啓之輔「地元選手が巻いてくれて良かった！」赤いベルト栃木の新鋭・伊東成英の腰に。残り1秒の衝撃 タイヤ無敗右乳は激勝 啓之輔プロデュース 3・26タイヤファイト栃木大会
3月26日にタイヤファイト栃木大会が大盛況の観客の中で開催された。この大会のプロデュースを務めたMrアウトサイダーこと啓之輔は「地元の選手がベルトを巻いてくれて良かった」とコメントを出し、新設された赤いタイヤファイト栃木ベルトの県外流出がなかったことや、当日おこなった無料動画配信の試みも、多くのアクセスを受けたことなど自身の誕生日に開催された興行に手ごたえを感じたのか、安堵の表情を浮かべていた。
注目の試合として、県王者を決めるワンナイトトーナメントに、総合格闘家で啓之輔主宰のジムKINGCRAFTでは柔術のインストラクターを務める滝田J太郎が、ふんどしをモチーフにしたコスチュームでジムの威信を賭けて初戦に臨んだが、三杯目ひかるに2R目にタイヤアウト3を取られ無念の初戦敗退。決勝は１回戦、石原昌史相手にタイヤアウト1の接戦を制したスポーツジム67の伊東成英で争われた。
1R 伊東成英は低い態勢を保ちながら、時折左右の剛腕を出す。タイヤファイトの戦い方をよく研究してきているイメージ。対する3杯目ひかるはややこの戦法に押され気味のままラウンド終了。
2R 開始早々、伊東の左フックから右ストレートで渾身のタイヤアウトを三杯目から奪取。雄たけびを上げる。再開後も1R同様のその後は低いスタンスから、突如として攻撃に転じる。三杯目ひかるもバランスを崩しそうになりながらも、左右のストレートで反撃を試みるもここで試合終了。初代タイヤファイトTOCHIGIの赤いベルトは伊東がもぎ取った。
伊東は試合後のインタビューで「キックボクシング歴は10年あったが、タイヤファイトは今回初めて。タイヤファイトのほうがスタミナがいる。決勝はスタミナとの戦いでもあった」と振り返り、「今後は県内の大会もだが、対抗戦などにも挑戦したい」と語った。
セミファイナルでは、富山のベルトホルダーでタイヤファイト無敗のハードパンチャー右乳が久々の登場。過去最強の相手と目されるバブーたつひこは、ケンカバトルロワイヤルシーズン3のベスト4ファイターで、地下格闘技50戦近くこなしている。試合は予想どおりの1Rから激しい展開になり、得意の左右のフックを的確に繰り出す右乳だったが、強者バブーもそれにひるまずの激しい乱打戦でラウンド終了。
2Rもみ合いからの右乳のストレートでバブーたつひこがタイヤから足を出すもこれはプッシュの裁定。ラウンド間際に今度はバブーたつひこが逆にプッシュの反則を犯す。このままドロー裁定となるのかと思った試合終了まじか、右乳の右ストレートがバブーたつひこのアゴを捉えダウンを奪う。
なんと試合終了僅か１秒の劇的勝利を上げて、右乳は無敗のままの全国王者奪取への狼煙を再び上げた。
KINGCRAFT ファイト『タイヤファイト栃木大会』
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