卍グンターChopハドソン公爵NXT紫雷イオKLRダスティ杯優勝4way

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■ WWE NXT2.0
日時:3月22日(現地時間 日本WWEネットワーク木曜以降)
会場:米フロリダ州オーランド Capital Wrestling Center


 番組はNXT北米王者カーメロ・ヘイズとトリック・ウィリアムスの会場入りからで、彼らが実況席に付く恰好でPPV大会『Stand & Deliver』のハシゴ戦に出てくるのは誰かという予選から。ソロ・シコアとロデリック・ストロングがいい試合を魅せます。

 新人を売っていくNXT2.0なので、ソロ・シコアのフロッグ・スプラッシュが決まります。


 デクスター・ルミスとトニーD(ディアンジェロ)のシングルっても、妻インディー・ハートウェルだけでなく、ペルシャ・ピロッタ&デューク・ハドソンのセコンドにいて、結局トニーDにクロウバーを渡す格好になってしまい、それで殴られて弱ったところにくるっと回ってのフィッシャーマンズ・バスターが決まると。はい、新人を売っていくNXT2.0なのです。

 しかし、トマソ・チャンパがフェアリーテイル・エンディングを見舞って、このカードがダラスのアメリカン・エアライン・アリーナになりました。ただ、今回も会場はCiampa gonna kill youの大合唱なんだが、またも「これが最後」みたいなことを口にするチャンパ親父なのであった。


 ファロン・ヘンリー(誰や?)とファンタズマ軍のエレクトラ・ロペスの女子シングル戦は・・・ダメ試合でした。


 RAWのスーパースターたちをパフォーマンス・センターに来て貰えばイイというのは安易な発想であって、ロバート・ルードとブロン・ブレイカーのシングル戦っても、どうなるかはわかりきったカードだと本誌RAW評で警告したのだが・・・。
 ブロンのパワースラムでの勝利後、退場させられていたドルフ・ジグラーのスーパーキックを喰らって大の字になるというお約束の絵でした。まぁロバート・ルードは職人ですから。


 グレイソン・ウォラーがプッシュされるのは文句ナシなんですが、期待のA-KIDをローリング・カッターで沈めて米国2戦目で負けさせたのは意外だったかも。もっともこのカードも北米王座ラダーマッチの予選なので、大きいグレイソンが映えるとなったのだろう。

 もっとも試合後、カーメロ・ヘイズたちを蹴散らすspotがA-KIDに与えられていたからまぁいいか。ちなみに負けた選手にもチャンスを与えるとかで、前回サントス・エスコバに負けたが、本誌のベストマッチ認定だったキャメロン・グライムスが次週にまた予選が与えられるそうです。もっとも、負けてる選手もというなら「KUSHIDAはどうなったんだ?」と突っ込み入れたいんですけど。


 前回が対MSK戦だったので、売り出し中のクリード兄弟(ジュリアス&ブルータス)の相手はGYV=グリズドル・ヤング・ベテランズ(ジェーム・ズドレイク&ザック・ギブソン)である。その名の通り、若いのにベテランのような試合運びが出来るリバプールの風GYVがリードしてくれるから、これは良いタッグ戦になります。

 最後はデカいブルータスが暴れて器用に受けるドレイクをピンフォールなんだが、終わってからのセグメントではダイヤモンドマインの練習場が滅茶滅茶にされて、壁にDON’T CRYとスプレイ・ペイントされてる絵と、警告のテクスト・メッセージのスマホ画面が映し出されるスキットが挿入。新たなチームが投入されるのだろう。


 お客がイチバン沸いたカードが、ナチスの将校グンターが、もの凄い音でデューク・ハドソンの胸をチョップして、もはや真っ赤どころか、肉体が切れるところまで腫れあがらせたシングル戦。ところが、なぜかこの試合の公式写真がほとんんどない。それにしても米国に移住して本格始動のグンター(今も番組の一部では米国読みのガンサー)の怪物ぶりが際立って、大変面白かったゾ。お客さんもあの音にHoly shit連発なのだった。


 試合後のセグメントは写真が豊富にあって・・・(笑)。しゃべりの達者なLAナイトがグンターとダラスのカードになると。MSKも出てきて絵的にはインぺリアムがリングから追い出されてました。


 番組トリが女子ダスティ杯決勝戦。まぁケツがどうなるかは本誌読者には説明不要なんだが、良い試合になったので評価は残します。マンディ・ローズの女子王座に関しては、コーラ・ジェイド戦では役不足になるので最後に4 wayになるというツイストが演出されてました。マンディはフォールされないまま陥落でしょうか。ということは・・・以下、自粛します。

◆紫雷イオ&ケイ・リー・レイが女子ダスティ杯優勝!N王者マンディ・ローズに挑戦表明

 紫雷イオ&ケイ・リー・レイのスターダム組が、女子ダスティ・ローズ・タッグチーム・クラシック決勝戦でダコタ・カイ&ウェンディ・チューを撃破して優勝すると王者マンディ・ローズを挑発してタッグ王座戦ではなく「NXTスタンド&デリバー」でのNXT女子王座挑戦を表明した。イオ&ケイ・リーがダスティ杯決勝戦でダコタ&ウェンディと対戦するとケイ・リーがウェンディ、イオがダコタにトペ・スイシーダを放って白熱の攻防を展開する。

 終盤にはケイ・リーがダコタのダブル・ストンプ、ウェンディのスプラッシュを浴びてピンチとなるもイオがミサイルキックでカットすると最後はケイ・リーがKLRボム、紫雷イオがムーンサルトでウェンディに止めを刺して3カウント。イオ&ケイ・リーがダコタ&ウェンディとの熱戦を制してダスティ杯優勝を果たした。

 試合後、イオ&ケイ・リーはマンディ率いるトキシック・アトラクションと対峙するとケイ・リーは「タッグ王座の代わりにNXTスタンド&デリバーのNXT女子王座戦にフェイタル4ウェイで挑戦する」と宣言。その後、イオ&ケイ・リーがトキシック・アトラクションに襲われると王座挑戦が決まっているコーラ・ジェイドの救援で3対3の大乱闘に発展した。

 その後、イオ、KLR、コーラの3人が王者マンディに挑むNXT女子王座フェイタル4ウェイ戦が「NXTスタンド&デリバー」で決定する。「NXTスタンド&デリバー」は日本時間4月3日にWWEネットワークで配信される。


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