10年連続開催の新日本プロレス『レスリングどんたく』は史上初の2連戦となり、3日に初日を迎えた。
早々に前売券完売が伝えられた2日目。比較して初日は苦戦が予想されたが、2階席の「東西側の各4分の1」「北側の3分の2」こそ潰していたものの、他はほぼびっしりと埋まった。盛況と評して全く問題のない入り（主催者発表で4,066人）。
バレットクラブ内紛決着戦は、セミファイナルではCodyが背中から、メインではケニー・オメガが頭部から出血。身体を張っての消耗戦ではあったが、大味な感は否めなかった。1勝1敗との結果、それ以上の進展はなし。せっかく興行の中心に据えられたというのに肩透かしの展開に。
2日目にIWGPヘビー級戦、IWGPジュニア戦が控えているだけにカードが弱かった初日。そのぶんケニー、ハングマン・ペイジ、飯伏幸太、Codyには奮起してほしかった。かねてから予告されていたボーン・ソルジャー再登場はVTRが会場上映されただけ。海外で報道されたクリス・ジェリコ登場もなかった（登場は2日目？）。動きと評されるのはヤングバックスのIWGPタッグ挑戦表明くらいだろうか。「1日目は2日目よりも面白かったんじゃないの？」と思わせるものを食らわせてほしかっただけに、物足りなさも。
もっとも、第7試合のダブル前哨戦はサスガの緊張感で2日目への期待を煽ってみせた。2日間をセットで楽しむと達成感が得られるというプランニングだったのかもしれないし、限られた観戦機会しかない新日本を2日間のストーリー立てで楽しむというのは地元ファンにとって特別な『どんたく』になるとも言えよう。初日を締めたのはケニーの日本語マイクだった。
4日はいよいよ、ウィル・オスプレイvs.KUSHIDA、オカダ・カズチカvs.棚橋弘至というクライマックスを迎える。
※詳細拡大版は5月11日(金)発売の週刊ファイト5月17日号に収録されます。
■新日本プロレス『レスリングどんたく2018』
日時：5月3日(木祝)17:00
場所：福岡国際センター 観衆4,066人（主催者発表）
＜第1試合＞
〇チェーズ・オーエンズ
高橋裕二郎
5分32秒 パッケージドライバー⇒体固め
辻陽太
●海野翔太
＜第2試合＞
〇田口隆祐
タイガーマスク
獣神サンダー・ライガー
7分12秒 どどん⇒エビ固め
●成田蓮
岡倫之
永田裕志
＜第3試合＞
●飯塚高史
デイビーボーイ・スミスJr.Jr.
ランス・アーチャー
2分04秒 横入り式エビ固め
〇SHO
YOH
ロッキー・ロメロ
＜第4試合＞
YOSHI-HASHI
矢野通
石井智宏
〇ジェイ・ホワイト
後藤洋央紀
10分25秒 ブレードランナー⇒片エビ固め
●トーア・ヘナーレ
マイケル・エルガン
真壁刀義
デビッド・フィンレー
ジュース・ロビンソン
＜第5試合 NEVER無差別級6人タッグ選手権試合＞
[挑戦者組]
マーティー・スカル
ニック・ジャクソン
〇マット・ジャクソン
12分05秒 モア・バング・フォー・ユア・バック⇒片エビ固め
●タンガ・ロア
タマ・トンガ
バッドラック・ファレ
[第16代王者組]
※ファレ＆トンガ＆ロアが4度目の防衛に失敗、マット＆ニック＆スカルが17代王者となる
＜第6試合＞
エル・デスペラード
●金丸義信
タイチ
ザック・セイバーJr.
鈴木みのる
13分36秒 EVIL⇒片エビ固め
高橋ヒロム
BUSHI
SANADA
〇EVIL
内藤哲也
＜第7試合 スペシャルタッグマッチ＞
ウィル・オスプレイ
〇オカダ・カズチカ
16分15秒 レインメーカー⇒片エビ固め
●KUSHIDA
棚橋弘至
＜第8試合 スペシャルシングルマッチ＞
〇Cody
23分36秒 DIN’S FIRE⇒片エビ固め
●飯伏幸太
＜第9試合 スペシャルシングルマッチ＞
●ハングマン・ペイジ
18分23秒 片翼の天使⇒体固め
〇ケニー・オメガ
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’18年05月03日号馬場元子 ブルーノ バックランド藤波 TeamDATE 新日どんたく 全日
