[ファイトクラブ]ジュリアx木村花-Decade総括-年末Bellator-RIZIN年始東京ドーム他

[週刊ファイト1月2-9日合併号]収録 [ファイトクラブ]公開中

▼ジュリアx木村花-Decade総括-年末Bellator-RIZIN年始東京ドーム他
 タダシ☆タナカ+シュート活字委員会編
・どこに住んでようが全部見られるリアルタイム配信時代2010年代概論
・日米格差の主因となる2018年放送権革命-AEW誕生とクリス・ジェリコ
・ガラパゴス化が拡大した一年と鷹の爪Brightest Hope賞リア・リプリー
・格闘技のDecade:ESPN+移行でUFCはライト層の視界から消えた!?
・今を信じて、明日に輝け!We are STARDOM!なんだが・・・
・IWGPとインターコンチ王座統一チャンピオン誕生:新日東京ドーム展望


―― 対談収録の時間軸ではこちらの「Decade(10年)検証」からやったのに、花月の引退会見があったので慌てて「新日・スターダム」を分けて先にサイト公開にしました。もっとも年内最終号ということで、もとから2本どころか3本分以上の多岐の項目を議論しましたからボリューム超過です。ただ、昨日になるまでここで分けるというのは決まってなかったんですが・・・

▼新日本プロレスとスターダム2020年!年商検証と葉月・花月の引退

[ファイトクラブ]新日本プロレスとスターダムの2020年!年商検証と葉月・花月の引退

オフレコ ニュース優先で臨機応変に順番変えたりするのは仕方がない。12・24『STARDOM YEAREND CLIMAX 2019』後楽園ホール大会の、ジュリアと木村花の場外ショットも入手したんでトップ画像は目立つものにすると(笑)。

どこに住んでようが全部見られるリアルタイム配信時代2010年代概論

―― 先週号で「令和元年回顧」をやったんで、今回は2010年代のマット界、英語表記ではDecade(10年)なんですが、それを総括してみましょう。

オフレコ まぁ、世間目線からも、60年代がどうたら、70年代の革命がナンチャラとかは今でも本だろうがドキュメンタリー番組だろうが、あらゆるジャンルでよく話題にされるけど、まだ新しいこともあるにせよ、2010年代がどうというのは、そんなに大きな区切りとして語られない可能性はあるんだけど・・・。

―― マット界に絞るなら、やはり2014年2月24日開局の「WWEネットワーク」なんですかねぇ。リアルタイム配信時代の先陣を切ったこともあれば、PPVでの収益を諦めるという大きな決断というか、経営上の勇断であることは間違いありません。

オフレコ 当初は日本はダメとなってしまい、無理してパソコンを米国仕様にするために、さらなる別途料金を払って初日から加入して、「なかなか繋がりません!」とニュース速報出したんだけどな。あとから聞いたら、そんなお金払わなくても視聴可能な方法があったとか、こっちも詳しくないもんだから視聴することだけでも結構大変だったんだけど。

―― 1年後には999円「新日ワールド」が始まって、もちろんUFCファイトパスも払い続けていますから、今やNETFLIXとかU-NEXTの映画系入れたら、1本も見てない月もあるというのに、膨大な金額が毎月引き落とされてしまいます。

オフレコ ただ、専門媒体としてはどこに住んでようがハンディなくなったというか、ネットの普及・進化と合わせて、米国在住には情報量で勝てないとかがなくなった事実は非常に大きい。

―― 「見れないんで・・・」という言い訳が通用しなくなったプレッシャーは課されました。一応は「PPV大会」という表記を未だに使うんですが、こっちだってリアルタイムで見てますから、英語媒体よりも先に強い意見の入ったレビューを先に出しているのが週刊ファイトです。そりゃ試合の勝ち負けとかだけなら、一般ファンがTwitterなどで即刻出すことも出来るんですけど、きっちり写真も入手して、専門記者の考察評となってくると、単に早いだけでなく、鋭さでも勝てているとの自負もあります。

オフレコ Decade検証の企画意図なんだから、ここは自慢をする場ではない。どの媒体が深淵分析出来ているか、濃い情報を出しているかを見極めるのは読者なんだから。よって、一般公開サイトとの差別化が問われている。無味無臭のニュースや試合結果なら、そっちで十分との棲み分けが進んだ。

―― 供給過多の弊害はあります。見ようと思えばあれもこれも可能になった反面、とても全部は無理になった。以前は、「UFCは第一回から全部見てます。一度も逃してません」だったのが、近年は正直パスする回もあります。

オフレコ WWEユニバースにも絞っても、RAW3時間、NXTとSmackDown2時間毎週あるんだから、熱心なファンでも選ぶことになり、それがハウスショー不振に直結している。「おらが町にも来てくれた」プレミアム感が薄れて、近所で公演やってるのに「もういい」となってしまう。

―― ただ、あれだけ巨額な放送権料貰ってるんだから、儲からないハウスショーでくまなく地方都市を回る意義が薄れました。実際、AEWは中継大会だけでハウスショーをやってません。

オフレコ 唯一、Tシャツやグッズ類を直に買えるというのが団体側にも会場客にもお互いメリットあったようなんだけど、これだけネット通販が普及してしまうと・・・。それにアメリカだと普通の大きなモールに行けば、WWEのTシャツとか売ってる。日本はマイナー趣味に落ちてるから近所の大手スーパーにはプロレス商品置いてないけど。

日米格差の主因となる2018年放送権革命-AEW誕生とクリス・ジェリコ

―― Decade分析なら、やはり「放送権革命」は外せません。もっとも、2018年の鷹の爪大賞の大きな項目ですし、本誌は散々やってますから「バックナンバー揃えましょう」としか・・・

▼放送権革命、女子進化の2018年回顧~シュート活字版・鷹の爪大賞総括

放送権革命、女子進化の2018年回顧~シュート活字版・鷹の爪大賞[ファイトクラブ]総括

▼放送権革命2018からAEW旗揚げ2019令和へ!#ChangeTheWorld

[ファイトクラブ]放送権革命2018からAEW旗揚げ2019令和へ!#ChangeTheWorld

オフレコ スポーツ中継の放送権料高騰がトレンドなんだけど、ケツの決まっているプロレスは別とばかり、「一体いつのを今頃流しているのか」と呆れられている、テレ朝「ワープロ」との落差は指摘しないといけない。

記事の全文を表示するにはファイトクラブ会員登録が必要です。
会費は月払999円、年払だと2ヶ月分お得な10,000円です。
すでに会員の方はログインして続きをご覧ください。

ログイン