展開が盛りだくさんであった。特に、CMパンクとドリュー・マッキンタイアの対立、そしてブラッドラインへの新メンバー加入が注目を集めた。
CMパンクとドリュー・マッキンタイアの激突
CMパンクは昨年11月に10年ぶりにWWEへ復帰したが、今年1月のロイヤル・ランブル戦で右上腕三頭筋断裂の重傷を負い長期欠場に入っていた。その間、ドリュー・マッキンタイアとの遺恨が深まり、パンクはマッキンタイアの地元であるスコットランドでの世界ヘビー級王座戦に介入し、マッキンタイアの股間を蹴り上げて戴冠を阻止していた。これに怒りを覚えたマッキンタイアは退団を表明していた。
この日のスマックダウンは、パンクの地元であるイリノイ州シカゴで開催され、パンクは熱狂的な声援で迎えられた。パンクはリング上で「やつのキャリアを終わらせると決めていた」と語り、マッキンタイアが辞めた理由を「プレッシャーに耐えられなかった」と言い放った
バックステージでは、パンクがコンクリート上に倒れている光景が広がり、マッキンタイアがパンクを襲撃。パンクは救急車で緊急搬送された。
ブラッドラインに新メンバー加入
同じ日のスマックダウン大会では、WWEの極悪ユニット『ザ・ブラッドライン』に、破壊力抜群で凶暴な新メンバーが加わった。サモア系の名門一族『アノアイ・ファミリー』で成り立つブラッドラインは、リーダーのローマン・レインズが長期政権を築いていたが、4月の『レッスルマニア40』でコディ・ローズに敗れ、統一WWE王座から陥落した。その後はソロ・シコアが新リーダーとなり、タマ・トンガとタンガ・ロアの兄弟が新たに加入した。
この日、ヤコブ・ファトゥが新メンバーとして登場。本誌がMLW取材を通じて小粒だが最も動けて飛べると注目してきた逸材である。「死体袋に入れられCONTRA軍に担がれ消えたファトゥはMLW最後?」と記したように、MLWの物語進行からは消えていた。
ファトゥはリングに乱入し、コディ・ローズをスーパーキックで吹き飛ばし、さらに実況席の上にコディを載せると、コーナー上段からボディースプラッシュを放ち、統一王者をテーブル葬にした。シカゴの観衆は、この驚異的な一発に「ホーリー・シット(超スゲー!)」の大チャントで応じた。
今回のWWEスマックダウン大会は、CMパンクとドリュー・マッキンタイアの激しい対立とブラッドラインの新メンバー加入という二つの大きな展開が注目を集めた。プロレスファンにとって、次回のPPVイベントや今後のスマックダウンの展開が待ち遠しいものとなった。今後もWWEから目が離せない。
■ WWE Friday Night SmackDown
日時:現地時間 6月21日 日本時間 6月22日
会場:イリノイ州シカゴ オールステートアリーナ
<第1試合 女子マネー・イン・ザ・バンク予選>
〇チェルシー・グリーン
7分14秒 ビアンカがミーチンにKODを決めるが、チェルシーがビアンカを押し出し代わりにフォール⇒ピンフォール
●ミーチン
●ビアンカ・ブレア
<第2試合 男子マネー・イン・ザ・バンク予選試合>
〇カーメロ・ヘイズ
8分50秒 カーメロがオートンを丸め込み⇒ピンホール
●ランディ・オートン
●タマ・トンガ
<第3試合 男子マネー・イン・ザ・バンク予選試合>
〇アンドラデ・エル・イドーロ
10分34秒 アンドラデがでウォーラーにザ・メッセージ⇒ピンホール
●ケビン・オーエンス
●グレイソン・ウォーラー
<第4試合 シングルマッチ>
〇コディ・ローズ
1分36秒 試合途中タマ・トンガ トンガ・ロアがコーディを襲い反則裁定
●ソロ・シコア
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