NXT2.0タッグ戦線MSK防衛ハロウィンハボック向けToxic Attraction

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 SmackDownやRAWの生中継版番組内告知が、カードを知らせるより賑やかにやってますだけだったのでどうなのかと思っていた回なのだが・・・。
 エンバー・ムーンは「巻き返し」を誓っていたんだが、新顔プッシュのNXT2.0では引き立て役がずっと続くことに。今回は新顔ではないが、売り出し中のToxic Attractionを率いる黒髪マンディ・ローズとなれば、真空飛び膝蹴りをモロに食らってました。


 2.0の基本が新顔プッシュだからって、いずれは昇進だと上から指令のあるオデッセイ・ジョーンズと言えども相手がLAナイトとなれば豪快なネックブリーカーに沈むことに。但し、試合のデザインはチェイス大学教授のピー・ウィー・ハーマンことアンドレ・チェイスのちょっかいが焦点になるという・・・。


 リック・スタイナーの息子ブロン・ブレイカーは、早くもトマソ・チャンパのNXT王座に『ハロウィンハヴック』で挑戦なんだそうで。


 よくわからない講釈をゆっくり話すジョー・ゲイシーさんがまた私服のまま、プッシュされているようにも見えるジャケットで闘うイケメン二郎と闘うと。どうなのるのかと思っていたんだが、クローズラインでゲイシーが勝ちました。正直よくわかりません。ハグで世界を救うそうなんで、二郎とハグしてましたけど。


 女子戦はコーラ・ジェイドvs.ヴァージニア・フェリーということだったのに、勝手にフランキー・モネ姉御がヴァージニアを潰してしまい、そのまま試合はコーラとに。内容自体はヴァージニアに引き続きモネがコーラを攻めまくるのだが、いつものグラマスラムやろうとして最後だけクルっと返されてコーラの勝利に。本誌は2.0になってモネ姉御の立場がないと指摘してきた通りなのであった。

 コーラは話題のボーイフレンド、トレイ・バクスターにお姫様抱っこされてました。


 ピート・ダンvs.キャメロン・グライムスのシングル戦だが、ドラフト発表は終了でもそれが実施されるのは『クラウンジュエルズ』が終わってからとのことなので、ピートには最初からリッジ・ホランドが付いている。ということで、カイル・オライリーが途中で出てきてその加勢でキャメロンがビターエンドで勝利するんだが、それで終わるハズもなく、かえってカイルは警棒漢のリッチやブルーザー級のピートにボコられることに。

 公式写真にカットがなかったのだが、ウェイン・ブルームの息子ヴォン・ワグナーもカイルを助けに入るなど、新装2.0のおさらいも。ただ、今回のドラフトがいかにNXTには知らされていなかった上層部の決定だったかというのも顕著であり、次週にHIT ROWごとSmackDown移籍となったので、慌てて次週にスコット”SWEREVE”アイゼアvs.ファンタズマ軍頭領のサントス・エスコバの北米王座戦だって。う~む。


 トニー・ダンジェロのデビュー戦。名前からもシカゴのイタ公キャラのようで。黒人のマリック・ブレイドに勝ちましたけど・・・う~ん。


 新婚旅行から戻ったインディ・ハートウェルが、謎の老女メイ・インにエルボー・ドロップで勝利のカードも。小さいメイ・イン、誰がやってるのか知らないままだし、ザイア・リーはSmackDown行きだし・・・どうなるんですかねぇ。ペルシャ・ピロッタというのが出てきてインディーと組むようなんですが・・・。新顔ばかりで専門媒体でもわからなくなる。


 当然にラケル・ゴンザレスはToxic Attractionの挑発に怒ってるんですが、紫雷イオ&ゾーイ・スタークが出てきて・・・。ただケバく派手なオレンジ髪のジジ・ドリン(プリシラ・ケリー)だが、前回の乱闘ではざっくり頭を切ったようで根性はあるようだ。


 そういえばなんか流血してるなぁと思ったが、WWEは公式写真に出さなかったり白黒にしたりするので、上記はあとから本人のSNSで知った次第である。


 タッグ戦線を巡る相関図、王者MSKの防衛戦は当日に8人タッグからフェイタル4way戦に変更とのことで。MSK(ウェス・リー&ナッシュ・カーター)を軸に、GYV(グリズドル・ヤング・ベテランズ=ザック・ギブソン&ジェームズ・ドレイク)、ブレイクアウト・トーナメント優勝のカーメロ・ヘイズとトリック・ウィリアムズ組、さらに大型のジョシュ・ブリッグス&ブルックス・ジェンセンがエリミネーション形式で激突!

 最初に脱落はヘイズたちなんだが、もの凄いスピードで鮮やかなコンビネーション魅せたので文句ナシ。次にいつも二番手ポジションなんだが職人のGYVが良い試合を作ります。

 よく意図のわからないカードとか心配もさせた回なのだが、最後はちゃんと締めてくれました。ウェス・リーのウラカンラナが決まっての王座防衛。

 もっとも勝利もつかの間、インぺリアムが襲撃すると。ただ、NXTのタッグ戦線は凄いのが揃っている、そして若き王者組MSKは素晴らしいというアピールは伝わったかと。

■ WWE NXT2.0
日時:10月5日(現地放送時間、WWEネットワーク日本時間木曜配信開始)
会場:米フロリダ州オーランド Capital Wrestling Center

◆イケメン二郎がイケメンスラッシュ不発で屈辱の黒星「自分のベストを尽くしていく」

 “スタイルストロング”イケメン二郎がNXTで対戦したジョー・ゲイシーにイケメンスラッシュをかわされて敗戦するも「自分のベストを尽くしていく」とさらなる挑戦を誓った。イケメン二郎は試合前から「スタイルストロングで倒してやる」と意気込むと会場から“イケメン”チャントが起こる中、ショルダータックルやハリケーン・ラナで攻め込んだ。さらにイケメンはゲイシーの騙し討ちクローズラインやジャーマン・スープレックスを食らうとバックブリーカーからジャケットパンチ4連打で応戦して白熱の攻防を展開。

 しかし、終盤にはイケメン二郎が必殺のイケメンスラッシュを狙うもこれが不発となると、ゲイシーのハンドスプリング・クローズラインを食らって黒星を喫した。試合後、イケメン二郎はゲイジーからハグされることに。自身のツイッターでは「自分のベストを尽くしていく。NXTが大好きだ」と敗戦をバネにさらなる挑戦を誓った。

◆NXTを席巻するダイヤモンド・マインのハチマンが呼びかけ「我々から目を離さないように」

 ハチマンがNXTを席巻するダイヤモンド・マインのメンバーとして「我々から目を離さないように」とNXTユニバース(ファン)に呼びかけた。映像で登場したハチマンはマルコム・ビベンスにチームコーチとして紹介されると「ダイヤモンド・マインはNXTという山を登り始めたばかり。我々から目を離さないように」と日本語、英語テロップでNXTユニバースにさらなるチームの躍進をほのめかした。

 さらにビベンスはMMAエクスパートとして新メンバーのアイビー・ナイル、NXT2連勝しているクリードブラザーズ、そしてKUSHIDAから王座奪取したNXTクルーザー級王者ロデリック・ストロングを紹介するとストロングは「ダイヤモンド・マインは特別なグループで俺を高みに導くことができる」と自身のチームを絶賛し、最後はチームメンバー全員で「ダイヤモンド・マインは永遠だ」と雄叫びを上げた。

◆タッグ王者紫雷イオ&ゾーイが王者ラケルに加勢してトキシック・アトラクションと一触即発!

 NXT女子タッグ王者紫雷イオ&ゾーイ・スタークがNXT女子王者ラケル・ゴンザレスに加勢してトキシック・アトラクション(マンディ・ローズ&ジジ・ドリン&ジェイシー・ジェイン)と睨み合って一触即発となった。先週のNXTでトキシック・アトラクションに襲撃された王者ラケルは「マンディは誰を襲ったかわかっているの? 私はほぼ1年間も女子部門を仕切ってきたのよ」と王者の威厳を示すと話を遮るようにトキシック・アトラクションが現れた。
 マンディが「私はラケルの強さ、執念、野心に感心してたけど、必死な王者は終わりを迎える」と王者を挑発するとジェイシーは「すぐにトキシック・アトラクションがすべての女子タイトルを保持するわ」と王座奪取を宣言。さらにトキシック・アトラクションが3人掛かりでラケルを取り囲んで襲撃を狙うと、突如姿を現したイオ&ゾーイがラケルに加勢してトキシック・アトラクションと一触即発となった。

 イオはジジと対峙して臨戦態勢となるも最後はマンディの指示でトキシック・アトラクションが撤退して乱闘は回避された。その後のバックステージでイオはラケルに「お前以上に奴らのことが好きじゃない」と言い放つとゾーイは「私たちはみんな王者でしょ」とイオとラケルをなだめたが、そこへインディ・ハートウェル&ペルシャ・ピロッタが現れて「(王座は)長くは続かないわ。タイトルに気を付けることね」と忠告するとイオは「お前らが付けられるゴールドは手か耳だけだぞ」と2人の忠告を一蹴した。


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▼Legends of the Ring志田光、元ラナ/アイコニックス、AEW/Impact勢

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▼MLWナショナル無差別級王者Aハマーストーン世界王者ファトゥ倒し二冠

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