[週刊ファイト7月11日号]収録 [ファイトクラブ]公開中
part1より続く
・オーエン・ハート杯ブライアン・ダニエルソン鷹木信悟20分! 名画メイン
・Eliteトリオ戦ながら、オカダが棚橋弘至にレインメイカー見舞う第2試合
・Dynamite番組構成と同じくメインか重要な第1試合:MJFエチセロから
・CMLL遠征カイル・フレッチャーROH TV王座アトランティスjr.明け渡して
・辻陽太、高橋ヒロム、石井智宏らのZERO HOUR 5試合ってどうなのか
・ナイチンゲール中野たむトワイライトドリーム渡辺桃Cスタットランダー
・アメプロ超黄金時代の確認となった総括:母屋盗られた新日スターダム
オーエン・ハート杯ブライアン・ダニエルソン鷹木信悟20分! 名画メイン
<第3試合 男子オーエン・ハート杯トーナメント1回戦>
〇ブライアン・ダニエルソン
20分00秒 アームバー
●鷹木信悟
―― とりあえず内藤哲也のトップ画像で、「Swerveストリックランドvs.ウィル・オスプレイがベストバウト」と冒頭箇所をサイト公開にしただけなんですが、さっそく「ブライアン・ダニエルソンvs.鷹木信悟こそベストバウトなのに」とのリアクションがありました。
オフレコ それぞれ意見が異なるのは普通のことやろう。先に紹介した通り、予想してなかったこと含めて「ZSJとオレンジ・キャシディがベストマッチだろう」も届いたからな。
―― 日本語媒体なんで、一応はニュースとしても内藤哲也IWGP奪回をトップ画像にはしましたが、セミの王座戦を押した意見はありませんでしたけど(笑)。
’23年07月06日号徹底検証AEW新日トロント禁断の扉 Stardom金網 ノア潮目 RIZIN札幌
オフレコ 本誌は最新号の販売ページに、「いまから約1年前の週刊ファイト」を紹介するようにしているけど、日付は1週間前にズレるんだが、昨年の7月6日号が『禁断の扉 2023』であり、表紙は「オカダ・カズチカvs.ブライアン・ダニエルソン」だった。本誌のベストバウト賞だったからな。
―― 奇遇なのか宿命なのか。本年での引退を広言しているブライアンを押す声があるのはなんら不自然ではありません。実際ちょうど20分間、鷹木信悟と奏でたシンフォニー、素晴らしい攻防でした。
オフレコ レコードのB面にちょうど尺がいいかもな。だいたいCD時代になって74分とか詰め込むから、かえって散漫になってしまった。ベスト選曲だけにしてくれたら、年間最高興行賞も狙えたんだけど、さすがに今回のは全15試合、5時間半だったのでこの減点は大きい。
―― ブライアンは現地4月21日の『AEW Dynasty』で、オスプレイにタイガードライバーで落とされて以来、肩がやられたままというセールをずっと続けてます。
▼Dynastyウィル・オスプレイ闘神ブライアン・ダニエルソン Swerve実家
オフレコ そっちは「年間最高興行賞」候補なんだけどな。来年の1・5東京ドームが合同興行『Dynasty』名義なのはすでに話したよな。
’24年05月02日号オスプレイAEWブライアン 田中将斗 ONEムエタイKROSS-OVER 岩田美香
―― 肩をやられた、首が回らないは絶妙のセールなんですけどね。現地6月19日のDynamiteでも、PACが丸め込み合戦の末にクラウディオ・カスタニョーリに十字架固めで3カウントが入るメイン、解説席のブライアンが負傷中のセールを自身の口からも念を押してました。
オフレコ Blackpool Combat Club盟友のカードだから、解説席に呼ばれていた回やな。
―― それにしても完璧な内容でした。鷹木信悟はやはり凄いというのも忘れてはいけないことです。
オフレコ オーエン・ハート杯の1回戦なんで、勝者がすでに初戦を突破しているPACと対戦するトーナメント組み合わせなんだけど、PACと鷹木の元ドラゲー対決は、あえてここではお預けにすると(笑)。
―― お愉しみはこれからですから。すでにトニー・カーンの右腕となってマッチメイク委員会も担当しているブライアン、あとあとの大河ドラマ進行まで考えてますね。私は読めましたよ。
オフレコ ザック・セイバーjr.は「関節技で負けたんじゃない」と、生かしたままにしてるからな。自身の引退ロードも、長期計画に沿ってこなしている。あっぱれとしか評しようがない。