NXTケイ・リー・レイお披露目+Zスターク紫雷イオMSKタッグ王座防衛

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 ケイ・リー・レイの米NXTデビュー戦は大物エンバー・ムーン戦から。徹底的に腕を攻めるというセオリーに則った展開も、エンバーもやり返す内容に。しかし、やはりリバース・ゴリーボムが決まるのであった。あとのセグメントで「パートナー(ショッツイ・ブラックハート)は抜けるし、試合は負けが続いている」とインタビュアーに突っ込まれるエンバーに、「巻き返すから」の時間が与えられている。


 中身でこの日のベストマッチだったのはサントス・エスコバとカーメロ・ヘイズだ。実況のウェイド・バレットはサントスを「クルーザー級のベスト」と持ち上げていたが、やる側から見ているならガチのコメントだろう。とにかく滅茶滅茶上手い。新鋭のヘイズが末恐ろしいこともブレイクアウト・トーナメント優勝を持ち出すまでもない。

 試合はファンタズマ軍に加わったジェニファー・ロペス似のエレクトラ・ロペスが場外でヘイズにボディスラムを見舞うことで、エスコバのファントムドライバーが決まるフィニッシュにしていた。


 メンバー変えたダイアモンド・マインから、アマレス出身ブルータス&ジュリアス・クリード兄弟のお披露目試合も挿入。知らない選手をクローズラインで片付けていた。いかにもの釣りパン姿、かなりデかいです。


 仲が悪いままの紫雷イオ&ゾーイ・スタークのNXT女子王座戦に挑んだのは、ケイデン・カーターとアメリカン忍者・最小のケイシー・カタンザーロである。ここでもカーターの動きが光っていた。


 不老不死の老女メイ・イェンの試合デビューという企画モノもあって、知らないjobberを一方的に痛ぶって咽喉を抑えたままフォールと。なんだかよくわかりません。


 番組トリがオニー・ローカン&ダニー・バーチの職人組が、若き王者MSK(ウェス・リー&ナッシュ・カーター)に挑むタッグ王座戦。

 合体ブロックバスターで防衛となるのだが、試合を見守っていた英国勢リッチ・ホランド&ピート・ダンが、「不甲斐ない」とばかりローカン&バーチを痛めつける最後の絵にしていた。派閥は分裂したことになろう。


 次週からやや会場が明るく、広くなった新装開店である。番組内でインディー・ハートウェルとデクスター・ルミスの結婚式も目玉なんで、今週は男女それぞれがバチェラー・パーティを開くスキットも編集されてダイジェスト紹介されていた。どうやらジョニー・ガルガノ親分は無表情ルミスを認めるということらしい。

■ WWE NXT
日時:9月7日(現地放送時間、録画番組)
会場:米フロリダ州オーランド Capital Wrestling Center

◆紫雷イオ&ゾーイ・スターク不仲ながらもNXT女子タッグ王座初防衛に成功

 王者紫雷イオ&ゾーイ・スタークがケイシー・カタンザーロ&ケイデン・カーターを相手にNXT女子タッグ王座戦に挑むと、チーム不仲ながらもイオがムーンサルトでケイシーを沈めて王座初防衛に成功した。序盤、イオは「助けはいらない」とゾーイの交代を拒否してチーム不仲を露呈すると、ケイデンに強烈なドロップキックを食らって劣勢に。さらに中盤にはイオがジャーマン・スープレックスやダブル・ニーでケイデンに攻め込むも、勝手に交代したゾーイがケイデンに攻撃をよけられてイオに誤爆してしまう。

 するとその隙にケイシーが連携したスプラッシュをゾーイに決めてフォールされたが、イオがスプリングボード・ミサイルキックを放ってカットすると、最後はゾーイのベリー・トゥ・バックGTSからイオがムーンサルトをケイシーに叩き込んで3カウント。イオ&ゾーイは不仲ながらもケイシー&ケイデンを撃破してNXT女子タッグ王座初防衛に成功した。

 試合後にはイオ&ゾーイがベルトを掲げて勝利をアピールしていると、(サレイに顔面串刺しドロップキックされたので)フェイスガードをしたマンディ・ローズと、ジジ・ドリン&ジェイシー・ジェインが突如現れて、ベビーフェイス組のケイシー&ケイデンを襲撃していた。


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