Bellatorジャパン6時間40分:最後のヒョードル!ナルト好きMVP!矢地祐介TKO上迫博仁

photo (c)Bellator & Weekly Fight MIRUHON

 行ってみて確信を持ったが、米国放送時間に合わせた第一部というか、昼12時から始まった6試合がベラトールの日本初上陸大会であり、「30分の休憩」といいながら40分後に始まった第二部は、どちらかといえばRIZIN管轄のマッチメイクであった。ベラトールをマメにフォローしている本誌にしたら、どう考えてもベラトールには縁もゆかりもない選手の対戦カードも並んでいる。要は大晦日のカードを分けたことになろうが、それを悪く言うつもりはない。UFCジャパンの同じさいたまスーパーアリーナ大会は、本当に朝からだったから夜行型人間には「勘弁して欲しい」だったが、今回は昼12時からなので冬時間の幸運もあるが、日曜というカレンダーもあってうまくいったのかも。

 但し、終わったのが6時40分だからやはり長すぎる。若い熱心なファンは次も来てくれるのかもだが、エンタメ興行は3時間とか、長くても4時間が限界なのに、これでは年配層は途中で帰るか、少なくとも次回は「もういい」と、くつろいだ家でPPV頼んだほうが楽となってしまう。まして、これは米国パラマント・ネットワーク(ベラトールの親会社)のCM時間の問題があるから仕方ないのかもだが、その全6試合の間隔も、正直間が開き過ぎだ。結果的にもの凄く長い大会でも、テンポよく進行した場合長さを感じさせないものだが、今回は休憩含めて間延びを感じただけでなく、長すぎる休憩時間もあって第二部の途中で眠たくなったのは本誌取材陣だけではないと思われる。

 まして、米国用CM時間もクソもないハズの第二部も、なぜか試合と試合の間が延びして感じられ、サクサクと進行している風にならなかったのはどうなのか。One Championshipを現地アジアの会場で取材してみると、恐らくは同じく現地放送のCM時間と思われる台割り箇所が存在はするんだが、スポンサーになっている新作映画の予告編が流れるとか、会場客を飽きさせない工夫がされている。ここらが日本のエンタメ公演の課題であろうか。

 公式写真も、本誌写真も膨大にあり過ぎて整理選択だけでも大変なので、他媒体にない視点の考察レポートはファイトクラブ/電子書籍収録とするが、エメリヤーエンコ・ヒョードルはやはり「これが最後」を試合後に述べている。ランペイジ・ジャクソンは、真面目に練習して戦う気があったのか、だらしない体形を見れば疑わざるをえず、内容的には一方的なヒョードルの試合であった。

 わずか1ヶ月前に試合したばかりのMVP(マイケル”ヴェノム”ペイジ)は、自ら日本で試合したいとリクエストしたようで、4年前ロンドンの「コミコン」で買った日本のアニメ「ナルト」の衣装で試合後コメントにも臨んでいた。まぁ、「昔はPRIDEやK-1やDREAMを見てました」という世代が現役の軸なのは普通のことだろう。

 ベラトールとRIZINの対抗戦も売りなのだが、渡辺華奈がブラジルの選手にてこずり、このまま判定決着なのかとあきらめかけた最後、なんとかグランドパンチでレフェリーストップを勝ち取ったのは評価だろう。本人も、様々なプレッシャーを抱え込んでいたようで、誉めるしかない。

 第二部に関しては、フジテレビのセンスなのか、セミ前の「一人になった」朝倉カンナという煽り映像、こういうのが日本のファンに訴えるんだろうか? 那須川天心と別れようが、どうでもイイと思ったのは本誌だけなのだろうか? あと、DEEPの上迫博仁がトリのカードで矢地祐介に勝つだろうと予想してたんだが、優勢に進めていたのに一発にやられてしまった。その意味ではラッキーでもなんでもなく、矢地祐介も”持ってる”選手なんだなぁとは見直したんだが、マスク姿の噂の芸能人交際相手をカメラが狙っての会場スクリーンとか、申し訳ないけど、その女性(川口春奈)まったく知らない。小池栄子ならカメラが負うのは当然だと思うのだが、こういうのが「お茶の間向き映像作り」なんだろうか? 正直よくわからなかったのが本音になる。
 

 次回のベラトール、いよいよクリス・サイボークvs.ジュリア・バット戦の画像がスクリーンに出ていた。

■ BELLATOR JAPAN
日時 2019年12月29日(日)開始・12:00
会場 さいたまスーパーアリーナ 観衆15,160人(=主催者発表)

【第1部】
<第6試合 メインイベント ユニファイドルール ヘビー級 5分3R>
○エメリヤーエンコ・ヒョードル(ロシア/チーム・ヒョードル/元WAMMA・PRIDE・リングス・ヘビー級王者)109.08kg
 1R 2分43秒 右ストレートKO
●クイントン”ランペイジ”ジャクソン(米国/ハンチントンビーチ・アルティメット・トレーニングセンター/元UFCライトヘビー級王者)120.20kg

<第5試合 コー・メインイベント ユニファイドルール 160ポンド(72.5kg)契約  5分3R>
○マイケル・チャンドラー(米国/ハードノックス365/元Bellatorライト級王者)
 1R 2分59秒 右ストレートKO
●シドニー・アウトロー(米国/アメリカン・トップチーム)

<第4試合 ユニファイドルール 173ポンド(78.47kg)契約 5分3R>
○マイケル”ヴェノム”ペイジ(英国/ロンドン・シュートファイターズ)
 2R 0分23秒 右フックKO
●安西信昌(TEAM CLIMB/元パンクラス・ミドル級王者)

体重変更<第3試合 ユニファイドルール RIZIN×ベラトール対抗戦 キャッチウェイト(78.7kg) 5分3R>
○ロレンズ・ラーキン(米国/ミレニアMMA/ベラトール代表)
 判定3-0 (30-27/30-26/30-26)
●中村K太郎(K太郎道場/元DEEPウェルター級王者、SRCウェルター級GP 2010優勝/RIZIN代表)

<第2試合 ユニファイドルール RIZIN×ベラトール対抗戦 女子フライ級(56.7kg) 5分3R>
●イララ・ジョアニ(ブラジル/ピットブル・ブラザーズ/ベラトール代表)
 3R 4分39秒 グランドパンチ・パウンドTKO
○渡辺華奈(FIGHTER’S FLOW/RIZIN代表)

体重変更<第1試合 ユニファイドルール RIZIN×ベラトール対抗戦 キャッチウェイト(71.6kg) 5分3R>
○ゴイチ・ヤマウチ(ブラジル/ヤマウチ・チーム/ベラトール代表)
1R 3分11秒 裸絞め
●ダロン・クルックシャンク(米国/ミシガン・トップ・チーム/RIZIN代表)

~第1部メインイベントの後、第2部まで休憩~

【第2部】
<第14試合 RIZIN MMAルール肘有り 71kg契約(ライト級相当) 5分3R>
○矢地祐介(KRAZY BEE/元修斗環太平洋フェザー級(65kg)王者、PXCフェザー級(65.8kg)王者)
 3R 4分33秒 右フック⇒サッカーボールキックTKO
●上迫博仁(和術慧舟會HEARTS/元DEEPフェザー級(65.8kg)王者)

<第13試合 RIZIN MMAルール肘有り 女子スーパーアトム級(49kg契約) 5分3R>
○浅倉カンナ(パラエストラ松戸/元RIZIN王者)
 3R 3分33秒 アームロック
●ジェイミー・ヒンショー(米国/フィットNHB/KOTCアトム級王者)

<第12試合 RIZIN MMAルール肘有り 53kg契約(ストロー級相当) 5分3R>
●越智晴雄(パラエストラ愛媛/DEEPストロー級(52.2kg)王者)
 判定0-3
○ジャレッド・ブルックス(米国/MASHファイト・チーム)

<第11試合 RIZIN キックルール 68kg契約 3分3R>
○平本 蓮(K-RIVER・AXジム/K-1甲子園2014 -65kg優勝)※K-1ジム総本部チームペガサスから所属変更
 1R 2分45秒 3ダウンTKO
●芦田崇宏(BRAVE/元DEEPフェザー級(65.7kg)王者)

<第10試合 RIZIN MMAルール 58kg契約 5分3R>
●中村優作(チーム・アルファメール・ジャパン/WSOF-GCフライ級(56.7kg)王者)
 判定0-3
○神龍 誠(フリー/DEEPフライ級暫定王者)

<第9試合 RIZIN MMAルール 女子49kg契約(スーパーアトム級相当) 5分3R>
●アンディ・ウィン(米国/カラテ・マフィア)
 判定1-2
○あい(KRAZY BEE)

<第8試合 RIZIN MMAルール(肘有り) 77kg契約(ウェルター級相当) 5分3R>
●住村竜市朗(TEAM ONE/DEEPウェルター級(77.1kg)王者)
 1R 3分46秒 右ストレートTKO
○ジョン・タック(グアム/KRAZY BEE/SPIKE 22)

<第7試合 RIZIN MMAルール(肘有り) 120kg契約(ヘビー級相当) 5分3R>
○シビサイ頌真(パラエストラ東京/巌流島)
 1R 0分49秒 アキレス腱固め
●セルゲイ・シュメトフ(ロシア/USSRファイターズ)


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