[週刊ファイト12月15日号]収録 [ファイトクラブ]公開中
▼Deadline前NXTプリティ・デッドリーにニューデイISC男女三つ巴1枠
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■ WWE NXT
日時:12月6日(現地時間 日本WWEネットワーク木曜以降)
会場:米フロリダ州オーランド Capital Wrestling Center
ちょうどRAWでも三つ巴によるビアンカ・べレアのRAW次期女子挑戦者決定戦ということで、ベイリーとアレクサ・ブリスが勝ち残った番組があったばかりなんだが、NXTの方が先に発表していたはともかく、こちらも男女の三つ巴戦で残り1枠のISC(アイアン・サバイバー・チャレンジ)出場者を決めるという・・・。同じWWEで、しかもトリプルH政権だから連携でイイということなのか、悪く言えばアイデア枯渇なんじゃないかとも指摘出来てしまう。まぁNXTなんで試合内容はしっかりしているんだが・・・。
NXTオープニングでアクシアム、ヴォン・ワグナー、アンドレ・チェイスの男子ワイルドカード・トリプルスレット戦が行われると、アクシアムがワグナーに延髄斬り、チェイスにスタンディングムーンサルトを放って攻め込んだ。中盤ではワグナーのダブルクローズラインやチェイスのダブルDDTで反撃されて激しいの攻防を展開するも、最後はチェイスのスプラッシュを浴びたワグナーにアクシアムがゴールデンレシオを叩き込んで3カウント。アクシアムがワイルドカード戦を制して男子アイアン・サバイバー・チャレンジの最後の出場枠を獲得した。
アンドレ・チェイス教授が非常にイイです。目立ってます。
PPV『Deadline』で闘うブロン・ブレイカーとアポロ・クルーズが、仲良く釣りに行くという摩訶不思議な事前収録セグメントの挿入があって、会場ではクリード兄弟のジュリアスがドクター陣にチェックされていて、膝は大丈夫とのことだが、肋骨は折れたままのようで・・・。もっとも、本当の理由はヴィア・マハーンも指折ったとかの怪我があるからで、試合できなくもないが万機を期したい事情らしい。相手の居なくなったインダス・シャーのサンガはジョバーを叩きのめしてましたけど。
復帰したトニー・ディアンジェロがザイオン・クインをディアンジェロ・バスターで仕留めるカードは、ウェス・リーの焦点は現在ダイジャック(元ドミニク・ダイジャコビック)という話になり、しかしスクリーン出演のダイジャック本人は、「俺流のやり方でNXTをぶっ潰す」と。
さて、カール・ゴッチの再来だの、ビリー・ロビンソンの流れを汲みとか実況席が強調するサブミッションのチャーリー・デンプシーなんだが、渦中のウィリアム・リーガルの息子である。本日時点で正式に、リーガルの離脱とWWE出戻りが確認されて、やはりあの「担架のお仕事」が最後だったのかと納得する次第なのだ。
AEWトニー・カーン代表は病弱の母の看病もあるらしく、3年契約なのか1年後のオプションがどうたらと一部で観測が盛んだが、要するに息子がNXTで試合し出したのでリーガルはオーランド在住として定着したい家庭の事情があり、カーン代表が離脱を認めたとのことなのであった。ただまぁ、Black Combat Clubをどうするのかとか、MJFのマネージャー役計画もいきなり宙に浮いてしまったことになろう。
もちろんハンク・ウォーカー戦はしっかりした内容で、変形STFというのか変形クロス・フェイスなのか、がっちり極めてたんだが、ここには仕事が宙に浮いていたドリュー・グーラックが花見に現れ観戦するのがミソ。なにしろ24/7王座の追っかけっこの末端もなくなったし、一時はダニエル・ブライアン(現AEWブライアン・ダニエルソン)のトレーニング・パートナーという紹介もあったものの、それも使えなくなっていた。もっともPPV前になると、SmackDown-RAWから選手が顔見世に来るというのはパターンになっており、それがニユーデイの登場にも繋がっていく。
サンタの恰好のプリティ・デッドリーが絵本を読み始めて、ニューデイが出てくるセグメントは絵になっていてよろしいかと。
ということで意外にも、プリティ・デッドリーのタッグ王座防衛戦は対ニューデイになるのであった。
◆イケメン二郎がハビエル・バーナルを“チキン(臆病者)”扱いして嘲笑
バーナルがブライソン・モンタナとの対戦に挑むと、先にリングインしたモンタナがインダス・シャー(ヴィア・マハーン&サンガ)に襲われてリングを占拠されてしまう。そこへ何も知らずに登場したバーナルはインダス・シャーを見るなり怪我のふりしてバックステージに逃走すると、背後を気にしながら美人のマッケンジー・ミッチェルのインタビューに答えた。「なぜ背後を気にしているの? インダス・シャーが原因?」と質問されたバーナルは「インダス・シャーなんて気にしてないよ。俺に怖いものなんてない」としらを切ったが、そこへ偶然通りがかったイケメン二郎がマッケンジーに呼び止められて「バーナルをどう思う?」と唐突に質問されると、「ビッグ・ボディ・チキン(臆病者)」とバーナルのキャッチフレーズをもじって馬鹿にし、その場を後にするバーナルを指差しながら嘲笑った。