NXT北米王座移動Hit Row軍IスコットBリード!紫雷イオZスターク

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 試合はキャンディス・レラエ&インディ・ハートウェルの保持する女子タッグ王座に挑戦するのはどのチームかということで、エンバー・ムーン&ショッツィ・ブラックハート、紫雷イオ&ゾーイ・スターク、ラケル・ゴンザレス&ダコタ・カイの3way戦。目まぐるしいスピードで好試合に。ケガから復帰のショッツィはSmackDown-RAWから目をつけられているようで、専門媒体としては世界で最初に出てきた時から「毎週出せ!」と活字に残してきた本誌的には、お茶の間の一般層にも受けると確信している。定番セントーンに加えて、くるっと回してのGo To Kickであるキャトル・ミュティレーションが鮮やかなのだ。
 紫雷イオとゾーイ・スタークは連携が冴えてきている。ムーンサルトがダコタ・カイに決まった。


 キャリオン・クロス w/スカーレットは番組を通じてジョニー・ガルガノ&オースチン・セオリーのTHE WAYに襲撃されたり、反撃したりを繰り返すことになる。当然にエンフォーサーとなったサモア・ジョーの出番なのだ。


 ダイアモンド・マインが始動。風貌を変えて五分刈りになったロデリック・ストロングがアッシャー・ヘイルの首を固めて捻ることになる。それにしても鈴木秀樹は大きいなぁ。まぁアンディスピューティド・エラの4人が揃って小さかっただけなのだが。


 205 LIVEの秘密兵器、元アレックス・ゼインのアリ・スターリングがNXTの方に登場。キャメロン・グライムスにケイブインを喰らう役なんだが、この日に205 LIVEの録画収録もあったのだと推定される。もちろん、LAナイトが登場して、『Great American Bash』で再戦のようだ。


 その独立記念日週の特番メインは「アダム・コールvs.カイル・オライリー2」ということで、『テイクオーバー:スタンド&デリバー Day2』の40分の激闘で折れた骨のレントゲン写真をTシャツにあしらったのがオライリーである。対決を煽るface-to-faceのセグメント、ここにもサモア・ジョーの出番です。

 オライリーがアキレス腱固めを見舞い、コールが悲鳴を上げるんだが、それまで散々ジョー様に悪態ついていたので見殺しにして、セキュリティーが来るまで止めようともせずに帰ってしまうジョーがいいんです。


 ザイア・リー&BOA組と、メルセデス・マルティネス&ジェイク・アトラス組の男女混合タッグ戦。BOAがまともに試合で出して貰えるのなんかもの凄く久しぶりだろう。

 最後は鮮やかに顔面を捉えたザイアのハイキックがメルセデスに決まった実質のKO劇だ。格闘技戦ではないので、レフェリーがなんかまごついていて視聴者を混乱させた感もあるが、説得力は十分だった。ザイアはフロリダのキック大会に出ようとして、止められてそこから今のキャラになった経緯がある。


 こちらも『Great American Bash』のNXTタッグ王座戦face-to-faceでのMSKとティモシー・サッチャー&トマソ・チャンパの対峙なんだが、AEWと違ってWWEは一応はマスク着用を指導しているようで、小さいパフォーマンス・センターは150-200人もいない気がするが、日本と違ってお客は大声は出せるから、やはり地元のマニア常連さんが来ていたようでチャンパ親父への声援が自然に沸き起こってしまう。

 お客さんが偉いし、お客さんは怖いのだ。お客さんの反応もプロレスなのである。このリアクションを見てアップダウンが変わっても本誌は驚かない。


 駐車場でもTHE WAYがキャリオン・クロスを襲撃するのだが・・・。こういう映像セグメントにも公式写真ありました(笑)。当然、こちらもクロスジャケットで返り討ちになり、暴走するジョニー・ガルガノにサモア・ジョーが出てきます。


 驚きだったのは事前の予告なくNXT北米王座戦が組まれ、Hit Row軍を率いて再売出し中のアイゼア”SWERVE”スコットが戴冠したこと。ブロンソン・リードは比較的短命王者だったことになるが、もとから運命付けられているキャリオン・クロスだけでなく、これはリードにもSmackDown-RAWから召集がかかったということなのだろうか。ブラウン・ストローマンは要らないけど、なにしろ巨体だがガンガン動ける俊敏性がある。リードなら十分にやっていけるだろう。

 そんな裏事情はどうでもイイんであって、試合はダイナミックでド迫力。Hit Rowの介入があったとはいえ、客席を隔てるバリケードをブチ破って投げ飛ばすなどリードも持ち味を発揮。スコットも大柄なのに鮮やかな450スプラッシュを決めてのクリーン・フィニッシュで文句なし。これは必見カードなのであった。

■ WWE NXT
日時:6月29日(現地時間)
会場:米フロリダ州オーランド Capital Wrestling Center

◆紫雷イオ&ゾーイ・スタークが王座挑戦権を獲得!次週、NXT女子タッグ王座戦へ

 紫雷イオ&ゾーイ・スタークがNXT女子タッグ王座挑戦者決定トリプルスレット戦に挑み、イオが豪快なムーンサルトでダコタ・カイを沈めて「NXT ザ・グレート・アメリカン・バッシュ(NXT GAB)」での王座挑戦権を獲得した。イオ&ゾーイはNXT女子王者ラケル・ゴンザレス&ダコタ・カイ、元王者エンバー・ムーン&ショッツィ・ブラックハートと対峙するとイオはエンバーと共闘してドロップキックをラケルに放てば、ラケルもダブル・クローズラインで反撃。中盤にはイオが場外へのムーンサルトでラケル、ダコタの2人を蹴散らすとゾーイも場外へのクロスボディで対戦相手4人を圧倒して試合を優勢に進めた。

 終盤には6人入り乱れた大技の攻防を展開すると、エンバーがゾーイをエクリプスで沈めるも最後はイオが掌底からのムーンサルトでダコタを沈めて3カウント。イオ&ゾーイが挑戦者決定戦を制してNXT女子タッグ王座挑戦権を獲得した。試合後、イオ&ゾーイがバックステージで王者キャンディス・レラエ&インディ・ハートウェルと対峙するとキャンディスが「イオは負け惜しみを言うことになるわよ」と挑発。これにイオは「お前は私を倒したことがない。次週、私たちは王者になるんだよ!」と王座奪取を宣言して火花を散らした。

 さらにイオは「私が勝ってまたチャンピオンになって皆を楽しませるからな! 楽しみにしておけよ」と王座戦へ向けてコメントをすると自身のツイッターでは「イェーイ! 勝ったぞ! 私たちが勝利した。いざ、NXT GABへ」と王座挑戦権獲得の喜びを英語で投稿した。キャンディス&インディ(ザ・ウェイ) vs. イオ&ゾーイのNXT女子タッグ王座戦が行われる特別版NXT「NXT ザ・グレート・アメリカン・バッシュ」は日本時間7月8日にWWEネットワークで配信される。

◆サレイはトニー戦、イケメン二郎はトーナメント出場を熱望!

 サレイとイケメン二郎がNXTで新たな対戦を熱望! サレイがバックステージでウィリアム・リーガルGMの前に姿を現して「サレイは試合がしたい。例えばトニー・ストームのような」とトニーとの対戦を英語で要望するとリーガルGMは「ありがとう。考慮させてもらうよ」と答えた。

 さらに王座戦の機会が与えられるNXTブレイクアウト・トーナメントが日本時間7月15日のNXTから開催されることが発表されると、二郎は「このトーナメントに参戦してチャンスを掴みたい」と、自身のツイッターでトーナメント参戦を熱望した。

◆鈴木秀樹らダイアモンド・マインはロデリック・ストロングがアッシャー・ヘイル相手に快勝


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