サーシャ&ナオミ無期限謹慎発表SD真輔ショッツィ統一王者ウーソズ

■　WWE SmackDown
日時：5月20日（現地時間　日本YouTube日曜以降）
会場：米ミシガン州グランドラピッズ　ヴァン・アンデル・アリーナ

　5月20日ミシガン州グランドラビッツで開催されたスマックダウンを紹介する。前回の「MONDAY NIGHT RAW」、試合を放棄しベルトを置いて帰ってしまったサーシャとナオミの処遇に関して、マイケル・コールより、ふたりから王座はく奪、無期限出場停止処分との報告が。

　これによりWWE女子タッグ王座は空位となり、近日中に王者決定トーナメント戦が開催される模様。
　ベルト所持者がこれを突き返して試合をボイコット‥よほどの覚悟があっての行動とは思われるのだが、いかなる理由があろうともドタキャンはまずかったのではないか。
　真意も立場も当事者以外にはわからないので責めはしないけれど、いま最も乗りに乗っていたであろうとき、それでなくてもアスリートの旬は短いので、自ら活躍の舞台から降板してしまったのはなんとも惜しまれる。

　オープニングは恒例ブラッドライン劇場。
　メインイベントのタイトルマッチを前にポール・ヘイマン
「きょうウーソズがRK-Broを倒して史上最高のタッグチームになる。これは予想じゃなくてネタバレだ！」とおおいに吼える。

　レインズは「俺の望みはわかっているだろうな、愛してるぜ」と悪い笑顔でウーソズを抱擁。
　第1試合は中邑真輔　vs．サミ・ゼイン。

　これが思った以上の熱戦で‥お互い場外カウントギリギリに戻ってくるわ、サミ・ゼインしつこいわ。

　何度も追い込まれながら、まだまだタイトルも狙っちゃうぜ的なアプローチとも取れるキンシャサが見事決まって、今回は真輔の快勝。

　ピンになって真輔が勝ったのを見たのは久しぶりのような気が。
　リングアウト負けしたりとか、ブーグスと別れてからいまいち精彩なくなっていたので、巻き返しの兆しが見えたのは嬉しい。
　コービン、先週マッドキャップ・モス担架送りしただけではまだまだ疳の虫が収まらない？

　モスが俺に感謝がないから襲撃したんだと言いおいて、アンドレ杯のトロフィー破壊！
　第2試合はグンサーvs．ドリュー・グラック。

　いつも通りの、パワーボムでグンサーの圧勝という流れにリコシェが見かねてリングイン。

　一本調子のグンサーも、ふがいなさすぎのドリュー・グラックもちょっとなんとかしないといけなそうな気がしてきていますが‥リコシェが噛んで何か進展あることを祈る。
　バックステージでスーパースターたちが見守る中、リングの上ではショッツイとロドリゲスが凄まじい女の闘いが展開。

　先週はロンダを追い詰め実力をアピールした感のロドリゲス、ビッグチャンスが転がり込んできそうな流れを掴んだか。

　対するショッツイ。サーシャと闘って負傷して以降久しぶりに試合で見たという印象。

　このタイミングでショッツイの試合が組まれると、団体側のサーシャがいなくなっても代わりはいくらでもいるとの回答とも取れてしまい、ショービジネス界のシビアな現実を見せつけられたような気がしてなんだか考えさせられてしまった。

　勝負はロドリゲスがチンゴナ・ボムでショッツイを撃破。

　今週もブッチがキレキレに切れまくってエグゼビア・ウッズにまるめ込まれて終了。

　試合後ウッズを襲うの図。

　注目のタッグ王座統一戦は、ポール・ヘイマンの予告通りの結果に。

　序盤リドルがジミー・ウーソにコーナーへと振られた際、背中を強打して動けない状態に。
　ここでいったんレフリーストップとなったのだが、試合は続行されたものの流れは完全にウーソズのペースで、辛くも交代し替わってはいったオートンがジミーをRKOで沈めたのが、RK-Bro最初で最後の勝機だったかもしれない。

　雪崩式のRKOをレインズに阻止され、リドルの命運尽きる。

　ジェイ・ウーソがウーソ・スプラッシュでフィニッシュ、この瞬間ウーソズがタッグ統一王者となる。

　試合後、ブラッドラインがRK-Broを袋叩き、リドルをテーブル葬で観客騒然。