NXT録画回ブルックリンとフルセイル収録交互!キース・リー&リオ・ラッシュ締め

photo by George Naploitano (Brooklyn)
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 現地クリスマス聖夜に中継されたNXTは、前週にニューヨークはブルックリンのバークレイズ・センターで開催されたSmackDown生中継のあと、NXT用に収録された3試合と、以前にフロリダのフルセイル大学で録画した試合をうまいこと混ぜて、テレビ未公開のカード編成にした特別番組仕様となった。
 同じ「水曜生TV戦争」抗争中のAEW Dynamiteは放送がなかったわけではない。選択と編集は悪くはなかったにせよ、これまでの歩みを振り返るベスト版、但しトニー・シェバーニとエクスカリバーが新録でコメントする構成だった。それと比べるなら、今回も高度なレスリング内容で2時間番組を楽しませてくれたNXTということになる。もっとも、AEWも里歩が初代世界女子王者になるワシントンD.C.からのナイラ・ローズ戦とか、ダイジェストでなくあらためてちゃんと試合を見せて、うまく起承転結が出来てるなぁ、と。そりゃ里歩人気が爆発するハズだとか再度思ったのはあるのだが、今週はNXTだけのリポートということにする。


 番組は、ロデリック・ストロングのNXT北米王座防衛戦から。なんといっても現地時間11月27日の放送回、アンディスピューティド・エラのカイル・オライリー&ボビー・フィッシュが、タッグ王座の防衛戦に臨んだものの、開始早々フィッシュが足をくじいたようでピンチに。しかし生中継で台割りも決まっているとなって、私服のまま急遽替わりにロデリックが代打で試合して、ちゃんと成立させて王座防衛と。ロジックには問題ありなんだが、職人としてのロデリックがいかに凄いかを目の当たりにしたばかりである。
 そもそも、この北米王座を奪取となったのが、記念すべきNXTのUSAネットワーク生中継第一回のヴェルべティーン・ドリーム戦である。その他、ピート・ダンとの古典レスリングも堪能させてもらった回だった。イチバン上手い選手なんじゃないかと本誌は一貫してプッシュしているんだから、こういう特別番組の重要な冒頭カードに起用されて大変喜ばしい。まぁ、マニアなら(当然の防衛)結果も知っているカードなんだが、やはり実際に見て確かめるというか、そもそも相手のオースチン・セオリーって、そんな奴いたっけとなるんだが・・・。そこはもう、凄い試合をやってのけると。この選手も有望じゃないかとなるのだ。やはり百聞は一見にしかずであり、WWEネットワークをチェックしてくださいとなろう。


 ブルックリン中継に戻っては、スコット”Swerve”アイザックと、英国紳士ジャック・ギャラガーのカード。NXT UKとNXT米国勢の対抗戦『Worlds Collide』が『ロイヤル・ランブル』前日ということもあるんだろうが、大味のSmackDownの有名スーパースターを見に来たライト層ファンには、ねちっこいマットレスリングは理解されなかったかも。小さいフルセイル大学スタジオの弱点がAEWとの競争上指摘されがちなんだが、いくら大箱バークレイズ・センターでも、熱気もなければお客が湧かないのである。難しいもんだと考えさせられた。

 フィニッシュはスコットの片足ドロップキックが綺麗に命中してケツは締まっている。

 キャンディス・レラエも、紫雷イオとの激しい試合が2019年印象に残った選手であり、ここで選ばれたんだろうが、いつフルセイルでやったのかも知らないブラジルの柔道家タイナラ・コンティとの試合は、なんか緩い。ライトに、ライトにやってるのがやる側には見えてしまう。やはりイオが相手だと凄いことになるのか・・・。


 ブルックリンに戻っては、ドミニク・ダイジャコビックvs.ブロンソ・リードである。長身大型のドミニクが、大箱会場でムーンサルトを舞ったりは映えるのであった。

 フルセイルからは、ビアンカ・ブレアvs.ショーチィ・ブラックハート。後者はシマーで映像売ってた選手だと思うが、今回はお披露目なんだろう。怪力ビアンカも2019年に目立った選手だったことは間違いない。


 お待ちかねメインは、『サバイバー・シリーズ』でブレイクしたキース・リーと、戸澤陽戦でも素晴らしかったリオ・ラッシュの善玉組に、ダミアン・プリーストとトニー・ニースという組み合わせだ。特になにかスパークがあったわけではないんだが、サンタ帽子のキース・リーが、後ろからにゅ~と現れる場面はもう定番になったかも。最後はコーナー頂上からではなく、さらに高いキース・リーの肩車の上に乗ったリオ・ラッシュがフロッグ・スプラッシュを決めると。大箱だからこの絵のためのカードなのであった。

■ WWE NXT
日時:12月25日(現地時間・放送日)
会場:フロリダ州フルセイル大学スタジオ&ニューヨーク市バークレイズ・センター二元収録


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