NXTカイル・オライリーKUSHIDA至宝戦!初Diamond Mine鈴木秀樹

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 番組はアダム・コールの登場から。パフォーマンス・センターなので100-200人程だとは思うが、お客がいるので「ベイ、ベイ!」の大合唱に。そして出てきたのはKUSHIDAのオープン・チャレンジでイイ試合をしていたカーメロ・ヘイズである。

 下段左の写真は、「お客さん入れてます」アピールでの公式画像なんだろうが、パナマサンライズ(右)で決まるにせよ、勝敗はどうでもいいのであって、カーメロ・ヘイズ要注意なのであった。


 今回のベストマッチはTHE WAYのジョニー・ガルガノ親分、オースチン・セオリー子分に、ピート・ダン&オニー・ローカンの職人組とのタッグ戦だ。

 ガルガノのスリングショットDDTがローカンに決まるんだが、これまた勝ち負けはどうでもいいのであって、速いスピードの展開はNXTユニバースを喜ばせている。非常に面白かったのだ。お約束でキャリオン・クロスが勝って花道のガルガノを襲っていたのだが・・・。


 実際の試合というか番組構成の順番ではTHE WAYと職人組に睨みあいとマイク合戦があって、そこから先に女子戦、紫雷イオ&ゾーイ・スタークvs.ロバート・ストーン・ブランド所属のアリーヤ&ジェシー・カーミア戦になる。

 もともと、現王者組キャンディス・レラエとインディ・ハートウェルが花道で見ているし、最後はラケル・ゴンザレス&ダコタ・カイ、ショッツイ・ブラックハート&エンバー・ムーンも出てきて、女子タッグ部門の顔見世でした。


 ということで、派手な乱闘の女子タッグ戦線があったあとに、上記の素晴らしいレスリングがあり、最後に花道でスカーレットとポーズを取るのはキャリオン・クロスという番組前半の締めになる。


 さて、フランキー・モネ(タヤ・ヴァルキリー)が大物というのは、さんざん煽られ続けているのだが、今回は「ワールド・プレミア」のアンコール登場という扱いなんだそうで・・・。対戦相手の顔が笑えるというか、リングネームがエレクトラ・ロペスだそうで、確かにジェニファー・ロペスに似てなくもない。試合は単なるスクワッシュなんだが・・・。


 EVER-RISE(チェイス・パーカー&マット・マーテル)は、この前の映像スキットで、なんかコメディ組になったかのようなセグメントやってたんだが、それを仕込んだ上でのHIT ROWのトップ・ドラ&アシャンティ”ジー”アドニスとのカード。合体技にEVER-RISEが沈むんだが、結局HIT ROWをどう売り出すかは中堅クラスの扱いなのだろうか。


 そして番組を通じて「本日はドリーム・マッチ! カイル・オライリーvs.KUSHIDAがあります」と煽られてきた大きな期待を裏切ることなく、至宝戦の幕が開くのだ。
 闘い終わって健闘を称え合う礼の後にマルコム・ビベンスが操る新ユニットからの襲撃はあるんだが、試合はじっくりと攻防を魅せてくれてユニバースは大満足ではなかろうか。至福のプロレスを堪能できるのが$9.99のWWEネットワークなのである。


 ちなみに米国はLTGBコミュニティーのお祭りPRIDE週間である。「今がカミングアウトのタイミング」とSNS発信したのはトニー・ストームだ。恋多き女として日本では男子レスラーの●●●と△△△他、知る人ぞ知るでお騒がせもしてきたんだが、今はバイセクシャルなんだそうで・・・。象徴のレインボー帽子を被って高らかに宣言なのであった。

■ WWE NXT
日時:6月22日(現地時間)
会場:米フロリダ州オーランド Capital Wrestling Ceneter

◆紫雷イオが王者御前のタッグ戦勝利!次週挑戦者決定戦「とにかく奴らをぶっ倒す」

 紫雷イオがゾーイ・スタークとタッグを組んでアリーヤ&ジェシー・カーミア(with ロバート・ストーン)を撃破すると、タッグ王座を狙う2チームと乱闘になって次週のNXTで次期NXT女子タッグ王座挑戦者決定トリプルスレット戦が決定した。イオは「あんたをリスペクトしてるけど好きじゃない」と言いながらも、先週助けられたゾーイとタッグを組むとフラップ・ジャック、ドロップキック、ダブル・ニーと連続攻撃でアリーヤに攻め込んだ。

 試合途中にNXT女子タッグ王者キャンディス・レラエ&インディ・ハートウェルが現れると終盤にイオが「お前ら見とけよ」とキャンディスらの目前でムーンサルトをジェシーに叩き込んで勝利を収めた。

 試合後、イオ&ゾーイが王者と対峙して睨み合っているとNXT女子王者ラクエル・ゴンザレス&ダコタ・カイ、さらに前タッグ王者エンバー・ムーン&ショッツィ・ブラックハートが現れて大乱闘に発展。するとGM補佐サモア・ジョーが警備員を引き連れてその場を収めたが、この乱闘により次週のNXTでイオ&ゾーイ vs. ラケル&ダコタ vs. エンバー&ショッツィの次期NXT女子タッグ王座挑戦者決定トリプルスレット戦が決定した。

 この決定にイオは「とりあえず全員倒せばいいんだろう」と怒りを露わにして挑戦権奪取を宣言した。

◆KUSHIDAと宿敵オライリー名勝負!NXTデビューの鈴木秀樹らダイヤモンド・マインが襲撃登場

 NXTクルーザー級王者KUSHIDAが宿敵カイル・オライリーとの対戦で接戦の末に敗れると、試合後にはNXTデビューとなった鈴木秀樹ら新ユニットのダイヤモンド・マインに襲撃された。KUSHIDAは「彼との戦いは特別な瞬間になる。誰にも邪魔されたくない」と意気込むと序盤からアーム・バーを取り合う互角の攻防を展開。さらにKUSHIDAがエルボーやオーバーヘッドキックを放つとロープの反動を利用したオライリーがクローズラインやブレーンバスターで反撃した。

 終盤にはKUSHIDAがエプロンでのスープレックスやマサヒロ・タナカで追い詰めて必殺のホバーボードロックを狙うが、これをなんとか抜け出したオライリーが丸め込んで3カウント。KUSHIDAは宿敵オライリーに接戦の末に敗れたが、2人はハグを交わして健闘を称え合った。

◆The Diamond Mineロデリック・ストロング、タイラー・ラスト、鈴木秀樹

 試合後に「NXT ザ・グレート・アメリカン・バッシュ」で対戦が決定している因縁のアダム・コールが現れてオライリーと乱闘になると、KUSHIDAもフードを被ったロデリック・ストロングに襲撃されてしまう。続けてストロングと共に鈴木秀樹、タイラー・ラスト、マルコム・ビベンズが新ユニット「ダイヤモンド・マイン」としてNXTに初登場すると倒れ込んだKUSHIDAにベルトを投げつけて見下ろした。

 その後、KUSHIDAは「昨夜は特別だった。俺たちの戦いは永遠に続く」と自身のツイッターに英語で投稿した。


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