NXT王座戦キャリオン・クロス締殺Fベイラー!Tデビアス後継者は?

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 現地時間6月13日(日)、PPV大会『NXT In Your House』の仕込み回。まずは戦車に乗って登場のショッツィ・ブラックハート&エンバー・ムーン組が、女子王者ラケル・ゴンザレス&ダコタ・カイ組と激突。

 例によってショッツイが金網壁やガードレイル上に叩きつけられるハードヒットな内容に。いくらショッツイは自爆が売りとはいえ、思わず「痛てぇ~」と見ていて感情移入の声が出てしまう。ラケルの次の挑戦者はムーンかも。それにしても、一部でラケルとダコタを別れさせる計画があったようなのだが、今回それはなかった。無理にチームを裂くのは止めて欲しいのだ。


 WAR GAMEの激闘代償で手術に。半年試合に出れなかったボビー・フィッシュがピート・ダンと職人戦。ピートが例によってねちっこく指を捻じ曲げたりで最後はビターエンドを決める。終わってからもなお、現在相棒の故障で一人になっているセコンドのオニー・ローカンがさらにフィッシュを痛めつける展開だった。


 メルセデス・マルティネスは2週前にラケルの王座挑戦だったので、ここはリハビリというか、よく知らないゼイダ・ラミエにエアレイド・クラッシュ。但し、終わってから登場こそしないが、ザイア・リーに指令を出す中国老女の呪いの記号がいつのまにか手の甲に描かれているということで、次回に続くようだ。



 事前に大きく煽られていたように”Million Dollar Face-Off”ということで、いよいよキャメロン・グライムスとテッド・デビアスがリング上で対峙。どのように笑かせてくれるのか楽しみだったのだが・・・。

 当初は元祖のデビアスさん、「お前と俺は似た者同士、正当な後継者を探していたところだった」みたいなマイクだったのだが、しゃべりの出来るLAナイトが出てきて、グライムスに一発見舞うことに。結局はデビアスはLAナイトと引き上げるのであった。


 登場予告から実際の試合までやたら長く引っ張ったフランキー・モネなんだが、コーラ・ジェイドという名前の知らない選手を、タヤ・ヴァルキリー名義時代のいつものグラム・スラム(フェイスバスター)で仕留めてました。


 新北米王者ブロンソン・リード祝福コーナーでは、「山あり谷ありの苦節14年間」を語るのだが、次期挑戦者がサントス・エスコバのようで・・・。ノースアメリカだからメキシコの帝王にして生まれながらのチャンピオンである俺様なんだそうで、それにファンタズモ軍のラウル・メンドーサが茶々を入れて「カナダはどうでもいい」と(笑)。
 MSKもやってきて対峙となるのであった。ウィリアム・リーガルGMの発表があり、次週ピート・ダンvs.カイル・オライリーvs.ジョニー・ガルガノのトリプルスレッドNXT王座挑戦者決定戦、MSKとラウル・メンドーサ&ホアキン・ワイルドのNXTタッグ王座戦のようだ。


 お待ちかねのトリ、「キャリオン・クロスvs.フィン・ベイラー2」である。最後のフィニッシュはスリーパーなんだが、手の位置が自身の顔を抑えるという絵にしていた。そこは見せ方として新しい。

■ WWE NEXT
日時:5月25日(現地時間)
会場:米フロリダ州オーランド Capital Wrestling Center

◆王者キャリオン・クロス、前王者フィン・ベイラー制し王座防衛に成功

 王者キャリオン・クロス(with スカーレット)と前王者フィン・ベイラーがNXT王座戦で激突、クロスがクロスジャケットでベイラーを沈めてNXT王座防衛に成功した。序盤、パワーに勝るクロスがボディスラム、クローズライン、ジャーマン・スープレックスを放って攻め込めば、ベイラーもクロスフェイスやダブル・ストンプで反撃して白熱の攻防を展開。

 中盤にはクロスがパワースラムからのクロスジャケット、ベイラーもダブル・ストンプ、ドロップキックからのクー・デ・グラを放つも共に決定打とはならず、終盤にはベイラーがスリーパー、トライアングルと関節技で追い詰めるもクロスがこれを強引なパワーボムで回避すると、最後はクロスがストンピング連打からのクロスジャケットでベイラーを失神させてレフェリーストップ。王者クロスが前王者ベイラーとの激闘を制して王座防衛に成功し、スカーレットと共に勝利を祝福した。

◆プリンスはRAW/SD復帰なのか? クロスはいずれにせよ登場予定

 なにもNXTも解雇リスト発表など悪いニュースだけでなく、Call upと称されるが近くNXT選手のRAW-SDへの”召集”があるとの情報と、たまたま重なったこともあってすでに確定しているクロスがベルトを落とす観測もあった今回の両雄の2度目となる王座戦。しかし、ダウンしたのはベイラーの方で、むしろ彼が先にいずれかのブランドに戻る順番らしい。
 今回のUSAネットワーク放送の平均視聴者数は698,000と、前週から2000人減っただけなのだが、18-49歳デモグラフィックの視聴率は0.13%と芳しくはない。


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