(c) AEW
■ AEW Dynamite New Year’s Smash
日時：12月29日（現地時間）
会場：米フロリダ州ジャクソンビル デイリーズ・プレイス
番組は「ガン克服」を宣言したジム・ロスが解説席に大歓声で迎えられるところから。しかも会場はAEWの本拠地であるジャクソンビルである。アメリカはお産の時もそうだが、職場復帰が早い印象はあるのだが、とりあえずは喜ばしいニュースに違いない。試合は10人タッグ、ベビーフェイス軍はジャングルボーイ&ルチャ・ザウルスにクリスチャン、さらにルチャ兄弟ペンタゴン&レイ･フェニックスだ。ヒール軍はマット･ハーディにプライベート・パーティー、さらにFTRという布陣である。
FTRがクリスチャンにビッグリグを決めて勝利。
続いても6人タッグ。エディ･キングストンにサンタナ&オルティズ組と、ダニエル・ガルシアに2.0組である。結末はサンタナが2.0に丸め込まれるものだった。
試合後も攻撃を止めないヒール軍にクリス・ジェリコ登場。エディ・キングストンとのにらみ合いに。
ウォードロウはいずれのベビーフェイス・ターンへの布石としてスクワッシュ・マッチで知らない選手にパワーボムを見舞います。
MMA総本山ATT会長ダン・ランバートは毎週呼ばれます。引き続きCodyやブランディをコキ降ろすと、ブランディが「お前は能無しのポール・ヘイマンだ」、「ジム・コーネット以下だ」と。なんやかんや言いながら、解雇騒動のWWE劇場を引き合いに出すAEWという・・・。
TBS女子王者初代決定トーナメントの準決勝、ジェイド・カーギルが何者かの介入もありサンダー・ロサにいつものジェイデッド決めるカードは、尺を貰った分イマイチだったかも。ジェイドはグリーンです。NXTを解雇されたメルセデス･マルティネスのAEW登場というお膳立てに使われていた。NXTではザイア・リーのガチのキックに失神して病院送りになる不幸な試合が最後だったが、ベテランの加入はAEW女子部門には良いことだろう。
ちなみにRAWのトニー・ストームが、やってられないとWWEを辞めた。シャーロットとの抗争プログラムでの扱いなら、気持ちはわからないでもない。さて、90日待たされるのかどうか。
CMパンクは「MJFは逃げた」と。サミー・ゲバラはいつものボブ・ディラン紙芝居で失ったTNT王座戦への再挑戦をアピールしていた。
ブライアン・ピルマンjr.とマラカイ・ブラックは抗争続けてます。
先週、姿を現したカイル・オライリーが試合。まず、ROH時代から続くボビー・フィッシュとのReDragon復活である。そしてアダム・コールが加わり、アンディスピューティド・エラ再結成。要するにNXTをAEWが乗っ取った格好なんだが、ひねりがあって、最後はカイルとアダムがうまくいかないという・・・。
対するはベストフレンズのチャックと復帰したトレントにオレンジ・キャシディ。試合はこの6人だからそれぞれの持ち味出していて良かったかと。
介入してきたヤングバックスがチャックにスーパーキックということで、しかしreDragonとも抗争していく流れをお客さんにわからせていた。フィニッシュはREDragonのチェイシング･ザ･ドラゴンがチャックに決まる。
つまり、アダム・コールはスーパークリックのヤングバックス側ということで、安易なアンディスピューティド・エラ集合にはしなかったことになろう。日本からの視聴者には関係ないことだが、これがDynamiteのTNTでの放送最終回。新春からは同じグループ内だがTBSにチャンネルが変わるので、次週はズラリと強力カードを並べている。楽しみなのだ。
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