[週刊ファイト12月15日号]収録 [ファイトクラブ]公開中
▼シュート活字委員会「鷹の爪大賞2022年間総括①」プロレス世界地図
タダシ☆タナカ+シュート活字委員会編
・ビンス・マクマホン退陣:大幅株価下落にならずトリプルH政権に注目
・何故なのか新黄金時代アメプロとお寒い日本のビジネス格差1000倍
・4年ぶり参戦ケニー・オメガ「お前の会社を助けてやる」1・4ドーム辛口
・白いベルトV11絶対王者・上谷沙弥~翌日KAIRI初代IWGP女子戴冠
・スターダム躍進となるも同じ客筋から何度も巻き上げるビジネスの限界
―― 年間総括「鷹の爪大賞」の季節になりました。あまりこだわってないことですが、昨年12月1日から11月末までが対象期間なのは世界のTIME誌以下マスコミの慣例なんですが、マット界の東スポ大賞他、他媒体の選出になんか死んでも影響受けない、絶対に完全無視方針、「世界で最も権威がある本物の年間総括は鷹の爪大賞だけ」のスタンスなんで(笑)、他より早く、先に各自の独自のを発表することが望まれます。
オフレコ はい。12月6日、W杯コスタリカ戦前に新宿に集まって動画も収録した分のは集まった面子から格闘技なんで、今週号収録の①はグローバル目線でのプロレス編にならざるを得ない。
1)業界盟主WWEの歴史的転換:ビンス・マクマホンの退陣、トリプルH政権の開始
▼今週の要:トランプとビンス身から出た錆 終戦記念日 G1 CLIMAX総括
2)引き続き(3位以下を大きく引き離したダントツ2位の)AEWの急激な躍進が継続
▼業界Game Changer好試合連続AEW新日Forbidden Doorシカゴ大熱狂
禁扉MOX暫定AEW王者 FTRタッグ三冠 PAC大陸王者 旧セザーロ契約
3)週刊ファイトにとっても、昭和のプロレスファンにとっても、予想はしていたこととは言え、アントニオ猪木訃報の衝撃はマグマ級だった。
▼’22年10月13日号A猪木追悼特集増刊号合冊 スターダム5★ AEW暴力沙汰 地下インパクト
―― ひとつづづ見ていきますが、新宿の座談会でもアントニオ猪木はやはり出ました。ガチガチの国内派は「猪木訃報」を1位にするでしょう。これは仕方ないと思います。
▼鷹の爪大賞&キンダムエルガイツ反省会ACF年間総括@歌舞伎町W杯
ビンス・マクマホン退陣:大幅株価下落にならずトリプルH政権に注目
オフレコ でも、世界的な影響力とかになれば、どうしてもビンスの引退になってしまう。
―― WWEといえばビンス、いや、プロレスといえばハルク・ホーガンでもロック様でもなくビンスだったわけですから、引き金となった事件のことはバックナンバー購入願いだけにしておきますけど、さて、これで一気にガタガタになるのかとの懸念もあったのに、そうはならなかった。
オフレコ そこがイチバン大きな注目点になる。日本の場合はもともと組織、会社としては小さいこともあるが、代表だの社長だの、看板選手が亡くなったら、事実上は消えて行く運命とかなんだが、スムーズにトリプルH政権に移行がなされて、むしろ世間一般の関心が高まった、視聴率も上がったというのは驚異的なことだった。
―― 株価も醜聞発覚でいったんは落ちましたが、すぐに回復してむしろ増収増益。好調を維持しています。
オフレコ 株式公開の際にリスクを明記しないといけないんだけど、WWEの場合、交通事故とか含めてビンスが急に亡くなったりしたら大打撃を受ける可能性があると文言にされていたのに、いかに政権移行がうまくいったケース・スタディにまでなったことか。
―― ただ、安部元首相が凶弾に倒れて、その元凶が旧統一教会となって法律改正にまで今、国会がやってる最中なんですが、最初にニュースを聞いた時、「安部さん、いつからクリスチャンなったんだ」と(笑)。ドナルド・トランプも一緒で、ビジネス主義の無神論者なのに、票が欲しいから聖書かざして写真撮らせてとやってたんですが、上院選が決戦投票になったジョージア州も民主党の議員が勝利で51-49議席になり、聖書かざした政治家は没落する運命のジンクスなのかと。
オフレコ さすがに火曜夜、NXTの視聴率は落ちたけどな。
’22年08月04日号ビンス辞任トリプルH掌握 ノア中嶋勝彦 ROH全日 桑田佳祐ブアカーオ
▼ビンス引退業界歴史転換!ステファニーとニック・カーン共同CEO就任
▼ビンス引退業界歴史転換!ステファニーとニック・カーン共同CEO就任
今週の要:トリプルHタレント&Creative部門掌握もWWE売却加速か
―― とにかく、自分の好きな団体や選手だけが関心でマット界の全体像とかに興味持ってない方にも、いかにビンス退陣が2022年最大のニュースだったかは強調して足りません。80年代初頭なら、新間さんの「新日本プロレスこそが世界の中心」との進軍ラッパも鳴り響いたんですが、その後の日米再逆転劇を指揮したのがビンスだった事実は消せないことなのです。