渡慶次が現在のラウェイ70㎏トップクラスのソー・ゴー・ムドーにKO勝利!!ILFJラウェイ初参戦の金子も完勝!!~『Lethwei in Japan 8 ~SAMURAI~』

 6月29日(金)東京・後楽園ホールで開催された『Lethwei in Japan 8 ~SAMURAI~』メインはミャンマーvs.日本の3対3で、ラウェイの闘いに対応してきている渡慶次幸平がミャンマー70㎏クラスでトップ選手のソー・ゴー・ムドーに4RKO勝ち、日本人ながら現地ミャンマーのトゥッティ・ラウェイクラブ所属の金子大輝がILFJ初参戦でミャンマーでベルト獲得経験もあるジェ・ジン・ピョーに完勝するなど2勝1敗と勝ち越し、ミャンマーvs.韓国、ヘビー級、ILFJ初の日本人対決も行われ、盛況となった。
 ※次回ILFJ日本大会は9月13日東京・後楽園ホールが予定されている。

■『Lethwei in Japan 8 ~SAMURAI~』
日時:2018年6月29日(金) 開始18:30  
会場:東京・後楽園ホール
主催:一般財団法人 ILFJ
運営:㈱ライジング・プラネット、㈱ファーストオンステージ
◇純ラウェイルール全6試合
<第6試合 ラウェイ 73㎏契約 3分5R>
○渡慶次幸平(クロスポイント吉祥寺)-72.90kg 
 4RKO 2分24秒 ※左フック
●ソー・ゴー・ムドー(ミャンマー/2016年LWC-1 72kg王者)※ZONE日本大会参戦-71.90kg

 ソー・ゴー・ムドーは現ミャンマー70㎏クラスのトップ選手で以前は格闘技イベント『ZONE』に2回出場してタイ選手KOしており、ILFJ日本大会は初参戦。渡慶次はMMA選手だったが昨年6月のILFJ大会からラウェイに参戦し続け、前回2月大会で初勝利をあげて、戦績も5戦1勝2敗2分と徐々にラウェイに対応してきている選手。試合はソー・ゴー・ムドーが1R強い蹴りを放ち攻めていくが、ほぼ互角の展開。2R終盤、渡慶次は組んでから体重をのせて浴びせ倒すとソー・ゴー・ムドーは後頭部を打ち付け動けなくなったので、タイムを使用(※タイムは1試合で1回、2分間でダウン1回分に相当し、最終ラウンドは使用できない)。再開後2Rはすぐに終了し、3Rも体格の上回る渡慶次が優位に立ち、4R頭突き、パンチ、蹴りで追い込み転倒を繰り返すソー・ゴー・ムドーをロープ際でのパンチ連打でダウンを奪い10カウントが数えられ、渡慶次がミャンマーのトップクラスにKO勝利をおさめた。
 
試合後マイクでも「一生懸命練習をしてきたので勝てて嬉しいです。日本でやるのとミャンマーでやるのとでは全然違うので、ミャンマーでもう一度やって、本当に強い彼と戦って勝ちたいです」と語った。

<第5試合 ラウェイ 75㎏契約 3分5R>
●奥田啓介(日本/プロレス)※ラウェイ2戦め-72.70kg 
 1RKO 2分30秒 ※右ストレート
○アウン・パイン(ミャンマー/2017年Air KBZ勝者)※ILFJ日本大会初参戦-74.25kg

 昨年2月のILFJ大会で敗退した奥田2度目のラウェイ挑戦。対戦相手はまだ新人選手だが無敗の新鋭アウン・パイン。 試合開始と同時に奥田は突進してパンチを振い、フラッシュダウンも奪い(ラウェイはすぐに起き上がればノーダウン)、タックルでコカすなど見せ場をつくるが、粗い動きを見切られアウン・パインの右フックでダウン。タイムを利用(1ダウンと見なされる)して再開後、再びラッシュを仕掛けるが今度は右ストレートでダウンして10カウントをきいて敗退。試合前『最高のプロレスをしたいと思います。』と述べたように発言通りの試合だった。

<第4試合 ラウェイ 67㎏契約 3分5R>
○金子大輝(日本/Thut Ti Lethwei Club/2017年Air KBZ勝者)※ILFJ日本大会初参戦-66.65kg
 2RKO 1分05秒 ※右フック
●ジェ・ジン・ピョー(ミャンマー/2015年ゴールドベルト60kg王者、2016年ゴールドベルト63.5kg準優勝)※ILFJ日本大会3度目の参戦-66.65kg

 格闘技イベント『ZONE』とミャンマー現地でのキャリアを重ね、昨年2017年12月の『第4回Air KBZ』のベルト贈呈試合で勝利して実力をあげている金子がILFJラウェイ大会初参戦。ジェ・ジン・ピョーは2015年ゴールドベルト60kg王者の戦績を持ち、ILFJ日本大会は3戦め、試合は1Rから金子がパンチとローで圧力をかけていき、終盤右フックでダウンを奪う(それまでもダウンも奪うがすぐに立ち上がる為ノーダウンが何度かあった。)完全に金子ペースとなった2Rボディストレートからの前蹴りでダウンを奪い、タイムを使用させる。再開後もボディの効いたジェ・ジン・ピョーからパンチで2度のダウンを奪い金子が完勝をおさめた。
 またジェ・ジン・ピョーは大会9日後の7月8日にはミャンマーで開催中の『LETHWEI NATION 50th MEDIA CHAMPIONSHIP 2018』準決勝戦が控えている

<第3試合 ラウェイ 64㎏契約 3分5R>
○トゥン・ルイン・モー(ミャンマー/2016年LWC-1 & 2017年-2 60kg王者)※ILFJ日本大会4度目の参戦
 1R終了後TKO ※2R開始前に腕の骨折の可能性があると判断したセコンドがタオル投入
●ファン・チャンファン(韓国/ROAD FC:チームフィニッシュ)※ラウェイ2戦め

 2月大会に韓国よりラウェイ初参戦で日本人選手に2RTKO勝利したファン・チャンファンが再度ラウェイ参戦。対戦相手のラウェイ63㎏近辺上位選手のトゥン・ルイン・モーにも臆せず、パンチ、蹴り、頭突きで打撃をヒットさせるがトゥン・ルイン・モーも接近戦での頭突きや膝蹴りを返していき1R終了。2R開始直前にファン・チャンファンのセコンドが右腕骨折の可能性があり、続行不能とタオルを投入してトゥン・ルイン・モーがILFJ日本大会4戦めにして初のKO勝利を飾った。(他3戦は引分)

<第2試合 ラウェイ 97㎏契約 3分4R>
○クリス・ヴァイス(オーストラリア/ZERO1・プロレス)※ラウェイ2戦め-93.75kg   
 1RTKO 2分07秒 ※右目出血によるレフェリーストップ
●ウー・ドンシン(台湾)※ラウェイ初参戦-95.30kg

 前回2月大会でラウェイ重量級マッチで日本人空手家YABUにTKO勝利を収めたプロレスラーのクリスが再度参戦。対戦相手は、日本のMMA大会に参戦している台湾から初のラウェイ参戦となるウー・ドンシン。1R開始早々両者パンチで打ち合い、ウー・ドンシンが右フックでダウンを奪うが立ち上がり再び打撃戦を展開。クリス・ヴァイスは唇をカット、ウー・ドンシンは右目をカットしてドクターチェックが入り、ストップがかかりクリス・ヴァイスがラウェイ2連勝を飾った。

<第1試合 ラウェイ 61㎏契約 3分4R>
●般若HASHIMOTO(日本/クロスポイント吉祥寺)※ラウェイ初参戦-60.95kg 
 1RTKO 0分21秒 ※
○一休そうじゅん(日本/ゴリラジム)※ラウェイ初参戦-60.85kg
※桂爽淳より改名

 ILFJ主催大会では初となる日本人対決は、東海地区から東京へ拠点を移しての試合となる般若HASHIMOTOと福岡の寺院で副住職を勤めつつ、様々な格闘技に挑戦してきた一休そうじゅんの試合は開始早々、一休が肘と頭突きで突進、組み倒された般若HASHIMOTOは出血し、ドクターチェックでストップがかかり一休が勝利。マイクで感謝の弁と再度参戦を誓った。


 現在日本で定期開催しているILFJ(インターナショナル・ラウェイ・フェデレーション・ジャパン)主催のラウェイ日本大会は、ミャンマー地上波「MNTV」にてレギュラー放送が決定。官民ファンドにてミャンマーに設立された「DREAM VISION」社と契約を締結しレギュラー放送されることとなっている。
グランドオープニング番組:7月6日(金) 午後8時~午後9時
今大会6月29日ラウェイ日本大会放送:7月7日(土) 午後7時20分~午後9時

2018

▼判定有ラウェイWLC!6・2 WLC-5『KNOCKOUT WAR』~7試合中4試合が判定決着!
’18年06月14日号BOSJ総括Dominion展望 新日北米ROH CMパンクUFC ラウェイ 原点回帰

▼外国人参戦可となったラウェイトーナメント戦!『LETHWEI NATION 50th MEDIA CHAMPIONSHIP 2018』4・29クォーターファイナル1
’18年05月08日号かさいあみ 丸藤Cカーニバル 新日 WWS ラウェイ DEEP サウジGRR

▼タイで初の公式ラウェイ大会『LETHWEI in THAILAND “Mahachai”』!
’18年04月05日号全日埼玉 原点回帰 ビンスSr CMA クイズ馬場 IGF RISE ラウェイ

2017
▼6試合中5試合が決着戦!渡慶次がラウェイ5戦目で初勝利! 2・21『ラウェイinジャパン 7 勇気~YUKI~』後楽園ホール大会
’18年03月01日号五輪蝶野正洋達人DSWジミー鈴木ターザン山本S小林ラウェイJapan

▼12・19-21 3日連日開催!『ラウェイ・チャレンジ・ファイト カレン・ニューイヤー・フェスティバル』
’18年01月04-11日合併号1・4新日Lion’sGate国際プロGカブキDeepRizinラウエイ

▼12・10『4th AIR KBZ AUNG LAN CHAMPIONSHIP』ヤンゴン大会
’17年12月21日号鷹の爪3新日全日タッグ力道山新日本キックKnockOutラウェイPan

▼11・15『ラウェイ グランプリ ジャパン 2017』後楽園ホール
’17年11月23日号新日決算全日ゼウスWWS存続ゼロワンPURE-JガッツPanラウェイ暴行

▼11・2『FIGHT FOR HOME』タウングー大会
’17年11月09日号大仁田引退マスカラス藤波辰爾長州力新日崔領二PURE-J前田五郎

▼9・28『ラウェイinジャパン5 NEXURISE』後楽園ホール大会
’17年10月05日号UFC日本DDT買収ゲームショー潜入雫有希ポーゴ伊勢崎暗黒ラウェイ

▼紅 闘志也 メインの現vs.元ラウェイ外国人王者対決は引分!3階級でベルト戴冠! 『第2回ラウェイ・ワールド・チャンピオンシップ』
’17年08月31日号NXTサマースラム究極龍3

▼6・16『ラウェイinジャパン4 FRONTIER』TDCホール大会詳細版
’17年06月29日号ポーゴ訃報スターダム新日猪木闇ラウェイ日本KnockOut町田光

▼4.18ラウェイ・グランプリ・イン・ジャパン2 ~GRIT~2017後楽園ホールラウェイinジャパン 3
’17年04月27日号RIZINチャンカン折原昌夫W1江幡睦UFCヤオ魔界ラウェイ巌流島

▼紅闘志也 ラウェイ・ジャパン2総括

週刊ファイト3月2日号真壁刀義20周年全日Jr.開幕テレ朝中井りんROAD FC訃報嵐UFC

▼2・16ラウェイ・グランプリ・イン・ジャパン2 ~LEGACY~2017後楽園ホール
’17年02月23日号チャボ寝屋川wweTV泉田純KnockOut青木真也ラウェイBellator

2016
▼初参戦・高橋奈七永KO勝利!トゥントゥン・ミン無念の敗退!
wf065Chirashi-718週刊ファイト12月22日号新日2017高橋ラウェイ三沢光晴Gサスケ鷹の爪UFC新日キック

▼10・27ラウェイ・グランプリ・イン・ジャパン2016後楽園ホール
wf058Chirashi-718週刊ファイト11月3日号巌流島ノア関内ラウェイ初浅野金六マサ斎藤大阪謎新日キック