女子焦点NXT2.0イオ&ゾーイ、Rゴンザレス防衛もToxic Attraction

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 番組SmackDownやRAWの告知で次回のNXTは”ladies show”女子焦点というプロモーションだったが、さすがに全試合女子カードというわけではなかった。第1試合はHIT ROWのB-FABとファンタズマ軍のエレクトラ・ロペスから。

 やはりまだグリーンな二人ではシングル戦持たないと判断されたのか、両軍での場外乱闘が挿入される展開に。

 テーブルの裏側、ひとつの脚だけ立ててそこに相手の足を打ち付ける確かにこれまで見たことないspot、一度目は脚がパタンとなってしまい二度目をやる羽目に。う~ん、こういう時やる側で見ているならどうするか。実況が「これは新しい」とoverしてくれる手筈なんで、やっぱり二度目やるしかないよなぁ。プロレス難しいです。

 はい、やや大きいというか、ちょっと太目のジェニファー・ロペス似のエレクトラが足長B-FABをパイプ椅子の上に腹を叩きつけて、パワーボムでフォールしてました。両軍の抗争は続きます。


 先週から、私服姿ゆっくりとした話し方で椅子に座って講釈を述べだすジョー・ゲイシーさん。なんか「誤解されているenlightened onesに悟りをもたらす代弁者である。話し合いで争いは解決できるのだ」と、例によって意図不明なんだが、今回はそれだけの出番でした。新顔組には変わり者もいるということで。


 そのまた新顔の一人ザイオン・クインが、ベテランのオニー・ローカンに強烈なラリアットを叩きこんで勝利するカードも。NXT 2.0になって、上層部からの指令として、SmackDown-RAWに召集の予定ないベテラン人材は、若手の引き立て役だけに徹しなさいということのようで・・・。


 続いては男子タッグ戦線がどうなっているかのおさらい。大型のジョシュ・ブリックスとブルックス・ジャンセンが出てきて、「チャンピオンは俺たち」とMSKがリングに居る絵が出来上がり、そこにリバプール訛りを強調するGYV(グリズドル・ヤング・ベテランズ)が待ったをかけ、さらにはブレイクアウト・トーナメント優勝のカーメロ・ヘイズと、新装開店の初回に出てきたトリック・ウィリアムスもいますと。それにしてもMSKの二人が同時に一気に違うフォーム、違うところから飛んだ絵は思わず画面に向かって「おおお」だった。実に鮮やかである。MSKは合体技にせよ、なんかオリジナルなことをやっている。2.0になる前からいるんだが、若手プッシュというなら本誌はMSKを押す。


 そして紫雷イオとゾーイ・スタークの凸凹組。まぁ番組の最後にToxic Attractionが女子部門をかき回すという再アピールにはなるんだが、今回の挑戦者はマンディ・ローズ子分のグリーンなチームやからな。まぁ安心して見ることになります。


 チェイス大学のアンドレ・チェイス教授なんだが、かの不老不死の老女メイ・インが毒霧噴いたにせよ、BOAに負けてました。ちなみにあとのセグメントでラッシュ・レジェンドのトーク番組があり、そこでイケメン二郎含むSaturday Night Liveのような色んなゴシップ話解説を次々にやるんだが、「チェイス教授はピー・ウィー・ハーマンみたい」とやって、「ああ、そうか」と。このキャラなんだったけ?と米在住の長い記者は思い出せないままだったのだが、ようやく納得出来ました。ただ、2.0は若手照準と言っておきながら、今の若者たちは知らないと思うんだけどなぁ~。どうしても作っている側の年齢が見え隠れしますからねぇ。


 KUSHIDAからクルーザー級王座を奪取したロデリック・ストロングが、グレイソン・ウォーラーを下すカードも挿入されてましたが・・・。


 現AEWのアダム・コールが最後に託した対戦相手がカイル・オライリーなんだが、2.0ではこういう扱いなのか。リッジ・ホランド戦は試合前からピート・ダンがボコってるし、丸め込んで勝利してからも、やっぱり英国組がボコるという絵にしている。

 そこに救援に飛び出したのがウェイン・ブルームの息子ヴォン・ワグナーということ。結局Overさせたかったのはワグナーなのだった。


 番組トリは女子部門テーマなので当然にラケル・ゴンザレスの王座防衛戦。もう1ヶ月以上も前からやる、やるとなっているのに新装開店やらでずっと保留にされていたフランキー・モネ戦である。ただ、元タヤ・ヴァルキリー姉御にとって不運だったのは、もう30歳以上の選手は採用しないとか、若手プッシュになったという職場の変化であって、今やすでに居場所がない恰好になってしまったことか。当初はベテランも必要というオファーだったのだが。

 ラケルのチンゴナ・ボムが決まるんだが、やはりToxic Attractionが出てくるというエンディングになる。


 最後はマンディ・ローズがベルトを掲げる絵なのであった。ちなみに番組を通してインディー・ハートウェルとデクスター・ルミスの新婚旅行に、過保護な親バカ?ジョニー・ガルガノ&キャンディス・レラエ夫妻も偵察に来ているというコントやってました。インディーのビキニ姿、いいなぁはあったんですけど、このスキットは正直不発だったかも。

■ WWE NXT2.0
日時:9月28日(現地放送時間 WWEネットワーク日本時間木曜以降)
会場:米フロリダ州オーランド Capital Wrestling Center

◆紫雷イオがトキシック・アトラクションを下してNXT女子タッグ王座V2

 紫雷イオ&ゾーイ・スタークがマンディ・ローズが率いるトキシック・アトラクションのジジ・ドリン&ジェイシー・ジェインとNXT女子タッグ王座戦で激突。イオがムーンサルトでジェイシーを沈めて2度目の王座防衛に成功した。イオとゾーイは不仲タッグとは思えないダブルミサイルキックを披露するとイオはエルボーを食らいながらも場外へのムーンサルトでジジ&ジェイシー2人を蹴散らした。

 さらにイオがフラップジャック、619、ミサイルキックの連続攻撃から2人を捕まえたクロスフェイスで追い詰めたが、ここでマンディが介入してロープエスケイプ。すると終盤にはゾーイが介入できないように場外でマンディと対峙すると最後はイオが掌底アッパーから豪快なムーンサルトをジェイシーに叩き込んで王座防衛に成功した。

 試合後のインタビューではゾーイが「絆が育ってきたと思う。私たちはどのチームとでも対戦する準備ができている。イオはどう思う?」と関係改善を主張するとイオは「う~ん。そうだね。私たち勝利したし・・・」とその主張を認めたように答えたが、そのまま話を続けるゾーイを置いてその場を後にした。

◆イケメン二郎が“元WNBAのスーパースター”ラッシュ・レジェンドの一押し男に!

 “スタイルストロング”イケメン二郎が“元WNBAのスーパースター”ラッシュ・レジェンドに絶賛されて“本物の男”として紹介された。WNBA選手からWWEスーパースターになったラッシュ・レジェンドが自身の新コーナー「ラッシング・アウト」に映像で登場すると今週のスマックダウンから始まるWWEドラフトやWNBA選手時代のことに言及した。さらに「コーラ・ジェイドとトレイ・バクスターがロッカールームでキスするの見た?」とNXTの色恋沙汰を客席の女性に向けて話し出すとイケメン二郎の写真を見せながら「もしコーラが“本物の男”を望むなら彼のような男にしないと」と“一押しの男”として紹介して客席からは“二郎”チャントが起こった。

◆WWEドラフトがスマックダウン&ロウで2日に渡り開催

 WWE2大ブランドの間でスーパースターの入れ替えを行う「WWEドラフト」が日本時間10/2のスマックダウン、10/5のロウで2日に渡って開催される。昨年の「WWEドラフト」で日本人スーパースターたちは残留となったものの、ロウにはAJスタイルズ、リドル、アレクサ・ブリスら、スマックダウンにはセス・ロリンズ、レイ&ドミニク・ミステリオらが移籍。さらにRAWタッグ王者ストリート・プロフィッツとSDタッグ王者ニュー・デイが共に移籍となったためタッグ王座を交換するサプライズがあった。果たして今回の「WWEドラフト」ではどんなサプライズ移籍があるのか注目だ。


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’21年10月07日号Stardom5★決勝 G1神戸 WWE-新日AEW新秩序 エナジャイズ 岡山ジム

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