[ファイトクラブ]鷹の爪大賞WWE-AEW水曜TV戦争~巨額示談金サウジ事件の功罪

[週刊ファイト12月10日号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼鷹の爪大賞WWE-AEW水曜TV戦争~巨額示談金サウジ事件の功罪
 タダシ☆タナカ+シュート活字委員会編
・WWEドリュー・マッキンタイア、ベイリー AEWジョン・モクスリー
・マイク・タイソン(54)ロイ・ジョーンズ(51)NXT逆転AEW平均視聴者数
・コロナ対応~カイリ・セイン特別賞!Bブレア、Sブラックハートの躍進
・一年前のキース・リーとリオ・ラッシュ@NYC起用法なのか本人問題か
・AEW若手登用考MJF オレンジ・キャシディ ダービー・アレンTNT王者
・WWE極悪ローマン・レインズ帝国-ポール・ヘイマン左遷-テイカー最後
・最低試合賞:木偶の坊Bストローマン沼地ホラーショー沈没Bワイアット
・年間最高プロレス番組NXT~里歩らを呼べなくなったAEW女子部門
・最優秀ブッカー大賞トニー・カーンDynamiteがNXTに対してリード守る
・フットボール別リーグXFL会社清算ビンス・マクマホン最悪コロナ2020
・株主集団訴訟でWWEが驚愕の和解金$39MM邦貨40億円以上の訳
・Winter is Comingジョン・モクスリー対ケニー・オメガAEW王座戦直前
・アメプロ年間総括:業界改革が叫ばれた#SpeakingOut告発の余波!
・Rock俳優マイケル・デ・バレス”Who Do You Want Me to Be?”ホモ強要


―― とりあえずWWEとAEWの表紙になった号を並べたTop画像なんですが、シュート活字委員会としては国内女子プロ、格闘技に続いて今週はアメプロ編というのが予定の順番です。

オフレコ いわゆるMVPとして1名を選ぶなら、WWEなら『ロイヤルランブル』優勝、お客さんのいない『レッスルマニア』でブロック・レスナー倒して戴冠、一時ランディ・オートンに取られたけど、またチャンピオンに復帰したドリュー・マッキンタイアとなるんやろうなぁ。

―― AEWだとジョン・モクスリーでしょうか。日本のお寒いマット界と比べたら全世界で見てるファンの総数が桁違いですし、グローバル目線で選ぶこともシュート活字委員会の役割ですから。ただ、名前を選出するだけではなくてそこをどう分析するかが問われています。それは記事後半になりますが・・・。

オフレコ 女子だと戴冠380日のベイリーになるだろうなぁ。サーシャ・バンクスと供にRAWにもSmackDownにも、さらにNXTにも出てくると。同じくアスカも番組掛け持ちで横綱番付は変わらない。年間としても大活躍だったことは間違いないけど、ヒールだろがベビーフェイスにせよ、やはりお客さんを引っ張ったのは誰かになるからなぁ。

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―― ベイリーはタッグ王者と二冠期もありましたし、最後はお約束のサーシャとの仲間割れをやると。いつやるのかと、長く引っ張ったんですけどね(笑)。

オフレコ ファイトクラブと電子書籍両方の記事の場合、冒頭箇所は公開することになるから、やはりアスカが凄かった、グランドスラム達成とか記録も強調してあげないといけない。いずれはHall of Fame入りだろうもある。

―― それならNXT王者として本誌表紙の登場回数が目立った紫雷イオも指摘しないといけません。そりゃ世界レベルでMVPとかになればRAWやSmackDownから選ぶことになりますが、国内の女子プロと比べたらNXTでも別次元の大衆認知になります。

オフレコ それにベストマッチ賞とかになるなら、直近だから印象が強いもあるにせよ、リア・リプリー戦がある。年間を振り返ってもWWEの顔シャーロット戦、NXTに絞ってもキャンディス・レラエ、ダコタ・カイ、ショッツィ・ブラックハートと、シングル戦でトリをやらせてもらっていることは大きく評価する必要があり、いずれも大熱戦だった。

―― 同じく直近だからもありますが、ベスト大会賞ならTV番組なんですがそのイオの防衛戦がメインだった『ハロウィン・ハボック』が全試合、充実してましたからね。

▼紫雷イオNXTハロウィン・ハボック大トリ防衛!北米王座Jガルガノに移動

紫雷イオNXTハロウィンハボック大トリ防衛!北米王座Jガルガノに移動

オフレコ 有料箇所には繰り返していることだけど、一般的に視聴率数字を出す場合は平均視聴者数が使われるようになっているが、RAWやSmackDownの方が多いのに、なぜに本誌は「水曜TV戦争こそが最も重要」と繰り返すのかと未だに言われる。現実はRAWの18歳から34歳デモグラフィックの視聴率を抜き出すと、AEWがRAWに勝っている恐ろしい事実がある。だからAEWの出現以降、米マット界は大変なことになっているんだと。グローバル目線を売りにする専門媒体的には「水曜TV戦争」がもっとも重要だから力を入れているんであって・・・。

―― WWEの視聴者平均年齢は50歳以上とのデータですからね。ビンス・マクマホンは75歳、若い観客向きの番組をプロデュース出来てないんじゃないかと。

オフレコ あと原則レスリングを軸にしている点で新日本プロレス、スターダム、AEW、NXTが比較対象なんであって、RAWやSmackDownはお茶の間向きのエンタメ番組やから種類が違う。

マイク・タイソン(54)ロイ・ジョーンズ(51)NXT逆転AEW平均視聴者数

―― 先にニュースからにするなら、写真は現地5月27日放送のAEW Dynamiteにマイク・タイソンとビトー・ベウフォート、さらにはUFCでの引退宣言でベルトはく奪となったヘンリー”トリプルC”セフード、ラシャド・エバンスらのMMA軍が登場した© AEW写真で代用しますが、現地28日に無観客のPPV中継でLEGEND対決が行われました。ロイ・ジョーンズ戦が決まっていたからAEWに出てきたんであって関係はあります。

オフレコ WOWOW入ってれば追加料金ナシに見れるからチャンネルつけたけど・・・。コロナ延期もあってクリス・ジェリコ戦もいったん消えていたんだが、タイソンがやる気になっていることはわかったんでまたAEW参戦も再熱するやろう。タイソン本人は「次はタイソン・フューリーとか現役とやる」と。イベンダー・ホリフィールドには断られたそうだけど。

―― フューリーはWWEのサウジアラビア『クラウン・ジュエル』でブラウン・ストローマンと試合やってますからね。

▼サウジアラビア女子解禁!ブレイ・ワイアット新王者:WWEクラウン・ジュエル

サウジアラビア女子解禁!ブレイ・ワイアット新王者:WWEクラウン・ジュエル

オフレコ 一応は真剣勝負とか、エキシビション、プロレスだのはどうでもいいんであって・・・。アントニオ猪木も人気サイクルがあって、告発などで追い詰められた時期もあった。マイク・タイソンも顔に刺青入れて、もうアウトだろうと言われてたのに、ほとぼりが冷めると世界的にもこのカードは関心を呼んだ。

―― 大衆はどこに関心持って米国の場合$85もの大金PPV料金払うのかであって、F-1レースなら大事故が起きることを密かに期待するのと同じで、耳噛んでくれるんじゃないかとか、野次馬心理を商売にします。

オフレコ 競馬G1のアーモンドアイはNHKが中継する、ボクシングはWOWOW、だけどプロレスや格闘技は世間からは遠い存在という現実の確認はあったかな。

―― 感謝祭休暇期間だったんで、ようやく平均視聴者数競争の数字が判明したんですがNXTが約7万人増(+11.6%)の712,000人、AEWが約14万人減(-16.5%)の710,000人と、2,000人の差ながら10月28日の『ハロウィン・ハボック』以来となるNXTの逆転回になっています。

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