5月28日（日）、TBS系で『THEプラチナリスト』が放送され、GLEATの田村ハヤトがVTR出演した。番組のテーマは『夏の甲子園ホームラン王の現在』。つまり、田村は高校時代に夏の甲子園ホームラン王に輝いたことがあるわけだ。大谷翔平や村上宗隆ですらできなかった偉業である。
それだけではない。2本のホームランのうち1本は決勝戦で放ったもので、田村は母校の前橋育英高校（群馬）を初出場初優勝に導いたのだ。
ちなみに、その時の前橋育英のエースは田村にとって1年後輩の当時二年生、現在は埼玉西武ライオンズで活躍する高橋光成投手である。
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誰よりも目立つためにホームランばかり狙っていた田村ハヤト
田村ハヤトが夏の甲子園に出場したのは高校三年時の2013年。この大会で田村以外に2ホーマーを放った選手は2人いた。そのうちの1人は、現在オリックス・バファローズの主軸打者の森友哉（当時は大阪桐蔭）である。
田村がホームランを打ったのは、三回戦の名門・横浜（神奈川）戦と、前述の通り決勝での延岡学園（宮崎）戦だ。VTRに登場した高橋光成は「あのホームランのおかげで優勝というか、厳しい闘いも勝ち抜けたと思うので、感謝してますね」と語った。
そして田村のホームラン・シーンが映し出され、VTRに現在の田村が登場すると、スタジオは騒然。誰だ、あのガタイのいい金髪のヤツは!?
それまで、2022年からの夏の甲子園ホームラン王が紹介された時は、プロ野球に進んだ選手か、野球を諦め社会人として働いている真面目なタイプばかりだったので、いきなり田村のようなラフな男が出て来てそのギャップに驚いたのだ。現在は27歳、身長178㎝、体重103㎏とテロップが出る。ユニフォーム姿ではないので、プロ野球には進んでいないらしい。
プロ野球選手になりたいとは思わなかったんですか？ とインタビュアーに問われた田村は、
「なりたいと思った時期はあるんですけど、もう一つ夢ができちゃったんです。甲子園の大歓声がやっぱり忘れられなかったですね」
と答えた。
子供の頃から目立ちたがり屋だったという田村が、さらに語る。
「とにかく全打席ホームランを狙ってました。野手でいちばん目立つってなったら、ホームランを打つしかない、と思って。目立つために心がけていたことは、ホームランを打つこと、ユニフォームを誰よりもドロドロに汚すこと。そして1人だけ金色のバットを使って目立ってやろうと思ってました。（甲子園は）大歓声が凄くて気持ちよかったですね」
甲子園の打席から東京ドームのリングへ、華麗なる転身
しかし、なぜ田村ハヤトは野球を辞めたのだろうか。
「甲子園で優勝したし、ホームランも2本打ったし、もうやり切った、という」
つまり、野球ではこれ以上目立てないというわけだ。
そして、東京ドームにプロレスを観に行ったとき、次に目立つステージはこれだ、と思ったという。甲子園ホームラン王からプロレス王者への転身。
「東京ドームの花道で、3万人4万人の大歓声を浴びながら入場するのが夢です」
どうやら田村にとっての野球は、目立つための手段だったらしい。それなら、団体競技の野球よりもプロレスの方が性格的に向いていたのだろう。
VTRで、プロレスラーとして活躍する田村の姿が映し出されると、「凄い体」「大胸筋が凄い」とスタジオでは驚きの声が上がる。
ヒロミが高橋ひかるに「筋肉好きとしてはいいでしょ？」と問い掛けると、高橋ひかるは「大好きですね。大胸筋の動かし方がもう、綺麗でした」と興奮して言った。
甲子園の打席から東京ドームのリングへ。今後の田村ハヤトの目立った活躍に期待しよう。
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