速報版!『WWE レッスルマニア34』78,133動員!ブロック・レスナー、AJスタイルズ王座防衛!

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 米国現地時間4月8日ルイジアナ州ニューオリンズで78,133人の観客を集めてWWE最大の祭典「レッスルマニア34」が開催された。

※他媒体では絶対に不可能な、日本語の媒体でアメプロ最強&最高峰を誇る週刊ファイトの『レッスルマニア』現地取材大特集は、金曜13日発売の4月19日号に収録されました。




◆中邑、スタイルズに惜敗で急所攻撃

 レッスルマニアの大舞台、78,133人の大合唱で会場が一つになる中、真っ赤な衣装で中邑真輔が登場すると、最高の相手WWE王者AJスタイルズとの“ドリームマッチ”に挑んだ。中邑はセカンドロープからライダーキックを決めると「カモーン」とスタイルズを挑発。それに応えるかのようにスタイルズはフォアアーム、ガットバスターを繰り出して反撃すると、カーフ・クラッシャーで中邑を追い込んだ。これで左ヒザを怪我してしまった中邑はスタイルズのスプリングボード450スプラッシュもヒザで迎撃してダメージを蓄積させるも、リバースパワースラムを決めてキンシャサを狙った。しかし、スタイルズがうまく中邑を捕まえると、逆に必殺のスタイルズクラッシュを叩き込んで3カウント。 
 中邑は頂点にあと一歩のところで、まさかのフォール負けを喫し、無念の3カウントを聞いた。そして、試合後さらなるハプニングが会場を驚かせた。抱き合ってスタイルズの健闘を称えた中邑だったが、膝をついてチャンピオンベルトをスタイルズに手渡すと、突然金的の急所攻撃をスタイルズに食らわした。会場が唖然とする中、中邑はさらに顔面を蹴りつけてスタイルズを場外に落とし、キンシャサを叩き込む暴挙に出ると不敵な笑みを浮かべて会場を後にした。



◆“無敗の女帝”アスカ、まさかのタップアウト負け

 78,133人の観客を集めたレッスルマニア34の大舞台で“無敗の女帝”アスカが“女王”シャーロットに完敗した。アスカがヒップアタックで先制し、シャーロットのムーンサルトを掴んで三角締めを決めると、シャーロットもボストンクラブを決めて反撃し、お互いのプライドを賭けた闘いは互角の攻防を展開。しかし、連勝記録がかかるアスカはエプロンから場外へスープレックスを炸裂させ、さらにコーナートップからミサイルキックを決めて試合のペースを掴んだが、「私は女王よ」と叫び気合を入れたシャーロットはスピアーで反撃すると、最後は隙を突いてフィギュア・エイトを決めるとアスカは無念のタップアウト。王者をあと一歩のところまで追い込むもアスカはWWEで初の敗戦を喫した。「シャーロットは準備ができていた。おめでとう」とコメントしたアスカはシャーロットと抱擁して健闘を称えた。2015年10月のデビュー以来2年半の間連勝を続けたアスカの記録は267連勝でストップした。


◆ロンダ、WWEデビュー戦を腕十字固めで勝利

 レッスルマニア34の大舞台でロンダ・ラウジーはカート・アングルとのメダリストタッグで権力者トリプルH&ステファニー・マクマホンと対戦し、ステファニーに腕十字固めを決めて自身のWWEデビュー戦を勝利で収めた。ゴング前からステファニーはロンダの髪を掴んで挑発すると、試合中もカートとの交代をロンダの足を引っ張って妨害する。これに苛立ったロンダはクローズラインで先制すると、サンドバックのようにステファニーにパンチの連打を浴びせた。続けて腕十字を狙うロンダだったが、ステファニーがこれをサミングで回避。終盤にも再びステファニーを腕十字で抑え込むと、同時にカートもトリプルHにアンクルロックを決めて会場を盛り上げると、最後はペディグリーを狙ったステファニーをロンダが切り返すとそのまま抑え込み3度目の腕十字固めでタップを奪って勝利を収めた。絶対権力者との遺恨戦でデビューを飾ったロンダはメダリストタッグで7万人超のファンを魅了した。

◆レスナー、F5を6発でレインズを沈める

 ユニバーサル王座を巡る王者ブロック・レスナーとロマン・レインズの頂上決戦はF5を6発叩き込んだレスナーが王座防衛を果たした。ゴングと同時にレインズに攻め込んだレスナーはスープレックス3発を決めて雄叫びを上げると、レインズもスーパーマンパンチ2発で反撃。そこからレインズがスピアー2連発を決めて勢いに乗るも、逆にレスナーがカウンターのヒザを叩き込むと流れが変わった。レスナーはF5を5発も繰り出すと、さらにグローブを取ってレインズを滅多打ち。残った力を振り絞りスピアー2発をレインズが繰り出すもカウント2。最後はレスナーがこの日6発目のF5を決めるとレインズは力尽きて3カウントを奪われた。力の差を見せつけたレスナーがレインズを返り討ちにして、ユニバーサル王座防衛を果たした。


◆“Yes” ブライアンが復帰戦で勝利!

 電撃復帰したダニエル・ブライアンがシェーン・マクマホンとタッグを組んで、因縁のケビン・オーエンズ&サミ・ゼイン組とレッスルマニア34で激突した。約2年ぶりの試合復帰のブライアンにとっても、スマックダウン復帰を賭けたオーエンズ&ゼインにとっても負けられない一戦となった。しかし、試合前にハプニングが起こった。先に入場したブライアン&シェーンの背後から不意打ちでオーエンズ&ゼインが襲い掛かると2人は場外でブライアンに集中攻撃。ヘルヴァキック、ポップアップパワーボムでブライアンを動けなくしてしまう。残ったシェーンは2対1の不利な状況でも試合を始めるも多勢に無勢。徹底的に痛みつけられたシェーンは留めのフロッグスプラッシュでフォールされると、そこに突然、復活したブライアンが現れてカット。ブライアンはヘルヴァキック、ポップアップパワーボム食らうも辛うじてカウント2で返すと、ゼインをイエスキックの連打で圧倒。続けてブライアンはブサイクニーからイエスロックでゼインを捕まえると、そのままタップを奪って勝利した。復帰戦を勝利で飾ったブライアン&シェーン組に会場からは惜しみない大“Yes”コールが起こった。


◆ジョン・シナ vs. ジ・アンダーテイカー

 “デッドマン”が再び蘇った。これまでジョン・シナの対戦要求に何の返答もしなかったジ・アンダーテイカーが突如レッスルマニア34のリングに現れた。この日、観客として来場していたシナだったが、リングに登場すると会場がいきなり暗くなった。誰もがアンダーテイカーが現れると思ったが、登場したのはアライアス。会場がブーイングの中、シナは軽くアライアスを蹴散らすとリングを降りてしまう。しかし、ここで再び会場が暗転すると鐘の音が鳴り響き、ついに“デッドマン”アンダーテイカーが暗闇から現れた。アンダーテイカーはシナにクローズラインを決めると、スネーク・アイズからランニング・ビッグ・ブート、レッグドロップと流れるように攻め込んで右手を高く突き上げた。一度はチョークスラムを回避してアンダーテイカーをダウンさせたシナだったが、アンダーテイカーがムクリと起き上がるとチョークスラムを炸裂。最後はアンダーテイカーが首を斬るポーズを決めると、ツームストーン・パイルドライバーでシナを葬った。

◆カイリ、女子バトルロイヤルで存在感

 カイリ・セインがレッスルマニア初の女子バトルロイヤルに参戦した。カーメラを集中砲火で排除して試合がスタートすると、NXTから参加したカイリ、ペイトン・ロイス、ダコタ・カイ、ビヤンカ・ブレアなどが結託し、カイリはソーニャ・デビルを攻撃。他のスーパースター達を蹴散らすと“NXT”コールで勝ち誇った。カイリは続けてサーシャ・バンクスをコーナーに追いつめ、さらにルビー・ライオットにトップロープからインセインエルボーを炸裂させた。その後、カイリは排除されてしまうも、その攻撃力で存在感を示した。試合はベストフレンドのサーシャ・バンクスとベイリーが勝ち残り一騎打ちかと思われたが、ベイリーがサーシャを排除すると、隠れていたナオミがヒップアタックでベイリーを排除して優勝した。

■ WWE レッスルマニア34
日時:2018年4月8日(現地時間)
会場:アメリカ・ルイジアナ州ニューオーリンズ メルセデスベンツスーパードーム

<WWEユニバーサル王座タイトルマッチ>
○ブロック・レスナー(王者)
 ピンフォール
●ロマン・レインズ(挑戦者)

<RAWタッグ王座タイトルマッチ>
○ブラウン・ストローマン、ニコラス(挑戦者)
 ピンフォール
●シェイマス、セザーロ(王者)

<WWE王座タイトルマッチ>
○AJスタイルズ(王者)
 ピンフォール
●中邑真輔(挑戦者)

<RAW女子王座タイトルマッチ>
○ナイア・ジャックス(挑戦者)
 ピンフォール
●アレクサ・ブリス(王者)

<タッグマッチ>
○ダニエル・ブライアン、シェイン・マクマホン
 イエスロック
●ケビン・オーエンズ、サミ・ゼイン

<シングルマッチ>
○アンダーテイカー
 ピンフォール
●ジョン・シナ

<SDタッグ王座トリプルスレットマッチ>
○ブラジオン・ブラザーズ(挑戦者)
 ピンフォール
●ニューデイ(挑戦者)
ウーソズ(王者)

<ミックスドタッグマッチ>
○ロンダ・ラウジー、カート・アングル
 腕十字
●ステファニー・マクマホン、トリプルH

<US王座フェイタル4WAYマッチ>
○ジンダー・マハル(挑戦者)
 ピンフォール
●ルセフ(挑戦者)
ランディ・オートン(王者)、ボビー・ルード(挑戦者)

<SD女子王座タイトルマッチ>
○シャーロット・フレアー(王者)
 フィギュアエイト
●アスカ(挑戦者)

<IC王座トリプルスレットマッチ>
○セス・ロリンズ(挑戦者)
 ピンフォール
●ザ・ミズ(王者)、フィン・ベイラー(挑戦者)

KCIKOFFショー
<女子バトルロイヤル>
勝者 ナオミ

<クルーザー級王座トーナメント決勝>
○セドリック・アレキサンダー
 ピンフォール
●ムスタファ・アリ

<アンドレ杯バトルロイヤル>
優勝 ウォークン・マット・ハーディ


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