SmackDownサミ賞パロディ!ベイリーBブレア落し前KオーエンズいびりTLC直前

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 日本からのJ-sports視聴にせよ、チャンネルが変わっていることがあり毎週自動録画に設定していて慌てることがあるが、今回のSmackDown現地米国内は地上波FOX放送ではなく傍系のFS1での中継だ。突然とかではなく事前に告知はされているものだが、過去の例からだとFS1になった週の視聴率はガクんと落ちてしまう。まして、PPV『TLC』2日前なのに大丈夫なのか?

 ローマン・レインズ戦予定のケビン・オーエンズがボコボコにされる不屈という番組を通じてのテーマに。詳細は以下の通り。


 試合はSDタッグ王座戦からで、ストリート・プロフィッツに、前週に勝利しているドルフ・ジグラー&ロバート・ルード組から。王座移動になるわけないんだが、ベテラン組がリードするから格好つきます。


 履歴書持ち歩いてパートナー探しのビリー・ケイは、「二世レスラー連れてきた」と故ジミー・スヌーカの娘タミーナと組んでライオット・スクワッドに挑むんだが、ルビーのフラットライナーに、リブ・モーガンのミサイルキックも押して簡単にフォールされるという・・・とほほ。


 今日のカーメラとサーシャ・バンクスのスキットは、黒衣装のカーメラのパンツが見えるかどうかが唯一の興味かも(専門誌評がそんなんでいいのか?)。詳細は以下に。


 チャド・ゲイブルがセコンドに付いたオーティス。そんなもん、試合はシンスケが寝るに決まっとるやないか。でもゲイブルが面白くなってきたから問題ありましぇ~ん。


 イチバン面白かったのはサミ・ゼインが発表する「サミ賞」なんじゃないか? WWE自前のスラミー賞以下、どこも酷い選考のばかりであり、どうか本誌の「鷹の爪大賞」と比べてくださいなんだが・・・。

 カムバック賞はエッジでもローマン・レインズでもなく、サミ・ゼイン。要するに、全部自分が選ばれるギャグなんだが、選手なら誰もが欲しがるベストマッチ賞、9・27『Clash of Champions』の、AJスタイルズ、ジェフ・ハーディとの独創的なラダー戦が選ばれているのがミソ。なるほど、そうきたか。本誌は現地専門媒体が出揃うより先に「コロナ期最高傑作」と活字に残してあるゾ。鷹の爪大賞も、常に本誌が先に出す。そして後出しジャンケン組をあざ笑うのが恒例なのである。
 もちろん笑いにはオチが必要だ。アカデミー賞でウォーレン・ビューティとフェイ・ダナウェイ大御所が、作品賞のカードを間違って読み上げるのをパロディで、最優秀スーパースターはビッグEの名前が・・・。はい、プレゼンターのサミがボコられます。ただ、ガチは混ざっていた。まぁ頑張ってはいたけど、サミ・ゼインは敢闘賞にも難しいんだけどさぁ(笑)。


 さてさて、ここで試合は最後、いわばセミ順番の箇所で鷹の爪大賞女子MVPのベイリーと新人賞ビアンカ・ブレアのカードが組まれる。現在は無冠だが、年間で女子部門を引っ張ったのは誰なのか? 
 ということでビアンカの2021年の躍進を期待しつつ、ここは壁となってベイリーがスナップメア・ドライバーを決めるのだ。年間最後のPPVを前に、帳尻を合わせてきたWWEなのであった。


 番組トリは、再びケビン・オーエンズがローマン・レインズとジェイ・ウーソにボコられる絵となっている。

■ WWE SmackDown
日時:12月18日(現地時間)
会場:米フロリダ州セント・ピーターズバーク サンダードーム(トロピカーナ・フィールド)

◆オーエンズがレインズ&ジェイ暴行屈せず“死ぬ気”王座奪取宣言

 ケビン・オーエンズが番組のオープニングに登場すると「レインズ出てこい。お前は偽善者で臆病者だ」と抗争を展開するユニバーサル王者ローマン・レインズを呼び出した。しかし、ポール・ヘイマンが会場ビジョンに登場すると痺れを切らしたオーエンズは「俺から探しに行ってやる」とバックステージに向かったが、今度はレインズが探し回るオーエンズを嘲笑うかのようにリングに姿を現した。レインズは「俺を“トライバル・チーフ”として認めて謝罪しろ。そうでなければお前を終わらしてやる。TLCにも出場できないようになる」と脅迫すると、これに怒ったオーエンズがリングに向かったが、今度は待伏せしていたジェイ・ウーソがオーエンズを襲撃し、レインズと共にスタッフが止めるまで痛めつけた。

 その後、バックステージでレインズが「終わらせろ。奴の顔は二度と見たくない」とジェイに指示すると、再びジェイがバックステージや治療室でオーエンズを襲撃。エンディングではレインズがジェイ、ヘイマンと共に姿を現すと「なぜ俺とPPVメインで戦えるチャンスを逃すんだ?」と疑問を投げかけると、そこへボロボロになったオーエンズが登場。オーエンズはジェイを蹴散らしてレインズに殴りかかったが、ジェイのスーパーキック、レインズのスピアーを食らうとレインズのサモアン・ドロップでテーブル葬。

 レインズは倒れこんだオーエンズをテーブル、ラダー、チェアーの下敷きにしてリングを去ったが、オーエンズが自力で起き上がると「こんなのは大した事ないぞ。TLCでは俺が死ぬ気でユニバーサル王座を奪取する」と不屈の勝利宣言をした。レインズ対オーエンズのユニバーサル王座TLC戦が行われるPPV「TLC」は日本時間12月21日にWWEネットワークで配信される。

◆カーメラが2週連続のシャンパンボトル弾でサーシャをKO

 カーメラがPPV「TLC」を前に“ジャンパン祝杯”をすると言ってセクシーな衣装でリングに登場した。ソムリエがシャンパンを用意する中、カーメラは「TLCの祝杯を挙げるために完璧なシャンパンを選ぶわ。サーシャ・バンクスは王者の価値がない。確かにサーシャは強いけど、精神的には弱いのよ。私に勝てないわ」と言ってシャンパンのテイスティングを始めた。続けてカーメラは「これは安っぽい味ね。サーシャみたい」とグラスを片手に馬鹿にしていると、そこへサーシャが登場。サーシャはグラスを投げつけると怯んだカーメラにバンクステートメントを決めたが、ソムリエが足を引っ張って妨害すると今度はカーメラが持ち出したシャンパンボトルでサーシャを強打。カーメラは先週に続いてシャンパンボトル弾でKOされたサーシャを見下ろして不敵に笑った。サーシャ対カーメラのSD女子王座戦が行われるPPV「TLC」は日本時間12月21日にWWEネットワークで配信される。

◆中邑真輔がオーティスとのシングル戦で屈辱の敗戦

 中邑真輔(withセザーロ)がオーティス(withチャド・ゲイブル)とシングル戦で激突した。中邑はオーバーヘッドキックやランニング・ニーから蹴りの連打で攻め込むとオーティスもクローズラインやスプラッシュを叩き込んで反撃した。さらにオーティスが必殺のキャタピラーを狙ったが、ここでセコンドのゲイブルが「違う! ここはスープレックスだ」と指示をすると、この隙に中邑がオーティスを丸め込んだがカウント2。チャンスを逃した中邑はオーティスにスープレックスからのリバース・スプラッシュを決められて屈辱の敗戦を喫した。
 試合後、アルファ・アカデミー師範ゲイブルは、例によって「あれは比喩、言われた通りにやるんじゃない。意味を考えることが重要」と独自の哲学をオーティスに教え込むセグメントも(笑)。


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