(C)One FC
2014年5月2日、フィリピン・マニラでアジア最大のMMAメジャー団体『One FC 15』は開催された。
アジアの主要各国の大都市で大会を続けているシンガポールに本拠地を置くOne FCだが、最近は特にフィリピンに力を入れている。今大会もバンタム級王座戦が組まれ、王者・ビビアーノ・フェルナンデスに日本の上田将勝が挑戦する他、面白いカードがずらりと並んでいる。
メインで行なわれた、バンタム級王座戦、ビビアーノ・フェルナンデスと上田将勝の対戦はフェルナンデスが圧倒。テイクダウンを奪いバックをとってチョークを仕掛けるフェルナンデスに上田は防戦一方。上田がキックを出せば足を掴まれてテイクダウンをフェルナンデスが奪い寝技地獄に引きこまれてしまう。修斗ではトップである上田もフェルナンデスに圧倒され、フェルナンデスが文句なしの判定勝ちで王座防衛を果たした。
朴光哲は、地元フィリピンのエドゥアルド・フォラヤンと対戦。それまでの実績を考えると修斗で実績を積み、初代ONE FCライト級王者である朴が圧倒的に有利だが、地元という事でフォラヤンが猛ハッスル。朴を相手にテイクダウンしたり、ギロチン、腕十字を極めかけるなど攻めたてた。勿論、朴も反撃はしたものの、判定でフォラヤンが勝利。元王者を下して、タイトル戦へ強くアピールした。
川那子祐輔は2012年に判定勝ちしているロブ・リシタと対戦。試合前に「何度やっても勝つ」と強気の挑発を繰り返していたが、試合はリシタが突進してきて川那子からダウンを奪い、物凄いパウンドで秒殺TKO勝利。圧倒的なパワーでリシタがリベンジに成功した。
水野竜也は、無敗のブラジリアン柔術家レアンドロ・アタイジと対戦。柔術家にも関わらず、パンチを主体にひたすら前に出るアタイジの猛攻の前になすすべなく水野は金網際に追い詰められてラッシュを食らいダウン。追撃のパウンドでアタイジが水野を仕留めた。
ヘビー級対決は、イギリスのジェイムス・マックスウィーニーがオーストラリアのクリス・ロクテフを相手にミドルで動きを止めたところ、飛び膝蹴りを叩きこみ豪快なKO勝利。期待通り、ヘビー級らしい迫力満点の試合を見せてくれた。
ONE Fighting Championshipオフィシャルホームページ
■ One FC 15
日時:2014年5月2日
場所:フィリピン・マニラ
<バンタム級タイトルマッチ>
○ビビアーノ・フェルナンデス(王者)
判定 3-0
●上田 将勝(挑戦者)
※フェルナンデスが王座防衛
<ライト級>
○エドゥアルド・フォラヤン
判定 3-0
●朴 光哲
<フライ級>
○レイ・ドーヨーゲン
判定 3-0
●ジョシュア・アルバレス
<フェザー級>
○ロブ・リシタ
1R TKO
●川那子 祐輔
<ヘビー級>
○ジェイムス・マックスウィーニー
1R KO
●クリス・ロクテフ
<ミドル級>
○レアンドロ・アタイジ
1R KO
●水野竜也
<フライ級>
○アナ・フラトン
3R TKO
●アヤ・サイード
電子書籍版は’14年5月15日号横アリ展望W1仙台GENTARO復帰WNC葛西Z1後楽園みちのくBロジャースに掲載されました。
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