GメタリックNXT来襲!RリプリーRゴンザレス実録~JガルガノLラフ北米王座戦

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トップ画像:Event of the Yearの12・6『NXT WAR GAMES』より女子正規軍。


 年内最終回はNXT大賞の発表を兼ねた番組構成に。第1試合は売り出し中のブロンソン・リードがアイゼア”Swereve”スコットを退治するところから。


 ブリザンゴ(タイラー・ブリーズ&ファンダンゴ)と、リバプールNo.1グリズルド・ヤング・ベテランズ(ジェームス・ドレイク&ザック・ギブソン)がぶつかるカードは、大賞には絡まなくとも忘れて貰っちゃ困るということだろう。ここはチケット・トゥ・メイヘムが決まってGYVが勝利して、2週間後から恒例の「ダスティ・ローデス杯」タッグトーナメントの開始が発表されている。EVER-RISEもGYVにアピールしていた。


 RAWには行かずNXTに戻ったメルセデス・マルティネスは、よく知らないバレンティーナ・フォレスにエアレイド・クラッシュ。これは単なるスクワッシュ・マッチです。


 今週の質観点からの目玉カードは、ピート・ダンとロデリック・ストロングの職人対決だ。期待にたがわぬ通好みのねっちこい展開が繰り広げられれていく。

 フィニッシュは指パッチンで痛めつけてからのビターズ・エンドだった。


 紫雷イオの出番はビデオ出演で、正月に日本に帰っているのかとも思ったがそもそも今、帰れるのか? 年間最高試合賞のフィン・ベイラーとカイル・オライリーのセグメントはLIVEでキャピタル・レスリング・センター内だ。詳細は以下に続く。


 次が今回の番組で最も印象深いセグメントとなるのだが、記者は正直言ってWWEネットワークの場合次の番組が自動で流れるようになっているから、ピート・ダンの職人芸で番組が終了で、ドキュメンタリー番組が始まったのだと思い込んでそのまま見入っていたら・・・。比較的短くはあったので「ありゃ?」と思っていると画面が再びパフォーマンス・センターに戻って、ようやく番組の一部だと気がつくのだが。
 そこまで知らなかったのだが、リア・リプリーとラケル・ゴンザレスは実生活では大の仲良しだったという物語であり、豊富な写真とともに、二人がRNR(リア&ラケル)とお揃いで刺青を入れたりと、そんなの初めて知ったよ~。

 いやはや、必見です。明らかに今の話ではなく、最初の頃の話であり、次週には対決なんだから、抗争始まる前に出すならともかくと文句付ける奴もいるだろうけど、ケーフェイ抜きの私生活、面白いんだから推薦するしかない。リアはオーストラリア出身だし、ラケルはメキシコ系の明らかなラテン女だからあんまり共通点なさそうなのに、大柄同士で気が合ったんだろう。


 サントス・エスコバがファンタズマ軍の2020年を振り返って自画自賛していると、そこにグラン・メタリック(マスカラ・ドラダ)と流暢な英語しゃべる方のリンセ・ドラダがNXTに登場。実況に言わせればメタリックはミズにRAWで勝利してとなるんだが、ミズに勝ってもなぁ・・・(笑)。

 ということで、ルチャを象徴すると自称するファンタズマに「ルチャリブレはみんなのものだ」とドラドがやり返して、ラウル・メンドーサ&ホアキン・ワイルド組とのタッグ試合に。プロモでもスペイン語でやりあっていた(わかりましぇん!)が、Speakでもスムーズだったろうから試合はバッチり良く出来ている。

 メタリックがダイビングエルボーでフォールして、次週は親分サントスとクルーザー級王座戦。RAWにいても酷い扱いだったんだから、これは面白くなってきた。


 番組トリはNXT北米王座戦。ジョニー・ガルガノはリオン・ラフに”まぐれで”二度負けているからというお膳立てなんだが、当然ここではラフが本物というのをショーケースするデザインであり、ガルガノが受けまくるのだ。そして抜擢に答えたラフが、実況の「スパイダーマンのようだ」と評するまでもなく、客席を仕切る金網に飛び移っていく凄さは、いくら細身軽量とはいえ人間技とは思えない。これは聖なるLIVE空間で繰り広げられるプロレスなのであって、トリックではないのだ。

 最後はスリングショットDDTが決まっての王座防衛なんだが、恐るべしリオン・ラフなのであった。

■ WWE NXT Year End Awards
日時:12月30日(現地放送時間、WWEネットワーク配信日本時間1月1日金曜)
会場:米フロリダ州オーランド キャピタル・レスリング・センター

◆紫雷イオが「NXTイヤーエンド・アワード2020」でNXT年間最優秀選手を含む2冠を達成

 紫雷イオが「NXTイヤーエンド・アワード2020」でNXT年間最優秀女子選手だけでなく、NXT年間最優秀選手を受賞して2冠を達成した。イオはNXT年間最優秀女子選手の受賞に対して「この女子部門は本当にタレント揃いの中、ベスト・オブ・ザ・ベストとして投票してくれてありがとう」と英語でファンに感謝を伝えると、NXT年間最優秀選手には「とても光栄です。ありがとう」とコメントした。さらにツイッター上で投票を呼び掛けていた盟友カイリ・セインには「お陰様で勝者となることができました!カイリはじめ皆様の投票やサポート、本当にありがとうございました」とカイリのサポートと日本のファンに感謝の気持ちを伝えた。このイオの受賞に関してNXTを統括するトリプルHは「紫雷イオは王者、そしてNXT年間最優秀女子選手として非常に才能揃いのこの部門で頂点に立っている」と最大の評価をツイッターに投稿した。イオは2年前の「NXTイヤーエンド・アワード2018」でNXTフューチャー・スターを受賞以来、今回でNXT年間最優秀選手を受賞して名実共にNXTトップとなった。

NXT年間最優秀選手:紫雷イオ

NXT年間最優秀男子選手:アダム・コール
※なんでも早すぎる「鷹の爪大賞」では昨年度MVP

NXT年間最優秀女子選手:紫雷イオ

NXT年間最優秀タッグチーム:アンディスピューテッド・エラ

NXT年間最優秀マッチ:フィン・ベイラーvs.カイル・オライリー(NXTテイクオーバー31)

NXT年間最優秀大会:NXTテイクオーバー:ウォーゲームズ

NXT最優秀ライバリー:アダム・コール vs. パット・マカフィー
8・22『NXTテイクオーバーXXXNXT』元NFLスターのテイクオーバー!TサッチャーFベイラーDプリースト

NXTブレークアウト・スター:ショッツィ・ブラックハート

NXTフューチャー・スター:オースティン・セオリー

◆NXT年間最優秀マッチを受賞したベイラーとオライリーが次週の「NXT:New Year’s Evil」で再戦

 「NXTイヤーエンド・アワード2020」のNXT年間最優秀マッチとして「テイクオーバー:31」で行われたフィン・ベイラー対カイル・オライリーのNXT王座戦が選ばれた。ウィリアム・リーガルGMがトロフィーを渡そうとするも、ベイラーは代わりにオライリーのトロフィーを持ち去ると次週の「NXT:New Year’s Evil」で再戦が決まっているオライリーとリングで対峙した。

 ベイラーは「王座があるからトロフィーはいらない。まだ3つのプレートが顎に入っているせいで毎日あの試合を思い出す」と王座防衛したものの顎を2カ所骨折して負傷欠場となった因縁の試合に言及。一方のオライリーは「俺にとってはこのトロフィーがNXTトップに来たことの証だ。でも本当に欲しいのは王座。お前への敬意は家に置き去って何がなんでもNXT王者になる」と15年に渡り王座を追い求めていたことを告白すると、ベイラーは「お前は俺の顎を破壊したんだ。次は代償を払わせるぞ」と詰め寄って2人は睨み合って火花を散らした。

 しかし、そこへ王者ベイラーを付け狙う元王者キャリオン・クロス&スカーレットが現れると、「7日間で何が起ころうが関係ない。終末はすぐそこだ。チックタック」と意味深に挑発したが、「NXT:New Year’s Evil」でクロスと対戦するダミアン・プリーストが現れて殴り合いの大乱闘となった。

 NXT年間最優秀マッチの再戦となるベイラー対オライリーのNXT王座戦、クロス対プリーストの一戦が行われる以下、グラン・メタリック対サントス・エスコバのルチャ現役No.1決戦までもの凄いカードばかりを凝縮して並べた「NXT:New Year’s Evil」は日本時間1月8日にWWEネットワークで配信される。なんとホストはイラストレイターでもある無表情の連続殺人鬼デクスター・ルミスだ。


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