3日、全日本プロレス恒例の後楽園ホール年始2連戦が2日目を迎えた。
セミファイナルはGAORA TVチャンピオンシップがTLCマッチとして行われた。公認凶器としてテーブル、ラダー、チェアーの使用が認められ、リング上に吊されたベルトを先に手にした選手が勝者となる。反則カウント、場外カウントや3カウントもなし。この形式を得意とする葛西純が王者ヨシタツに挑む。葛西はリングサイドテーブル上のヨシタツにパールハーバースプラッシュ場外弾、ヨシタツの額への竹串の束をブッ刺しとやりたい放題だ。
ヨシタツはラダーを首にかけて回転する荒技で、葛西の頭部を何度も殴打。これで流血に追い込まれた葛西にヨシタツはラッシュ。パイプ椅子を振り下ろすと葛西の頭部直撃で椅子の底が抜けるが、葛西は倒れない。ヨシタツにダメージを与えておいてからのラダーからのパールハーバースプラッシュが決め手となり、葛西はベルト奪取に成功した。次期挑戦者には「オレっちをマネして、シェー、シェー言っているヤツがいるらしいな」というマイクに呼応して入ってきたブラックめんそーれが浮上。「あんたが俺の“シャー”とあんたの“シェー”を間違えたのもなんかの縁だ」という因縁での対戦が実現しそうだ。
■ 全日本プロレス 2021 NEW YEAR WARS~ReOStaff株式会社 presents~
日時:1月3日(日)11:30
会場:東京・後楽園ホール 観衆665人(主催者発表)
<第1試合>
本田竜輝
●アレハンドロ
5分36秒 キャメルクラッチ
〇ボディガー
フランシスコ・アキラ
<第2試合>
UTAMARO
〇入江茂弘
7分03秒 ビーストボンバー⇒体固め
●ブラックめんそーれ
大森隆男
<第3試合>
TAJIRI
岩本煌史
〇ジェイク・リー
7分20秒 バックドロップ⇒片エビ固め
●田村男児
佐藤光留
石川修司
<第4試合>
児玉裕輔
羆嵐
〇芦野祥太郎
10分43秒 アンクルロック
●ライジングHAYATO
青柳亮生
宮原健斗
<第5試合/アジアタッグ選手権試合>
[挑戦者]
●大森北斗
土肥こうじ
12分44秒 タイガーススープレックスホールド
〇イザナギ
ゼウス
[第110代王者]
※ゼウス&イザナギが2度目の防衛に成功
<第6試合/GAORA TVチャンピオンシップ>
[挑戦者]
〇葛西純
12分39秒 ベルト奪取
●ヨシタツ
[第17代王者]
※ヨシタツが10度目の防衛に失敗、葛西が第18代王者となる
<第7試合/三冠ヘビー級選手権試合>
[挑戦者]
●青柳優馬
26分28秒 バックドロップホールド
〇諏訪魔
[第63代王者]
※諏訪魔が4度目の防衛に成功
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