(C)CMLL

　2015年7月17日のCMLLアレナメヒコ金曜日定期戦ではビッグマッチ『CMLL シン・ピエダ2015』が開催された。
　今回のメインは、ウルティモ・ゲレーロとレイ・エスコルピオンの因縁最終決着戦、カベジェラマッチ（敗者髪切りマッチ）だった。2014年アニベルサリオで、宿命のライバル、アトランティスと四半世紀に１度の究極のマスカラ戦（敗者、覆面剥ぎマッチ）で敗れ、素顔となったゲレーロだが、レイ・エスコルピオンとの因縁が再燃した。もともとは、ゲレーロの子分だったエスコルピオンだが、離反し因縁は続いている。更にエスコルピオンは、現在カベジェラ戦3連勝中で、大物ブラソ・デ・プラタ（ポルキー）も丸坊主にしているのだ。そんな手強い相手に対し、ゲレーロはベテランの意地を発揮。激しい肉弾戦、マラソンマッチを最後はゲレーロスペシャルで仕留め、カベジェラ戦を勝利した。

　セミファイナルにはCMLLでは珍しいテクニコ（善玉）同士のタッグ戦アトランティス、ボラドールJr.、ディアマンテ・アスル対コルレオーネ、ルーシュ、ソンブラが組まれた。CMLLでは通常、テクニコ同士が戦う事はあまりないのだが、今回はテクニコの中でも正統派である“レジェンド”アトランティスらと、テクニコでありながら観客からブーイングを浴びているルーシュらロス・インゴベルナブレスが激突した。試合はお互い1本づつ取り合ったあと、なんとロス・インゴベルナブレスが、アスルのマスクを剥ぎ、更にアトランティスのマスクまで破るという暴挙に出た。テクニコ3人も反撃するも、最後はソンブラがローブローでボラドールJr.からフォールを奪うという悪辣ぶり。マスク剥ぎ、ローブローとテクニコとは思えない行為を繰り返すインゴベルナブレスに対し怒り爆発。ラ・ソンブラにマスカラ・コントラ・カベジェラ（敗者、マスク剥ぎ、髪切りマッチ）を要求した。テクニコ同士の最終決着戦は実現するのだろうか？

■　CMLL シン・ピエダ2015
日時：2015年7月17日
場所：メキシコ・アレナメヒコ

＜カベジェラ・コントラ・カベジェラ＞
○ウルティモ・ゲレーロ
　2-1
●レイ・エスコルピオン

＜6人タッグマッチ＞
○マルコ・コルレオーネ、ルーシュ、ラ・ソンブラ
　2-1
●アトランティス、ボラドールJr.、ディアマンテ・アスル

＜6人タッグマッチ＞
○ネグロ・カサス、メフィスト、エフェスト
　2-1
●ミスティコ、ドラゴン・リー、バリエンテ

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