SmackDownインターコンチ王座戦AJスタイルズDブライアン下す

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 インターコンチ王座を巡るトーナメントは決勝戦の放送回。本誌的にはドリュー・グラックが別のシングル戦でAJスタイルズを下すことは驚きでもなんでもないのだが、そもそもなんのためにAJスタイルズがSmackDownに移籍なのかとなるわけで、トーナメント優勝でAJが戴冠というのは誰もがわかっていたこと。ただ、問われていたのは内容であって、決勝の相手がダニエル・ブライアンとなれば、鉄板なので安心して見ていられることに。実際、いわゆる時間またぎの番組中盤にカード編成され、たっぷり尺を貰ってじっくり提供したのだから満足なのではなかろうか。


 番組冒頭は実人生をパロディにしたジェフ・ハーディに、飲酒運転、薬物逮捕の嫌疑をかけたアイルランドのケルト戦士シェイマスが、リング上で尿検査をやれとせまるスキットから。白衣の医者役も登場して、囲いは作ったものの、リング上でおしっこさせ瓶に大量の黄色の液体が埋まると。

 すかさずシェイマスが「たっぷりだな。Happy Hourにでも酒をひっかけてきたのか」と嫌味を言うのだが、ここまでくると展開は読めよう。案の定、その瓶の中身がシェイマスに引っ掛けられるという・・・。ただ、それでサンプルが台無しになったハズなのに、あとのセグメントで顔を洗うシェイマスに、かの医者役が「シロだった」と告げるのはロジックになってないと思うのだが・・・。


 続いては、人種差別抗議デモの流れを受けて、WWEとトランプ政権のズブズブの距離感にもかかわらずポドキャスト番組などで大熱弁をふるっているビッグEとコフィ・キングストン(現SDタッグ王者)が、中邑真輔&セザーロ組という外国人軍と戦うという、このマッチメイクを考えた担当の意味を深読みしたくなるカードが用意され、シンスケがコフィをフォールしていた。

 日本のファンからすれば、背景とか考えずに単純にシンスケが勝てば喜ばしいのかもだが、そもそも勝手にインターコンチ王座をはく奪されているサミ・ゼイン(カナダ出身のシリア人)の名前は、番組には一切出てこないままなのである。


 先に出したAJスタイルズvs.ダニエル・ブライアンに尺を取ったことや、『バックラッシュ』もあるからと、二冠王者となったベイリーとサーシャ・バンクスに、アレクサ・ブリス&ニッキー・クロスが横槍を入れるセグメントはプロモだけ。スクリーンにはRAW所属のアイコニックスも登場して、タッグ戦線をおさらいはしたが、女子のカードは本日はなかった。


 トリは、いじめっこ組ミズ&ジョン・モリソンにドルフ・ジグラーが加わって、前週やられたブラウン・ストローマンに、主役オーティスと、復帰となったタッカーのヘビー・マシーナリーのベビーフェイス組の6人タッグ。

 当然、女神マンディ・ローズがどう絡むのかだが、バックステージでキング・コービンにマンディがいちゃモンをつけられる絵を試合中に挟んで、オーティスがバックステージに消えてコービンを叩くと。ただ、それをやると試合はどうでもいいことになるんだが、最後にいくほど視聴率下がってしまうんじゃなかろうか。

 リングに戻ったオーティスがキャタピラーで、お仕事役のドルフ・ジグラーからフォールを取って、最後の絵はマンディも加えたhappy endingにはしていた。

■ WWE SmackDown
日時:6月13日
会場:米フロリダ州オーランド パフォーマンス・センター

◆中邑真輔&セザーロが王者ニュー・デイから3カウント奪取!

 中邑真輔&セザーロがSDタッグ王者ニュー・デイ(コフィ・キングストン&ビックE)とノンタイトル戦で激突した。序盤、セザーロがバックブリーカー、中邑が痙攣式ストンピングでキングストンに襲い掛かるとキングストンもダブルストンプや連携ダイブ攻撃で中邑に反撃。さらにキングストンが大技のブーン・ドロップやSOSを中邑に決めるも辛うじてセザーロのカットでピンチを回避すると、最後は中邑がフロッグスプラッシュを放ったキングストンをヒザで迎撃すると、そのまま丸め込んで3カウント。中邑&セザーロはノンタイトル戦ながらもSDタッグ王者からピンフォールを奪取し、先週に行われた6人タッグ戦の雪辱を果たした。

◆AJスタイルズがトーナメント制して新IC王座に「俺は驚異的な男だ」

 AJスタイルズとダニエル・ブライアンがIC王座決定トーナメント決勝戦で激突し、激戦を制したAJスタイルズがIC王座を戴冠した。

 序盤、ブライアンがドロップキックからのトペ・スイシーダで先制すると続けてアッパーカット2連打やイエスキックを決めて試合の主導権を握った。さらにブライアンがAJスタイルズの左腕を集中攻撃すると、AJスタイルズもお返しとばかりに左足を集中攻撃して激しい攻防を展開。

 終盤にはブライアンが顔面ストンプ連打を決めると「イエス」を連呼しながらランニング・ニーを狙ったが、これをキャッチしたAJスタイルズがスタイルズ・クラッシュから必殺のフェノメナル・フォアームを炸裂させて3カウント。

 新IC王者となったAJスタイルズは「前にも言ったが、俺はいままでファンが見たことがないベストな王者! 驚異的な男だ」と自画自賛して王座ベルトを掲げた。


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