メインでウィリー・マック勝利も王座戦線混沌!Impact Wrestling


(C)TNA

 12月1日(現地時間・放送日)に『Impact Wrestling』が放送された。
 今回の放送のメインではクリス・ベイとウィリー・マックのシングルマッチが行われた。試合は重量級だがスピーティーな動きを見せるマックがベイ相手に堂々と渡り合い最後はスタナーでマックがフォール勝ち。ベイ退治に成功したマックだが、試合後に現TNA世界ヘビー級王者でマックと抗争中のムースが乱入して襲い掛かってきた。すると今度はマックを救出に入ったのは現インパクト世界王者のリッチ・スワンだった。現在、インパクト・レスリングではインパクト世界王座とTNA世界ヘビー級王座と二つの団体最高峰王座が存在しており、ムースは王座統一も示唆しておりスワンとムースにも抗争がスタートしそうだ。するとそこで今度はベイがスワンを襲いベルトを強奪。ベイも王座獲りをアピールしてきたのだ。王座を狙うレスラーが次々に名乗りをあげ、王座戦線は混沌としてきた感じだ。
 また2020年11月24日放送回のメインでリッチ・スワンの保持するインパクト世界王座へ挑戦し敗れた後、激怒してスワン、そしてエディー・エドワーズ、更にディーロ・ブラウンを襲ったケン・シャムロックとそのセコンドのサミ・キャラハンに対し、インパクト・レスリングのコミッショナー、スコット・ダモールはシャムロックには一か月の出場停止処分とした事をキャラハンに告げた。当然、このまま引き下がるキャラハンではないと思われる。
 更にジョニー・スウィンガーとコーディ・ディーナーの試合にまたしてもエリック・ヤングが元全日本プロレス三冠王者のジョー・ドーリングを引き連れて乱入。例によってドーリングが試合を滅茶苦茶にしてしまった。ヤングは世界は自分らのもので、それを認めるまで乱入を続けるとアピール。これはドーリングにインパクト世界王座へ挑戦させろという事だろうが、この無法なやり方で王座挑戦まで行けるのだろうか?今後のインパクト・レスリングから目が離せないだろう。

■ Impact Wrestling
日時:2020年12月1日(現地時間・放送日)
場所:アメリカ合衆国会場非公開

<シングルマッチ>
○ウィリー・マック
 ピンフォール
●クリス・ベイ

<Xディビジョン王座タイトルマッチ>
○ロヒット・ラジュ(王者)
 ピンフォール
●クレイジー・スティーブ(挑戦者)

<シングルマッチ>
-ジョニー・スウィンガー
 ノーコンテンスト
-コーディ・ディーナー

<ノックアウト王座決定トーナメント準決勝>
○ジョーダン・グレイス、ジャズ
 ピンフォール
●キラー・ケリー、レニー・ミッチェル

<タッグマッチ>
○モーターシティ・マシンガンズ(クリス・セイビン & アレックス・シェリー)
 ピンフォール
●XXXL